そうなんです!僕が化け物です!!

あいいろの布団

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気づいたけどここどこ?

第11話 街を出る その2

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大広場に着くと、予想以上に賑わっていた

中央には札幌の時計台のようなものが鎮座しており、それを囲むようにして様々な出店が並んでいる

時計の表示は前世と同じようで現在は7時ちょっと
日の沈む時間と気候から今は日本の秋ぐらいかな?

とりあえず猶予まであと5時間ほどある

正直使うのを躊躇してたが闇ギルドの少女から奪った現金を使うことを決心した

「おじさん、それ2本ください」

「ん?まぁいいか
日本で小銀貨4枚だ」

事前知識として小銀貨=100円相当というのは知っている
しかし彼女の手持ちに小銀貨はなかったため銀貨を渡す

「んー、じゃあ釣りは小銀貨4枚だな」

「おじさん、6枚でしょ
子供だからって商売で嘘ついちゃダメだよ」

「チッ、坊主算術出来んのかよ
ほい、ちゃんと小銀貨6枚だ」

実際のところ日本がおかしいだけで、引き算ができる人間というのは前世ですらそんなに多くはない
アメリカでもコンビニ店員が引き算ができないなんていうのはざらである

買った串に刺さった肉はちょっと硬かったが塩がよく効いており空きっ腹にはありがたかった

さて、これからどうしようか
ガロを殺しにいく、というよりはちゃんと話をしてみたいというのが本音である
それにあの貴族は闇ギルドの施設内にいたからいいが、もしも、例えばガロの屋敷なんかで殺しをやったからには大事件になるのは想像につく

それに今はとにかく身体の調子が良くない
魔力が身体に馴染んでいない状況で魔法を連発し、かなり身体を酷使している
少しでいいから身体を休めたかった

約束の時間まであと約5時間……

『サファイヤさん、僕の魔力残量とかって分かる?』

『お、やっと私を呼んでくれましたね!
シズキさんの魔力残量はまだ2/3ほど残ってますよ』

『え!?
じゃあまだまだ魔法使えるってこと?』

『残念ながらそうではないんです
数時間前に言った通りシズキさんはまだ魔力が身体に馴染んでいないんです
例えるとですね、魔力を水として、水のタンクがあります
シズキさんは常人の10倍近い魔力量を持っているため蛇口を使って水を出そうとする際の水圧がとんでもないことになります
シズキさんは今蛇口が上手く使えていない状態なんです
魔力はある意味生命力の源でもありますから今は私の権限で蛇口をほぼストップさせてもらっています
シズキさんの疲労感の正体はそれですね』

『もし蛇口のストップをやめたらどうなるの?…』

『生命力の放出により死ぬまではいかなくともほぼ瀕死ですね』

『うぅ…
マジか、ありがとねサファイヤさん…』

『あと2日もすれば身体に魔力が馴染むようになりますよ
そうですね、今は身体を休めるのが1番ですよ
この時間帯だと………
シズキさんこの大広場にから門に向かって歩いて5つ目の道を左に曲がってください
そこから突き当たりの左に扉があるのでそこで銀貨4枚を払ってくださいね』

『休める場所ってこと?
サファイヤさんそんなことまで教えてくれるの?』

『はい!
私はシズキさんの異世界生活を補佐するものですから!』



言われた通りに向かい扉を開けると老婆がカウンターにいたので言われた通り銀貨4枚を差し出すと
「3階の1番手前の部屋だよ」
と言われた

その通りに行き部屋に入ると洗面に大きなベッドの狭い部屋だった

『サファイヤさんどういうこと?』

『言い忘れてましたね、ここは連れ込み宿ですよ』

『ん?連れ込み?……
売春宿的なとこってこと?』

『有り体に言えばそうですね
すぐそこに娼館があるのでそのアフターをするところですね
おかげで短時間の宿泊ができます!
あと有料ですがシャワーがあります
普通の宿はお湯ですからね』

『いくらなの?
絶対行きたい
てか絶対そういう後で魔法作る』

『銀貨5枚で10分ですね』

『高くない!?
まぁこの際どうでもいいや
もう頭クタクタで働かないんだよ…
とりあえず行ってくるね』

………………

シャワーは1m四方の小さな部屋でちゃんと温水が出たことに感動したシズキであった……
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