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最終章
まさかですわ
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私はルース様、聖騎士達とお屋敷周辺の魔獣を倒してから教会へ戻りましたわ。
教会へ戻る道も魔獣だらけでしたので倒しながら前へ進みました。移動魔法も使えるのですけれど少しでも魔獣を倒したかったのであえて使いませんでしたの。
ルース様も聖騎士達もそれは納得済みですわ。有り難い!
「しかし凄いな。この数の魔獣は」
ルース様が楽しそうに呟いていますわ。
教会に到着しました。正門が開けっぱなしになっていますわ!
私達は正門をくぐり教会前の庭を走り抜けます。
その間にも魔獣達が居て倒しながら教会の扉まで来ました。
扉も開いています。入って直ぐにある礼拝堂を見るとお兄様とミカエル様の後ろ姿がありました。
「お兄様!ミカエル様!」
私が叫ぶと振り返りましたわ。
2人とも血だらけです!
魔獣と戦ったのですね?それにしても他の聖騎士達はどうしたのでしょうか?
あの程度の魔獣にやられる筈がないのですが......。
「アイラ!無事だったか!良かった!」
お兄様が私を抱きしめます。
この様な状況なので許しますわ。
「お兄様!お母様が行方不明になっていると聞きまして教会に手掛かりなどは......」
そこまで言って私は言葉を止めました。
お兄様の肩越しに見えた礼拝堂の惨劇に驚いたからです。
そこには教会を護衛していた聖騎士達と数人の聖女様達が血だらけになって倒れていました。聖女様達は半分くらい体がありませんわ!
「お兄様?これは......何が起こったのです?」
お兄様は礼拝堂を振り返りましたわ。
「神官が......神官が悪魔だったのだ」
え⁉︎まさかですわ!
「そう、私は悪魔でした。あ、すいませんねぇ。今食事中でして」
礼拝堂の奥にクチャクチャと何かを食べながら神官様が立っていました。
手に持っているのは人の腕ですわ。
「目の前に美味しそうな聖女達がいるのに中々食べれなくて辛かったですがやっと魔王様がこちらの世界に来たので解禁になりましたよ!大聖女のお前は魔王様のものだからねぇ、私は食べれないけどきっと極上の味がするのだろうねぇ」
口元を血だらけにしながらニタニタ笑う神官様。今日は数名の聖女様達は王都の病院に治療をしに行っていたのですが神官様の犠牲になった方々は教会に残っていた聖女様達のようですわ。
なんて酷い!
ルカさんをお父様と一緒に聖騎士団の本部に行かせて正解でしたわ。あそこにはお父様もアレイ様も居るしそのうちエリアス王太子様も合流することでしょう。安全ですわ。
「お兄様、この事はお父様には......」
「ああ、先ほど本部へ知らせた」
ならばもう少しすると聖騎士達が数名来る筈ですわね。
「他の方達は?」
「異変に気が付いて直ぐに聖騎士団本部へ転移魔法で避難させたよ」
ミカエル様が答えてくれました。
安心しましたわ。
そんな中でお兄様もミカエル様もそしてここに倒れている聖騎士達も頑張って戦ってくれていたのでしょう。
お兄様とミカエル様は無事でしたが怪我をしています。
ミカエル様は天使なので自分で怪我は治せる筈です。とりあえずお兄様だけを治そうとしのですが......⁉︎
「あ~無理ですよ?神子の聖力でないと治らない怪我にしときましたから。きっとこちらに戻るのはお前だろうと思っていたのでね」
え⁉︎そんな事が出来るのですか?この悪魔は下っ端ではないのですね。
「いつから......神官様と入れ替わっていたのですか?」
「お前の2度目の人生が始まって少しした時からだよ?1度目はお前馬鹿だからあの親子に殺されてしまっただろう?魔王様に散々怒られてねぇ。『魔王の左側』が何をしていたんだって。だって1回目のお前は覚醒前に聖力を押さえられてしまったから誰が大聖女かなんて分からなかったのだよね。それなのに私だけ責められてさ」
私の人生が2度目だと知っているのですか⁉︎私はミカエル様をバッと見ました。
確か魔王とか悪魔の記憶も消しておくって言ってませんでしたか⁉︎
「おかしいなぁ。ガブリエルに任せたんだけど」
ミカエル様が頭をかきながら困っていますわ。人に任せるからそうなるのですわ。
「2度目とか......何を言っている?」
お兄様は意味が分からないようですわ。
良かった!とりあえずこのまま分からないままでいて下さいませね。
「魔王の左側か。そうか。それならお前の魔力が高いのも納得がいくな」
ミカエル様が頷いていますわ。
どうやらこの悪魔は魔王の側近らしいですわね。左と右がいるのでしょう。
「で、2回目はきちんと分かったからそのうち教会に来るだろうと思って割と早い段階から神官になる男を殺して入れ替わってたよ?」
ふふふ。と、悪魔は笑っています。
「貴方達はこのような事をしてこの世界が滅びてしまったら次は何処へ行くのです?平行線状の世界も一緒に滅びてしまうのでしょう?」
「あ~そうですね。でも悪魔には関係ないのですよ。違う神が作った世界線に入ればいいし、なんならこの世界を創った神がまた違う世界を創るだろうからそちらに行けば良いのです。神は世界を創るのが仕事の様なものだからどんどん創ってくれますよ」
悪魔だけはどの世界でも行き来出来るのでしたものね。成程ですわ!って納得してはいけませんわ!
「しかし、1回目の時よりは少し楽しませてもらったのですがお前の周りが変わりすぎですねぇ。その聖騎士も1回目は純粋にお前の事を妹として愛していてそっちに立っている民兵と一緒に死刑回避に奔走していたというのに今では真の変態になり......」
「なんだと⁉︎真の変態とは失礼な!」
お兄様、今まで色んな話をしている中で反応したのはそこですの⁉︎人間は本当の事を言われると怒るといいますわね。仕方ないですわ......。
「まあ、1回目など、どうでも良いのですがね」
「そうかぁ。そうだな。1回目には俺も居なかった事だしな~」
え?何処からか懐かしい声が聞こえてきましたわ。この声はまさかですわ!
教会へ戻る道も魔獣だらけでしたので倒しながら前へ進みました。移動魔法も使えるのですけれど少しでも魔獣を倒したかったのであえて使いませんでしたの。
ルース様も聖騎士達もそれは納得済みですわ。有り難い!
「しかし凄いな。この数の魔獣は」
ルース様が楽しそうに呟いていますわ。
教会に到着しました。正門が開けっぱなしになっていますわ!
私達は正門をくぐり教会前の庭を走り抜けます。
その間にも魔獣達が居て倒しながら教会の扉まで来ました。
扉も開いています。入って直ぐにある礼拝堂を見るとお兄様とミカエル様の後ろ姿がありました。
「お兄様!ミカエル様!」
私が叫ぶと振り返りましたわ。
2人とも血だらけです!
魔獣と戦ったのですね?それにしても他の聖騎士達はどうしたのでしょうか?
あの程度の魔獣にやられる筈がないのですが......。
「アイラ!無事だったか!良かった!」
お兄様が私を抱きしめます。
この様な状況なので許しますわ。
「お兄様!お母様が行方不明になっていると聞きまして教会に手掛かりなどは......」
そこまで言って私は言葉を止めました。
お兄様の肩越しに見えた礼拝堂の惨劇に驚いたからです。
そこには教会を護衛していた聖騎士達と数人の聖女様達が血だらけになって倒れていました。聖女様達は半分くらい体がありませんわ!
「お兄様?これは......何が起こったのです?」
お兄様は礼拝堂を振り返りましたわ。
「神官が......神官が悪魔だったのだ」
え⁉︎まさかですわ!
「そう、私は悪魔でした。あ、すいませんねぇ。今食事中でして」
礼拝堂の奥にクチャクチャと何かを食べながら神官様が立っていました。
手に持っているのは人の腕ですわ。
「目の前に美味しそうな聖女達がいるのに中々食べれなくて辛かったですがやっと魔王様がこちらの世界に来たので解禁になりましたよ!大聖女のお前は魔王様のものだからねぇ、私は食べれないけどきっと極上の味がするのだろうねぇ」
口元を血だらけにしながらニタニタ笑う神官様。今日は数名の聖女様達は王都の病院に治療をしに行っていたのですが神官様の犠牲になった方々は教会に残っていた聖女様達のようですわ。
なんて酷い!
ルカさんをお父様と一緒に聖騎士団の本部に行かせて正解でしたわ。あそこにはお父様もアレイ様も居るしそのうちエリアス王太子様も合流することでしょう。安全ですわ。
「お兄様、この事はお父様には......」
「ああ、先ほど本部へ知らせた」
ならばもう少しすると聖騎士達が数名来る筈ですわね。
「他の方達は?」
「異変に気が付いて直ぐに聖騎士団本部へ転移魔法で避難させたよ」
ミカエル様が答えてくれました。
安心しましたわ。
そんな中でお兄様もミカエル様もそしてここに倒れている聖騎士達も頑張って戦ってくれていたのでしょう。
お兄様とミカエル様は無事でしたが怪我をしています。
ミカエル様は天使なので自分で怪我は治せる筈です。とりあえずお兄様だけを治そうとしのですが......⁉︎
「あ~無理ですよ?神子の聖力でないと治らない怪我にしときましたから。きっとこちらに戻るのはお前だろうと思っていたのでね」
え⁉︎そんな事が出来るのですか?この悪魔は下っ端ではないのですね。
「いつから......神官様と入れ替わっていたのですか?」
「お前の2度目の人生が始まって少しした時からだよ?1度目はお前馬鹿だからあの親子に殺されてしまっただろう?魔王様に散々怒られてねぇ。『魔王の左側』が何をしていたんだって。だって1回目のお前は覚醒前に聖力を押さえられてしまったから誰が大聖女かなんて分からなかったのだよね。それなのに私だけ責められてさ」
私の人生が2度目だと知っているのですか⁉︎私はミカエル様をバッと見ました。
確か魔王とか悪魔の記憶も消しておくって言ってませんでしたか⁉︎
「おかしいなぁ。ガブリエルに任せたんだけど」
ミカエル様が頭をかきながら困っていますわ。人に任せるからそうなるのですわ。
「2度目とか......何を言っている?」
お兄様は意味が分からないようですわ。
良かった!とりあえずこのまま分からないままでいて下さいませね。
「魔王の左側か。そうか。それならお前の魔力が高いのも納得がいくな」
ミカエル様が頷いていますわ。
どうやらこの悪魔は魔王の側近らしいですわね。左と右がいるのでしょう。
「で、2回目はきちんと分かったからそのうち教会に来るだろうと思って割と早い段階から神官になる男を殺して入れ替わってたよ?」
ふふふ。と、悪魔は笑っています。
「貴方達はこのような事をしてこの世界が滅びてしまったら次は何処へ行くのです?平行線状の世界も一緒に滅びてしまうのでしょう?」
「あ~そうですね。でも悪魔には関係ないのですよ。違う神が作った世界線に入ればいいし、なんならこの世界を創った神がまた違う世界を創るだろうからそちらに行けば良いのです。神は世界を創るのが仕事の様なものだからどんどん創ってくれますよ」
悪魔だけはどの世界でも行き来出来るのでしたものね。成程ですわ!って納得してはいけませんわ!
「しかし、1回目の時よりは少し楽しませてもらったのですがお前の周りが変わりすぎですねぇ。その聖騎士も1回目は純粋にお前の事を妹として愛していてそっちに立っている民兵と一緒に死刑回避に奔走していたというのに今では真の変態になり......」
「なんだと⁉︎真の変態とは失礼な!」
お兄様、今まで色んな話をしている中で反応したのはそこですの⁉︎人間は本当の事を言われると怒るといいますわね。仕方ないですわ......。
「まあ、1回目など、どうでも良いのですがね」
「そうかぁ。そうだな。1回目には俺も居なかった事だしな~」
え?何処からか懐かしい声が聞こえてきましたわ。この声はまさかですわ!
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