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第5章︰帰る場所
第55話
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翌朝。いつものようにガルセク王子の治療を終えて部屋に戻ると、私の後に続いてパニが部屋へやって来た。
「アスールちゃんアスールちゃん!ちょっと時間もらっても良いかな?」
「…時間もらう?」
「ここ2、3日…お風呂に入れて無かったでしょー?だから、これからお風呂に入るのはどうかなー?と思って。」
「…まだ寝ない。」
「お風呂は、寝る前だけに入るものじゃないよー?ボクが綺麗に洗ってあげるから、行こう!」
半ば強引に部屋を出るよう促され、彼と共に廊下を歩き出した。
案内された部屋に入ると、壁際に脱いだ服を入れられる棚があり、奥の方に木製の浴槽が見える。
「ここはガルセク様専用の浴室なんだ。体調が良くなってきたから、昨日こそはお風呂に入れるかと思って用意したんだけど…昨晩も今朝も断られちゃったんだよねー。それで、せっかくだからアスールちゃんに入ってもらおうかなって思いついたの!」
彼は浴槽の上に置かれた木の板を退けると、白い湯気が部屋の中に広がり始めた。
「もっと早く気が付けば良かったんだけど…ガルセク様の事が気掛かりで、それどころじゃ無くて…ごめんね?」
「…きあかり?」
「そればっかり気になって、他の事に気が回らなかったり…手につかなかったりする事…かな?」
「…心配って事?」
「まぁ、そういう事だね!話はいくらでもしてあげるから、まずは着替えて身体洗お!」
「…自分でする。」
私の身体を洗おうとする彼の申し出を断り、汚れを落として湯船に浸かった。普通のお湯とは違い、ほんのり緑色で森のような匂いがする。
「…良い匂い。」
「でしょー?薬湯って言って、怪我や病気に良く効くの。ガルセク様の病気が早く良くなると良いなーと思って。」
「…おーじさま、良くなってない?」
「ううん!数日前より確実に良くなってるよ。喉の腫れが無くなって喋れるようになったし、食事も少しずつ食べられるようになったからねー。」
「…良かった。」
「これもアスールちゃんのおかげだよー。ありがとうね。」
彼は笑顔を浮かべながら、感謝の言葉を口にした。
「…アニは何でお世話してる?」
「んー?ガルセク様の世話係になった経緯を知りたいって事?」
「…ダメ?」
「ダメってことは無いけどー…話すと長くなりそうだから、ある程度省略しちゃうね。」
彼は元々、ビエント王国ではなくヴァハトゥン諸島連国の最北端にある、ネーヴェ島の出身だと言う。使者としてこの国へ来て、得意の踊りを披露し…王様の目にとまった彼は、王子の側に置いてもらえる事になったらしい。
「それがね?ボク、王様からも女だと思われてて、ガルセク様の婚約者にするつもりだったんだってー。」
「…こーやくしゃ?」
「結婚相手って…言ってもアスールちゃんには分からないかもね…。とにかく!ボクは男だから婚約者じゃなくて、世話係をする事になったのー。」
「…おーさまの命令でお世話してる?」
「最初はそうだったよ。でも今は違うかなー。」
「…何で?」
「それを語るには、ちょーっと時間が足りないかなー?簡単に言うとねー。ボクは尽くされるより、尽くしたいタイプだって事に気づいたの。」
彼の言葉の意味がよく分からなかったが、その表情から嬉しいという感情が伺えた。
「あ、ごめん!ついつい話し込んじゃったねー。そろそろお風呂からあがろっか!」
「…分かった。」
パニから解放された私は、その足で書庫へ向かった。気になる本を見つけ、つま先を立てて大きく腕を伸ばす。もう少しで届きそうだと思ったその時、私の頭上に別の手が伸びてきた。
「今日も読書ですか?精が出ますね。」
私の代わりに本を掴んだのは、教育係のモーヴだった。彼は棚から本を抜き取り、私に向かって差し出す。
「…ありがとう。」
「アスールさんは、自身で読む本をどのように決めているのですか?」
「…何となく。」
「それで…本の内容は把握出来ているのですか?」
彼の問いに、私は首を横に振った。
「それなのに読んでいるのですか?」
「…気になるから。」
すると彼は近くの椅子を引き、静かに腰を下ろした。
「内容が分からなければ、読む意味がありません。私で良ければお読みしましょうか?」
「…いいの?」
「えぇ。ガルセク様の体調も落ち着いてきましたし、あなたに貸しも作りたくありませんからね。」
「…菓子?」
「ささ。本を貸して下さい。」
それからしばらくの間、彼は本の内容を口に出して読み始めた。分からない言葉があればその意味を分かりやすく解説し、実際に文字を眺めながら、どんな読み方をするのかまで丁寧に教えてくれた。
以前ヴァハトゥンへ行った時、私は彼に対してあまり良い印象を持っていなかった。しかし、こうして熱心に言葉を教えてくれる彼に対し、少しだけ好感を持てるようになった。
「アーちゃん!」
読書を終えて廊下を歩いていると、遠くの方から私を呼ぶ声が聞こえた。前方には姿が見えず、その場に立ち止まってゆっくり後ろを振り返る。すると、こちらへ駆け寄って来たヴィーズが両腕を伸ばし、私を抱きしめた。
「嫌!」
両腕を伸ばして抵抗すると、彼は驚いた表情を浮かべながら私を解放した。
「あ…ごめん…。ビックリした?」
「…触られる、嫌。」
「え?前はそんな事無かったのに…。」
「副団長。俺は先に向かっている。」
「あー…うん。分かった。僕もすぐ行くよ。」
彼の後ろからゆっくりと歩み寄ったジンガは、私の方をチラリと見て、言葉をかけずに側を離れて行った。
「ガルセク王子の治療は順調?アーちゃんは、どこか具合悪かったりしない?ちゃんとご飯食べてる?食事もだけど睡眠は…」
一方のヴィーズは廊下にしゃがみ込んだまま、間髪入れずに複数の問いを投げかけてきた。
「…おーじさま、良くなる。私は、へーき。」
「はぁ…良かった…。」
「…ルスキャ、説明しない?」
「ううん。アルくんの家にいた時から話は聞いてたけど…実際にアーちゃんを見ないと心配で…。でも、本当に良かった。こうして会えて。」
彼は、目を細めて笑みを浮かべた。彼の髪が夕日に照らされ、橙色に染まって見える。その光景は、彼と初めて会った時の事を思い出させた。それと同時に、もうすぐ食事の時間である事を思い出す。
「…ご飯の時間。」
「そっか…。僕も、そろそろジンくんの所に戻らないと…。また会おうねアーちゃん。今度はシュゾンで。」
「…分かった。」
その日の夜。王子の治療を終えた私は、部屋に戻って眠りについた。
すっかり夜も更け、細く鋭く尖った月が空高く浮かんでいる。ある時は丸く見えたり、ある時は見えなかったり…月というものは、どうして色んな見え方がするのだろう?
「あ、あの…!」
月を眺める私の元へ、男性の声が聞こえてきた。後ろを振り返ると、中庭の真ん中で佇むガルセク王子の姿が見える。
「どうして…あなたがここに…。」
彼は驚いた表情を浮かべながら、私に向かってゆっくり歩み寄った。その表情はただ驚くだけではなく、どこか困惑しているようにも見てとれる。
「あなたが死んでから…僕は…ずっと…。」
どうやら彼は、私を死者と勘違いしているらしい。それが一体誰なのか、私には検討もつかなかった。
彼は私の返事を待たず、ポツリポツリと言葉を呟く。
「僕も病に侵され、すぐに後を追いかけるはずだったのですが…。運が良いのか悪いのか、生き長らえてしまいました。」
彼は丁寧な口調で語りかけ、苦笑いを浮かべた。彼にとって、その死者と会いたくは無かったのだろうか?疑問は次々と浮かんでくるが、どう言葉を返していいか分からなかった。
「でも、こうして会えましたね。会いたかった…ずっと…あなたに…。」
こちらへ手を伸ばす彼から身を引き、私はその場を立ち去ろうとした。
「ま、待って下さい…!話したい事が、いっぱいあるんです!紅茶を持ってくるので、少し待っていて下さい…!」
彼はそう言い残し、その場から駆け出して行った。言われた通りにしばらく待っていたが、待てども待てども彼が戻って来る事は無かった。
「貴様…また来たのか?」
翌朝。部屋から姿を消した王子を探して中庭へやって来た。彼は私を睨みつけ、いつものように冷たく言葉を吐き捨てる。
「まさかとは思うが…ずっと城に居た訳では…」
「そ、そんな訳ないじゃーん!アスールちゃんの治療を拒んだのは、ガルセク様の方でしょー?」
後ろに立っていたパニが、慌てて彼の言葉を否定した。恐らく、彼の意向を無視して治療していた事実を、隠したいのだろう。
「…とにかく、貴様の治療は不要だ。この通り、完治したからな。」
「…分かった。」
役目を終えた私はここに留まる必要がなくなり、荷物を取りに部屋へ戻る事にした。
「おい待て。どこへ行く気だ?」
行き先を聞かれ、私は帰る場所がある事を彼に告げる。
「…アルトの家帰る。」
「貴様の帰る場所は、そこではないだろう。」
彼の言葉の意味がわからず、私は首を傾げた。
「もう一度、貴様を騎士団に戻してやっても良いと言ってるんだ。俺の気が変わらないうちに、シュゾンとやらに帰れ。」
「え!?あ、ちょっと…!ガルセク様!」
追放されたはずの騎士団に戻れる事になり、私は荷物をまとめてシュヴァリエメゾンに帰っていくのだった。
「アスールちゃんアスールちゃん!ちょっと時間もらっても良いかな?」
「…時間もらう?」
「ここ2、3日…お風呂に入れて無かったでしょー?だから、これからお風呂に入るのはどうかなー?と思って。」
「…まだ寝ない。」
「お風呂は、寝る前だけに入るものじゃないよー?ボクが綺麗に洗ってあげるから、行こう!」
半ば強引に部屋を出るよう促され、彼と共に廊下を歩き出した。
案内された部屋に入ると、壁際に脱いだ服を入れられる棚があり、奥の方に木製の浴槽が見える。
「ここはガルセク様専用の浴室なんだ。体調が良くなってきたから、昨日こそはお風呂に入れるかと思って用意したんだけど…昨晩も今朝も断られちゃったんだよねー。それで、せっかくだからアスールちゃんに入ってもらおうかなって思いついたの!」
彼は浴槽の上に置かれた木の板を退けると、白い湯気が部屋の中に広がり始めた。
「もっと早く気が付けば良かったんだけど…ガルセク様の事が気掛かりで、それどころじゃ無くて…ごめんね?」
「…きあかり?」
「そればっかり気になって、他の事に気が回らなかったり…手につかなかったりする事…かな?」
「…心配って事?」
「まぁ、そういう事だね!話はいくらでもしてあげるから、まずは着替えて身体洗お!」
「…自分でする。」
私の身体を洗おうとする彼の申し出を断り、汚れを落として湯船に浸かった。普通のお湯とは違い、ほんのり緑色で森のような匂いがする。
「…良い匂い。」
「でしょー?薬湯って言って、怪我や病気に良く効くの。ガルセク様の病気が早く良くなると良いなーと思って。」
「…おーじさま、良くなってない?」
「ううん!数日前より確実に良くなってるよ。喉の腫れが無くなって喋れるようになったし、食事も少しずつ食べられるようになったからねー。」
「…良かった。」
「これもアスールちゃんのおかげだよー。ありがとうね。」
彼は笑顔を浮かべながら、感謝の言葉を口にした。
「…アニは何でお世話してる?」
「んー?ガルセク様の世話係になった経緯を知りたいって事?」
「…ダメ?」
「ダメってことは無いけどー…話すと長くなりそうだから、ある程度省略しちゃうね。」
彼は元々、ビエント王国ではなくヴァハトゥン諸島連国の最北端にある、ネーヴェ島の出身だと言う。使者としてこの国へ来て、得意の踊りを披露し…王様の目にとまった彼は、王子の側に置いてもらえる事になったらしい。
「それがね?ボク、王様からも女だと思われてて、ガルセク様の婚約者にするつもりだったんだってー。」
「…こーやくしゃ?」
「結婚相手って…言ってもアスールちゃんには分からないかもね…。とにかく!ボクは男だから婚約者じゃなくて、世話係をする事になったのー。」
「…おーさまの命令でお世話してる?」
「最初はそうだったよ。でも今は違うかなー。」
「…何で?」
「それを語るには、ちょーっと時間が足りないかなー?簡単に言うとねー。ボクは尽くされるより、尽くしたいタイプだって事に気づいたの。」
彼の言葉の意味がよく分からなかったが、その表情から嬉しいという感情が伺えた。
「あ、ごめん!ついつい話し込んじゃったねー。そろそろお風呂からあがろっか!」
「…分かった。」
パニから解放された私は、その足で書庫へ向かった。気になる本を見つけ、つま先を立てて大きく腕を伸ばす。もう少しで届きそうだと思ったその時、私の頭上に別の手が伸びてきた。
「今日も読書ですか?精が出ますね。」
私の代わりに本を掴んだのは、教育係のモーヴだった。彼は棚から本を抜き取り、私に向かって差し出す。
「…ありがとう。」
「アスールさんは、自身で読む本をどのように決めているのですか?」
「…何となく。」
「それで…本の内容は把握出来ているのですか?」
彼の問いに、私は首を横に振った。
「それなのに読んでいるのですか?」
「…気になるから。」
すると彼は近くの椅子を引き、静かに腰を下ろした。
「内容が分からなければ、読む意味がありません。私で良ければお読みしましょうか?」
「…いいの?」
「えぇ。ガルセク様の体調も落ち着いてきましたし、あなたに貸しも作りたくありませんからね。」
「…菓子?」
「ささ。本を貸して下さい。」
それからしばらくの間、彼は本の内容を口に出して読み始めた。分からない言葉があればその意味を分かりやすく解説し、実際に文字を眺めながら、どんな読み方をするのかまで丁寧に教えてくれた。
以前ヴァハトゥンへ行った時、私は彼に対してあまり良い印象を持っていなかった。しかし、こうして熱心に言葉を教えてくれる彼に対し、少しだけ好感を持てるようになった。
「アーちゃん!」
読書を終えて廊下を歩いていると、遠くの方から私を呼ぶ声が聞こえた。前方には姿が見えず、その場に立ち止まってゆっくり後ろを振り返る。すると、こちらへ駆け寄って来たヴィーズが両腕を伸ばし、私を抱きしめた。
「嫌!」
両腕を伸ばして抵抗すると、彼は驚いた表情を浮かべながら私を解放した。
「あ…ごめん…。ビックリした?」
「…触られる、嫌。」
「え?前はそんな事無かったのに…。」
「副団長。俺は先に向かっている。」
「あー…うん。分かった。僕もすぐ行くよ。」
彼の後ろからゆっくりと歩み寄ったジンガは、私の方をチラリと見て、言葉をかけずに側を離れて行った。
「ガルセク王子の治療は順調?アーちゃんは、どこか具合悪かったりしない?ちゃんとご飯食べてる?食事もだけど睡眠は…」
一方のヴィーズは廊下にしゃがみ込んだまま、間髪入れずに複数の問いを投げかけてきた。
「…おーじさま、良くなる。私は、へーき。」
「はぁ…良かった…。」
「…ルスキャ、説明しない?」
「ううん。アルくんの家にいた時から話は聞いてたけど…実際にアーちゃんを見ないと心配で…。でも、本当に良かった。こうして会えて。」
彼は、目を細めて笑みを浮かべた。彼の髪が夕日に照らされ、橙色に染まって見える。その光景は、彼と初めて会った時の事を思い出させた。それと同時に、もうすぐ食事の時間である事を思い出す。
「…ご飯の時間。」
「そっか…。僕も、そろそろジンくんの所に戻らないと…。また会おうねアーちゃん。今度はシュゾンで。」
「…分かった。」
その日の夜。王子の治療を終えた私は、部屋に戻って眠りについた。
すっかり夜も更け、細く鋭く尖った月が空高く浮かんでいる。ある時は丸く見えたり、ある時は見えなかったり…月というものは、どうして色んな見え方がするのだろう?
「あ、あの…!」
月を眺める私の元へ、男性の声が聞こえてきた。後ろを振り返ると、中庭の真ん中で佇むガルセク王子の姿が見える。
「どうして…あなたがここに…。」
彼は驚いた表情を浮かべながら、私に向かってゆっくり歩み寄った。その表情はただ驚くだけではなく、どこか困惑しているようにも見てとれる。
「あなたが死んでから…僕は…ずっと…。」
どうやら彼は、私を死者と勘違いしているらしい。それが一体誰なのか、私には検討もつかなかった。
彼は私の返事を待たず、ポツリポツリと言葉を呟く。
「僕も病に侵され、すぐに後を追いかけるはずだったのですが…。運が良いのか悪いのか、生き長らえてしまいました。」
彼は丁寧な口調で語りかけ、苦笑いを浮かべた。彼にとって、その死者と会いたくは無かったのだろうか?疑問は次々と浮かんでくるが、どう言葉を返していいか分からなかった。
「でも、こうして会えましたね。会いたかった…ずっと…あなたに…。」
こちらへ手を伸ばす彼から身を引き、私はその場を立ち去ろうとした。
「ま、待って下さい…!話したい事が、いっぱいあるんです!紅茶を持ってくるので、少し待っていて下さい…!」
彼はそう言い残し、その場から駆け出して行った。言われた通りにしばらく待っていたが、待てども待てども彼が戻って来る事は無かった。
「貴様…また来たのか?」
翌朝。部屋から姿を消した王子を探して中庭へやって来た。彼は私を睨みつけ、いつものように冷たく言葉を吐き捨てる。
「まさかとは思うが…ずっと城に居た訳では…」
「そ、そんな訳ないじゃーん!アスールちゃんの治療を拒んだのは、ガルセク様の方でしょー?」
後ろに立っていたパニが、慌てて彼の言葉を否定した。恐らく、彼の意向を無視して治療していた事実を、隠したいのだろう。
「…とにかく、貴様の治療は不要だ。この通り、完治したからな。」
「…分かった。」
役目を終えた私はここに留まる必要がなくなり、荷物を取りに部屋へ戻る事にした。
「おい待て。どこへ行く気だ?」
行き先を聞かれ、私は帰る場所がある事を彼に告げる。
「…アルトの家帰る。」
「貴様の帰る場所は、そこではないだろう。」
彼の言葉の意味がわからず、私は首を傾げた。
「もう一度、貴様を騎士団に戻してやっても良いと言ってるんだ。俺の気が変わらないうちに、シュゾンとやらに帰れ。」
「え!?あ、ちょっと…!ガルセク様!」
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