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終章 この世界でも幸せに!
また会えたね
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そう思いついた心温は、ある欠点に気付いた。
(日本のお金だから、こっちで使えない……)
重大な欠点だ。
心温の顔がどんどん青ざめる。
「ななな、何かいい魔法ないかな!?」
心温は「魔法全集」のページを高速でめくり始め。
そして十数分後。
「――あった!」
__________________________________
【ケンバート】……変換魔法
旅行で硬貨を変換したり、喋った言葉を違う言語に変えられる。
実用性は低い。
__________________________________
この魔法があるなら、できる! 心温はそう確信した。
これまでやった魔法が全て出来たという事実から、少し自信が湧いてきたのだろうか。
「サマン・ワナアイウォント!」
(あたしの貯金箱、出てきてっ‼)
心温は、強くそう願った。
ドスン‼
プラスチック製の黄色い貯金箱が、上から降ってきた。
魔法兵器の時は、勝手に手元に現れたのに、ずいぶん乱暴だなあ、と心温は思いながら、魔法兵器を目で探し――
「……あれ!? 無い! ライトスペア、壁に立てかけておいたのに!」
魔法兵器が無いことに気付き、
「サ、サマン・ワナアイウォント!」
慌てて召喚魔法の呪文を唱えた。
案の定、彼女の右手にライトスペアが現れる。
いくらでも出せるんだなと気付き、心温はほっと一息。
[そんな頻繁に出すなよ! 必要な時だけにしろよ! もう消えるけど、必要になったらまた召喚魔法の呪文唱えろよ!]
「わっ、喋った!」
いきなり、ライトスペアからそう聞こえた。
音声の通り、ライトスペアはその直後消えた。
「あ、はーい……」
槍が喋ったことに驚きつつも、何とか答えた。
「【ケンバート】!」
この国? の硬貨になってください‼ 心温はそう懇願した。
直後、貯金箱の中身に変化が現れた。
中身が全て金や銀、銅でできたような硬貨になった。
(召喚魔法も、【ケンバート】も凄い! ところで……)
――召喚魔法って、人も召喚できるのかな?
疑問を感じ、
「【ワープ】」
【ワープ】であるところへ直行した。
長くて硬そうな黒髪を持ち、黒いワンピースを着た女性は、【ワープ】で現れた心温を見て、微笑みを浮かべた。
といっても、心温に微笑みは見えていないのだが。
「いらっしゃいませ。ここは魔法専門店よ」
店主の女性はそう告げた。
「召喚魔法って、人を召喚できますかっ!?」
店主の女性の話を聞き終わるなり、心温は相談した。
店主は心温をじっと見つめた。
そして、微笑んだ。
「そうね――あなたになら出来るかもね」
「ありがとうございましたっ! 【ワープ】」
お礼の直後、【ワープ】で自分の部屋に帰った。
「サマン・ワナアイウォント!」
(お母さん‼)
「はふぇっ!? 心温!? ってここはどこッ!!!!!!!」
心温が呼び出したのは、母親だ。
ここで幸せに暮らすには、やっぱり血の繋がった家族がいてほしいと考えたからだ。
(お父さんはまだ仕事中だから、夜に召喚しよう!)
母の召喚に成功したのを見て、心温は勝手に納得した。
「しししし心温‼ こここここはどこなのよ! はははは早く説明しなさいッ!!!!!!!」
慌てふためく母を見て、心温はクスリと笑みを漏らした。
でも安心させたいと思い、呪文を唱えた。
「お母さん、落ち着いて! 【リアシャー】」
「あら、なんだか安心したわ。って‼ 今の何よ! 説明しなさい!」
(あれっ!? 効いてない~???)
魔法が聞かないことに動揺しながらも、心温は一から説明したのだった。
《fin》
(日本のお金だから、こっちで使えない……)
重大な欠点だ。
心温の顔がどんどん青ざめる。
「ななな、何かいい魔法ないかな!?」
心温は「魔法全集」のページを高速でめくり始め。
そして十数分後。
「――あった!」
__________________________________
【ケンバート】……変換魔法
旅行で硬貨を変換したり、喋った言葉を違う言語に変えられる。
実用性は低い。
__________________________________
この魔法があるなら、できる! 心温はそう確信した。
これまでやった魔法が全て出来たという事実から、少し自信が湧いてきたのだろうか。
「サマン・ワナアイウォント!」
(あたしの貯金箱、出てきてっ‼)
心温は、強くそう願った。
ドスン‼
プラスチック製の黄色い貯金箱が、上から降ってきた。
魔法兵器の時は、勝手に手元に現れたのに、ずいぶん乱暴だなあ、と心温は思いながら、魔法兵器を目で探し――
「……あれ!? 無い! ライトスペア、壁に立てかけておいたのに!」
魔法兵器が無いことに気付き、
「サ、サマン・ワナアイウォント!」
慌てて召喚魔法の呪文を唱えた。
案の定、彼女の右手にライトスペアが現れる。
いくらでも出せるんだなと気付き、心温はほっと一息。
[そんな頻繁に出すなよ! 必要な時だけにしろよ! もう消えるけど、必要になったらまた召喚魔法の呪文唱えろよ!]
「わっ、喋った!」
いきなり、ライトスペアからそう聞こえた。
音声の通り、ライトスペアはその直後消えた。
「あ、はーい……」
槍が喋ったことに驚きつつも、何とか答えた。
「【ケンバート】!」
この国? の硬貨になってください‼ 心温はそう懇願した。
直後、貯金箱の中身に変化が現れた。
中身が全て金や銀、銅でできたような硬貨になった。
(召喚魔法も、【ケンバート】も凄い! ところで……)
――召喚魔法って、人も召喚できるのかな?
疑問を感じ、
「【ワープ】」
【ワープ】であるところへ直行した。
長くて硬そうな黒髪を持ち、黒いワンピースを着た女性は、【ワープ】で現れた心温を見て、微笑みを浮かべた。
といっても、心温に微笑みは見えていないのだが。
「いらっしゃいませ。ここは魔法専門店よ」
店主の女性はそう告げた。
「召喚魔法って、人を召喚できますかっ!?」
店主の女性の話を聞き終わるなり、心温は相談した。
店主は心温をじっと見つめた。
そして、微笑んだ。
「そうね――あなたになら出来るかもね」
「ありがとうございましたっ! 【ワープ】」
お礼の直後、【ワープ】で自分の部屋に帰った。
「サマン・ワナアイウォント!」
(お母さん‼)
「はふぇっ!? 心温!? ってここはどこッ!!!!!!!」
心温が呼び出したのは、母親だ。
ここで幸せに暮らすには、やっぱり血の繋がった家族がいてほしいと考えたからだ。
(お父さんはまだ仕事中だから、夜に召喚しよう!)
母の召喚に成功したのを見て、心温は勝手に納得した。
「しししし心温‼ こここここはどこなのよ! はははは早く説明しなさいッ!!!!!!!」
慌てふためく母を見て、心温はクスリと笑みを漏らした。
でも安心させたいと思い、呪文を唱えた。
「お母さん、落ち着いて! 【リアシャー】」
「あら、なんだか安心したわ。って‼ 今の何よ! 説明しなさい!」
(あれっ!? 効いてない~???)
魔法が聞かないことに動揺しながらも、心温は一から説明したのだった。
《fin》
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