64 / 88
第6章︰家族
第63話
しおりを挟む
「...これからどこ行く?」
翌日、私はグリに連れられて外へやって来た。彼の肩から垂れ下がるマントが、風を受けて大きくなびく。
制服に着替えさせられたという事は、これから騎士団の仕事をするという事だ。
「パニ様の所だ。俺達にも、復興作業の手伝いをさせてぇらしい。」
「...また治療?」
「いや、来いと言われたのは病院じゃない。城門の前で、アルトゥンとローゼが準備してるはずなんだが...。」
彼の視線の先に目を向けると、荷車に荷物を積み込むアルトゥンの姿が見え始めた。
「おいアルトゥン。ローゼはどうした?」
「ん?あぁ!2人も来たんやね。ローゼはー...さっきまで一緒に居ったんやけどなぁ?トイレちゃう?」
「あいつならサボりって事はねぇか…。準備はもう終わりそうなのか?」
「それがまだなんよ。もう少しやから、グリも手伝ってくれへん?」
「しゃーねぇなぁ...。アスール。お前は先に馬車ん中乗って待ってろ。」
「...分かった。」
手を伸ばし、馬車の扉を開いて中に足を踏み入れる...その時だった。
座席に横たわるローゼとその上に跨るパニの姿が視界に入り、私の中にいくつもの疑問が浮かんだ。
「...何してる?」
「な、何でもないよ!?パ、パニ様!アスールとグリさんも来たみたいなので、僕は準備に戻らないと...!」
「残念…。後少しだったのに...。」
「...後少し?」
「し、失礼します!」
私達を押し退け、ローゼは馬車の外へと立ち去って行った。
「おはよーアスールちゃん!体調の方は大丈夫?」
「...何してた?」
「ん?ローゼくんと何してたかって事?教えてあげるのは構わないけど、まずはこっちに座って座ってー。」
パニに手招きされ、私彼の隣に腰を下ろす。すると、耳元に彼の顔がゆっくり近付いて来た。
「パニ様ー!準備完了しました!出発しまし...」
勢いよく扉が開き、アルトゥンが中へやって来た。彼はこちらを見たまま静止し、空いた口が塞がらない様子だ。
「あちゃー...。また良い所で邪魔されちゃったなぁー。」
「す、すんません!俺、やっぱ荷車の方に乗ります!」
「待って待ってアルトゥンくん!それじゃ着くまでに疲れちゃうから...ね?」
「そ、そういう事なら...失礼します。」
恐る恐る向かいの座席に腰を下ろす彼の姿を見て、私はローゼの所在を尋ねた。
「ん?あぁ。ローゼには、荷物を積んだ荷車を運んでもらうんよ。」
「...どこ行くの?」
「その辺の説明は、グリに任せたはずだったんやけどなぁ...。」
「良いよ良いよー。着くまで結構時間かかるし、ボクが説明してあげるね。」
今日私達が向かうのは、アリファーン帝国のヘーティブロンという街らしい。ガルセク王子の使いで、復興作業に必要な材料を集めて来いとの事だ。
「へーティブロンは温泉が有名な街だから、皆で一緒に入ろうねー?」
「俺等は構わないですけど...。アスールも一緒ってのは流石に...。」
アルトゥンは、私の方を向いて不安そうな表情を浮かべる。一緒に入るのが嫌なのか、私に気遣っているのか...その真相は定かではない。
「えー?でも、前に入ったよね?ボクと一緒に。」
「え!?そうなんですか!?」
「...アニと入った。温泉。」
「じゃあ...ガルセク王子に頼まれた物資を、用意してから…ですね!」
先程の不安な表情から驚きの表情を浮かべ、最終的に笑顔へと変わっていく。彼は表情を次々と変えるので、ついつい目を惹かれてしまう。
「...何集めたら良い?」
「アスールにはちょっと重労働やろうから、近くで見ててくれればええよ。」
「...じゅーろーどー?」
「今回必要なのは、粘土と硫黄って言う材料なんだけど...。量も多いし重いしで、アスールちゃんには持てないと思うんだー。」
パニの言葉に、私は首を傾げた。
「...私、何の為に行く?」
「そう言われると...何でだろう?」
「ガルセク王子は、何て言ってたんですか?」
彼はその場で姿勢を正し、脚と腕を組み始める。王子と馬車で移動した時に、何度も見た光景にそっくりだった。
「青女も連れて行け。今は猫の手も借りたいからな。...って言ってたよ。」
「...猫借りる?」
「ね、猫は例えばの話や...!とにかく忙しいって事やな。」
「あ、分かった!アスールちゃんの体調を気にしてー...じゃない?」
「体調をですか?」
「アスールちゃんが倒れた時、ガルセク様が真っ先に運んでくれたんだよ?ヴィーズくんも怪我してたのに、彼の事はお構い無しって感じでね。」
「...おーじさまが?」
王子の意外な行動に、私は驚きを隠せなかった。
「ああ見えて優しいからねーガルセク様は!」
「確かに今回の使いは、アスールが居らんくても良いものやし...ガルセク王子の優しさかもしれないですね。」
「そういえば...!ガルセク様と言えば、この間...」
目的地へ着くまでの間、私達の談笑は途切れる事なく続けられた。
「んー...!やっと着いたわぁ!」
馬車を降りたアルトゥンは、両手を掲げて大きく背伸びをした。
以前アリファーンを訪れ、温泉に入った時の独特な匂いが温かい風と共に鼻を抜ける。
「アルは、ただ座ってただけでしょー?」
「それはそうやけど...疲れるもんは疲れるんやって。」
「僕の方が疲れたし!少しは労わってよ!」
ここへ着くまでの間、ローゼは馬に乗って荷車を運んでいた。彼よりも、自分の方が疲れていると主張したいらしい。
「ボクで良ければ肩でも揉むー?」
「い、いえ...!パニ様そんな事させられません!」
「えー?アルトゥンくんは良いのに、どうしてボクはダメなのー?」
「アルは良いんです!僕の弟みたいなものなので!」
「いつからお前の弟になったんや!ってか、俺の方が年上なんやけど!?」
「ごちゃごちゃうるせーぞてめぇ等!」
言い争うアルトゥンとローゼの後ろから、グリがやって来た。
「さっさと荷物降ろして積み込むぞ。パニ様は、アスールと一緒に手伝って下さいますか?」
「あ、うん。アスールちゃんと出来そうな事を探して手伝うねー。」
「ありがとうございます。お前は病み上がりだし、あんま無理すんなよ?」
「...分かった。」
騎士達は揃って荷車の方へ向かい、残されたパニが私の元へ歩み寄った。
「グリくんって優しいよね。」
以前、アルトゥンも同じ事を口にしていたのを思い出し、パニに疑問を投げかける。
「...どういうの優しい?」
「そうだなぁ...。相手の事を気遣ったり、相手が困ってたら助けてあげたり...とにかく、相手の為に何かしてあげられる事かなー?」
「...相手の為に?」
「さっきボクが、ローゼくんに肩揉みしてあげようとしたでしょ?あぁ言うのが、優しさの例かなー。自分で言うのも変な話だけどね。」
「...肩揉み優しい。分かった。」
「それじゃ、話はこれくらいにして...そろそろ仕事に取りかかろっか!」
それから2人で協力し、粘土と硫黄と呼ばれる材料を袋の中に詰め始めた。どちらも砂と似たような粉だが、硫黄の方は匂いが強烈で思わず鼻をつまみたくなる程だった。
「みんなお疲れ様ー!何とか日暮れ前に間に合ったね。」
集めた材料を荷車に積み込み、頼まれていた物資を確保する事が出来た。
「パニ様が手伝って下さったおかげです。アスールもおおきにな!」
「...どいたまして。」
「おい誰だよ…変な言葉教えた奴は...。」
「使い方は間違って無さそうだけど...すみませんパニ様!」
「ボクは全然気にしないよー?むしろ可愛いし。」
パニは私の頭に手を乗せ、笑顔を浮かべた。少し前は頭上に腕が伸びて来るだけで恐怖を感じたが、今は恐怖も嫌悪も感じない。
「今日は宿屋に泊まって、明日の朝帰るんですよね?」
「うん。荷車は役所で預かってくれるらしいから、まずはそこからだね。」
「役所へは、俺とアルトゥンで行って来るので...パニ様はこいつ等連れて先に宿屋に向かって下さい。」
「それは悪いよー。疲れてるのは皆一緒...」
「パニ様...!ここは、言葉に甘えてそうしましょう?」
「ローゼくんがそう言うなら...。ありがとうグリくん。アルトゥンくんもよろしくね。」
「はい!俺等に任しといて下さい!」
グリとアルトゥンの元を離れ、私達は通りを歩き始めた。
ビエントに比べて人が少なく感じるが、建物の中から賑わう声が聞こえてくる。
「あれ?パニ様。宿屋はそっちじゃ...」
「せっかくだから、2人に何か美味しい物でも買って行こうかなーって思って。2人の好物は知ってる?」
「アルは何でも食べると思いますけど、グリさんはどうでしょう?」
「...グイのこーぶつ、分からない?」
「うん。料理するのは好きなんだろうけど...食の好みまでは聞いた事ないや。」
「アスールちゃんも知らない?」
「...ない。」
「そっかー...。うーん...そしたらどうしようかなぁ...。」
「...あれ何?」
私は、店の入口で売られている良い匂いがする食べ物を指さした。
「あれは...餃子だね。」
「...ぎょーざ?」
「ビエントでは見かけないですよね。」
「そーだ!せっかくアリファーンに来たんだし、ここでしか食べられない料理が良いんじゃない?」
「良いですね!そうしましょう!」
餃子と呼ばれる食べ物を人数分購入し、私達は再び宿屋を目指して歩き出した。
翌日、私はグリに連れられて外へやって来た。彼の肩から垂れ下がるマントが、風を受けて大きくなびく。
制服に着替えさせられたという事は、これから騎士団の仕事をするという事だ。
「パニ様の所だ。俺達にも、復興作業の手伝いをさせてぇらしい。」
「...また治療?」
「いや、来いと言われたのは病院じゃない。城門の前で、アルトゥンとローゼが準備してるはずなんだが...。」
彼の視線の先に目を向けると、荷車に荷物を積み込むアルトゥンの姿が見え始めた。
「おいアルトゥン。ローゼはどうした?」
「ん?あぁ!2人も来たんやね。ローゼはー...さっきまで一緒に居ったんやけどなぁ?トイレちゃう?」
「あいつならサボりって事はねぇか…。準備はもう終わりそうなのか?」
「それがまだなんよ。もう少しやから、グリも手伝ってくれへん?」
「しゃーねぇなぁ...。アスール。お前は先に馬車ん中乗って待ってろ。」
「...分かった。」
手を伸ばし、馬車の扉を開いて中に足を踏み入れる...その時だった。
座席に横たわるローゼとその上に跨るパニの姿が視界に入り、私の中にいくつもの疑問が浮かんだ。
「...何してる?」
「な、何でもないよ!?パ、パニ様!アスールとグリさんも来たみたいなので、僕は準備に戻らないと...!」
「残念…。後少しだったのに...。」
「...後少し?」
「し、失礼します!」
私達を押し退け、ローゼは馬車の外へと立ち去って行った。
「おはよーアスールちゃん!体調の方は大丈夫?」
「...何してた?」
「ん?ローゼくんと何してたかって事?教えてあげるのは構わないけど、まずはこっちに座って座ってー。」
パニに手招きされ、私彼の隣に腰を下ろす。すると、耳元に彼の顔がゆっくり近付いて来た。
「パニ様ー!準備完了しました!出発しまし...」
勢いよく扉が開き、アルトゥンが中へやって来た。彼はこちらを見たまま静止し、空いた口が塞がらない様子だ。
「あちゃー...。また良い所で邪魔されちゃったなぁー。」
「す、すんません!俺、やっぱ荷車の方に乗ります!」
「待って待ってアルトゥンくん!それじゃ着くまでに疲れちゃうから...ね?」
「そ、そういう事なら...失礼します。」
恐る恐る向かいの座席に腰を下ろす彼の姿を見て、私はローゼの所在を尋ねた。
「ん?あぁ。ローゼには、荷物を積んだ荷車を運んでもらうんよ。」
「...どこ行くの?」
「その辺の説明は、グリに任せたはずだったんやけどなぁ...。」
「良いよ良いよー。着くまで結構時間かかるし、ボクが説明してあげるね。」
今日私達が向かうのは、アリファーン帝国のヘーティブロンという街らしい。ガルセク王子の使いで、復興作業に必要な材料を集めて来いとの事だ。
「へーティブロンは温泉が有名な街だから、皆で一緒に入ろうねー?」
「俺等は構わないですけど...。アスールも一緒ってのは流石に...。」
アルトゥンは、私の方を向いて不安そうな表情を浮かべる。一緒に入るのが嫌なのか、私に気遣っているのか...その真相は定かではない。
「えー?でも、前に入ったよね?ボクと一緒に。」
「え!?そうなんですか!?」
「...アニと入った。温泉。」
「じゃあ...ガルセク王子に頼まれた物資を、用意してから…ですね!」
先程の不安な表情から驚きの表情を浮かべ、最終的に笑顔へと変わっていく。彼は表情を次々と変えるので、ついつい目を惹かれてしまう。
「...何集めたら良い?」
「アスールにはちょっと重労働やろうから、近くで見ててくれればええよ。」
「...じゅーろーどー?」
「今回必要なのは、粘土と硫黄って言う材料なんだけど...。量も多いし重いしで、アスールちゃんには持てないと思うんだー。」
パニの言葉に、私は首を傾げた。
「...私、何の為に行く?」
「そう言われると...何でだろう?」
「ガルセク王子は、何て言ってたんですか?」
彼はその場で姿勢を正し、脚と腕を組み始める。王子と馬車で移動した時に、何度も見た光景にそっくりだった。
「青女も連れて行け。今は猫の手も借りたいからな。...って言ってたよ。」
「...猫借りる?」
「ね、猫は例えばの話や...!とにかく忙しいって事やな。」
「あ、分かった!アスールちゃんの体調を気にしてー...じゃない?」
「体調をですか?」
「アスールちゃんが倒れた時、ガルセク様が真っ先に運んでくれたんだよ?ヴィーズくんも怪我してたのに、彼の事はお構い無しって感じでね。」
「...おーじさまが?」
王子の意外な行動に、私は驚きを隠せなかった。
「ああ見えて優しいからねーガルセク様は!」
「確かに今回の使いは、アスールが居らんくても良いものやし...ガルセク王子の優しさかもしれないですね。」
「そういえば...!ガルセク様と言えば、この間...」
目的地へ着くまでの間、私達の談笑は途切れる事なく続けられた。
「んー...!やっと着いたわぁ!」
馬車を降りたアルトゥンは、両手を掲げて大きく背伸びをした。
以前アリファーンを訪れ、温泉に入った時の独特な匂いが温かい風と共に鼻を抜ける。
「アルは、ただ座ってただけでしょー?」
「それはそうやけど...疲れるもんは疲れるんやって。」
「僕の方が疲れたし!少しは労わってよ!」
ここへ着くまでの間、ローゼは馬に乗って荷車を運んでいた。彼よりも、自分の方が疲れていると主張したいらしい。
「ボクで良ければ肩でも揉むー?」
「い、いえ...!パニ様そんな事させられません!」
「えー?アルトゥンくんは良いのに、どうしてボクはダメなのー?」
「アルは良いんです!僕の弟みたいなものなので!」
「いつからお前の弟になったんや!ってか、俺の方が年上なんやけど!?」
「ごちゃごちゃうるせーぞてめぇ等!」
言い争うアルトゥンとローゼの後ろから、グリがやって来た。
「さっさと荷物降ろして積み込むぞ。パニ様は、アスールと一緒に手伝って下さいますか?」
「あ、うん。アスールちゃんと出来そうな事を探して手伝うねー。」
「ありがとうございます。お前は病み上がりだし、あんま無理すんなよ?」
「...分かった。」
騎士達は揃って荷車の方へ向かい、残されたパニが私の元へ歩み寄った。
「グリくんって優しいよね。」
以前、アルトゥンも同じ事を口にしていたのを思い出し、パニに疑問を投げかける。
「...どういうの優しい?」
「そうだなぁ...。相手の事を気遣ったり、相手が困ってたら助けてあげたり...とにかく、相手の為に何かしてあげられる事かなー?」
「...相手の為に?」
「さっきボクが、ローゼくんに肩揉みしてあげようとしたでしょ?あぁ言うのが、優しさの例かなー。自分で言うのも変な話だけどね。」
「...肩揉み優しい。分かった。」
「それじゃ、話はこれくらいにして...そろそろ仕事に取りかかろっか!」
それから2人で協力し、粘土と硫黄と呼ばれる材料を袋の中に詰め始めた。どちらも砂と似たような粉だが、硫黄の方は匂いが強烈で思わず鼻をつまみたくなる程だった。
「みんなお疲れ様ー!何とか日暮れ前に間に合ったね。」
集めた材料を荷車に積み込み、頼まれていた物資を確保する事が出来た。
「パニ様が手伝って下さったおかげです。アスールもおおきにな!」
「...どいたまして。」
「おい誰だよ…変な言葉教えた奴は...。」
「使い方は間違って無さそうだけど...すみませんパニ様!」
「ボクは全然気にしないよー?むしろ可愛いし。」
パニは私の頭に手を乗せ、笑顔を浮かべた。少し前は頭上に腕が伸びて来るだけで恐怖を感じたが、今は恐怖も嫌悪も感じない。
「今日は宿屋に泊まって、明日の朝帰るんですよね?」
「うん。荷車は役所で預かってくれるらしいから、まずはそこからだね。」
「役所へは、俺とアルトゥンで行って来るので...パニ様はこいつ等連れて先に宿屋に向かって下さい。」
「それは悪いよー。疲れてるのは皆一緒...」
「パニ様...!ここは、言葉に甘えてそうしましょう?」
「ローゼくんがそう言うなら...。ありがとうグリくん。アルトゥンくんもよろしくね。」
「はい!俺等に任しといて下さい!」
グリとアルトゥンの元を離れ、私達は通りを歩き始めた。
ビエントに比べて人が少なく感じるが、建物の中から賑わう声が聞こえてくる。
「あれ?パニ様。宿屋はそっちじゃ...」
「せっかくだから、2人に何か美味しい物でも買って行こうかなーって思って。2人の好物は知ってる?」
「アルは何でも食べると思いますけど、グリさんはどうでしょう?」
「...グイのこーぶつ、分からない?」
「うん。料理するのは好きなんだろうけど...食の好みまでは聞いた事ないや。」
「アスールちゃんも知らない?」
「...ない。」
「そっかー...。うーん...そしたらどうしようかなぁ...。」
「...あれ何?」
私は、店の入口で売られている良い匂いがする食べ物を指さした。
「あれは...餃子だね。」
「...ぎょーざ?」
「ビエントでは見かけないですよね。」
「そーだ!せっかくアリファーンに来たんだし、ここでしか食べられない料理が良いんじゃない?」
「良いですね!そうしましょう!」
餃子と呼ばれる食べ物を人数分購入し、私達は再び宿屋を目指して歩き出した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる