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極まりし者達の戦い!!『渇極VS蒼極』!!
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「行くぞ...」
「いつでも...」
堂々としている彼に腹パンを決めるが少しよろけただけだった。
「ふむ...、やるな」
「ならもう一発!」
私は全力を込めてもう一度殴ると今度は躱した。
『攻撃を躱した』と言う事に意味がある。
奴は私の攻撃を脅威として認識しているという事だからだ。
距離を開けた奴は腕を伸ばして私の足を掴み、地面に叩きつけてくるがすぐ様抜け出して接近戦に持ち込む私。
「接近戦は苦手なのかな?」
「いいや、特に苦手では無い」
私の素早い攻撃に反応し攻撃を弾く彼の姿は人間の物とは思えないほど的確にモンスターである私の攻撃を防いでくる。
どう考えても人間の出来る技ではないのだが、今はそんな事を考えている余裕はない。
(とにかく攻撃あるのみ!!、単純な性能ならモンスターである私の方が上!!、互いに同じ極限状態ならきっと勝てる!!)
とにかく休み無く攻め続ける私。
高速の攻撃を何度も続けていると一瞬頭がクラっとした。
(なんだ?、一瞬意識が...)
距離を取り首を振って態勢を立て直していると、それを見たギサラが笑いながらこう言った。
「やはりな...、お前は今極限の力に目覚めたばかりだな?」
「...だったら何?」
「フッ...、極限状態を特訓も無しに長時間持続させるなんて無理な話だ...、俺の見立てで言えばお前の極限状態が続く時間はせいぜい5分程度だ」
何となく自分でも察していたのが確信に変わる。
(この状態かなり疲れるのよね...、言われなくても速攻を決めるしかない!!)
「...、忠告ありがとう、だったら5分以内に終わらせれば良いよね!!」
より一層力を込めて殴る。
魔力を拳に全集中させ蒼き力で敵を打つ。
時々舌での攻撃や魔法の泡での陽動も交えるが、彼の伸びる手の前では焼け石に水である。
(距離を取った攻撃じゃ重みが足りない...、やっぱり拳をきちんと綺麗に入れないとギサラがは倒せない!!)
「ほらほらどうする?、タイムリミットが近づいてくるぜ?」
ギサラの言う通り、体内にある貯蔵魔力が凄い勢いで減って行くのを感じざずにはいられない。
でも、それはギサラも同じこと。
「それはあなたもでしょ?、私より長い事その状態を維持しているあなたの方が早く力尽きるはず!」
「試してみるか?」
「当然!!」
ここから先はどちらが先に倒れるかの我慢比べだ。
一度深く深呼吸をした後、私は彼に立ち向かうのだった。
「いつでも...」
堂々としている彼に腹パンを決めるが少しよろけただけだった。
「ふむ...、やるな」
「ならもう一発!」
私は全力を込めてもう一度殴ると今度は躱した。
『攻撃を躱した』と言う事に意味がある。
奴は私の攻撃を脅威として認識しているという事だからだ。
距離を開けた奴は腕を伸ばして私の足を掴み、地面に叩きつけてくるがすぐ様抜け出して接近戦に持ち込む私。
「接近戦は苦手なのかな?」
「いいや、特に苦手では無い」
私の素早い攻撃に反応し攻撃を弾く彼の姿は人間の物とは思えないほど的確にモンスターである私の攻撃を防いでくる。
どう考えても人間の出来る技ではないのだが、今はそんな事を考えている余裕はない。
(とにかく攻撃あるのみ!!、単純な性能ならモンスターである私の方が上!!、互いに同じ極限状態ならきっと勝てる!!)
とにかく休み無く攻め続ける私。
高速の攻撃を何度も続けていると一瞬頭がクラっとした。
(なんだ?、一瞬意識が...)
距離を取り首を振って態勢を立て直していると、それを見たギサラが笑いながらこう言った。
「やはりな...、お前は今極限の力に目覚めたばかりだな?」
「...だったら何?」
「フッ...、極限状態を特訓も無しに長時間持続させるなんて無理な話だ...、俺の見立てで言えばお前の極限状態が続く時間はせいぜい5分程度だ」
何となく自分でも察していたのが確信に変わる。
(この状態かなり疲れるのよね...、言われなくても速攻を決めるしかない!!)
「...、忠告ありがとう、だったら5分以内に終わらせれば良いよね!!」
より一層力を込めて殴る。
魔力を拳に全集中させ蒼き力で敵を打つ。
時々舌での攻撃や魔法の泡での陽動も交えるが、彼の伸びる手の前では焼け石に水である。
(距離を取った攻撃じゃ重みが足りない...、やっぱり拳をきちんと綺麗に入れないとギサラがは倒せない!!)
「ほらほらどうする?、タイムリミットが近づいてくるぜ?」
ギサラの言う通り、体内にある貯蔵魔力が凄い勢いで減って行くのを感じざずにはいられない。
でも、それはギサラも同じこと。
「それはあなたもでしょ?、私より長い事その状態を維持しているあなたの方が早く力尽きるはず!」
「試してみるか?」
「当然!!」
ここから先はどちらが先に倒れるかの我慢比べだ。
一度深く深呼吸をした後、私は彼に立ち向かうのだった。
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