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1章 足音は彷徨す
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スリッパを履いて歩く。薄く埃に覆われた廊下に足跡ができる。
「聞き忘れてましたが、前にも誰かが祓いに来たことがあったんですか」
彰が廊下の隅にある盛り塩を見やると、奥野は頷いた。
「あることはあるんですが……全く効きませんでした。あの盛り塩はその人の影響ではなく、私たちが聞きかじって供えてるものなんですけどね」
白い小皿に盛られた塩は、山の天辺が崩れていた。虫でも歩いたのか、これが怪しい現象なのか。
「廊下が霊道になってるとか言って、お札を何枚も貼ってましたけど。収まらないならもっと高額なお札だか水だかを使わないといけない、もう一度金を払えば用意してやるって言われましてね。流石に断りましたが」
その修験者とやらの名前を聞いて、彰は「ああ」と頷いた。
「詐欺師ですな。界隈では有名なやつです」
やっぱり、と奥野は呟いた。「妙にしつこかったんで、怪しいとは思ったんです」
彼の言う通り、突き当たりを右に曲がると廊下の壁に札がべたべたと貼ってあった。鼻で笑ってしまうような、それらしい梵字を書き殴っただけの紙切れ。こんなものが役に立つはずがない。だが見分ける術を持たない人を騙す道具には十分だ。そんな詐欺師こそ祟られてしまえと思う。
手洗い場の鏡は曇っていたが、何かが写る可能性を考えてしまうのだろう、奥野ははっきりと目を逸らした。彰と晴斗は風呂場も覗いたが、乾燥しきった空っぽの浴槽があるだけだった。便所もぽっかりと便器が穴を空けているだけで、特に異変はなかった。
ぎしぎしと足音を響かせ、キッチンに向かう。ガラス戸を開くと、広いシンクに三口のコンロ。冷蔵庫のへこみが、未だに床に残っている。
「ここで、フライパンが落ちたと」
「そうです、ものすごい音でした」
フライパンを落とした張本人がそばにいるかのように、奥野は忙しなく辺りを見渡す。黙ってしまえば風の音さえ聞こえない家の中。今にも見えない者の足音が聞こえるのではと、戦々恐々としている。
埃まみれのソファーが放置された居間。仏壇のない仏間。廊下を戻り反対側の部屋を覗いていく。押し入れに布団の残った客間。がらんとした畳の部屋は寝室だったそうだ。
突き当りの襖の向こうは使い道のない空き部屋で、畳が一際黄色っぽく焼けている。
「ここは南向きで、特に日差しが強いんですよ」
彰がスリッパのつま先で畳をつつくのに、奥野が説明した。確かに南の方角には窓があり、今も陽が強く差し込んでいる。
再び廊下に出た。隣が最後の部屋だ。
「鍵穴がある」
木のドアの前で、晴斗がドアに触れた。確かに取っ手の下には小さな鍵穴がついている。他の部屋には鍵が必要なドアなどなかったはずだが。
「あとからつけたんです。今は壊れてるんで、そのまま開きますが」
奥野が言う通り、彰が取っ手を下げて引くと、軋んだ音を立ててドアは開いた。
中も畳敷きの部屋だった。ただその部屋には、古びた学習机と椅子、本棚といった家具が残っている。ただ机の上にも本棚の中にも、物は残っていない。
「ここは、子ども部屋ですか」
「そうです。私が子どもの頃に使っていた部屋です。急いで引っ越したので、家具が残ってますが」
「なるほど。だから鍵をつけたのか」
子どもも成長すればプライベートな空間を大事にする。その出入口が誰でも容易に開けられることに閉口し、鍵をつけたがるのは不思議なことではないだろう。
妙な違和感を覚え、南側の窓枠に手をかけた。差し込む強い日差し。
「これ」
晴斗の声に振り返る。
机の引き出しを開けた彼は、中から平たいものを取り出した。
「なんだ、それ」
「色鉛筆みたい」
彰もそばに寄って覗き込む。晴斗は手にしたそれを机の天板に置いた。
「ああ、それ、残ってたんですか」
奥野も驚いた表情をしている。
少々苦戦しながらも、晴斗は薄い金属の蓋を上にぱかりと開いた。中には色とりどりの色鉛筆が並んでいる。でたらめの順序ではなく、端から端へ綺麗なグラデーションを見せる色鉛筆はまちまちの長さで、使いかけであるのが覗われた。蓋の裏に「50」の数字があることから、五十色の色鉛筆セットだ。一本も欠けてはいない。
「これ、あなたのですか」
目を丸くして色鉛筆を見ていた奥野は、少し間を空けて頷く。「絵を描くのが、好きだったんです。まさかここにあったとは……」
その声に僅か、ほんの僅かな戸惑いが混ざっているのに彰は気が付いた。色鉛筆を一本手に取る晴斗に視線を向ける。彼は赤色の色鉛筆を握り、じっと見つめている。
「すみません、ちょっと我々だけにしてもらえませんか」
唐突な言葉に、「え?」と疑問符を口に出す。
「心配しなくても、何も盗ったりはしませんから」
「いえ、盗むようなものなんて、何もないですが……」
「ちょっと調べたらすぐ出るんで」考えて付け足す。「家の外で、待っててくれますか」
奥野はこの家を怖がっている。他の部屋で待ち時間を過ごすのは耐えられないだろう。やはりほっとした表情を見せ、「では後ほど」と彼は足早に部屋を出ていった。
奥野の足音がすっかり消え去ってから、彰は晴斗に問いかける。
「どうだ。何か見えるか」
「見えるというか……感じるの方が近いと思う」
短い色鉛筆を右手で握りしめ、胸元に当てた。俯き、目を瞑る。
「……悲しい」
小さく口を動かした。
「悲しい、悲しい、悲しい、寂しい、悲しい、寂しい……」
辛うじて彰にも聞き取れるほどの声量でぶつぶつと呟き、やがて目を開けた。唇を一度噛み、彰を見上げる。
「やっぱりあの人、嘘ついてる」
そうかと彰が呻くと、彼は頷いた。
「これ、あの人のものじゃない」
再び色鉛筆に視線を落とす晴斗から視線を外し、彰は部屋を見渡した。自然と意識は窓枠の方に向かう。
そっと撫でる木枠の隅には、数ミリの穴が開いていた。四隅に二つずつ。辺の中間部分にも二つ。いくつかの穴からは木のささくれが飛び出している。
間違いない。この部屋が、何かしらの答えを握っている。
他にもヒントがないかと、押し入れを開けてみる。中にはぺたんこの布団が一組、畳んでしまわれている。
細い音に振り向いた。晴斗も同じ方向に首を向ける。ドアの向こう。廊下を誰かが歩いている。
ずっ……とん。ずっ……とん。
不規則な足音は、何かを引きずっているように聞こえる。
それは廊下を右から歩いて部屋に向かってくる。確か右手は行き止まりだ。何かがいるはずなどない。
ずっ……とん。ずっ……とん。
彰と晴斗が固唾を呑んで見つめる中、足音は部屋の前を通り過ぎた。やがて廊下を曲がり、遠くに消えていく。
ずっ……とん。ずっ……とん。
どこか寂しげな足音は、消えてなくなっていった。
「聞き忘れてましたが、前にも誰かが祓いに来たことがあったんですか」
彰が廊下の隅にある盛り塩を見やると、奥野は頷いた。
「あることはあるんですが……全く効きませんでした。あの盛り塩はその人の影響ではなく、私たちが聞きかじって供えてるものなんですけどね」
白い小皿に盛られた塩は、山の天辺が崩れていた。虫でも歩いたのか、これが怪しい現象なのか。
「廊下が霊道になってるとか言って、お札を何枚も貼ってましたけど。収まらないならもっと高額なお札だか水だかを使わないといけない、もう一度金を払えば用意してやるって言われましてね。流石に断りましたが」
その修験者とやらの名前を聞いて、彰は「ああ」と頷いた。
「詐欺師ですな。界隈では有名なやつです」
やっぱり、と奥野は呟いた。「妙にしつこかったんで、怪しいとは思ったんです」
彼の言う通り、突き当たりを右に曲がると廊下の壁に札がべたべたと貼ってあった。鼻で笑ってしまうような、それらしい梵字を書き殴っただけの紙切れ。こんなものが役に立つはずがない。だが見分ける術を持たない人を騙す道具には十分だ。そんな詐欺師こそ祟られてしまえと思う。
手洗い場の鏡は曇っていたが、何かが写る可能性を考えてしまうのだろう、奥野ははっきりと目を逸らした。彰と晴斗は風呂場も覗いたが、乾燥しきった空っぽの浴槽があるだけだった。便所もぽっかりと便器が穴を空けているだけで、特に異変はなかった。
ぎしぎしと足音を響かせ、キッチンに向かう。ガラス戸を開くと、広いシンクに三口のコンロ。冷蔵庫のへこみが、未だに床に残っている。
「ここで、フライパンが落ちたと」
「そうです、ものすごい音でした」
フライパンを落とした張本人がそばにいるかのように、奥野は忙しなく辺りを見渡す。黙ってしまえば風の音さえ聞こえない家の中。今にも見えない者の足音が聞こえるのではと、戦々恐々としている。
埃まみれのソファーが放置された居間。仏壇のない仏間。廊下を戻り反対側の部屋を覗いていく。押し入れに布団の残った客間。がらんとした畳の部屋は寝室だったそうだ。
突き当りの襖の向こうは使い道のない空き部屋で、畳が一際黄色っぽく焼けている。
「ここは南向きで、特に日差しが強いんですよ」
彰がスリッパのつま先で畳をつつくのに、奥野が説明した。確かに南の方角には窓があり、今も陽が強く差し込んでいる。
再び廊下に出た。隣が最後の部屋だ。
「鍵穴がある」
木のドアの前で、晴斗がドアに触れた。確かに取っ手の下には小さな鍵穴がついている。他の部屋には鍵が必要なドアなどなかったはずだが。
「あとからつけたんです。今は壊れてるんで、そのまま開きますが」
奥野が言う通り、彰が取っ手を下げて引くと、軋んだ音を立ててドアは開いた。
中も畳敷きの部屋だった。ただその部屋には、古びた学習机と椅子、本棚といった家具が残っている。ただ机の上にも本棚の中にも、物は残っていない。
「ここは、子ども部屋ですか」
「そうです。私が子どもの頃に使っていた部屋です。急いで引っ越したので、家具が残ってますが」
「なるほど。だから鍵をつけたのか」
子どもも成長すればプライベートな空間を大事にする。その出入口が誰でも容易に開けられることに閉口し、鍵をつけたがるのは不思議なことではないだろう。
妙な違和感を覚え、南側の窓枠に手をかけた。差し込む強い日差し。
「これ」
晴斗の声に振り返る。
机の引き出しを開けた彼は、中から平たいものを取り出した。
「なんだ、それ」
「色鉛筆みたい」
彰もそばに寄って覗き込む。晴斗は手にしたそれを机の天板に置いた。
「ああ、それ、残ってたんですか」
奥野も驚いた表情をしている。
少々苦戦しながらも、晴斗は薄い金属の蓋を上にぱかりと開いた。中には色とりどりの色鉛筆が並んでいる。でたらめの順序ではなく、端から端へ綺麗なグラデーションを見せる色鉛筆はまちまちの長さで、使いかけであるのが覗われた。蓋の裏に「50」の数字があることから、五十色の色鉛筆セットだ。一本も欠けてはいない。
「これ、あなたのですか」
目を丸くして色鉛筆を見ていた奥野は、少し間を空けて頷く。「絵を描くのが、好きだったんです。まさかここにあったとは……」
その声に僅か、ほんの僅かな戸惑いが混ざっているのに彰は気が付いた。色鉛筆を一本手に取る晴斗に視線を向ける。彼は赤色の色鉛筆を握り、じっと見つめている。
「すみません、ちょっと我々だけにしてもらえませんか」
唐突な言葉に、「え?」と疑問符を口に出す。
「心配しなくても、何も盗ったりはしませんから」
「いえ、盗むようなものなんて、何もないですが……」
「ちょっと調べたらすぐ出るんで」考えて付け足す。「家の外で、待っててくれますか」
奥野はこの家を怖がっている。他の部屋で待ち時間を過ごすのは耐えられないだろう。やはりほっとした表情を見せ、「では後ほど」と彼は足早に部屋を出ていった。
奥野の足音がすっかり消え去ってから、彰は晴斗に問いかける。
「どうだ。何か見えるか」
「見えるというか……感じるの方が近いと思う」
短い色鉛筆を右手で握りしめ、胸元に当てた。俯き、目を瞑る。
「……悲しい」
小さく口を動かした。
「悲しい、悲しい、悲しい、寂しい、悲しい、寂しい……」
辛うじて彰にも聞き取れるほどの声量でぶつぶつと呟き、やがて目を開けた。唇を一度噛み、彰を見上げる。
「やっぱりあの人、嘘ついてる」
そうかと彰が呻くと、彼は頷いた。
「これ、あの人のものじゃない」
再び色鉛筆に視線を落とす晴斗から視線を外し、彰は部屋を見渡した。自然と意識は窓枠の方に向かう。
そっと撫でる木枠の隅には、数ミリの穴が開いていた。四隅に二つずつ。辺の中間部分にも二つ。いくつかの穴からは木のささくれが飛び出している。
間違いない。この部屋が、何かしらの答えを握っている。
他にもヒントがないかと、押し入れを開けてみる。中にはぺたんこの布団が一組、畳んでしまわれている。
細い音に振り向いた。晴斗も同じ方向に首を向ける。ドアの向こう。廊下を誰かが歩いている。
ずっ……とん。ずっ……とん。
不規則な足音は、何かを引きずっているように聞こえる。
それは廊下を右から歩いて部屋に向かってくる。確か右手は行き止まりだ。何かがいるはずなどない。
ずっ……とん。ずっ……とん。
彰と晴斗が固唾を呑んで見つめる中、足音は部屋の前を通り過ぎた。やがて廊下を曲がり、遠くに消えていく。
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どこか寂しげな足音は、消えてなくなっていった。
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