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海の上に立つ塔
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「しかし、海から生えている部分だけでも結構大きく感じるな...」
(アリカちゃんどうするの?、私が中に入って様子を見てきましょうか?)
そう聞かれたので俺はルキィを止める。
(いや...、ミユキの体力が回復してからにしたほうがいいだろう、塔の場所だけ記憶してくれていればいいから、ルキィはそのまま塔の監視をし続けていてくれ)
(わかったわ、何か変化があればすぐに通達する)
もしもあれがギサラの本拠地なのであれば、彼女を1人で行かせるのはあまりにも危険であると俺は予想している。
当然ながらギサラは物凄く強い。
もしも彼女が1人で敵地に乗り込めば、恐らく一瞬で捕縛されてしまうだろう。
こちらとしても、ルキィをこんな早々に失うのは痛手過ぎるという俺の判断に間違いはないだろう。
相手はあのギサラなのだから、石橋を叩いて渡るくらいで丁度良い。
全員の体力が全開になった時に攻め入ればいい為、今無駄に行動を起こす必要性は一切ないのである。
恐らくアトラ◯ティスが彼の居城だと思うし間違いはないと思うが、念入りに捜索範囲を広げてこの辺りの地理を頭に叩き込んでおく。
仮に今回もギサラに勝てなかった場合、すぐさま逃げられるように退路を作っておいて損はないからな!。
その為のダンジョン製作であり、補給地点の確保である。
長期戦になった場合、物資を調達出来る者達が必要になるので、知能のある下級魔物を数体程【キャラメイキング】しておく。
(今は10人ほどしか作れないけど、いないよりはマシだ)
その程度の感覚だが、実際戦力が多いことに越したことはない。
ここは敵地だし、味方の戦力は少しでも多い方がいいので、俺の魔力が許す限り【キャラメイキング】も行なっておく。
しかしこうして何回も同じ魔法を続けていると、少しずつ成功率や効率の良さが上がっていっているような気がする...。
最初は【キャラメイキング】も失敗ばかりだったが、今では殆ど失敗しなくなった。
現に今回も10回試して10回とも成功している。
「よしっ!また成功だ!」
着実に上手になっている自分の技量に満足していると...。
「アリカ様!」
「ミユキか!?、どうした!?」
いきなり休んでいたはずのミユキが俺の部屋に入ってきたので慌てる。
「いえ、大した用ではないのですが、今日の晩ご飯はグラタンとハンバーグどっちがいいですか!?」
「何!?今日の晩御飯だと!?そいつは重要だ!!」
晩御飯は明日のエネルギー、ちゃんと食べないと体が休まらないからな!。
「よしっ!今日はハンバーグだ!、肉類の方が力がつくと思うしな!」
「分かりました!!ハンバーグですね!!今から作ってきます!!」
「ああ!頼むぞ!!ミユキ!!」
ミユキを休ませると言いながら、ちゃっかり晩ご飯を作って貰っているのは内緒だぞ。
(アリカちゃんどうするの?、私が中に入って様子を見てきましょうか?)
そう聞かれたので俺はルキィを止める。
(いや...、ミユキの体力が回復してからにしたほうがいいだろう、塔の場所だけ記憶してくれていればいいから、ルキィはそのまま塔の監視をし続けていてくれ)
(わかったわ、何か変化があればすぐに通達する)
もしもあれがギサラの本拠地なのであれば、彼女を1人で行かせるのはあまりにも危険であると俺は予想している。
当然ながらギサラは物凄く強い。
もしも彼女が1人で敵地に乗り込めば、恐らく一瞬で捕縛されてしまうだろう。
こちらとしても、ルキィをこんな早々に失うのは痛手過ぎるという俺の判断に間違いはないだろう。
相手はあのギサラなのだから、石橋を叩いて渡るくらいで丁度良い。
全員の体力が全開になった時に攻め入ればいい為、今無駄に行動を起こす必要性は一切ないのである。
恐らくアトラ◯ティスが彼の居城だと思うし間違いはないと思うが、念入りに捜索範囲を広げてこの辺りの地理を頭に叩き込んでおく。
仮に今回もギサラに勝てなかった場合、すぐさま逃げられるように退路を作っておいて損はないからな!。
その為のダンジョン製作であり、補給地点の確保である。
長期戦になった場合、物資を調達出来る者達が必要になるので、知能のある下級魔物を数体程【キャラメイキング】しておく。
(今は10人ほどしか作れないけど、いないよりはマシだ)
その程度の感覚だが、実際戦力が多いことに越したことはない。
ここは敵地だし、味方の戦力は少しでも多い方がいいので、俺の魔力が許す限り【キャラメイキング】も行なっておく。
しかしこうして何回も同じ魔法を続けていると、少しずつ成功率や効率の良さが上がっていっているような気がする...。
最初は【キャラメイキング】も失敗ばかりだったが、今では殆ど失敗しなくなった。
現に今回も10回試して10回とも成功している。
「よしっ!また成功だ!」
着実に上手になっている自分の技量に満足していると...。
「アリカ様!」
「ミユキか!?、どうした!?」
いきなり休んでいたはずのミユキが俺の部屋に入ってきたので慌てる。
「いえ、大した用ではないのですが、今日の晩ご飯はグラタンとハンバーグどっちがいいですか!?」
「何!?今日の晩御飯だと!?そいつは重要だ!!」
晩御飯は明日のエネルギー、ちゃんと食べないと体が休まらないからな!。
「よしっ!今日はハンバーグだ!、肉類の方が力がつくと思うしな!」
「分かりました!!ハンバーグですね!!今から作ってきます!!」
「ああ!頼むぞ!!ミユキ!!」
ミユキを休ませると言いながら、ちゃっかり晩ご飯を作って貰っているのは内緒だぞ。
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