最強の弱虫達

影悪・ドレミ

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第4章 蘇りの国will(ウィル)

蝙蝠は奴隷

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その時、奥からなにかの鳴き声がした。
羽を付けた何かが俺達の方に羽ばたいてくる。
それも物凄い勢いで。

リウス(え?ヤバくね?)

カミル「斬離!」
?「キーー!」

カミルの攻撃をギリギリかわしたその謎の生き物は、地面に倒れ込む。

トーンがその何かを光(永遠の明かり)で照らした。
生き物ということだけリウスには理解出来た。
白と黒の髪で完全に人間の顔。でも羽で飛べる。サイズもリウス達らと同じくらいに見えるけど、足がない。
なんか幽霊?みたいな足?がある。

リウス「てか、こいつ喋れないのか?キーーとしか言わないし…。」
キエレ「コウモリ種ですか…。」
リウス「コウモリ種?」

キエレ達が説明し始める。

キエレ「半人という半分人間の体の生き物の一種です。」
トーン「ちなみに、喋れない者は人権を奪われ腎臓売買など…。」
カミル「コイツ首輪が付いてるから元ペットか。」
キエレ「逃げ出したか捨てられたか…。」
トーン「コウモリ種は人間の顔にコウモリの羽という構成になってます。」
リウス「………なんだか、かわいs(カミル「可哀想とか同情するなよ。」

リウスの言葉をカミルがいち早く遮る。

キエレ「同情すればその気持ちにつけ込まれます。」
トーン「ここで殺してしまいましょう。」
リウス「殺す!?そこまでするのか!?」
キエレ「僕らがやらないと僕らがやられる。」
リウス「………。」
カミル「…いくぞ。」
トーン「出来るだけ苦しませないで下さい。」
コウモリ種「キーキー…。」

目に涙をためてこちらを見上げているコウモリ種に、リウス達は心を痛める。

リウス「………。」
カミル「圧倒魔法…」
コウモリ種「キーー…。」
カミル「斬離!」
リウス「魔法無効化!」
カミル「!?」

リウスがカミルの魔法を止める。
普通なら、ランクやレベルの差で止められるはずがないのに…。

トーン「カミルさんの魔法を…止めた…?」
キエレ「リウス!どういうつもりだ!?」
リウス「コイツの首輪を外す。」
キエレ「危険だよ。スピード的に僕の魔法が発動する前にやられるかも。」
リウス「それでも…黙って見てるなんてたえられねぇよ…。」
カミル・トーン・キエレ「………。」
リウス「皆だって本当は殺したくないんだろ?カミルなんて俺にでも止められる程の力しか出せてなかったし。」

リウスの悲しそうな顔に、全員うつむく。

リウス(あーあ。本当にどうしちゃったのかな。俺こんなキャラじゃねーだろ。…でもさ。コイツらと旅してると、なんだか『信じる事』が楽しいっていうかさ…。なんだろうな。)

カミル「…どーなっても知らねーからな。」
トーン「仮に死んでも幽霊として蘇らせて差し上げますよ。」
キエレ「リウスが助けたいなら僕はそれに従う。」
リウス「…皆…ありがとう。俺、この旅が終わったら…」
キエレ「死亡フラグは立てないで下さい。」

キエレのツッコミのあと、小さく笑いが起こる。








ーーーーー
次回・救世主

しばらく進むと、天井から氷柱(ツララ)が落ちてきた。

リウス(もうそんなそんな季節だっけ?
そーいえばこの世界に来てから日付とかの感覚無かったな。
今はいつなんだろう。
思ったけど、ここは死後の世界って事も…。
死後の世界ならおかしいことが起きても不思議じゃない(?)
てゆーかどうして前の記憶がないんだよ。
少なくても家族の記憶くらい残ってろよ!
…なにもかもを忘れるって結構苦しい事なんだなぁ。
つか、あやしいのはこいつらだよな。
トーンはともかくキエレとカミルだよ!
絶対に何か知ってるだろ!
いつかあばいてやる。
この俺に隠し通せると思うなよ。)
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