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第三章 化物侍女は化物に出会う
61. 令嬢は頭を悩ませる
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─────ヒュッ!
「ギ…」
脳天にナイフが突き刺さると、潰れた鳴き声を零してアーヴァンクが痙攣し、そして次の瞬間には身体が弛緩して地に伏せた。
「やった…! やりました!」
「お見事です」
ヨルの手を取り、嬉しさを抑えきれずその場でフェリシアがピョンピョンと跳ねる。
投げナイフを使ってアーヴァンクに襲い掛かる事十数体。漸く一発で狙った場所に命中して一回で仕留め切る事が出来たのだから、フェリシアの喜びようも理解できる。
「…睨むのは止めなさい」
「あでっ」
ポコンとエセルがティアラの後頭部を叩く。
「だってぇ…」
「だって、何よ?」
「…ヨルは私のなのに」
ティアラにとってヨルは数少ない心を許せる存在であり、それ故に若干独占欲らしきものを抱いていた。
ヨルに友達が増えるのは純粋に嬉しい。それは確かだ。だがそれを良しとしない自分も居て、ティアラ自身もよく分からなくなっていた。
「はぁ…」
お気に入りを取り上げられた子供のような、見た目以上に幼い顔をするティアラに、思わずエセルが溜息を吐く。
「ヨルさんにとって一番はティアラで揺るがないんだから、そんなどうでもいい感情は捨てなさいな」
「……うん」
そこでティアラが思い起こしたのは、つい最近見る事が出来たヨルの本心からの笑顔。
ティアラ“のみ”が知る、その表情。しかしそれ以外にもティアラ“だけ”が知っているヨルの事は多くある。それこそ、ヨルの義母であるキャロルでさえも知らない事も。
(私の方がヨルを知ってるんだから…!)
謎の対抗意識をフェリシアに持ちつつも、それによってティアラの中で気持ちの整理がついた。
「ヨル様! もっと教えて下さい!」
「私などの技術でよろしければ」
ずいっとフェリシアがヨルの顔に近付く。少し押せば、そのまま接吻出来てしまう程に……
────イラッ。
「先に進むわよ!」
「は、はいっ!?」
突然のティアラの怒気を孕んだ号令に、ビクッ! とフェリシアが身体を跳ねさせた。何か不敬を働いてしまったのでは無いかと考えを巡らせるが、特に思い当たる節はなく内心小首を傾げてしまう。
そんな中、拗らせた親友の姿にエセルは呆れた眼差ししか向ける事が出来なかった。
「フェリシア。貴方は悪くないから気にしないでいいわよ」
「え、でも…」
「あの子も色々拗らせてるからねぇ…」
ズンズンと先へ進むティアラと、それに付き添うヨルの後ろ姿に目線を向ける。恐らくは自分に対してヨルは従者である事を崩さないのに、フェリシアは親しげな友人の様な関係になれたという事にティアラは嫉妬心を持ってしまったのだろうとエセルは予想した。だがそれは当人の問題であり、部外者である自分たちが口を挟んだところで解決はしないだろうとも思う。
「えっと…ヨル様と親しくするのが駄目だった、という事でしょうか…?」
「いいえ、多分親しくする分には構わないわよ。ただ…」
「ただ?」
「…ヨルさんの事を深く知らないくせに、とかは思ってるかもね」
図星である。
「だからまぁ…ティアラとも仲良くしておけば解決するとは思うわよ」
「……努力します」
フェリシアにとってティアラは学園で最初に話した相手ではあるものの、学園内でも上位の地位にいる貴族だと知ってから意図的に壁を作ってきた。
フェリシア自身、長くティアラと過ごす内にその壁が不要な物であると薄々ながら気付いてはいる。しかしフェリシアにとって貴族と親しくするなど初めての経験である上、作り続けた壁を取り払うのは予想以上の勇気が必要だった。
「何かきっかけが無いと厳しい?」
「……はい」
「そう、ねぇ…ティアラも一応光属性を持っているから、その辺りから近付いてみたらどうかしら?」
ティアラが持っている光属性の強度は低いが、自分だけに使う分には然程問題が無い。なのである程度の魔術は扱えるだろうという予想の元、エセルがそう提案した。
「成程……やってみます」
早速とばかりにフェリシアがティアラへと近付き、意を決して口を開く。その即断即決さにエセルは密かに感心したが、それをフェリシアが知る由は無かった。
「あの…ティアラ様」
「何?」
「その…光属性の補助魔術についてお聞きしたくて…」
「あぁ…それねぇ…」
てっきり嬉々として承諾してくれそうだったが、予想外の歯切れの悪い返答にフェリシアが小首を傾げる。
「えっと…知っては、いるんだけど…得意じゃない、というか……」
「ティアラ様は攻撃魔術ばかり学んでいましたからね。補助魔術に関してはあまり扱えないのですよ」
せっかく言葉巧みに逃げようとしたティアラだったが、にべもなくヨルが真相を口にしてしまう。
「……あんたマジで何やってんの?」
思わずエセルの口調も荒くなる。
攻撃特化型の魔術師が居ないとは言わない。だがそれは自身の適性属性がそれしか出来なかったからだ。基本的に魔術師は自身の属性全てを活かす事が求められるのだから、光属性を持つティアラに、勉強しないという選択肢は本来無いのだ。
「だってぇ…難しいし」
「それなりに魔術扱えるやつが何言ってんのよ」
攻撃魔術ばかり学んでいたティアラに文句はあるが、その制御力の高さはエセルも認めている。
「ティアラ様でも難しいんですか…?」
「うーん……魔術の制御が難しいってことよりも、補助魔術は別の知識が必要になるのよ」
体外で魔術を発現させ放つ攻撃とは異なり、補助魔術は体内に魔術を発現させる。なので身体の作りなどといった、魔術学とは異なる学問の知識が必要なのだ。
「あ……」
「ん? ……もしかしてフェリシア、光属性の魔術だけ学んでた?」
「……はい。他にも必要だったんですね」
「まぁ光属性は使える人が少ない分人気も無いから、教えてくれる人はあまり居ないのよね」
「そうなんです。学園の先生方も詳しくは知らなくて…」
「まぁ教育機関は多数派を優先せざるを得ないからね。その点で言えば、ティアラと共に勉強するのは理にかなっていると思うけど…」
「それは…そう、かもだけど」
「逃げは悪ではないけれど、糧にもならないわよ」
「「うぐっ…」」
エセルの忠告は、何故か二人にヒットした。
「……やる?」
「……ご迷惑でなければ」
「…じゃあ、まぁ…出たら話しましょ」
「はい…っ」
……何とも焦れったいやり取りにエセルは頭痛の錯覚を起こしたが、取り敢えず険悪な関係には至ら無かった事に安堵するのだった。
「ギ…」
脳天にナイフが突き刺さると、潰れた鳴き声を零してアーヴァンクが痙攣し、そして次の瞬間には身体が弛緩して地に伏せた。
「やった…! やりました!」
「お見事です」
ヨルの手を取り、嬉しさを抑えきれずその場でフェリシアがピョンピョンと跳ねる。
投げナイフを使ってアーヴァンクに襲い掛かる事十数体。漸く一発で狙った場所に命中して一回で仕留め切る事が出来たのだから、フェリシアの喜びようも理解できる。
「…睨むのは止めなさい」
「あでっ」
ポコンとエセルがティアラの後頭部を叩く。
「だってぇ…」
「だって、何よ?」
「…ヨルは私のなのに」
ティアラにとってヨルは数少ない心を許せる存在であり、それ故に若干独占欲らしきものを抱いていた。
ヨルに友達が増えるのは純粋に嬉しい。それは確かだ。だがそれを良しとしない自分も居て、ティアラ自身もよく分からなくなっていた。
「はぁ…」
お気に入りを取り上げられた子供のような、見た目以上に幼い顔をするティアラに、思わずエセルが溜息を吐く。
「ヨルさんにとって一番はティアラで揺るがないんだから、そんなどうでもいい感情は捨てなさいな」
「……うん」
そこでティアラが思い起こしたのは、つい最近見る事が出来たヨルの本心からの笑顔。
ティアラ“のみ”が知る、その表情。しかしそれ以外にもティアラ“だけ”が知っているヨルの事は多くある。それこそ、ヨルの義母であるキャロルでさえも知らない事も。
(私の方がヨルを知ってるんだから…!)
謎の対抗意識をフェリシアに持ちつつも、それによってティアラの中で気持ちの整理がついた。
「ヨル様! もっと教えて下さい!」
「私などの技術でよろしければ」
ずいっとフェリシアがヨルの顔に近付く。少し押せば、そのまま接吻出来てしまう程に……
────イラッ。
「先に進むわよ!」
「は、はいっ!?」
突然のティアラの怒気を孕んだ号令に、ビクッ! とフェリシアが身体を跳ねさせた。何か不敬を働いてしまったのでは無いかと考えを巡らせるが、特に思い当たる節はなく内心小首を傾げてしまう。
そんな中、拗らせた親友の姿にエセルは呆れた眼差ししか向ける事が出来なかった。
「フェリシア。貴方は悪くないから気にしないでいいわよ」
「え、でも…」
「あの子も色々拗らせてるからねぇ…」
ズンズンと先へ進むティアラと、それに付き添うヨルの後ろ姿に目線を向ける。恐らくは自分に対してヨルは従者である事を崩さないのに、フェリシアは親しげな友人の様な関係になれたという事にティアラは嫉妬心を持ってしまったのだろうとエセルは予想した。だがそれは当人の問題であり、部外者である自分たちが口を挟んだところで解決はしないだろうとも思う。
「えっと…ヨル様と親しくするのが駄目だった、という事でしょうか…?」
「いいえ、多分親しくする分には構わないわよ。ただ…」
「ただ?」
「…ヨルさんの事を深く知らないくせに、とかは思ってるかもね」
図星である。
「だからまぁ…ティアラとも仲良くしておけば解決するとは思うわよ」
「……努力します」
フェリシアにとってティアラは学園で最初に話した相手ではあるものの、学園内でも上位の地位にいる貴族だと知ってから意図的に壁を作ってきた。
フェリシア自身、長くティアラと過ごす内にその壁が不要な物であると薄々ながら気付いてはいる。しかしフェリシアにとって貴族と親しくするなど初めての経験である上、作り続けた壁を取り払うのは予想以上の勇気が必要だった。
「何かきっかけが無いと厳しい?」
「……はい」
「そう、ねぇ…ティアラも一応光属性を持っているから、その辺りから近付いてみたらどうかしら?」
ティアラが持っている光属性の強度は低いが、自分だけに使う分には然程問題が無い。なのである程度の魔術は扱えるだろうという予想の元、エセルがそう提案した。
「成程……やってみます」
早速とばかりにフェリシアがティアラへと近付き、意を決して口を開く。その即断即決さにエセルは密かに感心したが、それをフェリシアが知る由は無かった。
「あの…ティアラ様」
「何?」
「その…光属性の補助魔術についてお聞きしたくて…」
「あぁ…それねぇ…」
てっきり嬉々として承諾してくれそうだったが、予想外の歯切れの悪い返答にフェリシアが小首を傾げる。
「えっと…知っては、いるんだけど…得意じゃない、というか……」
「ティアラ様は攻撃魔術ばかり学んでいましたからね。補助魔術に関してはあまり扱えないのですよ」
せっかく言葉巧みに逃げようとしたティアラだったが、にべもなくヨルが真相を口にしてしまう。
「……あんたマジで何やってんの?」
思わずエセルの口調も荒くなる。
攻撃特化型の魔術師が居ないとは言わない。だがそれは自身の適性属性がそれしか出来なかったからだ。基本的に魔術師は自身の属性全てを活かす事が求められるのだから、光属性を持つティアラに、勉強しないという選択肢は本来無いのだ。
「だってぇ…難しいし」
「それなりに魔術扱えるやつが何言ってんのよ」
攻撃魔術ばかり学んでいたティアラに文句はあるが、その制御力の高さはエセルも認めている。
「ティアラ様でも難しいんですか…?」
「うーん……魔術の制御が難しいってことよりも、補助魔術は別の知識が必要になるのよ」
体外で魔術を発現させ放つ攻撃とは異なり、補助魔術は体内に魔術を発現させる。なので身体の作りなどといった、魔術学とは異なる学問の知識が必要なのだ。
「あ……」
「ん? ……もしかしてフェリシア、光属性の魔術だけ学んでた?」
「……はい。他にも必要だったんですね」
「まぁ光属性は使える人が少ない分人気も無いから、教えてくれる人はあまり居ないのよね」
「そうなんです。学園の先生方も詳しくは知らなくて…」
「まぁ教育機関は多数派を優先せざるを得ないからね。その点で言えば、ティアラと共に勉強するのは理にかなっていると思うけど…」
「それは…そう、かもだけど」
「逃げは悪ではないけれど、糧にもならないわよ」
「「うぐっ…」」
エセルの忠告は、何故か二人にヒットした。
「……やる?」
「……ご迷惑でなければ」
「…じゃあ、まぁ…出たら話しましょ」
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