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第9話 衝突
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ワットとキャシーは中央局に突入した。突入といっても魔法省職員のふりをしたのだが。他のリベレイションズのメンバーは各々のターゲットがいる区に向かった。無事に任務が終わるといいが。ワットはそんなことを考えながら、アインの下へ向かう。受付の人に聞く。
「アインはどこだ。」
「アイン様なら305号室にいらっしゃると思います。アポイントは取ってありますか?」
ワットたちは受付の人を無視して無理やり進んだ。階段を上がっていき、305号室にたどり着いた。ドアを開けると、アインが待っていた。
「よく来たなワトソン。俺はずっとお前のことが嫌いだった。ずっとお前を叩きのめす日を待っていた。」そう言って戦闘態勢に入る。
「俺もだ。」ワットもそう言って構える。
「キャシー、あいつは俺1人にやらせてくれ。」ワットはキャシーに言う。
「わかった。止めても無駄なんでしょ。そのかわり絶対負けないでね。」キャシーは応えた。
「「幻影魔法」」2人は互いの得意魔法である幻影魔法を唱える。
2人の魔力は同じ大きさである。そのため攻撃が相殺し合う。何度攻撃をしても、防御しても、どんな攻撃でもお互いにダメージを与えることはできなかった。
「くそっ!これじゃ埒が明かない。」アインはイライラしたように言って、さらに続けた。
「お前に見せてやるよ。俺の特殊魔法を!」
「特殊魔法:シール」アインが特殊魔法を唱える。
「なっ!?」突然の予想外の攻撃に驚きつつも防御魔法を展開するが、特殊魔法をは防御魔法では防げない。アインの『シール』がワットに直撃する。
だがワットの体に変化はない。特に目立った外傷もない。ワットは疑問に思いつつも、アインに攻撃魔法を繰り出そうとする。ーーーだが、魔法が出せない。いや、そもそも魔力が練れない。
「俺の勝ちだ、ワトソン!俺の『シール』は、対象の魔力・魔法を封じる魔法だ!これでお前は俺の攻撃を防御できない。」アインはそう言って攻撃魔法を繰り出す。
ワットはアインのショックスタンを何度も喰らう。ワットは意識が薄れながら倒れそうになる。だが、すんでのところで踏みとどまる。
「ばかな!なぜ倒れない!?」アインが驚く。
「俺は、レオを、HUOを倒すまで負けるわけにはいかない!」ワットの体が急に光りだす。
「な、なんだそれは?お前は魔力を寝れないはず。」
「くらえ!!幻影魔法:サーペントオーガン!」ワットは魔力が練れるようになり、魔力が全回復していた。
アインは咄嗟に防御魔法を展開するが、サーペントオーガンは防御不能。すぐに蛇に睨まれた蛙のように動けなくなる。
「今まで喰らった分のお返しだ。攻撃魔法:インパクトスタン!」
「ぐわぁぁぁぁぁ!」アインは攻撃を耐えることができなかった。その場に倒れこみ意識を失う。
「なんであんた魔法が使えるのよ。魔力が封じられてたはずでしょ。」キャシーがワットに尋ねる。
「俺も知らねえ。多分父さんの特殊魔法が関係してるんだと思う。」ワットは答える。そしてワットはゼイラからもらった魔力回復薬を飲む。
魔力回復薬とは、ゼイラの特殊魔法:魔力保険によって作られたものだ。ゼイラは自身の魔力の1%を毎日溜めこむことによって、任意に溜めこんだ分の魔力を放出することができる。ゼイラは今日のこの日のために20年間、毎日1%ずつ魔力を貯めており、みんなに魔力を回復させる薬として配布していた。
魔力を全回復させたワットはキャシーとともにレオが待つ最上階へと向かう。しばらく走ると、レオがいる部屋に到達した。ドアを破って入ると、そこにレオの姿はなく、磔にされたニコがいた。
「ニコ!!」ワットはニコの拘束を急いで解く。
「ワット…。罠だ…逃げろ…。」ニコがそう言うと、
「きゃあ!」キャシーが叫ぶ。
「キャシー!」ワットが振り返ると、そこにはキャシーの首根っこを掴むレオがいた。
「この女を助けたくば、自害しろ。自分の命と親友の命どっちが大事なんだ?」レオが言う。
「ワット、ごめん。私のミス。いいからレオを倒して…。」キャシーが言う。
ワットは動けずにいる。そして杖を自分に向けた。
「キャシー、ニコ。俺の意思はお前たちが継いでくれ。」
レオがニヤリと笑みを浮かべる。
「ッ!」キャシーが絶望の顔を浮かべて自分に杖を向ける。
「攻撃魔法:ボンバーダ」キャシーは自分ごとレオを攻撃した。
「ぐッ!」レオはキャシーの手を離す。
「キャシー!!」ワットが倒れゆくキャシーを抱きかかえる。
「なんてことするんだ!」
「私…足手まといにだけはなりたくないの…。レオは絶対あなたの手で倒して…。」キャシーはそう言って気を失った。
「キャシーをひどい目にあわせて…許さない!僕も手伝うよ。」ニコが言う。
「それから、僕を助けてくれてありがとう。」
「礼を言うのはあいつを倒してからだ。」2人は構え、同時に攻撃魔法を繰り出す。
「ぬるい!」レオはそう言って、2人の攻撃を掻き消した。
「特殊魔法:デストロイ」レオがワットに向けて特殊魔法を放つ。
「危ない!」ワットを押してニコが身代わりになる。
ニコは防御魔法を展開するが、特殊魔法なので貫通する。デストロイがニコを直撃した。
「ニコ!」ワットはニコの下に駆け寄る。ニコは即死だった。
「なんで…?」
「私の特殊魔法だ。直撃した対象の命を終わらせる。次はお前の番だ。」レオが魔力を込める。
「…。」
「特殊魔法:デストロイ」
今度はワットに直撃する。ワットはその場に倒れた。だがすぐに立ち上がる。
「な、なぜだ!私の特殊魔法を喰らって生きているなど…。はっ、まさか…。」
「もう命乞いをしても許さないぞ…。」
ワットの反撃が始まる。
ーTo be continued ー
「アインはどこだ。」
「アイン様なら305号室にいらっしゃると思います。アポイントは取ってありますか?」
ワットたちは受付の人を無視して無理やり進んだ。階段を上がっていき、305号室にたどり着いた。ドアを開けると、アインが待っていた。
「よく来たなワトソン。俺はずっとお前のことが嫌いだった。ずっとお前を叩きのめす日を待っていた。」そう言って戦闘態勢に入る。
「俺もだ。」ワットもそう言って構える。
「キャシー、あいつは俺1人にやらせてくれ。」ワットはキャシーに言う。
「わかった。止めても無駄なんでしょ。そのかわり絶対負けないでね。」キャシーは応えた。
「「幻影魔法」」2人は互いの得意魔法である幻影魔法を唱える。
2人の魔力は同じ大きさである。そのため攻撃が相殺し合う。何度攻撃をしても、防御しても、どんな攻撃でもお互いにダメージを与えることはできなかった。
「くそっ!これじゃ埒が明かない。」アインはイライラしたように言って、さらに続けた。
「お前に見せてやるよ。俺の特殊魔法を!」
「特殊魔法:シール」アインが特殊魔法を唱える。
「なっ!?」突然の予想外の攻撃に驚きつつも防御魔法を展開するが、特殊魔法をは防御魔法では防げない。アインの『シール』がワットに直撃する。
だがワットの体に変化はない。特に目立った外傷もない。ワットは疑問に思いつつも、アインに攻撃魔法を繰り出そうとする。ーーーだが、魔法が出せない。いや、そもそも魔力が練れない。
「俺の勝ちだ、ワトソン!俺の『シール』は、対象の魔力・魔法を封じる魔法だ!これでお前は俺の攻撃を防御できない。」アインはそう言って攻撃魔法を繰り出す。
ワットはアインのショックスタンを何度も喰らう。ワットは意識が薄れながら倒れそうになる。だが、すんでのところで踏みとどまる。
「ばかな!なぜ倒れない!?」アインが驚く。
「俺は、レオを、HUOを倒すまで負けるわけにはいかない!」ワットの体が急に光りだす。
「な、なんだそれは?お前は魔力を寝れないはず。」
「くらえ!!幻影魔法:サーペントオーガン!」ワットは魔力が練れるようになり、魔力が全回復していた。
アインは咄嗟に防御魔法を展開するが、サーペントオーガンは防御不能。すぐに蛇に睨まれた蛙のように動けなくなる。
「今まで喰らった分のお返しだ。攻撃魔法:インパクトスタン!」
「ぐわぁぁぁぁぁ!」アインは攻撃を耐えることができなかった。その場に倒れこみ意識を失う。
「なんであんた魔法が使えるのよ。魔力が封じられてたはずでしょ。」キャシーがワットに尋ねる。
「俺も知らねえ。多分父さんの特殊魔法が関係してるんだと思う。」ワットは答える。そしてワットはゼイラからもらった魔力回復薬を飲む。
魔力回復薬とは、ゼイラの特殊魔法:魔力保険によって作られたものだ。ゼイラは自身の魔力の1%を毎日溜めこむことによって、任意に溜めこんだ分の魔力を放出することができる。ゼイラは今日のこの日のために20年間、毎日1%ずつ魔力を貯めており、みんなに魔力を回復させる薬として配布していた。
魔力を全回復させたワットはキャシーとともにレオが待つ最上階へと向かう。しばらく走ると、レオがいる部屋に到達した。ドアを破って入ると、そこにレオの姿はなく、磔にされたニコがいた。
「ニコ!!」ワットはニコの拘束を急いで解く。
「ワット…。罠だ…逃げろ…。」ニコがそう言うと、
「きゃあ!」キャシーが叫ぶ。
「キャシー!」ワットが振り返ると、そこにはキャシーの首根っこを掴むレオがいた。
「この女を助けたくば、自害しろ。自分の命と親友の命どっちが大事なんだ?」レオが言う。
「ワット、ごめん。私のミス。いいからレオを倒して…。」キャシーが言う。
ワットは動けずにいる。そして杖を自分に向けた。
「キャシー、ニコ。俺の意思はお前たちが継いでくれ。」
レオがニヤリと笑みを浮かべる。
「ッ!」キャシーが絶望の顔を浮かべて自分に杖を向ける。
「攻撃魔法:ボンバーダ」キャシーは自分ごとレオを攻撃した。
「ぐッ!」レオはキャシーの手を離す。
「キャシー!!」ワットが倒れゆくキャシーを抱きかかえる。
「なんてことするんだ!」
「私…足手まといにだけはなりたくないの…。レオは絶対あなたの手で倒して…。」キャシーはそう言って気を失った。
「キャシーをひどい目にあわせて…許さない!僕も手伝うよ。」ニコが言う。
「それから、僕を助けてくれてありがとう。」
「礼を言うのはあいつを倒してからだ。」2人は構え、同時に攻撃魔法を繰り出す。
「ぬるい!」レオはそう言って、2人の攻撃を掻き消した。
「特殊魔法:デストロイ」レオがワットに向けて特殊魔法を放つ。
「危ない!」ワットを押してニコが身代わりになる。
ニコは防御魔法を展開するが、特殊魔法なので貫通する。デストロイがニコを直撃した。
「ニコ!」ワットはニコの下に駆け寄る。ニコは即死だった。
「なんで…?」
「私の特殊魔法だ。直撃した対象の命を終わらせる。次はお前の番だ。」レオが魔力を込める。
「…。」
「特殊魔法:デストロイ」
今度はワットに直撃する。ワットはその場に倒れた。だがすぐに立ち上がる。
「な、なぜだ!私の特殊魔法を喰らって生きているなど…。はっ、まさか…。」
「もう命乞いをしても許さないぞ…。」
ワットの反撃が始まる。
ーTo be continued ー
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