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エルフの王国〜イグドラシル〜
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エルフの国、イグドラシル。大半のエルフが住む緑に囲まれた自然の息吹が溢れる国であり、国の中心には国名にも使われている大木『イグドラシル』が生えている。
多くのエルフは長命であり、エルフの住居には広さが求められたので、この御神木を中心とした森を自分たちの住みやすいように手を加え、なるべく自然を壊さないように配慮して作られたのがエルフの国だ。
イグドラシルの真下には、国を治める国王のお城が立ち、その城下町は多くの店や住居が立ち並び、飲み屋などの笑い声が街に溢れており、夜になっても活気を失わなず賑やかだ。
僕、シャルルはこのエルフの国で騎士をやっている。
その剣の実力を認められて、国王の近衛兵の地位まで上り詰めたのだが、それには理由もなくあった。
「本当にシャルルは真面目ね。別に今は父である王を狙うような不貞な輩も現れる機会がないんだから、そんなに怖い顔をしながら素振りしなくてもいいんじゃない?」
「いえ、近隣の国々の中では、魔力も寿命も高いエルフを狙う姑息な賊も多いですから。いつ何時怪しげな者が現れるか分かりませんから」
「そう?でも、私とのお茶くらいは楽しんで欲しいわね!…せっかく愛しの殿方とお茶できる機会を騎士長に無理言って作ったのだから、楽しみましょう」
「仕方ないですね。ちょっとだけですよ」
「ふふっ、そんなに顔を真っ赤にして照れてたら、照れ隠しの意味もないわよ」
「…これは素振りで熱くなっただけですよ」
思わず、顔を手で隠しながら、出された紅茶を一口いただく。美味しい、やっぱり姫の煎れてくださる紅茶は格別だな。
子供の頃もこうだった。騎士団長の息子だった僕は姫のご友人として城で、天真爛漫な姫の相手をしていた。城内を何度も手を引っ張って走り回されたり、城下町の探検にも付き合わされた。でも、それが楽しかったし、そんな姫を守りたい。だから、僕は王国の近衛兵になったんだ。
父の援助もあったが、姫の力になれると思うと自然と努力もできた。
ケーキと紅茶を美味しそうに頬張っている姫の笑顔は本当に眩しい。だからこそ、僕は強くなって、姫をあらゆる敵から守らないと…。
そう心に誓っていたのだったが…。
多くのエルフは長命であり、エルフの住居には広さが求められたので、この御神木を中心とした森を自分たちの住みやすいように手を加え、なるべく自然を壊さないように配慮して作られたのがエルフの国だ。
イグドラシルの真下には、国を治める国王のお城が立ち、その城下町は多くの店や住居が立ち並び、飲み屋などの笑い声が街に溢れており、夜になっても活気を失わなず賑やかだ。
僕、シャルルはこのエルフの国で騎士をやっている。
その剣の実力を認められて、国王の近衛兵の地位まで上り詰めたのだが、それには理由もなくあった。
「本当にシャルルは真面目ね。別に今は父である王を狙うような不貞な輩も現れる機会がないんだから、そんなに怖い顔をしながら素振りしなくてもいいんじゃない?」
「いえ、近隣の国々の中では、魔力も寿命も高いエルフを狙う姑息な賊も多いですから。いつ何時怪しげな者が現れるか分かりませんから」
「そう?でも、私とのお茶くらいは楽しんで欲しいわね!…せっかく愛しの殿方とお茶できる機会を騎士長に無理言って作ったのだから、楽しみましょう」
「仕方ないですね。ちょっとだけですよ」
「ふふっ、そんなに顔を真っ赤にして照れてたら、照れ隠しの意味もないわよ」
「…これは素振りで熱くなっただけですよ」
思わず、顔を手で隠しながら、出された紅茶を一口いただく。美味しい、やっぱり姫の煎れてくださる紅茶は格別だな。
子供の頃もこうだった。騎士団長の息子だった僕は姫のご友人として城で、天真爛漫な姫の相手をしていた。城内を何度も手を引っ張って走り回されたり、城下町の探検にも付き合わされた。でも、それが楽しかったし、そんな姫を守りたい。だから、僕は王国の近衛兵になったんだ。
父の援助もあったが、姫の力になれると思うと自然と努力もできた。
ケーキと紅茶を美味しそうに頬張っている姫の笑顔は本当に眩しい。だからこそ、僕は強くなって、姫をあらゆる敵から守らないと…。
そう心に誓っていたのだったが…。
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