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俺、異世界に行くの!?④
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『生き残りたいのなら、手を貸してあげるよ』
いちいち感に触るやつだ。俺はもちろんだと頭の中で告げる。
『おっけ~。なら、とりあえず何か力をあげることにするよ』
力をあげる?つまり特殊な何かを貰えるってことか。
『そうそう。キミどんな力が欲しい?』
「今考えるのかよ!!」
つい声をあげる。
『え?ボクが決めてもいいのかい?う~ん・・・』
これはだいぶ時間がかかりそうだ。
今の俺にそんな悠長にしている暇はない。
「おい!とりあえずこの《ドラゴン》を倒せる力をくれ!!」
そう。俺は今にも《ドラゴン》によって、ただの肉塊へと変わる道すがらにあるのだ。ちんたらしている暇はない。
『え?そんな力を旅の初めに貰っちゃ意味ないじゃないか』
何を言ってるんだこいつは。このままでは旅が始まるどころか、この《ドラゴン》の食道を通る旅が始まってしまう。
『わかったよ。キミが生きてる頃に得意だったことに関する力をあげるよ』
いや、こっちで生き返ったんじゃないの俺。
『キミ・・・意外に細かいね』
お前がズボラなんだよ!!
『とりあえず《ドラゴン》に触れてみなよ。そしたらボクの教える呪文を唱えるんだ』
なに?あれに触れろだと?そんなことできるわけないだろ!!
《ドラゴン》は逃げ回る俺にイラついているのか、大きく首を持ち上げる。
『あ~これはマズイね。キミ早くしないと死ぬよ?』
なんだ。口の辺りがだんだん赤く・・・
「ブレスか!!!」
大きな口が真っ赤に染まり始める。光がそこに集中していくのが分かる。口からは漏れるよう煙が出ている。
「くそっ!!一か八かだ!!うぉぉぉぉぉお!!!」
震える足にムチを打ってボロボロになった地面を強く蹴る。《ドラゴン》との距離はそう遠くない。
ピタッ
「よし!触れたぞ!」
『ピタッて!ピタッって触るなんて!もっとしっかり触りなよ~』
なにを呑気なことを!まずこんなものに触ることすら初めてなのに思いっきり触るなんてどうかしてる。
『まあいいや。じゃあ呪文を教えるね』
《静然なる時の理よ 今此処に我が命と盟とを刻まん》
《この者に我が血印の契りをもたらせ》
《コントラクト・エゴイスト!!!》
そう言い放った瞬間、辺りをまばゆい光と砂煙が覆った。
「やったか!?」
次第に砂煙が風に撒かれていく。
「え?」
いちいち感に触るやつだ。俺はもちろんだと頭の中で告げる。
『おっけ~。なら、とりあえず何か力をあげることにするよ』
力をあげる?つまり特殊な何かを貰えるってことか。
『そうそう。キミどんな力が欲しい?』
「今考えるのかよ!!」
つい声をあげる。
『え?ボクが決めてもいいのかい?う~ん・・・』
これはだいぶ時間がかかりそうだ。
今の俺にそんな悠長にしている暇はない。
「おい!とりあえずこの《ドラゴン》を倒せる力をくれ!!」
そう。俺は今にも《ドラゴン》によって、ただの肉塊へと変わる道すがらにあるのだ。ちんたらしている暇はない。
『え?そんな力を旅の初めに貰っちゃ意味ないじゃないか』
何を言ってるんだこいつは。このままでは旅が始まるどころか、この《ドラゴン》の食道を通る旅が始まってしまう。
『わかったよ。キミが生きてる頃に得意だったことに関する力をあげるよ』
いや、こっちで生き返ったんじゃないの俺。
『キミ・・・意外に細かいね』
お前がズボラなんだよ!!
『とりあえず《ドラゴン》に触れてみなよ。そしたらボクの教える呪文を唱えるんだ』
なに?あれに触れろだと?そんなことできるわけないだろ!!
《ドラゴン》は逃げ回る俺にイラついているのか、大きく首を持ち上げる。
『あ~これはマズイね。キミ早くしないと死ぬよ?』
なんだ。口の辺りがだんだん赤く・・・
「ブレスか!!!」
大きな口が真っ赤に染まり始める。光がそこに集中していくのが分かる。口からは漏れるよう煙が出ている。
「くそっ!!一か八かだ!!うぉぉぉぉぉお!!!」
震える足にムチを打ってボロボロになった地面を強く蹴る。《ドラゴン》との距離はそう遠くない。
ピタッ
「よし!触れたぞ!」
『ピタッて!ピタッって触るなんて!もっとしっかり触りなよ~』
なにを呑気なことを!まずこんなものに触ることすら初めてなのに思いっきり触るなんてどうかしてる。
『まあいいや。じゃあ呪文を教えるね』
《静然なる時の理よ 今此処に我が命と盟とを刻まん》
《この者に我が血印の契りをもたらせ》
《コントラクト・エゴイスト!!!》
そう言い放った瞬間、辺りをまばゆい光と砂煙が覆った。
「やったか!?」
次第に砂煙が風に撒かれていく。
「え?」
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