【社会人BL】俺は雌イキしかできんのに彼氏が妊娠を恐れている…!?【トンデモR18】

春Q

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★5.セキュリティ解除

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「いいだろ? ガマンなら俺のほうがずっとしてたよ。彰永がたくさん突いてくれないと、イけないんだ。助けてくれよ、彰永」

 自分で言っていてどんどん興奮してきて、彰永の手を胸まで持ってくる。

「彰永……彰永ぁ。ここも、早く」

 そんな気ないのに、どんどんだらしない声が喉から漏れてくる。脱ぎたい。脱がなきゃ。
 黒シャツのボタンを三つ外したところで、彰永が「卯月」と呼んだ。

「本当にいいの?」
「いい……いいから」

 彰永が迫ってくるから、俺は足を開いて、大きな体を間に入れてやる。
 今朝、彰永の部屋で触られてから、いつもより敏感になっていた。
 俺がボタンを外して明らかになっていく胸に彰永がどんどん触ってくる。

「……俺、卯月のおっぱいが好きだ」
「おっぱいじゃないって」
「いやおっぱいだよ……こんなに可愛い」
「そんなとこに向かって言うなぁ……」

 おっぱいに向かって話しかけているのかと思ったら吸い付いてきた。口で引っ張られて、背骨までしなる。胸を突き出しているようになって、恥ずかしい。

「ふ……んぁ、あ」

 十分に濡らすと、指を滑らせるようにして何度もしごく。彰永は変なことばっかり言う。

「俺がちょっと触っただけで、こんなに乳首が勃起するんだよ。繋がっているみたいに腰も揺れてくる。真っ赤だしおっぱいに二つもチンポが付いてるみたいだ」
「やら、や、やぁん」
「卯月、可愛いよ。声が甘くなってる。ほら、おっぱいでもっと感じていいんだよ」
「あぁんっ」

 感じていいと言われて感じるような仕組みじゃないはずだ。なのに、催眠術にかかったみたいに脳が溶けて、彰永の前に感じる姿をさらけ出してしまう。

「彰永っ、彰永、いいっ、いいっ」

 ベッドに後ろ手をついて、足を開き、俺は意識するともなしに彰永を誘っていた。膝が落ち着きなくぱくぱく開いたり閉じたりを繰り返し、彰永の脇腹を叩いている。
 孕む能力なんてないのに、体が勝手に彰永の赤ちゃんを孕もうとする。

「ああ、あ、やらぁ、やっ」

 彰永のお嫁さんなら、こんなことしないと思うことばかり、俺はしてしまう。彰永が俺のおっぱいを執拗に吸うから、こんな。

「卯月、可愛いよ。俺のチンポがもう欲しくて仕方ないんだね」

 彰永の言う通りだった。いつチンポが来てもいいように、浮かせた腰をもう振っていて、カーゴパンツの前をくつろげれば、ぐちょぐちょな下着が透明な糸を引き、見る間に大粒の雫を震わせている。

 もうこんなに濡れてるのに、彰永は俺の股にどろっとローションをかけた。

「ん……」

 冷たくて、ねばねばする。

「卯月」
「う……」
「セキュリティシステムは解除できないの?」
「……あっ?」

 俺が股間で勃起させてるものを、彰永は、への字口になって見ていた。
 本当に間の読めないヤツだと俺は思った。そんなにハチの巣にされたいのか?

「……なんだよ。急に、ビームライフルへの憧れが蘇ってきたのか」
「だって、射精はしてるし、できるんだよね」
「なに。やっぱり彰永ちゃんは俺にチンポを挿れたくないのか」
「ううん」

 すっかり興を削がれて、俺はベッドに腰を下ろしていた。彰永はローションで濡れた手を、俺の膝に乗せた。ぬるぬると丸く撫でながら頬ずりする。

「卯月が死んじゃうなら、俺、おまえの全部に触りたい。卯月の全部を体に刻み付けたい」
「……うーん」

 ロボットアニメの見過ぎは、良くないな。
 ヒロインがよく死ぬから。主人公を自分に置き換えて、変なイメトレを繰り返してきたのだろうと察しがつくような物言いだ。

「やめとけ。こんなもん触っても別に面白くもなんともないんだから」
「じゃ、解除できるのっ?」

 飛びついて来る彰永から、俺は顔を引いた。

「おい、ダメだよ。コレに触ると……」

 触ると、なんだ。月での強制労働を思い出して、俺は困ってしまった。
 俺はオタクじゃないから、ビームライフルの魔力とか、うまく説明できない。なんか、笑っちゃってだめだ。

「ごめん、実は俺にもよくわからんのだが、大人の男がここに触るとみんな頭が変になるみたいなんだ。理由はわからん。でも、そういうことは確かにあったし、こんなの触ったって、おまえにいいことは何もないよ。ただがっかりするだけだ」

 嘘ではないと思う。だが、言い終えてから顔を上げた俺は、彰永を見て、首をひねった。

 でもコイツの場合、もともと頭が変だしな。

 彰永も、鏡みたいに俺と同じ向きに、首をひねっていた。

「ラッキーアイテムじゃないんだから、別にいいことなんかなくていいよ。できるならでいいんだ。俺、卯月にもっと触りたい」
「………あ、そう」
「そうだよ」

 じゃあ、知らん。勝手にすれば、と内心で怒っていると、彰永はなにやら物凄く期待のこもった目で俺の顔を覗き込んできた。

 クソッ。この、オタクくんがよ。

「わかったよ……よし、目を閉じて」

 わくわく感を隠そうともせずに、自主的にベッドに正座して、彰永は閉眼した。
 俺は、彰永と一挙見したロボットアニメの内容を思い出しながら、彰永に命令した。

「右手を前に出す」

 おそろしく素直だ。
 このままスクワットでもさせてやろうかと思ったが、気の毒なので良した。
 口でバカみたいに「ぴっ。ぴぴっ」と効果音を言いながら、彰永の手の平へ、俺の手の平を重ねる。ローションで、べたつく。

「接触者を、新規登録します。あなたの名前はなんですか?」
「アキナガ・キド!」

 うへぇ。自分の名前をキャラ化するタイプの、痛いオタクくんだ。
 危うく、はっ倒す所だった。変な気を起こさないうちに、俺は目を閉じる。

「アキナガ・キドの全身スキャンを実行」

 きっと彰永のおめでたい頭の中では、今頃俺の左手から青緑色の細い光が幾筋も飛び出していて、それが自分の体を包んでいたりなんかするんだろう。

 なんだか、泣きたくなってしまうのをこらえて、俺は言った。

「アキナガ・キドを接触者として登録します。今、セキュリティシステムが解除されました。あなたの道行に、幸多からんことを」

 とんだ茶番だ。流行らんラブホのベッドの上で、しかも全裸で、なんでこんなことを。
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