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学園 高等部1年 終
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「うぅん……あ、れ?」
目を覚ますと、見覚えのある木の天井が目に入った。
むくりと体を起こす。
「確か…あ。寝ちゃったんだ」
昨日の記憶を整理し、そのことに気づいた。
「アウ!」
「あ、おはよう。リーヴォ」
ベットに前足をかけ、リーヴォが顔をのぞかせる。
クーリアはリーヴォの頭を撫でると、ベットから降りた。
「多分…あの人が送ってくれたんだよね」
クーリアは、あの女性が転移で送ってくれたのだろうと結論付けた。長距離転移を使いこなす彼女なら可能だと考えたからだ。
「ふぁぁ……」
体を伸ばし、欠伸をこぼす。今日クーリアがかなりのろのろとしているのは、学園が休みだからだ。
「何しようか……」
勉強、というか、課題はほぼ一瞬で終わるので問題は無い。だから、今日なにするかというのが問題であった。
「アウ!」
「ん?……あぁ、散歩もいいか」
リーヴォは基本クーリアの部屋にいるが、外に連れ出して散歩することも必要だろう。
「じゃあいこっか。リードは……」
「アウ!」
リーヴォが青いリードをいつの間にか咥えていた。これはサラがくれたものだ。
「……用意周到だね。ありがと、着けるから大人しくね」
「アウ!」
そもそもここまで賢いのでリードはほぼ必要ないのだが……まぁ、人の目があるので、リードあったほうがいいだろう。
「……よし。できたよ、キツくない?」
「アウ!」
サラから貰った青い首輪を着け、キツくないか尋ねると大丈夫だと言いたげに鳴いたので、これでいいだろう。後は首輪にリードを付けて…
「よしっ!じゃあ…」
ぐぅー…
「…朝ごはん食べてからでいい?」
「…アウ」
朝ごはんを食べ終え、リーヴォに魔力もあげたところで、やっと散歩に向かうことができた。
「うーん……まぁ、適当に歩こうか」
「アウ!」
普段クーリアが買い物をする時に通る道を歩いていく。そして、道の両側に店が立ち並ぶ市場へもたどり着いた。
「おや、クーリアちゃんじゃないか」
歩いていると、よく顔見知りの人から声をかけられる。ここの市場クーリアはよく買い物をするので、顔も名前も覚えられているのだ。
「おはようございます」
「あぁ、おはよう。ところでそれは犬かい?」
(……どうしよう。正直に狼なんて言ったら怯えられちゃうよね)
「はい。リーヴォって言います」
「ア、アウ!?」
怯えられない為にクーリアは嘘をつくことにしたのだが、どうやらリーヴォは不服らしくクーリアの顔をじーっと見つめてきた。
「(ごめんね…)」
「……アウ」
クーリアが小さく謝ると、犬扱いについては許してくれたようで、小さく鳴いた。
「可愛いな。そうだ、これ食うか?」
おじいさんが店頭に並ぶ果物のひとつを取り、食べやすいよう小さく切ってリーヴォの口元へ持っていった。
「……アウ!」
迷いつつリーヴォが口にすると、尻尾を揺らしたので美味しかったのだろう。
「そうかいそうかい。美味いかい」
「すいません、おいくらですか?」
「いいんだよこれくらい。お得意さんだしねぇ。ほれ、まだ食うか?」
「アウ!」
「もうっ!……ありがとうございます」
「あぁ。その代わりまた買いに来てくれや」
「はい。じゃあまた」
「じゃあな」
そこでおじいさんと別れる。リーヴォはと言うと、食べたことで眠くなったのか、目がとろんとし始めた。
「帰ろっか」
「……アウゥ」
クーリアの腕に倒れかかるようにしてリーヴォが眠りについた。
そんな様子にクーリアが苦笑しつつ、リーヴォを抱えて帰路に着いた。
目を覚ますと、見覚えのある木の天井が目に入った。
むくりと体を起こす。
「確か…あ。寝ちゃったんだ」
昨日の記憶を整理し、そのことに気づいた。
「アウ!」
「あ、おはよう。リーヴォ」
ベットに前足をかけ、リーヴォが顔をのぞかせる。
クーリアはリーヴォの頭を撫でると、ベットから降りた。
「多分…あの人が送ってくれたんだよね」
クーリアは、あの女性が転移で送ってくれたのだろうと結論付けた。長距離転移を使いこなす彼女なら可能だと考えたからだ。
「ふぁぁ……」
体を伸ばし、欠伸をこぼす。今日クーリアがかなりのろのろとしているのは、学園が休みだからだ。
「何しようか……」
勉強、というか、課題はほぼ一瞬で終わるので問題は無い。だから、今日なにするかというのが問題であった。
「アウ!」
「ん?……あぁ、散歩もいいか」
リーヴォは基本クーリアの部屋にいるが、外に連れ出して散歩することも必要だろう。
「じゃあいこっか。リードは……」
「アウ!」
リーヴォが青いリードをいつの間にか咥えていた。これはサラがくれたものだ。
「……用意周到だね。ありがと、着けるから大人しくね」
「アウ!」
そもそもここまで賢いのでリードはほぼ必要ないのだが……まぁ、人の目があるので、リードあったほうがいいだろう。
「……よし。できたよ、キツくない?」
「アウ!」
サラから貰った青い首輪を着け、キツくないか尋ねると大丈夫だと言いたげに鳴いたので、これでいいだろう。後は首輪にリードを付けて…
「よしっ!じゃあ…」
ぐぅー…
「…朝ごはん食べてからでいい?」
「…アウ」
朝ごはんを食べ終え、リーヴォに魔力もあげたところで、やっと散歩に向かうことができた。
「うーん……まぁ、適当に歩こうか」
「アウ!」
普段クーリアが買い物をする時に通る道を歩いていく。そして、道の両側に店が立ち並ぶ市場へもたどり着いた。
「おや、クーリアちゃんじゃないか」
歩いていると、よく顔見知りの人から声をかけられる。ここの市場クーリアはよく買い物をするので、顔も名前も覚えられているのだ。
「おはようございます」
「あぁ、おはよう。ところでそれは犬かい?」
(……どうしよう。正直に狼なんて言ったら怯えられちゃうよね)
「はい。リーヴォって言います」
「ア、アウ!?」
怯えられない為にクーリアは嘘をつくことにしたのだが、どうやらリーヴォは不服らしくクーリアの顔をじーっと見つめてきた。
「(ごめんね…)」
「……アウ」
クーリアが小さく謝ると、犬扱いについては許してくれたようで、小さく鳴いた。
「可愛いな。そうだ、これ食うか?」
おじいさんが店頭に並ぶ果物のひとつを取り、食べやすいよう小さく切ってリーヴォの口元へ持っていった。
「……アウ!」
迷いつつリーヴォが口にすると、尻尾を揺らしたので美味しかったのだろう。
「そうかいそうかい。美味いかい」
「すいません、おいくらですか?」
「いいんだよこれくらい。お得意さんだしねぇ。ほれ、まだ食うか?」
「アウ!」
「もうっ!……ありがとうございます」
「あぁ。その代わりまた買いに来てくれや」
「はい。じゃあまた」
「じゃあな」
そこでおじいさんと別れる。リーヴォはと言うと、食べたことで眠くなったのか、目がとろんとし始めた。
「帰ろっか」
「……アウゥ」
クーリアの腕に倒れかかるようにしてリーヴォが眠りについた。
そんな様子にクーリアが苦笑しつつ、リーヴォを抱えて帰路に着いた。
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(追記2018.07.24)
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ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
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