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12.再会
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「うん?」
ふと、妙な感覚がした。なんか嫌な感じ?視線を感じるというのか、よく知った気配を感じたのだった。
「ラムリース樣!」
とても焦った様子のスワンが私の名を樣付けで叫んだ。
「ぐえっ」
いきなりお腹の辺りにぐっと誰かの手が周り、誰か身体の大きな男の人に抱きしめられて高い木の上に飛び上がられたのだ。
「貴様っ!いつの間に!!!」
現場から戻って来たらしいミリーが木の上の私達を見上げて叫んだ。
私は怖くて後ろを振り返れない。地面にはかなり距離があるけどそれよりも私を捕まえている男の人が恐ろしい。
「ミリー!、スワン!」
両手を伸ばしてジタバタするとますます強い力で抱き込まれる。
「そんなに暴れると落ちるぞ」
聴き慣れない低い声がした。知らない声なのに、私の全身がおぞけだった。
たまらず、首をぐりんと回し振り返ると間近に深い青の瞳と煌めく黄金の髪が目に入る。
「ヒイッ・・・」
やっぱりっ!やっぱりだ。成長しているけど、こいつは間違いなくリノだ。
「ああっ、イテエ!手の早い奴だな」
気が付くと私は左右の拳を振り回しその顔を殴っていた。それなのに大したダメージは与えられなかった様子だ。
「放せっ、放せってば!」
しかもバタバタ暴れる私の両脇に手を入れて持ち上げジロジロ見る始末だ。ミリーとスワンはこちらに来れない様子だった。もしかすると、こいつが邪魔をしているのかもしれない。
「うーん、あんまり成長してないな、でも、まあ・・・」
でもまあ何だというんだ!私は怒った。怒りが恐怖心を上回る。
「放せって言ってるの!大きくなっても嫌な奴のままねっ!!」
「あ~、子供の頃の事は悪かったと思ってるんだ・・・」
「は?私のトラウマになった頃の事を、悪かった、とかで済まさないで!」
目の前の綺羅綺羅しい男は、子供の頃には見た事のない表情で目を伏せた。
意味がわからない。何がしたいの?
「・・・とにかく、俺はもう王家からは離れる。そしてお前の騎士になる」
「なっ、何いってるの?嫌にきまってるでしょっ!」
そんなこと信じられるものか、馬鹿じゃないの!
「俺の事嫌いでもいいんだ。でも聖騎士は聖女の剣だから傍にいる」
「意味わかんない事言わないで!あんたなんか大っ嫌いよ!」
「ああ、わかってる。別にそれでいい」
「何がいいのよ、良くないわっ!んもうっ、とにかく下に降ろしてよ!」
「分かった」
そういうと、私を横抱きにして地面に飛び降りたのだ。
「きゃっ」
思ったより衝撃はなく、ふわりと地面に降りた。
直ぐにミリーとスワンが駆け寄ってきたけど、見えない壁の様なものに阻まれているようで、バンバンとそれを叩いている。
「お前はこの間の王族の男だな!ラムリースを放せっ」
「まあ落ち着け、信じられないかもしれないだろうが、傷つけるつもりはないし、どこにも連れていかない」
リノは私をそっと立たせると、また木の上に飛び上がった。見えない壁も無くなったようで、私は二人に駆け寄る。
「ラムリース大丈夫か?」
「うん、大丈夫」
「おい、貴様、どういうつもりだ?」
ミリーは木の上のリノを見上げて問いかけた。
「会いたかったんだ。ずっとラムリースに会いたかった。お前には分かるだろう?」
なぜかリノは、ミリーにそんなとんでもない事をいった。私には全く分からない。
すると、苦虫を嚙み締めたような顔をして、ミリーはそっぽを向いたのだ。
「お前が聖騎士だから聖女に惹かれるのは当たり前だ」
ふと、妙な感覚がした。なんか嫌な感じ?視線を感じるというのか、よく知った気配を感じたのだった。
「ラムリース樣!」
とても焦った様子のスワンが私の名を樣付けで叫んだ。
「ぐえっ」
いきなりお腹の辺りにぐっと誰かの手が周り、誰か身体の大きな男の人に抱きしめられて高い木の上に飛び上がられたのだ。
「貴様っ!いつの間に!!!」
現場から戻って来たらしいミリーが木の上の私達を見上げて叫んだ。
私は怖くて後ろを振り返れない。地面にはかなり距離があるけどそれよりも私を捕まえている男の人が恐ろしい。
「ミリー!、スワン!」
両手を伸ばしてジタバタするとますます強い力で抱き込まれる。
「そんなに暴れると落ちるぞ」
聴き慣れない低い声がした。知らない声なのに、私の全身がおぞけだった。
たまらず、首をぐりんと回し振り返ると間近に深い青の瞳と煌めく黄金の髪が目に入る。
「ヒイッ・・・」
やっぱりっ!やっぱりだ。成長しているけど、こいつは間違いなくリノだ。
「ああっ、イテエ!手の早い奴だな」
気が付くと私は左右の拳を振り回しその顔を殴っていた。それなのに大したダメージは与えられなかった様子だ。
「放せっ、放せってば!」
しかもバタバタ暴れる私の両脇に手を入れて持ち上げジロジロ見る始末だ。ミリーとスワンはこちらに来れない様子だった。もしかすると、こいつが邪魔をしているのかもしれない。
「うーん、あんまり成長してないな、でも、まあ・・・」
でもまあ何だというんだ!私は怒った。怒りが恐怖心を上回る。
「放せって言ってるの!大きくなっても嫌な奴のままねっ!!」
「あ~、子供の頃の事は悪かったと思ってるんだ・・・」
「は?私のトラウマになった頃の事を、悪かった、とかで済まさないで!」
目の前の綺羅綺羅しい男は、子供の頃には見た事のない表情で目を伏せた。
意味がわからない。何がしたいの?
「・・・とにかく、俺はもう王家からは離れる。そしてお前の騎士になる」
「なっ、何いってるの?嫌にきまってるでしょっ!」
そんなこと信じられるものか、馬鹿じゃないの!
「俺の事嫌いでもいいんだ。でも聖騎士は聖女の剣だから傍にいる」
「意味わかんない事言わないで!あんたなんか大っ嫌いよ!」
「ああ、わかってる。別にそれでいい」
「何がいいのよ、良くないわっ!んもうっ、とにかく下に降ろしてよ!」
「分かった」
そういうと、私を横抱きにして地面に飛び降りたのだ。
「きゃっ」
思ったより衝撃はなく、ふわりと地面に降りた。
直ぐにミリーとスワンが駆け寄ってきたけど、見えない壁の様なものに阻まれているようで、バンバンとそれを叩いている。
「お前はこの間の王族の男だな!ラムリースを放せっ」
「まあ落ち着け、信じられないかもしれないだろうが、傷つけるつもりはないし、どこにも連れていかない」
リノは私をそっと立たせると、また木の上に飛び上がった。見えない壁も無くなったようで、私は二人に駆け寄る。
「ラムリース大丈夫か?」
「うん、大丈夫」
「おい、貴様、どういうつもりだ?」
ミリーは木の上のリノを見上げて問いかけた。
「会いたかったんだ。ずっとラムリースに会いたかった。お前には分かるだろう?」
なぜかリノは、ミリーにそんなとんでもない事をいった。私には全く分からない。
すると、苦虫を嚙み締めたような顔をして、ミリーはそっぽを向いたのだ。
「お前が聖騎士だから聖女に惹かれるのは当たり前だ」
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