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王妃様と家具探し。
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ドアを開けたら目の前に広がったのは元いた世界の自分の部屋ぐらいあるホールにもう言葉が出なかった。
その場でホールを見渡していたら王妃様が
「美久、もうホールはいいでしょ?次行くわよ!」
王妃様に声をかけられ、ハッとした。
そして、王妃様と、ヘルの後に続いて各部屋を見て回った。
流石と言うべきか部屋数が有り過ぎて見て回るだけで疲れてしまった。
2人は疲れていない様子だ。流石と言うべきか…
見て回っていたら1つの部屋が気になった。
その部屋は小さいがベットが置いてあり、タンスが1つあるだけの部屋だった。
ヘルに聞いたらこの部屋は昔この家に住んでいた人が使っていた寝室だと言った。
私はその寝室が気に入り、王妃様に、
「あの、私この部屋を寝室として使いたいです。
何故かこの部屋で寝たいと思って…」
私のお願いに王妃様は驚きながら頷いてくれた。
「貴女がこの部屋が良いのなら好きにしなさい。この家は貴女の家なのだから。 でも、このベットは処分するわよ?長い間放置されてたのならダメになっていると思うから。
さっ、そうと決まれば今すぐ家具屋に行くわよ!
そして、この部屋に会うベットを買って、他にも必要な物を買うわよ‼︎
時間が無いからヘル、この部屋から転移魔法をお願い。」
王妃様の急な頼みをヘルは笑顔で頷いた。
「分かりました。その方が早いですね。では、行きますよ!」
またしても光り出して、直ぐにその光は消えた。
「着きましたよ。場所は私のお店です。此処からの方が家具屋に近いので。では、私の役目は終りと言うことで。」
ヘルは私達に挨拶をし、お店に戻っていった。
私達は裏口から出て、お目当ての家具屋さんに歩いていった。
暫く歩いていたらお目当ての家具屋さんに着いた。
お店は如何にも高級な物を売っていますと言わんばかりの外見をしていた。
恐る恐る中に入ると1人の女性が立っていた。
「いらっしゃいませ!ようこそ家具屋エーテルへ!今日は何をお探しですか?」
優しそうな感じの女性だ。
お店の中を見渡していたら1つのベットに目がいった。
ふらっとそのベットに近ずき、見ていたら女性が声をかけてきた。
「そのベットお気に召しましたか?どうです?横になってみたら。
横になって寝やすさを確認できますよ?」
女性の言葉に甘えて横にならせてもらった。
横になって目を瞑るととても自分の体にフィットした。
今までに無いフィット感に驚き、起き上がり、女性の方を見るととても嬉しそうに微笑んでいた。
なんとも言えない顔をしていたら女性が
「如何ですか?寝心地は?そのベットは寝る人の体にフィットする不思議なベットなのです。製法は秘密でして教える事は出来ませんが、安全です。」
私はこのベットが気に入った。
王妃様にこのベットにすると言いかけた時、ふと女性に聞いてみた。
「あの、このベットってもう少し大きな物は無いですか?」
私の質問に女性は
「大きな物ですか?少々お待ちください。在庫を確認してきます。」
そう言ってお店の奥に行った。
そのやり取りを見ていた王妃様に質問された。
「美久、この大きさじゃダメなの?」
お店にあるベットは1人用で私1人が寝るには十分な大きさのベットだ。
しかし、私は
「この大きさでも良いのですが、大きなベットで寝るのが昔からの夢なのです。なので、家を買ったらベットは大きな物にしようと考えていたんです。
だから、この同じ種類で、大きなベットが欲しくなったのです。
1人で寝るには広すぎると思うけど、寝てみたいんです。
ダメですか?」
1人で寝るには大きすぎるベットに王妃様が良い顔をしなかったので不安顔で答えたら王妃様はニコリと笑った。
「いいえ、ダメじゃ無いわ。ただ、1人で寝ていたら寂しくなりそうで不安だったの。
あの家で暮らすようになったら殆ど私達に会えないし、他の親しい者たちにの会えないから寂しくなったらどうしようって思っただけなの。
美久がそのベットが良いのなら私は反対しないわ。」
王妃様の言葉に私は嬉しくなった。
私の事を心配してくれているんだと思ったら胸がジーンとした。
王妃様と話していたらお店の奥から戻ってきた女性が
「此方のベットの大きな物の在庫有りました。」
その言葉に私は
「買います!いくらですか?」
女性は驚いた顔をしたが直ぐに戻り、
「お値段は250000デリーになります。ご自宅に配達しますか?」
値段は高級なだけあってお高い。
しかし、王妃様はすでにお金を出していた。
1つ問題が発生した。
そう、家までどうやって届けるかだ。
家まで1時間掛かるから配達を頼むのは忍びない。
悩んでいると王妃様がまたもや女性に
「此方のお店に転移魔法を使える者は居ませんか?居たらお願いしたいのですが…」
王妃様の質問に女性は
「おります。では、ご自宅まで転移今しますね。今すぐ出来ますがご一緒にいかがですか?」
「では、お願いします。」
女性は畏まりましたと言い、奥に行った。
その間、私は王妃様に質問した。
「あの、転移魔法を使えるのはヘルさんだけでは無いのですか?しかもベットも一緒にって大丈夫なのですか?」
「あぁ、まだ教えていなかったわね。簡単に説明すると、転移魔法を使える人は自分が働いているお店のしか転移出来ないようになっているの。詳しい事はまた今度ハミュが教えてくれるから。」
その言葉に少し疑問を持ったが今はベットを家まで運ぶ事を優先した。
その場でホールを見渡していたら王妃様が
「美久、もうホールはいいでしょ?次行くわよ!」
王妃様に声をかけられ、ハッとした。
そして、王妃様と、ヘルの後に続いて各部屋を見て回った。
流石と言うべきか部屋数が有り過ぎて見て回るだけで疲れてしまった。
2人は疲れていない様子だ。流石と言うべきか…
見て回っていたら1つの部屋が気になった。
その部屋は小さいがベットが置いてあり、タンスが1つあるだけの部屋だった。
ヘルに聞いたらこの部屋は昔この家に住んでいた人が使っていた寝室だと言った。
私はその寝室が気に入り、王妃様に、
「あの、私この部屋を寝室として使いたいです。
何故かこの部屋で寝たいと思って…」
私のお願いに王妃様は驚きながら頷いてくれた。
「貴女がこの部屋が良いのなら好きにしなさい。この家は貴女の家なのだから。 でも、このベットは処分するわよ?長い間放置されてたのならダメになっていると思うから。
さっ、そうと決まれば今すぐ家具屋に行くわよ!
そして、この部屋に会うベットを買って、他にも必要な物を買うわよ‼︎
時間が無いからヘル、この部屋から転移魔法をお願い。」
王妃様の急な頼みをヘルは笑顔で頷いた。
「分かりました。その方が早いですね。では、行きますよ!」
またしても光り出して、直ぐにその光は消えた。
「着きましたよ。場所は私のお店です。此処からの方が家具屋に近いので。では、私の役目は終りと言うことで。」
ヘルは私達に挨拶をし、お店に戻っていった。
私達は裏口から出て、お目当ての家具屋さんに歩いていった。
暫く歩いていたらお目当ての家具屋さんに着いた。
お店は如何にも高級な物を売っていますと言わんばかりの外見をしていた。
恐る恐る中に入ると1人の女性が立っていた。
「いらっしゃいませ!ようこそ家具屋エーテルへ!今日は何をお探しですか?」
優しそうな感じの女性だ。
お店の中を見渡していたら1つのベットに目がいった。
ふらっとそのベットに近ずき、見ていたら女性が声をかけてきた。
「そのベットお気に召しましたか?どうです?横になってみたら。
横になって寝やすさを確認できますよ?」
女性の言葉に甘えて横にならせてもらった。
横になって目を瞑るととても自分の体にフィットした。
今までに無いフィット感に驚き、起き上がり、女性の方を見るととても嬉しそうに微笑んでいた。
なんとも言えない顔をしていたら女性が
「如何ですか?寝心地は?そのベットは寝る人の体にフィットする不思議なベットなのです。製法は秘密でして教える事は出来ませんが、安全です。」
私はこのベットが気に入った。
王妃様にこのベットにすると言いかけた時、ふと女性に聞いてみた。
「あの、このベットってもう少し大きな物は無いですか?」
私の質問に女性は
「大きな物ですか?少々お待ちください。在庫を確認してきます。」
そう言ってお店の奥に行った。
そのやり取りを見ていた王妃様に質問された。
「美久、この大きさじゃダメなの?」
お店にあるベットは1人用で私1人が寝るには十分な大きさのベットだ。
しかし、私は
「この大きさでも良いのですが、大きなベットで寝るのが昔からの夢なのです。なので、家を買ったらベットは大きな物にしようと考えていたんです。
だから、この同じ種類で、大きなベットが欲しくなったのです。
1人で寝るには広すぎると思うけど、寝てみたいんです。
ダメですか?」
1人で寝るには大きすぎるベットに王妃様が良い顔をしなかったので不安顔で答えたら王妃様はニコリと笑った。
「いいえ、ダメじゃ無いわ。ただ、1人で寝ていたら寂しくなりそうで不安だったの。
あの家で暮らすようになったら殆ど私達に会えないし、他の親しい者たちにの会えないから寂しくなったらどうしようって思っただけなの。
美久がそのベットが良いのなら私は反対しないわ。」
王妃様の言葉に私は嬉しくなった。
私の事を心配してくれているんだと思ったら胸がジーンとした。
王妃様と話していたらお店の奥から戻ってきた女性が
「此方のベットの大きな物の在庫有りました。」
その言葉に私は
「買います!いくらですか?」
女性は驚いた顔をしたが直ぐに戻り、
「お値段は250000デリーになります。ご自宅に配達しますか?」
値段は高級なだけあってお高い。
しかし、王妃様はすでにお金を出していた。
1つ問題が発生した。
そう、家までどうやって届けるかだ。
家まで1時間掛かるから配達を頼むのは忍びない。
悩んでいると王妃様がまたもや女性に
「此方のお店に転移魔法を使える者は居ませんか?居たらお願いしたいのですが…」
王妃様の質問に女性は
「おります。では、ご自宅まで転移今しますね。今すぐ出来ますがご一緒にいかがですか?」
「では、お願いします。」
女性は畏まりましたと言い、奥に行った。
その間、私は王妃様に質問した。
「あの、転移魔法を使えるのはヘルさんだけでは無いのですか?しかもベットも一緒にって大丈夫なのですか?」
「あぁ、まだ教えていなかったわね。簡単に説明すると、転移魔法を使える人は自分が働いているお店のしか転移出来ないようになっているの。詳しい事はまた今度ハミュが教えてくれるから。」
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