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第11章︰上に立つ者
第97話
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数日にわたるフルリオでの修復作業を終え、私達はレジデンスに帰って来た。ライガに呼び出されて彼の部屋にやってくると、先に来ていたヴェラがソファーに座って紅茶をすすっていた。
「ご苦労だったな。」
「あ、うん…。」
「そこに座ってくれ。」
彼はソファーに座るよう促すと、隣に座るヴェラの事には一切触れず、テーブルの上に置かれた紙の束を私の前に差し出した。
「これは報告書だ。今後、依頼が終わる度にこれを書いて、俺かフィーに渡してくれ。急いで書く必要もないが、忘れないように早めに書いておいた方がいいぞ。」
「うん…わかった!」
「今回、フルリオでの活動の内容も簡単にでいいから書いてくれ。他に何かわからない事があれば、誰かに聞けば解決するだろう。」
「はーい。」
「あとは…今後の仕事内容についてが、まずは依頼の階級について話をしよう。」
「依頼の階級?」
「レジデンスが受け持つ依頼には、難易度に合わせた階級が存在する。」
「へー…。そんなのがあるんだ。」
「難しいものから順に、S級からD級までの5段階に分けられている。ひとまず今は、それだけ覚えていてくれればいい。」
「あ、うん…。ところで…どうしてヴェラはここにいるの?」
「今後、お前にはヴェラとペアを組んでもらう。」
「え?ヴェラとペア?」
「そんなに難しいことじゃない。基本的にはヴェラが受けた依頼を、手伝ってくれればそれでいい。」
「う、うん…わかった。」
「話は終わったか?」
黙り込んでいた彼女が突然口を開き、その場に立ち上がった。
「ああ、後の事は2人で話してくれ。」
「なら、私の部屋に行こう。」
「うん…!」
私達は彼の部屋から出ると、1階にあるヴェラの部屋へ向かった。
彼女の部屋には本棚があり、びっしり本が並べられている。窓際には見たことの無い植物の鉢植えが並んでいた。
「あちこち見るな。」
「え?あ、ごめん…つい。」
「全く…ルカがお前に似たんだか、お前がルカに似たんだか…。」
「なんでルカ?」
「お前が気絶していた時に、1度だけここに来た事があったのよ。」
「へぇ~。そうなんだ…。」
「さっきの話だけど、私が受ける依頼はほとんど薬の調合だと思ってくれていい。」
「え…。そうなの?」
「不満か?」
「別にそういう訳じゃないけど…。私が手伝う必要ないんじゃ…。」
「お前を1人にしておけないからだ。私と行動させる事で監視しておきたいんだろう。」
「監視だなんて、そんな大袈裟な…。」
「人間を吸血鬼にするような連中だ。一応警戒しておきなさい。」
「…うん。」
「ここの隣に薬草を保管している薬剤室がある。薬の調合はその部屋でしなさい。他にわからない事があればその都度説明する。」
「わかった!」
「まずはここに書いてある薬を作ってみなさい。」
「はーい。」
私は彼女から1枚の紙を受け取ると、隣にある薬剤室へ向かった。
「うわぁ…。すごい量の薬草…。」
机の上に薬草の入った籠が大量に置かれ、壁際にある棚の中にも薬草が保管されている様子が見える。その側には本棚もあり、薬草について書かれている本がびっしりと並べられていた。
「えーっと…今回作るのは、鎮痛剤だから…使う薬草は…。」
私は本棚から本を1冊抜き取るとページをめくり、必要な薬草を調べ始めた。
「大丈夫か?ルナ。」
「あ、ミグ…。大丈夫だよ…!まだ薬草の名前覚えきれてないから、調べなきゃいけないけど…。」
「ルカに変わってもらうのはどうだ?」
「ううん。自分の力でやりたいの。やってみた方が覚えられるし…。」
「そうか…。なら俺が手伝うよ。それくらいならいいだろ?」
「ありがとうミグ。」
私は彼の好意に甘え、協力して薬を作りあげた。
「ごめんね…ルカにばっかり頼っちゃって…。」
「そんなことないよ。ルナの力になれるなら、僕も嬉しいし。」
私は夢の中でルカと共に森へ来ていた。
薬草について勉強する為、本を片手に彼の隣を歩いて森の奥に進んでいく。
日当たりのいい開けた場所にやってくると、彼は持っていた籠を地面に置いて薬草を摘み始めた。
「本を読んだならわかると思うけど…見た目そっくりだけど違う効能の薬草っていっぱいあるから、僕も初めのうちは間違えてばっかりだったんだよね…。」
「ルカにもそういう時があったんだね…。なんかちょっと意外かも…。」
「そう?でも…僕はルナより時間があるから…。次こっちに来る時は、先に薬草摘んでおくね。」
「そ、そこまでしてもらったら悪い気がするんだけど…。」
「今更、何を遠慮する必要があるの?僕達、一心同体みたいなものでしょ?」
「それはそうだけど…。」
「フランとルドルフだってそうでしょ?フランに出来ない事があればルドルフがやるし、ルドルフが出来ない部分はフランがカバーしてる。僕達だって、そうやって協力し合っていけばいいんじゃないかな?」
「ありがとうルカ…。私、もっと勉強頑張るね!」
「頑張るのもいいけど、頑張りすぎるのは駄目だからね?」
「うん!」
薬草を摘み終え、私達は家へ戻って来た。摘んだ薬草をテーブルに広げ、薬草の仕分け作業を始めた。
「そういえば…ルカは、ブルートの事知ってた?」
「この間レーガがくれた木の実?僕も初めて見たよ。本にも載ってなかったと思う…。」
「血の生成を促進するって言ってたから、薬に出来ればすごく役に立つと思うんだけど…。」
「今は、タックが飲んでるみたいな劇薬…だっけ?あれしかないんだよね?」
「うん…。でも、本にも載ってないなら難しいよね…。」
「とりあえず、ヴェラに聞いてみたらどうかな?タックの薬を作り出したのもきっとヴェラだろうし、ブルートの事も知ってるかも。」
「聞いてみるね!」
「ヴェラ~。」
翌日、出来上がった薬を持って彼女の部屋を訪ねた。
「どうした?」
「これ、昨日頼まれてた薬!出来上がったから持ってきたの。」
「わざわざ持って来なくても、薬剤室の入口にある机に置いとけばいいわ。」
「え…。そんな適当でいいの…?」
「別に誰も持っていかないからそれでいい。」
「次から…そうするね。」
私は薬の入った箱を彼女の机の上に置くと、彼女の方に視線を向けた。
「…他にもなにかありそうね。」
「あ、うん!ヴェラは、ブルートっていう木の実知ってる?」
「ブルート…?知らないな。」
「そうなの?血の生成を促進する木の実だってレーガがくれたんだけど…。」
「生成を促進?そんな便利な木の実があったら、今頃薬にしてるわ。」
「そう…だよね…。」
「本当にそんな効果があるの?」
「私、実際に食べたけど、青色だったブレスレットが赤色になったよ。」
「副作用は?」
「しばらくの間舌が痺れたけど…動いたり喋ったりするのにほとんど支障なかったよ。そのままにしておいたらいつの間にか痺れも無くなってたし…。」
「それ、レーガから貰ってきなさい。」
「え?あ、うん…聞いてみるね。」
「出来れば大量に欲しい。」
「大量だと…変に思われないかな?」
「薬を作るのに必要だとか適当に理由をつけて、可愛さでも振り撒いておけばなんとかなるわよ。」
「あー…うん…。頑張ってみる…。」
ヴェラとの話を終えた後、私はレーガの部屋を訪ねた。
「どうしたの?僕に用事?」
「ちょっと聞きたい事があって…。今、時間ある?」
「うん、大丈夫だよ~。座って座って。」
彼に促され、ベッドの端に腰を下ろした。
「聞きたい事って何?」
「この間、ブルートっていう木の実をくれたでしょ?あれ、もっと欲しいなーと思って…。」
「あー…この間ルナにあげたやつで最後だったんだよね~。」
「そっかぁ…。」
「どうして必要なの?」
「薬を作るのに必要だってヴェラに言われたの。どうしても必要なんだけど…どうにかならないかな?」
私は隣に座るレーガの袖を掴み、彼の目を見つめた。
「それなら一緒に…と言いたい所だけど、ちょっと遠い所なんだよね。エレナに仕事を任せっきりにする訳にもいかないし…。」
「なら、場所を教えてくれない?ヴェラに相談してみるから!」
「えっとね~。ここから北にある…」
彼に場所を教えてもらうと、すぐさまヴェラの部屋へ戻った。
「どうだった?」
「手持ちはもう無いんだって。けど、どこで取れるか聞いて来たよ。」
「どこ?」
「ここから北にある山を越えた先に、ヴィエトルっていう村があったんだって。今はもう無いらしいんだけど、その辺で取れるみたい。」
「ヴィエトルねぇ…。そんな村あったかしら…。」
「…どうする?」
「どうするも何も探すしかないでしょう?確か、標高の高い場所にあるって言ってたのよね?」
「うん。そうだけど…」
「なら、山のどこかにはあるって事でしょ?探しに行くわよ。」
「え!?今から?」
「別に急ぎの仕事は無いし、ついでにその辺にある薬草でも持ち帰って来ればいいわ。」
「ヴェラってすごく…自由気ままだね…。」
「行かないの?なら私1人で…」
「ま、待って!私も行くよ!」
「なら早くしなさい。」
私は慌ててローブとネックレスを身に付けると、彼女が差し出した手を握って、転移魔法で北にある山へ向かった。
「ご苦労だったな。」
「あ、うん…。」
「そこに座ってくれ。」
彼はソファーに座るよう促すと、隣に座るヴェラの事には一切触れず、テーブルの上に置かれた紙の束を私の前に差し出した。
「これは報告書だ。今後、依頼が終わる度にこれを書いて、俺かフィーに渡してくれ。急いで書く必要もないが、忘れないように早めに書いておいた方がいいぞ。」
「うん…わかった!」
「今回、フルリオでの活動の内容も簡単にでいいから書いてくれ。他に何かわからない事があれば、誰かに聞けば解決するだろう。」
「はーい。」
「あとは…今後の仕事内容についてが、まずは依頼の階級について話をしよう。」
「依頼の階級?」
「レジデンスが受け持つ依頼には、難易度に合わせた階級が存在する。」
「へー…。そんなのがあるんだ。」
「難しいものから順に、S級からD級までの5段階に分けられている。ひとまず今は、それだけ覚えていてくれればいい。」
「あ、うん…。ところで…どうしてヴェラはここにいるの?」
「今後、お前にはヴェラとペアを組んでもらう。」
「え?ヴェラとペア?」
「そんなに難しいことじゃない。基本的にはヴェラが受けた依頼を、手伝ってくれればそれでいい。」
「う、うん…わかった。」
「話は終わったか?」
黙り込んでいた彼女が突然口を開き、その場に立ち上がった。
「ああ、後の事は2人で話してくれ。」
「なら、私の部屋に行こう。」
「うん…!」
私達は彼の部屋から出ると、1階にあるヴェラの部屋へ向かった。
彼女の部屋には本棚があり、びっしり本が並べられている。窓際には見たことの無い植物の鉢植えが並んでいた。
「あちこち見るな。」
「え?あ、ごめん…つい。」
「全く…ルカがお前に似たんだか、お前がルカに似たんだか…。」
「なんでルカ?」
「お前が気絶していた時に、1度だけここに来た事があったのよ。」
「へぇ~。そうなんだ…。」
「さっきの話だけど、私が受ける依頼はほとんど薬の調合だと思ってくれていい。」
「え…。そうなの?」
「不満か?」
「別にそういう訳じゃないけど…。私が手伝う必要ないんじゃ…。」
「お前を1人にしておけないからだ。私と行動させる事で監視しておきたいんだろう。」
「監視だなんて、そんな大袈裟な…。」
「人間を吸血鬼にするような連中だ。一応警戒しておきなさい。」
「…うん。」
「ここの隣に薬草を保管している薬剤室がある。薬の調合はその部屋でしなさい。他にわからない事があればその都度説明する。」
「わかった!」
「まずはここに書いてある薬を作ってみなさい。」
「はーい。」
私は彼女から1枚の紙を受け取ると、隣にある薬剤室へ向かった。
「うわぁ…。すごい量の薬草…。」
机の上に薬草の入った籠が大量に置かれ、壁際にある棚の中にも薬草が保管されている様子が見える。その側には本棚もあり、薬草について書かれている本がびっしりと並べられていた。
「えーっと…今回作るのは、鎮痛剤だから…使う薬草は…。」
私は本棚から本を1冊抜き取るとページをめくり、必要な薬草を調べ始めた。
「大丈夫か?ルナ。」
「あ、ミグ…。大丈夫だよ…!まだ薬草の名前覚えきれてないから、調べなきゃいけないけど…。」
「ルカに変わってもらうのはどうだ?」
「ううん。自分の力でやりたいの。やってみた方が覚えられるし…。」
「そうか…。なら俺が手伝うよ。それくらいならいいだろ?」
「ありがとうミグ。」
私は彼の好意に甘え、協力して薬を作りあげた。
「ごめんね…ルカにばっかり頼っちゃって…。」
「そんなことないよ。ルナの力になれるなら、僕も嬉しいし。」
私は夢の中でルカと共に森へ来ていた。
薬草について勉強する為、本を片手に彼の隣を歩いて森の奥に進んでいく。
日当たりのいい開けた場所にやってくると、彼は持っていた籠を地面に置いて薬草を摘み始めた。
「本を読んだならわかると思うけど…見た目そっくりだけど違う効能の薬草っていっぱいあるから、僕も初めのうちは間違えてばっかりだったんだよね…。」
「ルカにもそういう時があったんだね…。なんかちょっと意外かも…。」
「そう?でも…僕はルナより時間があるから…。次こっちに来る時は、先に薬草摘んでおくね。」
「そ、そこまでしてもらったら悪い気がするんだけど…。」
「今更、何を遠慮する必要があるの?僕達、一心同体みたいなものでしょ?」
「それはそうだけど…。」
「フランとルドルフだってそうでしょ?フランに出来ない事があればルドルフがやるし、ルドルフが出来ない部分はフランがカバーしてる。僕達だって、そうやって協力し合っていけばいいんじゃないかな?」
「ありがとうルカ…。私、もっと勉強頑張るね!」
「頑張るのもいいけど、頑張りすぎるのは駄目だからね?」
「うん!」
薬草を摘み終え、私達は家へ戻って来た。摘んだ薬草をテーブルに広げ、薬草の仕分け作業を始めた。
「そういえば…ルカは、ブルートの事知ってた?」
「この間レーガがくれた木の実?僕も初めて見たよ。本にも載ってなかったと思う…。」
「血の生成を促進するって言ってたから、薬に出来ればすごく役に立つと思うんだけど…。」
「今は、タックが飲んでるみたいな劇薬…だっけ?あれしかないんだよね?」
「うん…。でも、本にも載ってないなら難しいよね…。」
「とりあえず、ヴェラに聞いてみたらどうかな?タックの薬を作り出したのもきっとヴェラだろうし、ブルートの事も知ってるかも。」
「聞いてみるね!」
「ヴェラ~。」
翌日、出来上がった薬を持って彼女の部屋を訪ねた。
「どうした?」
「これ、昨日頼まれてた薬!出来上がったから持ってきたの。」
「わざわざ持って来なくても、薬剤室の入口にある机に置いとけばいいわ。」
「え…。そんな適当でいいの…?」
「別に誰も持っていかないからそれでいい。」
「次から…そうするね。」
私は薬の入った箱を彼女の机の上に置くと、彼女の方に視線を向けた。
「…他にもなにかありそうね。」
「あ、うん!ヴェラは、ブルートっていう木の実知ってる?」
「ブルート…?知らないな。」
「そうなの?血の生成を促進する木の実だってレーガがくれたんだけど…。」
「生成を促進?そんな便利な木の実があったら、今頃薬にしてるわ。」
「そう…だよね…。」
「本当にそんな効果があるの?」
「私、実際に食べたけど、青色だったブレスレットが赤色になったよ。」
「副作用は?」
「しばらくの間舌が痺れたけど…動いたり喋ったりするのにほとんど支障なかったよ。そのままにしておいたらいつの間にか痺れも無くなってたし…。」
「それ、レーガから貰ってきなさい。」
「え?あ、うん…聞いてみるね。」
「出来れば大量に欲しい。」
「大量だと…変に思われないかな?」
「薬を作るのに必要だとか適当に理由をつけて、可愛さでも振り撒いておけばなんとかなるわよ。」
「あー…うん…。頑張ってみる…。」
ヴェラとの話を終えた後、私はレーガの部屋を訪ねた。
「どうしたの?僕に用事?」
「ちょっと聞きたい事があって…。今、時間ある?」
「うん、大丈夫だよ~。座って座って。」
彼に促され、ベッドの端に腰を下ろした。
「聞きたい事って何?」
「この間、ブルートっていう木の実をくれたでしょ?あれ、もっと欲しいなーと思って…。」
「あー…この間ルナにあげたやつで最後だったんだよね~。」
「そっかぁ…。」
「どうして必要なの?」
「薬を作るのに必要だってヴェラに言われたの。どうしても必要なんだけど…どうにかならないかな?」
私は隣に座るレーガの袖を掴み、彼の目を見つめた。
「それなら一緒に…と言いたい所だけど、ちょっと遠い所なんだよね。エレナに仕事を任せっきりにする訳にもいかないし…。」
「なら、場所を教えてくれない?ヴェラに相談してみるから!」
「えっとね~。ここから北にある…」
彼に場所を教えてもらうと、すぐさまヴェラの部屋へ戻った。
「どうだった?」
「手持ちはもう無いんだって。けど、どこで取れるか聞いて来たよ。」
「どこ?」
「ここから北にある山を越えた先に、ヴィエトルっていう村があったんだって。今はもう無いらしいんだけど、その辺で取れるみたい。」
「ヴィエトルねぇ…。そんな村あったかしら…。」
「…どうする?」
「どうするも何も探すしかないでしょう?確か、標高の高い場所にあるって言ってたのよね?」
「うん。そうだけど…」
「なら、山のどこかにはあるって事でしょ?探しに行くわよ。」
「え!?今から?」
「別に急ぎの仕事は無いし、ついでにその辺にある薬草でも持ち帰って来ればいいわ。」
「ヴェラってすごく…自由気ままだね…。」
「行かないの?なら私1人で…」
「ま、待って!私も行くよ!」
「なら早くしなさい。」
私は慌ててローブとネックレスを身に付けると、彼女が差し出した手を握って、転移魔法で北にある山へ向かった。
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