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秘密の部屋見つけられる
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「その顔も今のうちよ。今から貴女には先生が作ったこの薬を飲ますわ。何が起きるのかは私にも分かりませんけどね。」
カタリーヌは先生と呼んでいる侍女がへんな色の小瓶を片手にニヤニヤしながら美久に近ずいて来た。
今、美久は手を紐か何かで縛られて床に座らされて居た。
「今から貴女にはこの瓶の中身を飲んでもらいます。私が長年コツコツと研究していた物です。しかし、これはまだ完成品とは言えない物なのです。なので貴女には実験体になってもらいます。さぁ、口を開けてください。」
美久は口を開けろと言われても素直に開けるわけもなく、無表情を貫いていた。
侍女はやれやれといった感じで美久の口を無理やりこじ開け、瓶を口に無理やり押し込んだ。
美久の口の中にドロっとした物が流れ込んできて、今すぐにでも吐き出したいのに侍女が口と鼻を摘んで飲み込むしかなかった。
飲み込んだのを確認した侍女は手を離した。
「ウォェ、ウゲェェェェ」
美久は一生懸命吐き出そうとしているが飲み込んだものは出てこなかった。
暫く美久の様子を見ていたカタリーヌと、侍女は首を傾げた。
「先生⁉︎どうなっていますの‼︎何にもなっていないじゃない‼︎」
「わ、私だって分からないわよ⁉︎魔術書に書いてある通りに作ったのよ‼︎何も起こらないなんて⁉︎どういう事?」
侍女は瓶の中身を作るのに見ていた本を棚から引っ張りだし、読み始めた。
美久は瓶の中身を飲み込んでしまったが何も起きていない為、2人が油断している隙に習った護身術でこの場を乗り切ろうと考えていた。
すると、何やら外から音が聞こえて来た。
その音に美久は気づいたが、まだ2人は気づいておらず、何かを言い合っていた。
音はだんだん近づいてきて、やがてすぐそこまで聞こえた。
流石に2人も気づいたのか焦っていた。
「ちょっ、この場所は絶対に気づかれない場所だって言ったじゃない‼︎
何か音が近づいてきているわよ‼︎どうにかしなさいよ‼︎」
カタリーヌは本を読んでいた侍女に詰め寄りこの状況を回避する為の案を聞いていた。
しかし、この状況を回避する術も無く、ウロウロしていたら音が聞こえなくなった。
聞こえなくなったのを2人はこの場所がバレてないと安心したのかホッとした顔をした。
「な、何も聞こえなくなったわよね…。て、事は私達には気づいていないというわけよね。良かった。」
2人はその場に座って安心していた。
次の瞬間、
『ガンガン、ガンガン、』
扉を強く叩く音が部屋の中に響き渡った。
3人はドアを叩く音に体をビクッとさせた。
その場で動かず固まっているとドアの外から
「私は王宮騎士のオルトと申す。今すぐこの扉を開けよ‼︎」
オルトがドアの前まで来ていてドアを開けるように大きな声で怒鳴った。
まさかこの場所がバレて、オルトがドアの前まで来ているとは思わず、2人はどうしたら良いのか分からずその場に座ったまま互いの体を抱き合っていた。
一向にドアを開ける気がないと思ったのかドアを壊す音が部屋の中に響いた。
数回ドアを壊す音が聞こえ、遂にドアが壊れた。
「美久‼︎居るか⁉︎っ…美久‼︎おい、どうした⁈大丈夫か?」
オルトが中に入ってきて美久を探し、床に座っていた美久を見つけ側に駆け寄って抱き上げた。
その行動に美久は思わず
「あ、あの、オルトさん、私は無事ですから‼︎あ、あの、下ろしてください‼︎」
顔を赤くしている美久を他所に、オルトは美久をお姫様抱っこしたまま、オルトの部下の騎士がカタリーヌと侍女の身柄を拘束している近くに寄り、こう言った。
「お前らの所業、陛下に報告した。言い訳をするわけ無いと思うが、そんな物我々や、他の者には通用しない。覚悟せよ!」
カタリーヌは先生と呼んでいる侍女がへんな色の小瓶を片手にニヤニヤしながら美久に近ずいて来た。
今、美久は手を紐か何かで縛られて床に座らされて居た。
「今から貴女にはこの瓶の中身を飲んでもらいます。私が長年コツコツと研究していた物です。しかし、これはまだ完成品とは言えない物なのです。なので貴女には実験体になってもらいます。さぁ、口を開けてください。」
美久は口を開けろと言われても素直に開けるわけもなく、無表情を貫いていた。
侍女はやれやれといった感じで美久の口を無理やりこじ開け、瓶を口に無理やり押し込んだ。
美久の口の中にドロっとした物が流れ込んできて、今すぐにでも吐き出したいのに侍女が口と鼻を摘んで飲み込むしかなかった。
飲み込んだのを確認した侍女は手を離した。
「ウォェ、ウゲェェェェ」
美久は一生懸命吐き出そうとしているが飲み込んだものは出てこなかった。
暫く美久の様子を見ていたカタリーヌと、侍女は首を傾げた。
「先生⁉︎どうなっていますの‼︎何にもなっていないじゃない‼︎」
「わ、私だって分からないわよ⁉︎魔術書に書いてある通りに作ったのよ‼︎何も起こらないなんて⁉︎どういう事?」
侍女は瓶の中身を作るのに見ていた本を棚から引っ張りだし、読み始めた。
美久は瓶の中身を飲み込んでしまったが何も起きていない為、2人が油断している隙に習った護身術でこの場を乗り切ろうと考えていた。
すると、何やら外から音が聞こえて来た。
その音に美久は気づいたが、まだ2人は気づいておらず、何かを言い合っていた。
音はだんだん近づいてきて、やがてすぐそこまで聞こえた。
流石に2人も気づいたのか焦っていた。
「ちょっ、この場所は絶対に気づかれない場所だって言ったじゃない‼︎
何か音が近づいてきているわよ‼︎どうにかしなさいよ‼︎」
カタリーヌは本を読んでいた侍女に詰め寄りこの状況を回避する為の案を聞いていた。
しかし、この状況を回避する術も無く、ウロウロしていたら音が聞こえなくなった。
聞こえなくなったのを2人はこの場所がバレてないと安心したのかホッとした顔をした。
「な、何も聞こえなくなったわよね…。て、事は私達には気づいていないというわけよね。良かった。」
2人はその場に座って安心していた。
次の瞬間、
『ガンガン、ガンガン、』
扉を強く叩く音が部屋の中に響き渡った。
3人はドアを叩く音に体をビクッとさせた。
その場で動かず固まっているとドアの外から
「私は王宮騎士のオルトと申す。今すぐこの扉を開けよ‼︎」
オルトがドアの前まで来ていてドアを開けるように大きな声で怒鳴った。
まさかこの場所がバレて、オルトがドアの前まで来ているとは思わず、2人はどうしたら良いのか分からずその場に座ったまま互いの体を抱き合っていた。
一向にドアを開ける気がないと思ったのかドアを壊す音が部屋の中に響いた。
数回ドアを壊す音が聞こえ、遂にドアが壊れた。
「美久‼︎居るか⁉︎っ…美久‼︎おい、どうした⁈大丈夫か?」
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その行動に美久は思わず
「あ、あの、オルトさん、私は無事ですから‼︎あ、あの、下ろしてください‼︎」
顔を赤くしている美久を他所に、オルトは美久をお姫様抱っこしたまま、オルトの部下の騎士がカタリーヌと侍女の身柄を拘束している近くに寄り、こう言った。
「お前らの所業、陛下に報告した。言い訳をするわけ無いと思うが、そんな物我々や、他の者には通用しない。覚悟せよ!」
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