119 / 123
歩人は夢を見た
しおりを挟む
「歩人!歩人ってば!」
「んん…?」
こんなに俺のことを心配してくれるってことはこれは夢…?だよね。
「輪廻、輪廻!セックスしよ?」
「今はそれどころじゃないだろ!坂脇に言いふらされたらどうすんだ!」
「言いふらされる…?」
「そうだ、俺とお前が付き合ってるって知られたら…」
夢でも輪廻は酷いことを言う。輪廻にとって俺と付き合ってるってみんなに勘違いされるのが嫌なんだ…!
「輪廻、俺、俺!」
「大丈夫だ、俺に任せろ。考えがある」
考え?何を言っているんだろう…俺はまだ夢を見たかったのに。何故かって?輪廻が膝枕をしてくれていたからだ。
「やだ、行かないで!」
「悪い、俺にはやるべきことがあるんだ」
そしてゴン、っと床に頭が突き付けられて俺は目が覚めた。
「やっぱり夢か。膝枕してくれるわけないもんな…それよりあいつどこ行ったんだ?っていうか坂脇!坂脇に今弱み握られてんだった!どうしよう…」
そう思っていると
「ピンポーン」
「はい。どちら様でしょうか?」
「坂脇だけど」
「えっと、何の用?」
「わかってんだろ?お前たちのことを学校でばらされたくなかったら、俺のもん咥えろ」
「は?そんなのできるわけ…それにあいつとは付き合ってなんかない!」
「あっそ。でも学校の奴らは写真を信じるだろうな」
「…わかった。わかったけど今はだめだ。輪廻が帰ってくるかもしれない…」
「わかった。じゃあ明日の放課後、俺の家に来い。それでいいな?」
「わかった」
「んん…?」
こんなに俺のことを心配してくれるってことはこれは夢…?だよね。
「輪廻、輪廻!セックスしよ?」
「今はそれどころじゃないだろ!坂脇に言いふらされたらどうすんだ!」
「言いふらされる…?」
「そうだ、俺とお前が付き合ってるって知られたら…」
夢でも輪廻は酷いことを言う。輪廻にとって俺と付き合ってるってみんなに勘違いされるのが嫌なんだ…!
「輪廻、俺、俺!」
「大丈夫だ、俺に任せろ。考えがある」
考え?何を言っているんだろう…俺はまだ夢を見たかったのに。何故かって?輪廻が膝枕をしてくれていたからだ。
「やだ、行かないで!」
「悪い、俺にはやるべきことがあるんだ」
そしてゴン、っと床に頭が突き付けられて俺は目が覚めた。
「やっぱり夢か。膝枕してくれるわけないもんな…それよりあいつどこ行ったんだ?っていうか坂脇!坂脇に今弱み握られてんだった!どうしよう…」
そう思っていると
「ピンポーン」
「はい。どちら様でしょうか?」
「坂脇だけど」
「えっと、何の用?」
「わかってんだろ?お前たちのことを学校でばらされたくなかったら、俺のもん咥えろ」
「は?そんなのできるわけ…それにあいつとは付き合ってなんかない!」
「あっそ。でも学校の奴らは写真を信じるだろうな」
「…わかった。わかったけど今はだめだ。輪廻が帰ってくるかもしれない…」
「わかった。じゃあ明日の放課後、俺の家に来い。それでいいな?」
「わかった」
0
あなたにおすすめの小説
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる