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LAST ACT
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俺は夢でも見てたんだろうか・・・・?
確かにさっき、駅のホームできなこにキスされた・・・
なんだなんだ?
こういうのには慣れてるはずだが、相手がきなこであることに、すさまじい疑問と動揺を覚えている。
きなこと、いたって普通に別れたあと、買ったばかりの新しいタバコの封を開けて、一本取り出すと口にくわえて火をつける。
アパートまで帰る途中、暗い夜空に煙を吐きかけながら、俺は再びうなってしまう。
「確かにあいつは、きなこだったよなぁ・・・・??
いや・・・確かにきなこだった・・・・」
でもほら、迂闊に寝た訳でもなんでもないし
あと腐れがある訳もなく
なんていうか、事故みたいなもんかもな・・・
そもそも、あいつは頭おかしいし・・・
とりあえず
気にしないことにしよう、そうしようww
そんなことを思ってくわえタバコで歩いていると、不意に、ジーンズのポケットに押し込めておいたスマホ光り、LINEの音がした。
手に取ってみてみると・・・
きなこじゃなくて・・・
あおいだった・・・
『今日はお疲れ様でした!こちらはレコーディング終わったよぉ!
わざわざ来てくれてありがとう、結果は後日!
また、てっちゃんに会いたいなw
live見に来てね!待ってるよ!』
思わず、顔がにやける俺。
これがMarinからのLINEだなんて、きっと周りにいるやつは、誰も気づかないんだろうなw
なんて、そんなのんきなことを言ってられたのもつかの間。
この後に、またろくでもない出来事が待っているなんて、この時の俺には、まったくもって想像もつかなかったんだ・・・
まぁ、その話は、またあとで・・・・
=END=
俺は夢でも見てたんだろうか・・・・?
確かにさっき、駅のホームできなこにキスされた・・・
なんだなんだ?
こういうのには慣れてるはずだが、相手がきなこであることに、すさまじい疑問と動揺を覚えている。
きなこと、いたって普通に別れたあと、買ったばかりの新しいタバコの封を開けて、一本取り出すと口にくわえて火をつける。
アパートまで帰る途中、暗い夜空に煙を吐きかけながら、俺は再びうなってしまう。
「確かにあいつは、きなこだったよなぁ・・・・??
いや・・・確かにきなこだった・・・・」
でもほら、迂闊に寝た訳でもなんでもないし
あと腐れがある訳もなく
なんていうか、事故みたいなもんかもな・・・
そもそも、あいつは頭おかしいし・・・
とりあえず
気にしないことにしよう、そうしようww
そんなことを思ってくわえタバコで歩いていると、不意に、ジーンズのポケットに押し込めておいたスマホ光り、LINEの音がした。
手に取ってみてみると・・・
きなこじゃなくて・・・
あおいだった・・・
『今日はお疲れ様でした!こちらはレコーディング終わったよぉ!
わざわざ来てくれてありがとう、結果は後日!
また、てっちゃんに会いたいなw
live見に来てね!待ってるよ!』
思わず、顔がにやける俺。
これがMarinからのLINEだなんて、きっと周りにいるやつは、誰も気づかないんだろうなw
なんて、そんなのんきなことを言ってられたのもつかの間。
この後に、またろくでもない出来事が待っているなんて、この時の俺には、まったくもって想像もつかなかったんだ・・・
まぁ、その話は、またあとで・・・・
=END=
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