異世界に転生!? だけどお気楽に暮らします。

辰巳 蓮

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 魔素とは、粒子であり、波である。

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  魔素とは、粒子であり、波である。

   アスカテーラ基礎大全より



「もしもーし、起きてくださぁい。・・・もしもーし、聞こえてますかぁ」
「・・・・・う・・えっ??・・・ここは?」
「気が付きましたか。よかったです」

 真っ黒い闇の中に徐々に光が広がっていく。
 確か病院のベッドに寝ていたハズだが、気が付くと僕のことを綺麗な銀髪の女性が覗き込んでいた。

 僕はゆっくりと起き上がり状況を確かめた。

「あ、あなたは女神様ですか?」

「はい、ライラフィリアといいます」

「僕は死んだのですね」
 そうだ、僕は極普通に一生を終えたはずだ。

「そうですね。ここに来る間に、もう10年は経ってますけれどね」

 改めて周りを見渡すとそこは真っ白い部屋だった。

 
「まず、座ってお話をしましょう。まだ時間がありますので」

 そう言うと、白い丸テーブルとイスが現れた。
 どうぞと促されて、とりえず僕はイスに腰かけた。
 これって、お決まりのパターンなのではないだろうか。

「僕はこれからどうなるんでしょうか?」
「これからあなたは私の造った世界に行ってもらいます」
 キタ――(゚∀゚)――!!
 やっぱりそうだ!

「異世界転生ってことですか?まさか僕に魔王を倒せと!」

「いやいや、魔王とかいないですから・・・・」

「じゃ、僕は何と戦わされるんですか?」
「戦いませんよ。たぶん。あなたには伝道師的なことをしてもらいたいのです」

 予想外の言葉に僕はよく理解できなかった。

「僕には、デンドウするようなものはありませんよ」

「あなたには、不便だなあとか、いやだなぁと思ったところを
 地球での経験を活かして、ちょっとだけ改善していただきたいのです」

「やっぱり、中世ヨーロッパみたいなところでしょうか?」
 
「生活様式に関しては答えられないことが多いのです。
 無用な先入観をもって欲しくありませんし、生活様式も様々ですから」

「それと、どこの星でもやっていることですが、文明のある星から無い星へ人を送っております。
 そうすることで、文明の停滞を防ぎます。地球にも700人くらい送りましたよ」
 
 女神様が仰るには、100年程度に一人までは、いわゆる転生がゆるされているらしい。

「例えば、言葉よ。言葉は二人いないと会話にならないじゃない。
 一人だけ送っても伝わらないのよ。だから、ゆっくり、ゆっくり言語、文字・数字・計算を浸透させていくの」

掛け算ができてようやく文明が進んでいくようだ。

そして、転生に選ばれる人はランダムで、ある程度の衣食住や文化でのアイデアを出して欲しいらしい。

「歴史の中にたまにいるでしょう。色んなことをやってる天才が。全員とは言わないですけれど。
 偉人と呼ばれている人の中には、時代を先取りしているような人が。
 音楽とか、数学とか、哲学とか、科学とか」    
 

「それと、これは必ず伝えなきゃいけないのですけれど、
 あなたは次に死ぬと魂は漂白再構築されてしまいますからね。
 以前、転生できると思い込んで、死を恐れない人がいました。それで早死にされるのは困ります」

 やっぱり、そういう人っていたんだ。

「これからいくところは、どんなところなんですか?」
「星の名はと言います。
 剣と魔法のファンタジー世界です。ジャジャーン!」

 女神様が両手を広げてすこしドヤ顔になった。

 これはちゃんと聞いといたほうが良さそうだな。

「詳しく教えてください」

「アスカテーラは地球よりも小さいんです。なので、重力も2割くらい小さいです。
 自転も1日25時間半ほどで、ゆっくり回ります。
 でも、1日は24時間分けされてますよ。
 その辺は地球からの影響ですね。
 それで、魔法を使うために必要なものがあります。
 それをと言います。
 魔素はとっても軽いんです。
 地球ですと、他の重い空気が下に溜まりますから、軽い魔素は上空に追いやられます。
 で、自転の早い地球では留まって居られなかったのね。
 それでアスカテーラは魔素が留まれるように造りました。
 そこで1番大事なのはオゾン層ですね。
 魔素が逃げないうちに、素早くオゾン層で蓋をしました。このオゾン層が難しいのよ。
 ちょっとの違いで、人が住めなくなっちゃうのよね。
 それなのに地球人は簡単に破壊してくれちゃって」

 急に流暢な早口になって、女神様=ライラフィリア様がまくしたてた。

「ライラフィリア様、それで魔法なんですが、魔素とどのような関係があるんでしょうか?」

「あ、そうでしたね。
 魔素は呼吸すると体内でマナに変わり蓄積されます。
 そのマナ蓄積量を魔力量と呼んでます。
 そのマナにイメージを与えると、マナは光や電波のように波になって放出されます。
 それが魔素に伝わり具現化されます。
 マナ量が多いとそれだけ大きな範囲の魔素に伝わります。
 この時、周りの環境に影響されるんです。
 なので、砂漠で水の精製は少量になってしまいます。
 ドラゴンなどは、魔素を網のように結合させてゼリー状にして、その上を泳ぐように飛んでいきます」

 定番のドラゴンですとぉ。

「やっぱり、ドラゴンはいるんですか?」
「もちろん、いますよ」

「ゴブリンやオーガもいるんですか?」
「もちろん、いますよ」

お、異世界の定番魔物がでましたよ。


「じゃ、魔法はどんなのがあるんですか?」
「人が使うのは、風と水と火と土と聖魔法と呼ばれてる光と無属性魔法ですね」

「無属性魔法って何ですか?」
「魔素そのものを結合させたりするものです。硬く結合させると壁にもなります。
 防御結界みたいなものです。
 さっき言ったドラゴンが飛ぶのもこの力ですね。身体強化魔法もこれです。
 身体強化は、身体の周りに魔素を纏わせて鎧のように固くしたり、
 外付け筋肉のようにして、身体能力の向上を図るものです。
 火や水のように、目に見える変化がないので便宜上、無属性魔法と呼んでます」


「雷とか木魔法とかって無いんですか?」
「木魔法は、水と土の合成で、できますよ。カミナリも他の合成で、できますよ」

「闇魔法とかないのですか?」
「他者を呪う呪詛のようなものでしたら、魔法ではなく闇魔術ですね」
「魔法とは違うのですか?」
「違います。闇魔術は同等以上の対価が無いと使えません。それに解呪されると、使った人に戻ってきます。
 とても割に合わないのです」
  
同等以上の対価では、確かに割に合わない。

「魔法はすぐに使えるようになるんですか?」

 その答えは、ちょっと意外だった。

「いいえ、覚えられる条件があるのですよ」
「その条件ってなんでしょうか?」

「15歳くらいまでに毎日5年間、同一系の魔法をちゃんと見ることです。
 見ていた属性の魔法が使えるようになります」
 
 何その条件!

「なんでそんな条件なんでしょうか?」
「子供がなりたい職業の魔法を使えないと可哀そうでしょう。それに、年20日は休んでも大丈夫です」

つまり、家業で親が使っている魔法は、覚えやすいってことなのかな。

「例えば、ファイヤーボールのような攻撃魔法はあるんですか?」
「ありますけど、普通の人は魔力量の関係で、そんなに使えませんよ」


「やっぱり、毎日疲れるまで魔法を使ったほうが魔力量も多くなるんですか?」
「そうですね。身体が成長しているうちはそれで魔力量も多くなるでしょう」
 
 おお、やっぱりそうなんだな。魔力量と言えばこれもあるかな。

「じゃ、自分のステータスとかも見れたりしますか?」

「自己解析ですか。覚えられますよ。ただ、条件があるんです」

 また、条件だ。

「条件はなんですか?」

「5年間毎日、同じ敷地内に住んでいない人と挨拶することがまず1つ。
 年齢×10人の人にどこの誰か認識してもらうこと。これは八百屋の子とかその程度でいいです。
 それと鑑定魔法が1つでも使える事。
 この3つを10歳までに達成することが条件です」

「同じ敷地内に住んでいないとゆうのは、なぜですか?」

「この条件を他人に変えてしまうと、貴族が圧倒的に有利なんですよ。住み込みの使用人がおりますから。
 また、年齢制限が無いと商人が有利になってしまいますからね」

「結構厳しい条件ですね。」
「そうなんです。自己解析を覚えた先に、人物鑑定が覚えられるようになりますから」
 
「鑑定できる人は少ないのですか?」
「ワザと少なくしています。植物、鉱石、生物、の鑑定は取得年齢は無いので、年をとっても覚えられますよ。
 自己解析と、この3つの鑑定を15歳までに使えるようになりますと、
 人物鑑定が使えるようになります。
 草や魔物くらいまでなら良いのですが、人物鑑定まで出来る人が増えると
 プライバシーもコンプライアンスも無いですからね。
 疑心暗鬼になってしまうでしょう。それは争いの元になりますから」

 ライラフィリア様はいたずらっぽく笑った。


「でも、植物、鉱石、生物、の1つくらいまでなら、使える人はかなり居りますよ。
 これらは、単独で取得できますから。
 以前に送った人が人物鑑定をまで覚えたので、その魔法があるのまでは、知られてますしね」

「僕が覚えても良いのですか?」

「覚えてもいいですよ。ただ、むやみに使うと、面倒なことになるかもしれません。
 過去に人物鑑定を覚えた人は国の中枢にまで出世しまして、暗殺されました」

「じゃ、覚えても大っぴらに人前で使うのは控えた方がいいですね」

「それがいいですね」

「他に年齢制限の無いのもあるんですか?」
「ありますよ。毎日5年間同じ物の良し悪しを診ていると、目利きスキルが覚えられます。
 例えば八百屋さんなら野菜の、魚屋さんなら魚の目利きです」

 目利きってスキルで取得するんだ。

「5年間って休んじゃダメなんですか?」
「年20日は休んでも大丈夫です。他のスキルも大体同じです」

 うん、なかなかきびしいね。


「他に質問はありませんか?」

「魔法って、全員が使えるのですか?」
「人族の半分以上が使っていますね」

「思ってたより少ないですね」
「先天的に半数にはランダムで与えておりますけど
 幼児は魔素の吸収力が弱いので負担がかかるようです。
 それでなくても幼児の死亡率が高いのに」

「それで、あの僕は生まれてすぐに死んじゃうってことは無いですよね」
「ええ、健康で丈夫な体にしておくので大丈夫ですよ」
 
ライラフィリア様はニッコリ笑った。


「さて、これからあなたを送るにあたって、身分とか転生先の希望はありますか?」


ある程度自由に動けないと魔法は取得できないみたいだし
平民で、接客をしているところがいいかな。
ごはんが美味しいところがいいな。

「それでは、料理屋さんの子供とかが良いです」
「貴族でも大商人でもいいのですよ」
「いいえ、平民でいいです。できれば地方の活気がある街がいいです」
「そんなことで良いのですか。アリエス聴いていましたね。そのようにしてあげてください」

「はい、わかりました」
近くで声が聞こえた。

「姿が無いですけど、精霊さんですか?」
「私の眷属ですけれど、精霊みたいなものです。あなたの転生先を探してもらっております。
 私の代わりあなたの様子を見てもらうつもりです」

「転生先を探してる間に、あなたを転生させるにあたって、3つほど特典をさずけましょう」
 
 しばらく考えてたら、

「某ネコ型ロボットの便利アイテムみたいなのは無理ですよ」

やばい、考えがてることが駄々洩れだ。

「それでは、マジックバックかアイテムボックスっていただけますでしょうか?」
「それも、ネコのポケットみたいなものですね」

「異世界定番ですし、便利ですので是非とも欲しいです」
「アイテムボックスは次元魔法なんですよね。人族は使えません。
 マジックバックはダンジョンで稀に入手できるんですが・・・
 まあ、折を見てさしあげましょう」    

「ありがとうございます。」


「2つ目はなんですか?」
 
「やっぱり、自己解析とか鑑定も欲しいのですが・・・」

「取得方法は教えたので、なんとかなるでしょう。
 それでは、これも差し上げましょう。」

ライラフィリア様が僕に皮表紙の立派な1冊の本を差し出した。
 
「アスカテーラ基礎大全?・・ですか?」
「はい、色々な魔法の取得条件など、細々書いてあります。必ず役に立ちますよ」

 そういうと、その本を僕の胸に押し当てた。
 本がブワーっと光になって消えていった。

「3歳になったら今日のことを思い出すでしょう。
 そうしたらその本も読めるようになります。
 きっと助けになるでしょう」

「でも人物鑑定は、大っぴらには使えないんですよね」
「そうですね。魔法の判定儀式にも引っ掛かりますね」
「そんなのがあるんですか?」
「国によって多少違うのですが、子供の頃に使える魔法を判定する国が多いです」

「判らないようにはできませんか?」
「有るはずの成分が無いとは表示できないので・・・疑似表示にならできますよ」

「・・・別の表示にするってことですね。ちょっと考えさせてください」
「実際に覚えられるようになる頃までに考えていてもいいですよ」

「・・・占い・とかどうですか?]
「占い・・・ですか。面白いですが、もう一つ何か欲しいですね」

「ん・・・精霊占いとかどうでしょうか?」


「・・・精霊占いですか?」

「はい、精霊占いです」

「・・・・・精霊は大仰しいわね。」

「えっ!そうなんですか?アリエスさんのような精霊さんって珍しいのですか?」

「アリエスは、私の造った眷属ですから特別ですね。
 精霊って、樹の精霊や、水の精霊、風の精霊などおりますけれど
 基本見えないですし、自分の好みの場所からあまり移動しません。
 そもそも精霊の加護も無く使えるのはおかしいですわね」

「むぐっ・・・それでは、妖精占いではどうですか?」

「この世界には妖精が見える人がいるから、妖精なら身近に感じる人もいるわね」
 
「じゃあ、妖精占いでお願いします」

「でも、妖精が見える人がいるのに、妖精無しで妖精占いはおかしいでしょう」

「良い案だと思ったのに・・・・妖精さんの相方とか、だめですか?」

「では、それを3つ目にしましょう。妖精を付けてあげましょう。
 過去に妖精を相棒にという願いをかなえたこともありましたし。それでいいですか?」

「分かりました。それでお願いします」
「よろしい。それでは、自己解析を覚える頃に妖精を送ります。アリエス聴いてましたね。
 それまでに妖精を都合しておいてください」

「はい、わかりました」
またすぐ近くで声が聞こえた。

「それでは最後に特別に魔法特性を選ばせてあげましょう」

「え、いいんですか?」

「この星の人にはランダムで半分くらいに与えてますから」
「じゃ、水魔法が欲しいです」

「なぜ、水なのですか?」
「水が合わないでお腹を下すことも多かったからですね。飲み水は大事です」
「面白いですね。分かりました」

ライラフィリア様が右手を伸ばして僕を指差した。

「はい、これで授けました」

と、その時耳元でチリリーンと鈴が鳴ったような気がした。

「それと、向こうに着いたら私の像の前で祈りを捧げれば多少お話もできますよ。
 その際に供物も忘れずにね。」
「それって、供物メインですか?」

また耳元で、チリリーンと鳴った。

「転生先が決まったようですね。では、いってらっしゃーい。」

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