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北部編:王城にて
最後に言い残すこと
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ヴィクスは寝転んだまま、いつもの微笑を浮かべながら彼を見る。
「狼狽えているね」
「……」
「〝なっている〟僕を見て、驚いたんだろう」
「……はい」
「〝なっている〟時、僕は記憶がない」
「……」
「その僕を見た人たち全員、恐ろしい魔物を見たような目をしているんだ……今の君のように。一体僕は〝なっている〟時、どれほど醜い姿なのだろうかと思うよ」
「いや、あの、えっと、その……」
もごもごと何か言おうとしているダフの言葉を遮り、ヴィクスは言葉を続ける。
「僕のこの姿を見た人は、今までみんな殺してきた。だから僕がああ〝なる〟ことを知っている人は、今はこの城の中に、君とシリルしかいない」
「……」
「安心して。君たちは殺さないよ」
「そこじゃないです。殿下。俺が気にしているのは……そこじゃないです」
「……」
「殿下。あなたが〝なっている〟時、どのような様子か、ご存じありませんよね」
「そうだね。記憶が飛んでいるから」
「あなたは、笑ったり、泣いたりしています」
「へえ。そうなんだ」
「笑っているときは、〝お兄さま〟〝お姉さま〟とおっしゃっていました」
「……」
「泣いている時は、〝殺して〟〝死にたい〟と……」
「……やはり殺すべきかもしれないね」
ヴィクスの目が冷たく光る。腕を振り上げようとしたので、ダフは慌てて彼の腕を掴んだ。
「っ、離せダフ。君は僕のことを知りすぎた。ジュリアには悪いけど、死んでもらう」
「いいえ殿下! 俺は死ぬべきじゃありません! 死にたくないですし!」
「僕に口答えするな」
「しますよ! 俺が死んだら誰が殿下を守るんですか! こんな殿下放って死ぬなんてできませんよ!」
「……」
ヴィクスは眉間に皺を寄せ、首を傾げた。
ダフの言ったことがすぐに理解できないようだった。
「どういう意味だい?」
「どういう意味って、そのままですけど……」
「どうして死にたくないって?」
「死んだら殿下を守れないじゃないですか」
「……?」
「?」
頭の良い王子が、なぜこんなことも分からないのかとダフも首を傾げた。
二人してしかめっ面で首を傾げて黙り込む。
始めに口を開いたのは、ヴィクスだった。
「……つまり君は、僕を守るために生きたいと?」
「はい」
「なぜ?」
「なぜって……俺は殿下の近衛兵ですし」
「……」
「それに、先ほどの殿下を見て、俺は生きるべきだと思いました」
「やめてくれ。先ほどのことは忘れるんだ、分かったね」
「いいえ、忘れません。俺にとって、忘れてはいけないことです」
「……こんなに口ごたえばかりされるのは初めてだよ。本当に君は、僕のことを怖いと思っているのかい? ジュリアからの借りものといっても、目を瞑るのに限度があるよ」
「怖いです! でも、怖いよりも心配の方が勝ります! 殿下。〝なっている〟時のあなたは、なにも醜くなんてありません。あちらが本当のあなたです。今のあなたは、第一王位継承権を持っている王子を演じているだけでしょう」
「うるさい!!」
「っ……!」
ヴィクスが叫んだ瞬間、寝室に凍えるほどの風が吹き荒れた。床一面に氷が張り、テーブルに置かれていた飲み物が凍り付く。
(ジュリア王女やモニカと同じ……。ヴィクス王子も、怒りで氷魔法が出るタイプか……)
間髪入れず、ヴィクスから風魔法が放たれる。正確にダフの首を狙って。
「ぐっ……」
咄嗟に避けたが、ダフの首に浅くはない傷がつき血が噴き出した。
「へえ、避けたんだ。すごいね」
「……訓練、してましたから」
(リアーナさんとモニカに鍛えられていたから良かったものの……。ヴィクス王子、なかなか強い魔法使いだな……)
「ダフ」
ゆらりとベッドから出たヴィクスは、冷たく低い声で呼びかける。
彼はもう、目の前にいる近衛兵を殺すことに躊躇いがないようだった。
「膝を地面に付けて。首を垂れて、腕を後ろ手に組むんだ。これは命令だよ」
「……っ」
ヴィクスの目は本気だ。ここまで怒りに満ちた目をするのは珍しい。
ダフは唇を噛み、小さく頷き命令に従った。
「何か言い残すことは?」
「……」
「ないんだね?」
「……ちゃんと三食、食べてください……」
「……」
ぴた、とヴィクスの動きが止まった。
それに気付かないまま、ダフは言葉を続ける。
「味覚がなくて食べるのが辛ければ、食べ物をすり潰して液状にしてもらうのはどうでしょうか。果物だけではなく、肉も食べてください。このままだと近いうちに死んでしまいます。食べてください。お願いします」
「……」
「シリルはいいやつです。口も堅いですし、親身に話を聞きます。俺たちは近衛兵です。俺たちの前でまで、冠は被らなくていいです。歳も近いから、話しやすいんじゃないかと思います。一人で抱え込まないでください。このままだといつか壊れてしまいます」
「……」
「……たった一週間でしたが、お傍にいれて良かったと思います。あなたはすぐに人を殺すし、悪政ばかり働きますが……殺されようとしている今も、なぜか憎めない。それは先ほどのあなたを見たからかもしれません。できることならこの手で守りたかったけど、シリルとライラ、クラリッサならきっと……」
話している途中でヴィクスがふいと踵を返したので、ダフはおそるおそる顔を上げた。
背を向けた王子は腕を下ろし、微かに震えている。
「憎まれないと、困るんだよ」
「え……」
「君たちの目の前で、何度意味もなく城の者が殺されたと思っているんだ。学院を出た君なら、僕がどれほどひどい政治をしているかも分かっているだろう。なのにどうして、最期に残す言葉に僕の健康を気遣う言葉が出てくる。なぜ僕の心配をし続けるんだ。……意味が分からない……」
「で、殿下……」
「興が冷めた。寝るから、ここから出て行って」
「……」
「次、僕に不快な思いをさせたら、その時は殺す」
「殿下……」
「もう疲れた。出て行って。早く」
「……」
震えるヴィクスに一礼して、ダフはよろよろと寝室を出る。そのすぐあとにシリルが医者を連れてやって来たが、医者にはすぐに帰ってもらった。
扉の前で、再びダフとシリルが見張りをする。
「ダフ。本当に医者を帰してよかったの……?」
「ああ。今はいつも通りの殿下だ」
「そう……」
「……さっき、殺されかけた」
「ええ! 君、またやっちゃったのかい!?」
「ああ。派手にやってしまった」
「……よく生きて帰れたね」
「俺もなぜ今生きているのか分からん。殿下のこともますます分からなくなった。どうして殿下は、自らを苦しめることばかりするんだろうか……」
扉の奥から、微かにすすり泣く声が聞こえてくる。
その日は満月が夜空を照らしていた。王子の心が揺れたのは、月の力に引き寄せられたからなのかもしれない。
翌朝、寝室から顔を出したヴィクス王子はいつもと変わらぬ微笑を浮かべ、何事もなかったかのようにダフに接した。そして今日も彼は、身がちぎれる思いで人を殺し、虚ろな目で悪政を働く。心の声に、耳を塞ぎながら。
「狼狽えているね」
「……」
「〝なっている〟僕を見て、驚いたんだろう」
「……はい」
「〝なっている〟時、僕は記憶がない」
「……」
「その僕を見た人たち全員、恐ろしい魔物を見たような目をしているんだ……今の君のように。一体僕は〝なっている〟時、どれほど醜い姿なのだろうかと思うよ」
「いや、あの、えっと、その……」
もごもごと何か言おうとしているダフの言葉を遮り、ヴィクスは言葉を続ける。
「僕のこの姿を見た人は、今までみんな殺してきた。だから僕がああ〝なる〟ことを知っている人は、今はこの城の中に、君とシリルしかいない」
「……」
「安心して。君たちは殺さないよ」
「そこじゃないです。殿下。俺が気にしているのは……そこじゃないです」
「……」
「殿下。あなたが〝なっている〟時、どのような様子か、ご存じありませんよね」
「そうだね。記憶が飛んでいるから」
「あなたは、笑ったり、泣いたりしています」
「へえ。そうなんだ」
「笑っているときは、〝お兄さま〟〝お姉さま〟とおっしゃっていました」
「……」
「泣いている時は、〝殺して〟〝死にたい〟と……」
「……やはり殺すべきかもしれないね」
ヴィクスの目が冷たく光る。腕を振り上げようとしたので、ダフは慌てて彼の腕を掴んだ。
「っ、離せダフ。君は僕のことを知りすぎた。ジュリアには悪いけど、死んでもらう」
「いいえ殿下! 俺は死ぬべきじゃありません! 死にたくないですし!」
「僕に口答えするな」
「しますよ! 俺が死んだら誰が殿下を守るんですか! こんな殿下放って死ぬなんてできませんよ!」
「……」
ヴィクスは眉間に皺を寄せ、首を傾げた。
ダフの言ったことがすぐに理解できないようだった。
「どういう意味だい?」
「どういう意味って、そのままですけど……」
「どうして死にたくないって?」
「死んだら殿下を守れないじゃないですか」
「……?」
「?」
頭の良い王子が、なぜこんなことも分からないのかとダフも首を傾げた。
二人してしかめっ面で首を傾げて黙り込む。
始めに口を開いたのは、ヴィクスだった。
「……つまり君は、僕を守るために生きたいと?」
「はい」
「なぜ?」
「なぜって……俺は殿下の近衛兵ですし」
「……」
「それに、先ほどの殿下を見て、俺は生きるべきだと思いました」
「やめてくれ。先ほどのことは忘れるんだ、分かったね」
「いいえ、忘れません。俺にとって、忘れてはいけないことです」
「……こんなに口ごたえばかりされるのは初めてだよ。本当に君は、僕のことを怖いと思っているのかい? ジュリアからの借りものといっても、目を瞑るのに限度があるよ」
「怖いです! でも、怖いよりも心配の方が勝ります! 殿下。〝なっている〟時のあなたは、なにも醜くなんてありません。あちらが本当のあなたです。今のあなたは、第一王位継承権を持っている王子を演じているだけでしょう」
「うるさい!!」
「っ……!」
ヴィクスが叫んだ瞬間、寝室に凍えるほどの風が吹き荒れた。床一面に氷が張り、テーブルに置かれていた飲み物が凍り付く。
(ジュリア王女やモニカと同じ……。ヴィクス王子も、怒りで氷魔法が出るタイプか……)
間髪入れず、ヴィクスから風魔法が放たれる。正確にダフの首を狙って。
「ぐっ……」
咄嗟に避けたが、ダフの首に浅くはない傷がつき血が噴き出した。
「へえ、避けたんだ。すごいね」
「……訓練、してましたから」
(リアーナさんとモニカに鍛えられていたから良かったものの……。ヴィクス王子、なかなか強い魔法使いだな……)
「ダフ」
ゆらりとベッドから出たヴィクスは、冷たく低い声で呼びかける。
彼はもう、目の前にいる近衛兵を殺すことに躊躇いがないようだった。
「膝を地面に付けて。首を垂れて、腕を後ろ手に組むんだ。これは命令だよ」
「……っ」
ヴィクスの目は本気だ。ここまで怒りに満ちた目をするのは珍しい。
ダフは唇を噛み、小さく頷き命令に従った。
「何か言い残すことは?」
「……」
「ないんだね?」
「……ちゃんと三食、食べてください……」
「……」
ぴた、とヴィクスの動きが止まった。
それに気付かないまま、ダフは言葉を続ける。
「味覚がなくて食べるのが辛ければ、食べ物をすり潰して液状にしてもらうのはどうでしょうか。果物だけではなく、肉も食べてください。このままだと近いうちに死んでしまいます。食べてください。お願いします」
「……」
「シリルはいいやつです。口も堅いですし、親身に話を聞きます。俺たちは近衛兵です。俺たちの前でまで、冠は被らなくていいです。歳も近いから、話しやすいんじゃないかと思います。一人で抱え込まないでください。このままだといつか壊れてしまいます」
「……」
「……たった一週間でしたが、お傍にいれて良かったと思います。あなたはすぐに人を殺すし、悪政ばかり働きますが……殺されようとしている今も、なぜか憎めない。それは先ほどのあなたを見たからかもしれません。できることならこの手で守りたかったけど、シリルとライラ、クラリッサならきっと……」
話している途中でヴィクスがふいと踵を返したので、ダフはおそるおそる顔を上げた。
背を向けた王子は腕を下ろし、微かに震えている。
「憎まれないと、困るんだよ」
「え……」
「君たちの目の前で、何度意味もなく城の者が殺されたと思っているんだ。学院を出た君なら、僕がどれほどひどい政治をしているかも分かっているだろう。なのにどうして、最期に残す言葉に僕の健康を気遣う言葉が出てくる。なぜ僕の心配をし続けるんだ。……意味が分からない……」
「で、殿下……」
「興が冷めた。寝るから、ここから出て行って」
「……」
「次、僕に不快な思いをさせたら、その時は殺す」
「殿下……」
「もう疲れた。出て行って。早く」
「……」
震えるヴィクスに一礼して、ダフはよろよろと寝室を出る。そのすぐあとにシリルが医者を連れてやって来たが、医者にはすぐに帰ってもらった。
扉の前で、再びダフとシリルが見張りをする。
「ダフ。本当に医者を帰してよかったの……?」
「ああ。今はいつも通りの殿下だ」
「そう……」
「……さっき、殺されかけた」
「ええ! 君、またやっちゃったのかい!?」
「ああ。派手にやってしまった」
「……よく生きて帰れたね」
「俺もなぜ今生きているのか分からん。殿下のこともますます分からなくなった。どうして殿下は、自らを苦しめることばかりするんだろうか……」
扉の奥から、微かにすすり泣く声が聞こえてくる。
その日は満月が夜空を照らしていた。王子の心が揺れたのは、月の力に引き寄せられたからなのかもしれない。
翌朝、寝室から顔を出したヴィクス王子はいつもと変わらぬ微笑を浮かべ、何事もなかったかのようにダフに接した。そして今日も彼は、身がちぎれる思いで人を殺し、虚ろな目で悪政を働く。心の声に、耳を塞ぎながら。
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