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ACT5 昔、なんじゃこりゃぁぁぁ?って叫んでたドラマあったよね5
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玄関前に、二台停ってるタクシー。
前に停まった一台に、あおいがマネージャーの大沢さんと乗り込んでいく。
ドアを閉めると窓を開けて、あおいは、俺とマーボさんを嬉々とした顔で見上げた。
「マーボさん、てっちゃん・・・あたし、ほんとに幸せ!
大好きな音楽を、大好きな人達とできるってほんと最高だと思った・・・・
てっちゃん『Breathless』・・・・聞いたひとが「うわぁぁぁぁ」って叫ぶような歌にしようね!
あたし、頑張るから・・・歌謡祭のお披露目、楽しみだね!!」
「そだな・・・あおいがそういうなら、俺も頑張るわ
人生にやる気ないけど、地味に最近やる気出してるから」
俺がそう言うと、あおいは嬉しそうに頷いて、手を振りながら窓を閉めた。
走り出すタクシー。
それを見送る無名のシンガーな俺と、往年のスーパーミュージシャンのマーボさん。
「さて、あたしたちも帰りましょう、駅まで送るわ」
マーボさんはそう言って俺の肩を叩いた。
「まじっすか?wありがとうございます!」
俺はもちろん遠慮なく、マーボさんにそう答えてにんまり笑って見せた。
「そうやって物怖じしないくせに、今日はずいぶん緊張してたんじゃない?
あたし可笑しくなっちゃたわw」
マーボさんのマネージャー沢木女史に促されてて、マーボさんがそう言いながらタクシーの後部座席に乗り込む。
「そりゃ俺だって緊張ぐらいしますわ!サイゾー氏ガチだったし!」
俺がそう言って、タクシーに乗り込もうとした時だった、何気なく、タクシーの後ろの歩道に目をやると・・・・
サラリーマン風の男がスマホをかまえた姿勢で立っていた。
あれ?こいつ・・・
俺は以前も、こいつのことを事務所の前で見かけたことがあった。
俺が振り返ったことに驚いたのか、そいつは慌ててこちらに背中を向けて小走りに逃げていく。
「どうしたの?乗らないのかしら?」
マーボさんが不審そうにそう聞いてきたんで、俺は、眉間を寄せて思わず言った。
「今・・・・変な奴がこっちにスマホ向けて写真撮ってましたよ」
「え??」
マーボさんも、怪訝そうに眉間を寄せる。
「あいつ・・・なんか、前も事務所の前にいたような・・・
あおいのファンかな・・・」
「タブロイドの記者じゃなくて?」
「そういう感じではないですね・・・リーマンな感じで、もってるのもスマホだったし」
「感じ悪いわね・・・とりあえず、相手したらダメよ、早く乗りなさい」
「あ・・・はい」
なんとなく険しい顔になったマーボさんに促されて、俺はタクシーに乗り込んだ。
まぁ、さっきの奴が記者であれ一般人であれ、勝手に写真とってるとか、付け回してるとかだとかなり感じ悪いよな・・・
あおいのファンなのかな、やっぱ・・・
そんなことを思いながら、俺はマーボさんと一緒に駅へと向かった。
前に停まった一台に、あおいがマネージャーの大沢さんと乗り込んでいく。
ドアを閉めると窓を開けて、あおいは、俺とマーボさんを嬉々とした顔で見上げた。
「マーボさん、てっちゃん・・・あたし、ほんとに幸せ!
大好きな音楽を、大好きな人達とできるってほんと最高だと思った・・・・
てっちゃん『Breathless』・・・・聞いたひとが「うわぁぁぁぁ」って叫ぶような歌にしようね!
あたし、頑張るから・・・歌謡祭のお披露目、楽しみだね!!」
「そだな・・・あおいがそういうなら、俺も頑張るわ
人生にやる気ないけど、地味に最近やる気出してるから」
俺がそう言うと、あおいは嬉しそうに頷いて、手を振りながら窓を閉めた。
走り出すタクシー。
それを見送る無名のシンガーな俺と、往年のスーパーミュージシャンのマーボさん。
「さて、あたしたちも帰りましょう、駅まで送るわ」
マーボさんはそう言って俺の肩を叩いた。
「まじっすか?wありがとうございます!」
俺はもちろん遠慮なく、マーボさんにそう答えてにんまり笑って見せた。
「そうやって物怖じしないくせに、今日はずいぶん緊張してたんじゃない?
あたし可笑しくなっちゃたわw」
マーボさんのマネージャー沢木女史に促されてて、マーボさんがそう言いながらタクシーの後部座席に乗り込む。
「そりゃ俺だって緊張ぐらいしますわ!サイゾー氏ガチだったし!」
俺がそう言って、タクシーに乗り込もうとした時だった、何気なく、タクシーの後ろの歩道に目をやると・・・・
サラリーマン風の男がスマホをかまえた姿勢で立っていた。
あれ?こいつ・・・
俺は以前も、こいつのことを事務所の前で見かけたことがあった。
俺が振り返ったことに驚いたのか、そいつは慌ててこちらに背中を向けて小走りに逃げていく。
「どうしたの?乗らないのかしら?」
マーボさんが不審そうにそう聞いてきたんで、俺は、眉間を寄せて思わず言った。
「今・・・・変な奴がこっちにスマホ向けて写真撮ってましたよ」
「え??」
マーボさんも、怪訝そうに眉間を寄せる。
「あいつ・・・なんか、前も事務所の前にいたような・・・
あおいのファンかな・・・」
「タブロイドの記者じゃなくて?」
「そういう感じではないですね・・・リーマンな感じで、もってるのもスマホだったし」
「感じ悪いわね・・・とりあえず、相手したらダメよ、早く乗りなさい」
「あ・・・はい」
なんとなく険しい顔になったマーボさんに促されて、俺はタクシーに乗り込んだ。
まぁ、さっきの奴が記者であれ一般人であれ、勝手に写真とってるとか、付け回してるとかだとかなり感じ悪いよな・・・
あおいのファンなのかな、やっぱ・・・
そんなことを思いながら、俺はマーボさんと一緒に駅へと向かった。
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