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第2章
第2章 多島海 1
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1 交易商人リンザット
リシャルから提案を受けてクローリーは即断した。
――――絹の国へ行く。と。
元々興味があったことでもあったが、なにより沙那を連れていくことに大きな意味がありそうと考えたからだった。
異世界召喚者である沙那はこの世界のことをあまり知らない。
石鹸もそうだが、色んな物を見て知ることでエルフの知識を刺激して更なるエルフの技術を発揮するための糧になるのではないか。
絹の国はクローリーも知りえない物品や文化がある。
それを直接目にすることは大きい。
もしかしたら帝国にはないエルフの技術が絹の国に伝来しているかもしれない。
帝国に異世界召喚者がいて、絹の国にはいないとは言い切れない。
と、いうのがリシャルの話の概要だった。
もちろんクローリーも異論はない。
沙那のような無防備な存在を行かせることに不安がないわけではないのだが、幸運にもシュラハトとマリエッラという信用できる仲間が傍にいる今なら……危険度は下がる。
クローリーは数分で大雑把に考えをまとめた。
行こう。
アレクサンダー男爵領の港にこれほど大きな船が入るのは珍しい。
かつては対蛮族魔族用の帝国直轄の軍船が浮かんでいたこともあったために規模はそれなりなのだが、艦隊が駐留しなくなって長い時が経ち今ではただ広いだけの漁港でしかなかった。
軍船の整備に使われていたクレーンのほとんどは撤去されており、石畳で舗装された船着き場の一部が往年の姿を辛うじて残しているに過ぎない。
現在では往来する船も通常は小さい平底船でちょっとした荷物を運ぶための大きな筏のようなものばかりで、それ以外も小型の漁船が数えるほどである。
漁業も海運もあまり活発ではないのだ。
その中に年に1~2度、帝都や王都から貴重な品物を運んでくることがあるのが、リンザッド船長のアダマストール号だった。
三層の甲板を持つ大型の貨客船で、通常は帝国沿岸の大都市を中心に交易する船である。
3本の大きな帆桁を持つが、最後方の1本だけが三角帆であり順風以外でもそれなりに走れるようになのか、船の操舵性を高めるためのものなかは船主しか分かりえない。
船首楼は低めだが、船尾楼は大きめの二層式で重要な客や品物を載せておくことができる客室のようになっている。
戦闘用には全く向かないが、商船としての機能をてんこ盛りにした欲張りな船でもある。
滅多にこのような大型船が入港することはないためか、港はちょっとしたお祭り騒ぎだった。
珍しいものや貴重品を求める人々が人混みを作っている。
「よっ!」
アダマストール号から降ろされた渡り板を軽快に歩いていたリンザット船長は見知った顔を見て、小さく片手をあげる。
アレキサンダー男爵エドアード卿ことクローリーであった。
先触れの連絡を受けていたので、入港を待ち受けていたのだろう。
「半年振りか?」
リンザットは人好きする笑顔を見せる。
三角帽子から覗くおさまりの悪い黒髪は潮焼けで少し赤茶けており、同じく焼けた褐色の肌は引き締まった筋肉で覆われている。
年の頃は30代半ばというあたりか。
たくましく若々しさを備えた船乗りらしい雰囲気の男だ。
「話は聞いたぜ。絹の国に行きたいんだって?」
「そうそう。それとちょっとばかり商売もしに行くっスな」
クローリーの少し嫌味っぽい垂れ目がどこか柔らかい。
父の旧友で、子供のころから見知った相手だからだ。
「石鹸を売りに行くんスよ。引き換えに金と香料を手に入れに……あとは観光っスな」
「ほほーん?」
リンザットが眉を顰めた。
「帝国の専売業者たちから睨まれないように海外で儲けるって考えか?」
「それもあるっスが。海外の香料が欲しいんスよ。香り付きの石鹸なら高く売れるし、商人とのコネを作るのも悪くはないっス」
「まあなあ」
「で、そこはそれ。商売の専門家に手伝って貰おーってことっスなあ」
クローリーは素直に話した。
下手な駆け引きしても無駄な相手だ。
リシャルから提案を受けたときはなるほどと思った。
帝国内の既得権益を犯すよりは海外へ販路を求めるのは理に適っていたし、沙那が欲しがる香料も海外からの輸入に頼っているのだから直接取引も悪くない。
何よりも海外……絹の国へは一度行ってみたかった。
全く異なる文化と文明を持つ東の大国。帝国内では得られない新しいモノを見る良い機会かもしれない。
元々が冒険者として領地を留守がちにしているクローリーにとって、有能な執事で領地管理を任せられる弟リシャルがいることも大きい。
数ヵ月離れることにはなるだろうが価値はある。
「あ。それと……連れてって欲しい客がいるっスな」
「ほーん?」
「男1人と女2人っス」
リンザットは指先で耳の後ろを掻く。
「男はどうせシュラハトか。女はマリエッラと……あと誰だ?」
「さにゃっていうちっこい娘っス」
クローリーは手の平を自分の胸のあたりで軽く振ってみた。
「ほーん?なんだ?お前の女か?」
リンザットがにやりと笑う。
もちろん違うと思っている。
子供のころから知っているクローリーという男は異性を強く意識する性格ではないし、また執着した姿を見たことがない。
興味がないのではなく、女性は彼の中での優先順位が低いのだ。
「ちげーっ!……香料を吟味してもらう、石鹸作りを言い出した娘っス!」
「ほん?美人か?」
「んん-?……乳はデカいっスな」
クローリーは胸に手でお椀を作る。
沙那に女性としての価値をあまり感じていない彼にとって、沙那の女性的特徴というとその程度でしかない。
あとはエルフってことくらいだ。
「……そりゃあアブねえな。船員どもに食われねえように気をつけな」
客に手を出すほど飢えてないと思いたいが、とリンザットは付け加えた。
クローリーは魔術師だし、シュラハトは見るからに強面の筋肉達磨だ。余ほどの命知らずでもなければ何もすまい。
「4人だと結構高くつくぜ」
「覚悟はしてるっス」
クローリーがが冒険者として稼いだお金と初期の石鹸販売の売り上げ利益のかなりの額を支払うことになっている。
あまり裕福ではない地方領主にとって少なくない出費だ。
「遊ぶ金がほとんどなくなるっスなあ……」
と、嘯く。
もっとも魔術用の構成要素には少なくない宝石や貴金属が含まれているので、いざというときにも何とかなるはずという読みはある。
冒険者生活でも度々そんな生活をしていた。
充分に旅慣れているのだ。
「船……?」
沙那は目をぱちくりさせた。
船といったら子供の頃に観光地の遊覧船に乗ったことくらいしか覚えがない。
なのでもちろん興味深々ではある。
「なんで?どーして?」
沙那の疑問にクローリーが答える。
「石鹸の売込みと香料の手配をしに行くっスな」
「そんなの付き合いのある商人に任せられないのー?」
沙那は椅子の上で胡坐を組んで、左右に体を揺らした。
「さにゃに直接確認して欲しいからっスな」
「んー?」
「さにゃのいう香り付きの石鹸は女性に喜ばれそうなタイプっスから。女性が直接好みの香りを選んでもらうのと、あとは……石鹸の香りづけに向いた素材がどれかはオレらじゃなくてさにゃじゃないと分かんねーっス。エルフの知識の延長で作るんスから」
クローリーは手を伸ばして、沙那の膝を軽く叩いた。
あんまり動くと見えるっスと付け加えて。
「で、俺たちも一緒っていうのは?」
シュラハトが顎に手をついて睨むようにクローリーを見た。
「シュラさんは護衛。っていうか荒事が起きたときに要員っスな。マリねえさんは石鹸を売り歩くときにせくしぃ営業を……って、さにゃは何睨んでるんスか?」
「……せくしぃ要員はボクがいるのにー」
「相手は子供だけというわけじゃなく大人も……って、だから叩くなっス!?」
グーで腕を振り回す沙那をクローリーは慌てて避ける。
「ま。実際のところはオレも海の向こうは初めてっスからな。何があっても乗り切れるように冒険の時のような体制を取りたかったんスよ。……さにゃというひ弱な荷物もいるわけだし」
「わからないじゃあないが……」
「船賃はオレ持ち。報酬は……帰還時の利益を山分け。……くらいが精いっぱいスが」
「悪くは……ないわねぇ」
沙那を後ろから肩越しにマリエッラが腕を回して抱きしめた。
「色々見て回るのは悪くはないものぉ」
にっこり微笑む。
「観光って思えば楽しそうでしょぉ?」
「あ、うん」
沙那は頷いた。
マリエッラが沙那の頬を人差し指でつつく
「あたしも見てみたいわぁ」
リシャルから提案を受けてクローリーは即断した。
――――絹の国へ行く。と。
元々興味があったことでもあったが、なにより沙那を連れていくことに大きな意味がありそうと考えたからだった。
異世界召喚者である沙那はこの世界のことをあまり知らない。
石鹸もそうだが、色んな物を見て知ることでエルフの知識を刺激して更なるエルフの技術を発揮するための糧になるのではないか。
絹の国はクローリーも知りえない物品や文化がある。
それを直接目にすることは大きい。
もしかしたら帝国にはないエルフの技術が絹の国に伝来しているかもしれない。
帝国に異世界召喚者がいて、絹の国にはいないとは言い切れない。
と、いうのがリシャルの話の概要だった。
もちろんクローリーも異論はない。
沙那のような無防備な存在を行かせることに不安がないわけではないのだが、幸運にもシュラハトとマリエッラという信用できる仲間が傍にいる今なら……危険度は下がる。
クローリーは数分で大雑把に考えをまとめた。
行こう。
アレクサンダー男爵領の港にこれほど大きな船が入るのは珍しい。
かつては対蛮族魔族用の帝国直轄の軍船が浮かんでいたこともあったために規模はそれなりなのだが、艦隊が駐留しなくなって長い時が経ち今ではただ広いだけの漁港でしかなかった。
軍船の整備に使われていたクレーンのほとんどは撤去されており、石畳で舗装された船着き場の一部が往年の姿を辛うじて残しているに過ぎない。
現在では往来する船も通常は小さい平底船でちょっとした荷物を運ぶための大きな筏のようなものばかりで、それ以外も小型の漁船が数えるほどである。
漁業も海運もあまり活発ではないのだ。
その中に年に1~2度、帝都や王都から貴重な品物を運んでくることがあるのが、リンザッド船長のアダマストール号だった。
三層の甲板を持つ大型の貨客船で、通常は帝国沿岸の大都市を中心に交易する船である。
3本の大きな帆桁を持つが、最後方の1本だけが三角帆であり順風以外でもそれなりに走れるようになのか、船の操舵性を高めるためのものなかは船主しか分かりえない。
船首楼は低めだが、船尾楼は大きめの二層式で重要な客や品物を載せておくことができる客室のようになっている。
戦闘用には全く向かないが、商船としての機能をてんこ盛りにした欲張りな船でもある。
滅多にこのような大型船が入港することはないためか、港はちょっとしたお祭り騒ぎだった。
珍しいものや貴重品を求める人々が人混みを作っている。
「よっ!」
アダマストール号から降ろされた渡り板を軽快に歩いていたリンザット船長は見知った顔を見て、小さく片手をあげる。
アレキサンダー男爵エドアード卿ことクローリーであった。
先触れの連絡を受けていたので、入港を待ち受けていたのだろう。
「半年振りか?」
リンザットは人好きする笑顔を見せる。
三角帽子から覗くおさまりの悪い黒髪は潮焼けで少し赤茶けており、同じく焼けた褐色の肌は引き締まった筋肉で覆われている。
年の頃は30代半ばというあたりか。
たくましく若々しさを備えた船乗りらしい雰囲気の男だ。
「話は聞いたぜ。絹の国に行きたいんだって?」
「そうそう。それとちょっとばかり商売もしに行くっスな」
クローリーの少し嫌味っぽい垂れ目がどこか柔らかい。
父の旧友で、子供のころから見知った相手だからだ。
「石鹸を売りに行くんスよ。引き換えに金と香料を手に入れに……あとは観光っスな」
「ほほーん?」
リンザットが眉を顰めた。
「帝国の専売業者たちから睨まれないように海外で儲けるって考えか?」
「それもあるっスが。海外の香料が欲しいんスよ。香り付きの石鹸なら高く売れるし、商人とのコネを作るのも悪くはないっス」
「まあなあ」
「で、そこはそれ。商売の専門家に手伝って貰おーってことっスなあ」
クローリーは素直に話した。
下手な駆け引きしても無駄な相手だ。
リシャルから提案を受けたときはなるほどと思った。
帝国内の既得権益を犯すよりは海外へ販路を求めるのは理に適っていたし、沙那が欲しがる香料も海外からの輸入に頼っているのだから直接取引も悪くない。
何よりも海外……絹の国へは一度行ってみたかった。
全く異なる文化と文明を持つ東の大国。帝国内では得られない新しいモノを見る良い機会かもしれない。
元々が冒険者として領地を留守がちにしているクローリーにとって、有能な執事で領地管理を任せられる弟リシャルがいることも大きい。
数ヵ月離れることにはなるだろうが価値はある。
「あ。それと……連れてって欲しい客がいるっスな」
「ほーん?」
「男1人と女2人っス」
リンザットは指先で耳の後ろを掻く。
「男はどうせシュラハトか。女はマリエッラと……あと誰だ?」
「さにゃっていうちっこい娘っス」
クローリーは手の平を自分の胸のあたりで軽く振ってみた。
「ほーん?なんだ?お前の女か?」
リンザットがにやりと笑う。
もちろん違うと思っている。
子供のころから知っているクローリーという男は異性を強く意識する性格ではないし、また執着した姿を見たことがない。
興味がないのではなく、女性は彼の中での優先順位が低いのだ。
「ちげーっ!……香料を吟味してもらう、石鹸作りを言い出した娘っス!」
「ほん?美人か?」
「んん-?……乳はデカいっスな」
クローリーは胸に手でお椀を作る。
沙那に女性としての価値をあまり感じていない彼にとって、沙那の女性的特徴というとその程度でしかない。
あとはエルフってことくらいだ。
「……そりゃあアブねえな。船員どもに食われねえように気をつけな」
客に手を出すほど飢えてないと思いたいが、とリンザットは付け加えた。
クローリーは魔術師だし、シュラハトは見るからに強面の筋肉達磨だ。余ほどの命知らずでもなければ何もすまい。
「4人だと結構高くつくぜ」
「覚悟はしてるっス」
クローリーがが冒険者として稼いだお金と初期の石鹸販売の売り上げ利益のかなりの額を支払うことになっている。
あまり裕福ではない地方領主にとって少なくない出費だ。
「遊ぶ金がほとんどなくなるっスなあ……」
と、嘯く。
もっとも魔術用の構成要素には少なくない宝石や貴金属が含まれているので、いざというときにも何とかなるはずという読みはある。
冒険者生活でも度々そんな生活をしていた。
充分に旅慣れているのだ。
「船……?」
沙那は目をぱちくりさせた。
船といったら子供の頃に観光地の遊覧船に乗ったことくらいしか覚えがない。
なのでもちろん興味深々ではある。
「なんで?どーして?」
沙那の疑問にクローリーが答える。
「石鹸の売込みと香料の手配をしに行くっスな」
「そんなの付き合いのある商人に任せられないのー?」
沙那は椅子の上で胡坐を組んで、左右に体を揺らした。
「さにゃに直接確認して欲しいからっスな」
「んー?」
「さにゃのいう香り付きの石鹸は女性に喜ばれそうなタイプっスから。女性が直接好みの香りを選んでもらうのと、あとは……石鹸の香りづけに向いた素材がどれかはオレらじゃなくてさにゃじゃないと分かんねーっス。エルフの知識の延長で作るんスから」
クローリーは手を伸ばして、沙那の膝を軽く叩いた。
あんまり動くと見えるっスと付け加えて。
「で、俺たちも一緒っていうのは?」
シュラハトが顎に手をついて睨むようにクローリーを見た。
「シュラさんは護衛。っていうか荒事が起きたときに要員っスな。マリねえさんは石鹸を売り歩くときにせくしぃ営業を……って、さにゃは何睨んでるんスか?」
「……せくしぃ要員はボクがいるのにー」
「相手は子供だけというわけじゃなく大人も……って、だから叩くなっス!?」
グーで腕を振り回す沙那をクローリーは慌てて避ける。
「ま。実際のところはオレも海の向こうは初めてっスからな。何があっても乗り切れるように冒険の時のような体制を取りたかったんスよ。……さにゃというひ弱な荷物もいるわけだし」
「わからないじゃあないが……」
「船賃はオレ持ち。報酬は……帰還時の利益を山分け。……くらいが精いっぱいスが」
「悪くは……ないわねぇ」
沙那を後ろから肩越しにマリエッラが腕を回して抱きしめた。
「色々見て回るのは悪くはないものぉ」
にっこり微笑む。
「観光って思えば楽しそうでしょぉ?」
「あ、うん」
沙那は頷いた。
マリエッラが沙那の頬を人差し指でつつく
「あたしも見てみたいわぁ」
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