最強の弱虫達

影悪・ドレミ

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第1章 記憶喪失

手掛かり

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リウス「あれ…?」

リウスが少し肌寒さを感じズボンのポケットに手を入れた時だ。

リウス(なにか入ってる…。)

ポケットに入っていたのは紙切れだった。
ないか書かれている。

『記憶を戻したければ0秒の石を壊せ。』

誰か書いたのか、誰か入れたのか分からない。
しかし、

リウス(これしか手掛かりがない…。)

リウスは少し悩んだ。
そして、

リウス(0秒の石が何か分からないし、少し聞き込みしてみるか。)

リウスは近くの飲み屋に入った。
未成年なのでお酒は飲めないが、ここなら経験豊富の方や物知りな人、フレンドリーな人が多いとだろうという判断だ。

そして、見事予想的中

モブ「噴水だな。」
モブ「ああ、噴水だ。」

どの人(?)も口をそろえて『噴水』と言う。
話を深く聞いて分かった事を推理するリウス。

リウス(0秒の石はどんな願い、欲望をも叶えると言われる魔法の石。そんな0秒の石はある噴水に封印されているらしい。…願いを込めろ…は、よく分からないけど、まずは0秒の石って言うのを探すか。)

右も左も今どこにいるかさえ分からないが、行ったん周りを見渡してみる。
辺りは夜だ。
すると、

「ごめんなさい…ごめんなさい…」

リウス(ん?)

モブ「あのさー、キエレ。仲間に入れてあげるって言ってんだからさー。」
モブ「さっさと入っちまえよ。悪い話じゃないだろ?」

リウス(弱い者いじめか。見逃せねぇな。



とでも言うと思ったか?読者共。
俺はそこまで優しくはないから。
勘違いすんなよ。
カッコイイヒーロー小説が読みたいならここは場違いだ。)
※メタイ

キエレ「すみません…僕…ご遠慮したいんd」
モブ「ああ!?」
キエレ「ひぇっ…」

リウス「………。」

キエレ「僕、本当に…あの、」
モブ「だーかーらーさー。」
モブ「何度言ったら分かるんだよ。」
キエレ「それに僕攻撃弱いですし…。」

リウス「………。」

リウス(あー、クソッ…
こんなキャラじゃねーけど…。
ムカつく。)

リウス「おい。やめとけ。弱い者いじめか?」
モブ「誰だお前。あとそいつは弱くはねーぞ。」
モブ「ここらで最強の防御能力を持っているんだ。」
リウス「それでも攻撃が出来なければ一方的な暴力。」
モブ「攻撃が出来ない?」
キエレ「どうしてそれをっ…」
リウス「……まぁ、正確には出来るけど出来ない。」
モブ「どういうことだよ。」
リウス「とにかくコイツにはもう関わるな。」
モブ「お前ごときに命令される意味が分からない!」
モブ「やっちまえ!」
リウス「やべっ」

ヒュイイイン

キエレ「…ガード……」
リウス「なんだ…これ…」
リウス(攻撃を防いだ…?でもバリアっぽいのは見えない…。)
モブ「おい、仲間がピンチらしい。!応援に行くぞ。」
モブ「コイツらはどーするんだよ!」
モブ「一旦引く!」

ダダダダダ

キエレ「あの、有難う。あ、あのっ!」

立ち去ろうとしたリウスを呼び止める。

キエレ「はじめまして。僕はキエレ。
見ないお顔ですね。君は?」
俺と同じくらいの年齢の見た目。
長いマフラーに大きなマント。
リウス「俺はリウス。
最近ここらに来たばかりなんだ。」
リウス(もしかしたら忘れてるだけで前にも来たことあったかもだけど。)
キエレ「リウスさん。」
リウス「リウスでいいよ。」
キエレ「リウス、」
リウス「なに。」
キエレ「一緒に旅をさせて下さい。」
リウス「…なんで。」
キエレ「一緒に旅がしたいからです。」
リウス「変なやつ。」

リウスは少し考えた。
キエレは強いから一緒に旅をしてくれるから心強い。
しかし、リウスは人を信じるという事が苦手な人間だった。

キエレ「お願いします。」
リウス「………。」
キエレ「お礼がしたいんです。」
リウス「………。」
キエレ「ダメですか?」

そして出した決断は…

リウス「…勝手についてこれば。」
キエレ「!」
リウス「………。」
キエレ「ありがとうございます!」

キエレは嬉しそうにした。

-----
次回・無限ループの脱走者

キエレ「僕はっ…仲間が出来たと思ったのにっ…彼らは僕を都合の良いやつとか…利用価値のあるやつとしか見ていなくてっ……。」




ーーーーー
おまけ

リウス「リウスは地面につきそうなくらい長いマフラーを付けてるよな。」
キエレ「真夏でも付けてるんだ。」
リウス「大切な物なのか?思い出が詰まってるとか…」
キエレ「そうじゃないんだ。ただ、もしもの時の保険でね…。」
リウス「?」
※そのうち明らかになります。
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