聞こえない私に、声をくれた君

あゆみ

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出会い(続き)

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その日の出来事を、管理人さんは静かに見守っていたようだった。
それからまもなくして、私の世話係に茂樹が任命された。
突然のことで驚いたけど、同時に少しだけ嬉しかった。

でも――

入ってきたばかりなのに、私の世話係なんて申し訳ないと思っていた。
そんな気持ちが顔に出ていたのかもしれない。しばらくして、彼からまた紙が渡された。

『今入ってきたばかりだから申し訳なく思ったりしてない?』

図星だった。返す言葉もなく、私は黙って紙を見つめる。

彼は、少し笑ったような顔をして、もう一枚紙を出した。

『そんなこと思わんでいいんだよ。むしろ嬉しいよ。君のこと知れる機会にもなる!なかよくしたいし、ね?』

その言葉に、私は思わず微笑んでいた。

音はないけど、心がふっと温かくなる――
そんな瞬間だった。
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