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しおりを挟む深夜ぐっすりと眠るオーレンを眺める。
滑らかで健康的な肌に、長い睫毛。整った顔にキラキラと輝く碧眼。オーレンが素敵だと若い娘たちが言っていた。
私の瑞々しい青い果実。
私の両腕がドロリと溶けて落下し、そして腕が生え変わる。
ゼリー状の物体は這いずりながらオーレンの元まで向かうと、ベッドに眠るオーレンの手首をベッドに拘束した。
布団を剥ぎ、シャツのボタンを外し胸を全開にし、ズボンを剥ぎ取った後、足もゼリー状になった私の一部で拘束したところでオーレンが目を覚ました。
「か・・・あさん・・・?」
寝起きでボンヤリしながらも、私がそこに居ることに戸惑っているのが分かる。
「え、ちょっ、何だよこれ・・・何の冗談?」
オーレンの全ては私だけの物だ。誰にも渡さない。手塩にかけて私が育てたのだから、当然の権利だ。
「ちょっ、え?母さん?何を───ッ!?」
露になった美味しそうな肌が、早く早くと語りかけてくる。
すぐにでもそうしたい気持ちを押さえ、まずは愛らしく誘う唇からだ。
「・・・っんん!?」
逃れようと動く顔を押さえ、拒むように固く閉じた唇を開かせるため鼻を塞ぐ。
たまらず開いたところに進入した舌が貪ろうと動けば、追い出そうとオーレンの舌が動く。
そんなオーレンの舌を吸い絡ませ、口内を貪る。
たっぷり時間をかけ丹念に全てを味わい尽くしてあげよう。
「はっ、・・・っはぁ・・・母さっ・・・ん、やめ」
オーレンの息が上がるまで口内を貪ることが出来て満足し、今度こそ肌へと移る。
じっくり味わうように、首筋や耳、脇──至るところを丹念に舐めながら、肌に指も這わせ刺激していく。
「ぅ、あ・・・ど、うしてこんな・・・っ、母さんどうしちゃったんだよっ」
胸の頂きに触れる。
「──ッ、痛ッ、やめっ」
弄られたことのないソレは、初めての刺激に快感よりも痛みを感じるようだ。
痛がるのを構うことなく刺激を続けていく。擦り、捏ね、捻り、弾き──繰り返し与える刺激で、だんだんと美味しそうに赤く色づいた。
「ぅ・・・ぁ・・・や、めっ・・・母さっ、ん」
食べてくれと可愛らしく立つソレを口に含んで舌で刺激しながら、もうひとつの赤い実に刺激を与えるのも忘れない。
「こんな・・・こんなこと、間違ってるっ」
舌で味わっていた方を今度は指で捏ね潰し、爪でカリカリと掻いて刺激を与えることを繰り返し、指で弄っていた方を舌で転がし吸って味わう。
「ふ、ぅ、・・・ぅぅ・・・母さ・・・んっ!正気に戻ってくれよ!」
オーレンのソレを見れば、言葉とは裏腹に先端からイヤらしい汁を出してそそり立ち、存在を主張している。
私はオーレンに跨がり、ソレを私の中に招き入れた。
「ぁあっ・・・!くっ、ぅう!・・・母さん・・・母さん何でこんなっ・・・親子でこんなのっ、間違ってる・・・俺は、なんてこと・・・」
母親と身体を繋げてしまった禁忌に震え、見たくない現実を追いやるかのようにオーレンがギュッと目を閉じた。
ヌチュッ、ヌチュッ、ズチュッ、ヌチュッ、ヌチュッ、ヌチュッ
「んっ、・・・はっ・・・はっ、くっ、母さっ、ダメだよ、ダメだ母さ・・・こんなっ」
目を閉じたところでもちろん逃避など出来る筈もない。快楽に身を委ねさせるため律動でオーレンを刺激する。
オーレンはなかなか強情で、必死に耐え、中に出さないようにしているようだ。
「くぅ・・・はっ、はっ・・・はっ・・・んぐっ、んんっ」
オーレンに口づけ舌を絡ませ、貪り、腰を動かす。
ついに欲望を吐き出したのを確認した後、オーレンから退いた。
「ふうっ、ふうっ、・・・ぁ?あ、か、母さん、お願いだからもう、やめてくれ・・・」
果てたソレの周りを、内腿を、足の付け根を、舌で舐め回し、吸い、刺激を与えれば、あっという間にそそり立ち、頼もしい姿を見せつけてきた。
ゆっくりとオーレンのソレを中へ招き入れ、暫く動かずに繋がっていることをしっかり意識させれば、許されない許されないと弱々しく呟いてはいるが、硬いソレは過ちに歓喜するように大きさを増す。
ヌプヌプと刺激を繰り返せば、今度は素直に欲望を吐き出した。
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