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第五章
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「リア、今日はカールが珍しく朝から出掛けているからアベルに確認しに行くぞ!!」
ルークが朝からフガフガと鼻息を荒くしながら僕を誘いに来た。そう、カール兄様は町外れにあるトンネルがもう老朽化していてその視察に行ってるんだよね。これもファリアー叔父様の代行なんだ。
「俺が何だって?しかも呼び捨てかよ」
ルークによって開けられたままの扉の外からアベル様の声がした。
「今日はべったりのカール殿もライバルのアル先生も居ないからゆっくりリアと話でもと思って誘いに来たんだが」
そう言ってアベル様は美味しそうなパンケーキが乗ってるお皿をチラつかせた。あ!あれは前世で京一郎が得意だったふわとろパンケーキだ!!しかも生クリームとイチゴジャム付き!!
因みにアル先生とベンノ様は往診中なんだ。たまにカール兄様から頼まれて病人のお家に行くんだ。症状が酷くて町の診療所まで行けない人のとこを回ってる。
カール兄様にはお世話になってるから少しでも何かさせて欲しいってお願いしたみたい。真面目だよね、アル先生は。アベル様なんてのほほーんと何もしないでお世話になってるのに。
「そ、それはあのパンケーキだよね?」
「そうだ。あれだ。前世の俺がクリスマスにしか焼かない幻のパンケーキだ」
「『くりすます』とは何んですか?」
ルークが不満顔で訊いてくる。
「俺達の前世での祭りだ」
アベル様がまたドヤ顔で前世の話をする。
「......話し方がいつもと違わないですか?」
ルークが僕を後ろに隠しながら言った。
「ああ、本当はこんな感じだ」
「ルークそんなに警戒しなくても大丈夫だよ?これでアベル様は普通だから。前世でね、私達は幼馴染だったからこんな感じなんだ」
僕はルークの後ろから右腕をギュッと掴み顔を見上げて説明した。
「ぐっ、リアその顔は反則だ......。前世での知り合いとは言っていたが幼馴染だったのか?嫌だ。知り合いでも嫌だったのに俺と同じ幼馴染の位置だったなんて嫌すぎて吐き気がするぜ」
嫌を3回も言ったよ。相当嫌だったんだね。なんかごめんね?
「お?お前も話し方が違うじゃねーか?お互い様だなぁ?」
アベル様がニヤニヤしてる。
「お前だ⁉︎俺にはルークという立派な名前がある。それに何がお互い様だ。一緒にするんじゃねーよ!!」
やっぱり2人は似てるよ......。
で、結局3人でパンケーキを食べる事になった。今回は珍しくルークも座った。
「毒味だ、毒味!変なものが混入してたら許さんからな!!」
「なんだと⁉︎俺がリアにそんな変なものを食わすわけねーだろうが!!ドアホ!!」
「ドアホだと⁉︎殺す......」
喧嘩するほど仲が良い?この2人にそれが当てはまるのかな......。
早くパンケーキ食べたいのに。
******************
いつも読んで頂きありがとうございます!!
お気に入り登録やしおり、いいねなど
とても嬉しいです♪
これからもゆるりと更新していきます
のでお暇なお時間にでも読みに来て
もらえたら嬉しいです!!
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ルークが朝からフガフガと鼻息を荒くしながら僕を誘いに来た。そう、カール兄様は町外れにあるトンネルがもう老朽化していてその視察に行ってるんだよね。これもファリアー叔父様の代行なんだ。
「俺が何だって?しかも呼び捨てかよ」
ルークによって開けられたままの扉の外からアベル様の声がした。
「今日はべったりのカール殿もライバルのアル先生も居ないからゆっくりリアと話でもと思って誘いに来たんだが」
そう言ってアベル様は美味しそうなパンケーキが乗ってるお皿をチラつかせた。あ!あれは前世で京一郎が得意だったふわとろパンケーキだ!!しかも生クリームとイチゴジャム付き!!
因みにアル先生とベンノ様は往診中なんだ。たまにカール兄様から頼まれて病人のお家に行くんだ。症状が酷くて町の診療所まで行けない人のとこを回ってる。
カール兄様にはお世話になってるから少しでも何かさせて欲しいってお願いしたみたい。真面目だよね、アル先生は。アベル様なんてのほほーんと何もしないでお世話になってるのに。
「そ、それはあのパンケーキだよね?」
「そうだ。あれだ。前世の俺がクリスマスにしか焼かない幻のパンケーキだ」
「『くりすます』とは何んですか?」
ルークが不満顔で訊いてくる。
「俺達の前世での祭りだ」
アベル様がまたドヤ顔で前世の話をする。
「......話し方がいつもと違わないですか?」
ルークが僕を後ろに隠しながら言った。
「ああ、本当はこんな感じだ」
「ルークそんなに警戒しなくても大丈夫だよ?これでアベル様は普通だから。前世でね、私達は幼馴染だったからこんな感じなんだ」
僕はルークの後ろから右腕をギュッと掴み顔を見上げて説明した。
「ぐっ、リアその顔は反則だ......。前世での知り合いとは言っていたが幼馴染だったのか?嫌だ。知り合いでも嫌だったのに俺と同じ幼馴染の位置だったなんて嫌すぎて吐き気がするぜ」
嫌を3回も言ったよ。相当嫌だったんだね。なんかごめんね?
「お?お前も話し方が違うじゃねーか?お互い様だなぁ?」
アベル様がニヤニヤしてる。
「お前だ⁉︎俺にはルークという立派な名前がある。それに何がお互い様だ。一緒にするんじゃねーよ!!」
やっぱり2人は似てるよ......。
で、結局3人でパンケーキを食べる事になった。今回は珍しくルークも座った。
「毒味だ、毒味!変なものが混入してたら許さんからな!!」
「なんだと⁉︎俺がリアにそんな変なものを食わすわけねーだろうが!!ドアホ!!」
「ドアホだと⁉︎殺す......」
喧嘩するほど仲が良い?この2人にそれが当てはまるのかな......。
早くパンケーキ食べたいのに。
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