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人形の墓場②
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黒い人形が話しています。
「我らのマスターはまだ目覚めないのか?」
「ああ...、恐らくまだ時間がかかるだろうから、もっと上質な下着を集めてくるんだぞ」
「分かっていますよ...、所でおふたがた...、今ここに侵入者が入ってきているのを知っていますか?」
聞き耳を立てていた私はすぐさま理解する。
(侵入者って私のことだよね?)
「侵入者が我らの結界内に入ってきたと?」
「ええ...、その下着もここに落ちてきたマヌケな奴のを奪ったんでさぁ...」
「ふむ...、まさか3階から身投げする馬鹿が生徒の中に居たとは、空中に結界を張ったのは誤算だったか?」
彼らの話を聞いていたおかげで理解することができました。
(なるほど...、この気味の悪い空間は結界の内部だったんだ!)
結界。
それは高位の魔術師が自身の心象を表す世界。
扱う者によって姿形大きさをかなり変えるのだが、一つだけ変わらない特徴がある。
それは...。
一度足を踏み入れた者達を結界内に留めて置こうとする習性である。
そうと分かれば話は早い。
外から結界の内部を確認するのは難しいが、中から外に出るのは案外容易いらしいのだ。
幸い外にはノーレや林華姉ちゃんもいる為、ここは逃げるのが吉という物だろう。
私がそっと歩くといきなり...。
ジリリリリ!!!。
私の足元から音が鳴り響き、周囲に大音量を流し始めたのだ。
(何っ!?)
そう思って足元を確認すると、壊れた時計人形があったのである。
(最悪...)
結界内に存在する人形達に私がここにいますよと言ってしまったので、すぐあの3匹が私の元に集まった。
私を見つけた黒い人形がこんな事を言いはじめる。
「嬢ちゃん...痛い目にあいたくなかった大人しく付いてきてもらおうか...」
黒い腕から刃物が現れ私を脅かそうとしているのだが、そんな事くらいで怯む私ではない。
「ふんっ!3対1だからって調子に乗らないでよね!」
私が呪文を唱えると炎が溢れ出る。
「人形なら燃やしちゃえばいいよね!!」
笑顔で豪火を投げつけるのだが...。
「「ふんっ!」」
大きい2体の人形が金棒のような物で素振りすると私の豪火は消えてしまった。
「やるじゃん...」
私が身構えようとした瞬間!。
チクリ。
「!?」
突然足に針でも刺さったかのような痛みが滲み出した。
そう...、黒い人形が目にも留まらぬ素早で私の足元に来ていて、足首を刃物で突き刺していたのだ。
微妙な痛みに思わず声を出す私。
「このっ!」
思いっきり蹴飛ばしてやるつもりで足を動かしたはずなのだが...。
(!?)
ここに来て体の調子がおかしくなっている事に気がついた。
(何...?、私の体が痺れて...)
足の感覚がなくなって行くのを感じる。
「んっ!、んんっ!!」
私が片足を動かそうとしてもピクリとも動かない様子を楽しそうに眺めて人形達。
動けない私に再度刃物を振りかざしてくる黒い人形に魔法で応戦しようとしたのですが、流石にこれほど近いと魔法の詠唱よりも近接攻撃の方が早く、為すすべなくやられてしまいました...。
チクリ...、チクリ...、チクリ...。
「あっ...、ガッ...」
両手両足を痺れさせられ、おまけに口にも痺れ毒を塗られたので魔法も使えません。
動けなくなった私を見て余裕の笑みを浮かべる三匹の人形達は私に糸を巻きつけ始めました。
「ふふふっ、君も僕たちと同じ人形になるんだよ♡」
「あっ...?がっ?」
言葉すらまともに喋れない私は、為すがままにヤられてしまうのでした...。
「我らのマスターはまだ目覚めないのか?」
「ああ...、恐らくまだ時間がかかるだろうから、もっと上質な下着を集めてくるんだぞ」
「分かっていますよ...、所でおふたがた...、今ここに侵入者が入ってきているのを知っていますか?」
聞き耳を立てていた私はすぐさま理解する。
(侵入者って私のことだよね?)
「侵入者が我らの結界内に入ってきたと?」
「ええ...、その下着もここに落ちてきたマヌケな奴のを奪ったんでさぁ...」
「ふむ...、まさか3階から身投げする馬鹿が生徒の中に居たとは、空中に結界を張ったのは誤算だったか?」
彼らの話を聞いていたおかげで理解することができました。
(なるほど...、この気味の悪い空間は結界の内部だったんだ!)
結界。
それは高位の魔術師が自身の心象を表す世界。
扱う者によって姿形大きさをかなり変えるのだが、一つだけ変わらない特徴がある。
それは...。
一度足を踏み入れた者達を結界内に留めて置こうとする習性である。
そうと分かれば話は早い。
外から結界の内部を確認するのは難しいが、中から外に出るのは案外容易いらしいのだ。
幸い外にはノーレや林華姉ちゃんもいる為、ここは逃げるのが吉という物だろう。
私がそっと歩くといきなり...。
ジリリリリ!!!。
私の足元から音が鳴り響き、周囲に大音量を流し始めたのだ。
(何っ!?)
そう思って足元を確認すると、壊れた時計人形があったのである。
(最悪...)
結界内に存在する人形達に私がここにいますよと言ってしまったので、すぐあの3匹が私の元に集まった。
私を見つけた黒い人形がこんな事を言いはじめる。
「嬢ちゃん...痛い目にあいたくなかった大人しく付いてきてもらおうか...」
黒い腕から刃物が現れ私を脅かそうとしているのだが、そんな事くらいで怯む私ではない。
「ふんっ!3対1だからって調子に乗らないでよね!」
私が呪文を唱えると炎が溢れ出る。
「人形なら燃やしちゃえばいいよね!!」
笑顔で豪火を投げつけるのだが...。
「「ふんっ!」」
大きい2体の人形が金棒のような物で素振りすると私の豪火は消えてしまった。
「やるじゃん...」
私が身構えようとした瞬間!。
チクリ。
「!?」
突然足に針でも刺さったかのような痛みが滲み出した。
そう...、黒い人形が目にも留まらぬ素早で私の足元に来ていて、足首を刃物で突き刺していたのだ。
微妙な痛みに思わず声を出す私。
「このっ!」
思いっきり蹴飛ばしてやるつもりで足を動かしたはずなのだが...。
(!?)
ここに来て体の調子がおかしくなっている事に気がついた。
(何...?、私の体が痺れて...)
足の感覚がなくなって行くのを感じる。
「んっ!、んんっ!!」
私が片足を動かそうとしてもピクリとも動かない様子を楽しそうに眺めて人形達。
動けない私に再度刃物を振りかざしてくる黒い人形に魔法で応戦しようとしたのですが、流石にこれほど近いと魔法の詠唱よりも近接攻撃の方が早く、為すすべなくやられてしまいました...。
チクリ...、チクリ...、チクリ...。
「あっ...、ガッ...」
両手両足を痺れさせられ、おまけに口にも痺れ毒を塗られたので魔法も使えません。
動けなくなった私を見て余裕の笑みを浮かべる三匹の人形達は私に糸を巻きつけ始めました。
「ふふふっ、君も僕たちと同じ人形になるんだよ♡」
「あっ...?がっ?」
言葉すらまともに喋れない私は、為すがままにヤられてしまうのでした...。
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