エテルノ・レガーメ

りくあ

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第5章︰エーリ学院【前編】

第44話

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1日の授業を終えた後、ララ、ユイ、フランの3人と私の部屋に集まるのが日課となっていた。その為、全員が部屋に入っても狭くないように、机やベッドなどの一部の家具を魔法で出し入れしている。 
レジデンスの幹部3人が、講師としてエーリにやってきた日から少し経ったある日、私達はいつものように部屋に集まった。

「お邪魔します。」
「どうぞ~。」

テーブルの下に、当たり前のように置いてある4つのクッションに、それぞれ1人づつ座るとララが鞄から箱を取り出した。

「今日、クッキー作ってきたの。みんなで食べようと思って。」
「あ、それならあたしもジュース持ってきたわよ。」
「2人共ありがとう!お皿とコップ用意するね。」

戸棚から、予め作っておいた大きめの白い皿を1皿と透明なガラスのコップを人数分取り出した。

「あ、ごめん。僕何も持ってきてないや。」
「じゃあこれ、注いでくれる?」
「うん。わかった。」

フランがユイからジュースを受け取ると、私がテーブルに置いたコップに注いだ。ララが作ったクッキーは、彼女が箱からお皿の上に取り出してテーブルの中央に置いた。
    
「ありがとうフラン。」
「ううん。これくらいしか出来なくてごめんね。次は…僕が何か持ってくるよ。」
「あまり期待しないで待ってるわ。」
「ふふふ。じゃあ、私はちょっとだけ期待しちゃおうかな?」
「ララ。そんな事言ったら、フランのやつ…何持ってくるか分からないわよ?」

いままでに、何度か彼も差し入れを持ってきた事があったが、変わり者の彼が持ってくるものは変わったものばかりだった。血のように真っ赤な色をした蒸しパンや、エメラルドグリーン色の焼き菓子など、味は美味しいが見た目がどうも受け付けられない、風変わりなお菓子を街で見つけて買ってくる。

「そうかな?美味しいからみんなにも食べて貰いたいなって思って買ってきてるはずなんだけどなぁ…。」
「それがそもそもだめね…あんたは論点がズレてるもの…。」

相変わらずユイはフランに厳しいが、いがみ合っていた頃に比べると、随分と彼女はまるくなったと思える。

「今日は何をする?」

部屋の中では、武器を振るったり攻撃魔法を使ったりする事が出来ない為、出来る事は限られてくる。

「じゃあ、小さいお城を組み立てる魔法をしてみるのはどう?誰が1番素敵なお城を建てられるか勝負するとか。」

ユイの提案にフランが反対の意を述べた。

「それじゃあ僕とララちゃんが不利だよ。2人にはどう頑張っても勝てないって。」 
「そっか…それもそうね…。」

今度はララが手をあげ、自分の考えを述べ始めた。

「じゃあ…この間やったカードゲームをまたやるのは?」
「あたしアレちょっと飽きてきたのよねぇ…頭使わなきゃいけなくて疲れるし…。」
「そっか…。」

ユイの一言で提案が却下されてしまうと、今度はフランが別の提案をし始めた。

「なら、カードを裏返してペアを揃えるやつ…神経衰弱だっけ?あれならそんなに頭を使わないんじゃない?」
「記憶するのはフラン君すごく得意でしょ?私達が不利になっちゃうよ…。」
「そうかな?うーん…じゃあどうしようか?」

最近わかった事だが、覚えの早いフランは、記憶力と適応能力が他の生徒達に比べてずば抜けている。その為、筆記試験では常に1位を取っていて、真面目に勉強しているようには見えないが何故か賢い。

「あ、じゃあ、すごろくはどう?」
「すごろく?何よそれ。」

私は魔法の呪文を唱え、フランの隣に厚紙でできたマス目の書いてあるボードと、4色の人形、さらに、木でできた棒を5本作り出した。それを興味津々に3人は見つめている。

「これ、どうやって遊ぶものなの?」
「まず、この木の棒を投げて、数を決めるの。」

5本の木の棒を掴み取り、それを全て床に投げると模様が書いてある面と何も書いていない面が見える。

「模様がある分の本数を数えて、この場合4って事になるの。そしたら、自分の人形を4マス分動かして、最終的にゴールを目指すの。」
「へ~面白いわね。」
「人形が4色あるのはわかるけど…どうして4体ずついるの?」
「この棒、上手くバラければいいけど重なっちゃったらどうするんだい?」
「そのへんは…やってる間に少しずつルールを教えるから、まずはやってみない?」
「そうだね…実際にやってみた方がはやいかも。」
「あたし、赤がいい!」
「じゃあ僕は緑。」
「私は…青にしようかな…。」
「なら、残った黄色が私ね。」

それぞれ1人づつ棒を投げ、進む順番を決めた。
初めは、赤色のユイ。次に、青色のララ。その次に、黄色の私。最後に、緑色のフランの順となった。
ユイが棒を投げて赤い人形を2マス進めた。

「今、模様見えてたの4つじゃなかった?」
「重なった棒は、数えないのがルールなの。」
「そうなのね…じゃあ、全部重なったら全く進めないって事になるわね…。」
「逆に、全部重ならずに模様なしになった時は、8マス進めるっていう特別ルールもあるの。」
「何それ凄い!」
「全部模様のある表にするよりも、沢山進めるんだね。」
「その代わり、1本でも重なったら0になっちゃうからね?」
「…それはかなり厳しそうだね。」
「はい。次はララよ。」
「あ、うん!」

ララが棒を投げると、先程のユイと同じく2を出した。

「あ、ララが踏んだ。」
「え?何も踏んでないよ?」
「あぁ…ごめんごめん。これもルールの1つなんだけど、相手と同じマスに止まった時は、そこにいた相手を踏んで、踏まれた相手はスタート地点に戻らないといけないの。」
「ええ!?そうなの!?」
「これが、人形が4つある理由だよ。戻されたら、また1から人形を進めていかないといけないの。」
「相手を貶めるルールもある訳か…面白いね。」
「ちなみに、相手を踏むと、その勢いでもう1回棒を振れるんだよ。」
「じゃあ、私もう1回降るね。」

すると、ララは今度は4を出した。彼女が2マス目にいた人形を動かそうと手を伸ばすと、私は一旦その手を止めた。

「あ、ちなみに、人形を同時に4体ともボードに置くことも出来るの。今、ララが4を出したから、2マス目にいる人形を4つ進めてもいいけど、4マス目に新しい人形を置いてもいいの。」
「へ~。同時に2体も3体も出してもいいんだね。」
「ただ、踏まれる可能性も高くなっちゃうけどね。」
「確かに…。じゃあ、今回はこっちを進めようかな…。」

ララは2マス目にいた人形に再び手を伸ばし、4マス動かした。

「あと、同じマスに止まった相手はスタートに戻したけど、自分の人形同士が同じマスに止まった時はくっつく事になってるの。」
「くっついちゃうとどうなるの?」
「マスを進む時、2体一緒に進められるようになるの。」
「何それ凄いじゃない。」
「でも逆に、踏まれちゃった時は、2体同時にスタート地点に戻る事に…」
「なるほど…それはきついわね…。」
「ますます面白いじゃないか。中々クレイジーなゲームなんだね。」
「あんたそういうの好きそうね…。」
「あはは…。」

そう言って私は棒を投げると、4マス人形を進めて、彼に棒を手渡した。

「ありがとうルナちゃん。この厳しい世界でも僕は勝ってみせるよ。」
「あ、うん…。頑張って…?」
「訳分からない事言ってないで、早く投げなさいよ。」

こうしてゲームは進められていき、様々なルールの元、私達は大いに盛り上がった。



「最近、楽しそうだなお前ら。」
「あ………うん。」

夢の中でミグに腕のマッサージをされながら、私は俯きがちに答えた。

「あ…その…。楽しんでるのはいい事だぞ?お前が笑って過ごせるのが1番なんだから…。」

私ばかり楽しんでしまっている事に罪悪感を感じていると、それを彼も感じ取ったようで、マッサージしていた手を止め、その手で私の頭を撫で始めた。

「…。」
「…つ、次は足裏のマッサージしてやるよ。ほら、足出せ。」
「…うん。」

毎日ここに来ているが、最近ルカと全く顔を合わせていない。彼が2階の階段をあがっていく後ろ姿を何回か見かけたが、話しかける勇気が出ずにそれを見過ごしていた。
彼は今、何を考えているのだろうか…。

「あのさ…ルナ。」
「何?」
「ルカと、もう1度話す気は無いのか?」
「…今の所は…考えてないよ。」
「そうか…。」

マッサージを受けながら、ぽつりぽつりと言葉を交わすだけの会話で時間は進み、あっという間に夢は覚めてしまった。



「おまたせルナちゃん。」
「…。」

1日の授業を終えた後、いつものように私の部屋に集まる約束をしていた。

「あれ?ルナちゃん?」
「…。」

ララとユイは街に出かけてからこちらに来る事になり、フランは1度自分の部屋に戻ってから来るらしく、彼女達が来るまで魔導書を読んで待つことにした。

「ねールナちゃん!」
「わ!?」

読むのに夢中になっていて、フランの顔がすぐ横にあるのに気付かなかった。それに驚いて、椅子ごと横に倒れかかった。

「おっ…と!」

彼の右手が椅子の背を掴み、左手で私の背中を支えた。先程近くにあった彼の顔が、さらに近くに迫っている。

「ごめん…。そんなに驚くと思わなくて。」
「い、いつの間に来てたの?」
「え?さっき来たばかりだよ。3回くらいルナちゃんの事呼んだけど、無反応だったから具合悪いのかな?と思って。」
「あ、ごめん…魔導書読んでたから…気付かなかった…。」

彼は、私の身体ごと椅子を元に戻すと、机の上に広げたままの魔導書を見つめた。

「これが魔導書?どんな事が書いてあるの?」
「爆破魔法についてまとめてある本なの。少し前にあった実習で、ルシュ様に読めって言われてて…。」
「レジデンスに住んでたんだもんね。じゃあ、魔法はルシュ様に習ってたんだ?」
「うん。そうだよ。」
「僕もルシュ様と一緒に住んでたら、今頃魔法得意になってたのかなぁ…。」
「それはどうだろ…。」
「あ、そういえば、リーシア様が話してた護身術、僕にも教えてくれる約束だったよね?」
「そういえばそうだったね…。ごめん忘れてた…。」
「まだ2人共来ないみたいだし、ちょっとやりながら教えてよ。」
「うん!いいよ。」

魔導書を閉じて机から離れると、立っている彼の前に同じように立った。

「まずは、背後から首に腕を回された時ね。ちょっとフランやってみて?」
「こう?」

彼に背中を向けると、彼の腕が私の首元を覆った。

「そうそう。そしたら、両手で相手の手首を掴んで、自分の身体に押し付けるの。」

彼の身体が、私を包み込むようにして密着した。背中に彼の温かさが伝わってくる。

「次に、相手の手首を掴んだまま、相手の腕の下に自分の頭を通して、相手に近いほうの足を1歩後ろに出して…。相手の背後に回りながら、掴んだ相手の手首を相手の背中に押し付ける!」

説明しながら実際にやってみせると、彼は私にされるがまま腕が背中にまわされた。

「いてて…。」
「あっ…ごめん!」

慌てて彼の腕を離すと、身体を押されベッドに押し倒された。

「えっ…?」
「だめだよ…ルナちゃん。襲って来た相手が痛そうにしてるからって、離したりしたら。」

彼は優しげな表情で笑って見せた。いつもより低い彼の声に、全身に悪寒が走る。

「で…も…今のは…教えてるとこだっ…たし…。」
「どうするの?今ここに居る僕が、僕の姿をした偽物だったら。」
「偽物…?え、冗談でしょ…?」

掴まれた両腕に力を入れて抜け出そうとするが、彼の細い腕からは想像出来ない程の力で押さえつけられ、ビクともしなかった。彼は何も言わず、真っ直ぐ私の目を見ていた。

「フ…ラン…?」
「…なんてね~。」

彼は掴んでいた手をパッと離すと、今度は陽気に笑ってみせた。

「え…。」
「ごめんごめん。ルナちゃんの驚いた顔、見るの好きなんだよね。」
「ちょっとフラン!?」

身体を起こし、握りしめた拳を上に振りかざすと、彼は慌ててベッドから飛び降りた。

「わっ…!ごめんってば~。」
「本当にびっくりしたんだからー!冗談も程々にしてよ!」
「そんなに怒らないで?…ね?」
「はぁ…全くもう…。」

部屋の隅に身を寄せて反省している様子の彼を見て、怒る気力を無くし、ベッドの上に腕をおろした。

「ごめんね遅くなっちゃった。」

ようやくララが部屋にやってくると、それに続くようにユイも中に入って来た。

「…どうしてフランは部屋の隅に突っ立ってるの?」
「2人共何かあった?」
「いやぁ…ちょっとルナちゃんに怒られちゃって。」
「どうせ、またあんたが何かやらかしたんでしょ?」
「凄いユイちゃん!よくわかったね!」
「そ、それより、2人はどうして街に行ってきたの?」
「これを買ってきたの。」

ララの持っていた袋の中から、すごろくで使う道具が次々と出てきた。

「あ、これ、前にルナちゃんが教えてくれたすごろくの道具だよね?」
「あれ、楽しかったからまたやりたいと思って探してきたのよ。」
「中々売ってる所が無くて時間かかっちゃった。」
「それなら、言ってくれればまた作ったのに…。」
「毎回毎回ルナに作ってもらったら、あなたが大変でしょ?部屋の作りだって、毎回変えてもらってるし。」
「ね、せっかくだからやろう?」
「うん!やろやろ!」

明日はエーリが休みなので、私の部屋で全員が寝泊まりする事になった。すごろくで遊んだり、魔導書の話をしたりと時間はあっという間に過ぎて行った。
いつの間にか寝てしまったユイとララを、私が作った2段ベッドに寝かせた。

「ありがとうフラン。2人を運んでくれて。」
「これくらいお安い御用だよ。」

電気を消して、すっかり暗くなってしまった部屋をテーブルの上にあるランタンが、周りをほのかに照らしている。
彼が私の隣にクッションを置いてそこに座ると、口を開いた。

「2人共、街を歩き回ったみたいだし、疲れちゃったんだね。」
「そ、そうみたいだね…。」

昼間、ベッドに押し倒された事があったせいで、彼との距離感に敏感になっていた。

「あ、ごめん…近かった?」
「いや…その…。」
「驚いた顔が見たかったとはいえ、ちょっとやり過ぎちゃったなぁ…。」
「普通、驚いた顔を見たいなんて思わないよ…。」
「そうかな?…まぁ、驚いた顔を見たいって言うのは…ただの言い訳なんだけどね。」
「言い訳?」
「君の目をじっくり見たかったんだ。押し倒したのも、君の目を近くで見る為だよ。」

彼の言葉の意味がわからず、首を傾げていると彼が続けて言った。

「君と会った時から、薄々感じてたんだ。でも今日、君の目を間近で見たら確信したよ。……僕、言いたい事は我慢しないで言っちゃうタイプなんだ。先に謝っておくよ。気分を悪くさせたらごめんね?」

遠くの方をぼんやりと眺めるようにして語った後、こちらを向いた彼と目があった。

「君の身体の中には、使い魔のミグくんとは別の…人間がいるよね?」
「え………。」

それは間違いなく、ルカの事だった。
ずっと隠してきた私の最大の秘密であるルカの事が、どうして彼にわかってしまったのだろうか。
どんな嘘をつけばいいのか、頭をフル回転させて考えていると、私が口を開くよりも先に彼の口が先に動いた。

「…今のは僕の独り言だから聞き流してくれていいよ。」
「………へ?」
「僕は言いたい事を言っただけで、答えを知りたい訳じゃない。いや…本当は知りたいけど…。本人が言いたくない事を無理矢理聞くつもりはないよ。」
「じゃあなんで…。」
「言ったでしょ?言いたい事は我慢しないで言っちゃうタイプだって。」
「は、はぁ…。」
「はぁ~ずっと言いたかったんだけど、言えなくてもやもやしてたんだよ~。スッキリしたなぁ。」

彼は清々しい笑顔でその場に立ち上がり、軽く伸びをすると2段ベッドの梯子に足をかけた。

「え?ね、寝るの?」
「うん。そろそろ眠気が限界だからねぇ…。僕がその辺で寝ちゃったら、誰も運べないでしょ?あ、僕ベッドの上の段でいいよね?」
「あ、うん…いいけど…。」
「じゃあ、おやすみルナちゃん。起こす時は、優しくトントンってしてくれると嬉しいな。」

彼は、冗談混じりにそう言って笑ってみせた。どこまでが本気でどこからが冗談なのか、彼の考えている事が全くわからない。表情からも感情の読めない彼と、今後どう接したらいいのか、訳がわからなくなってしまった。
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