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水の大陸編
龍の進化!
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私はアウスに飛びかかりながら炎を噴射する。
龍族の身体能力に炎のブーストが加わり、凄まじい破壊力を生んでいるのだが、奴には普通に受け止められてしまう。
だが、確かに奴は防御の態勢をとり、私を警戒しているのが分かる。
初めて敵として見てくれたのかもしれない、今までは対応をされたことも無かったので少し嬉しい。
続けて2撃目を放つが、今度はあっさりと受け止められてしまう。
「少し驚いたけど...、見た目だけね...、中身はあまり変わっていない...」
そう、能力は何も変わらない、ただお姉ちゃんの姿であれば勇気が出るというだけだ。
だが、ただそれだけでも抵抗が出来ただけ進歩である。
「うるさい...!、お姉ちゃんの仇はここで打つ!」
半龍の力を使い、翼を広げ飛び立つ。
狭い建物の中ではあるが、人型の姿で翼を自由に使えるのであれば、天井や壁も地面の様なものとなるので、戦略の幅が広がる。
私自身の姿では半龍の姿になれないので、お姉ちゃんの姿限定の姿ではあるが、機動力に優れたこの形態の方がアウスと戦うのに適していた。
的が小さくなるので攻撃を回避しやすい。
龍の姿だと、的がどうしてもでかくなるので、防御力を活かすしかなくなるのだが、奴の攻撃力の前では焼け石に水なのでこれでいい。
素早さだけならば互角に戦えている気さえする。
白刃による攻撃を避けながら、炎の拳で応戦する。
激しい攻防戦の最中にも来るアウラの援護射撃が的確なお陰で、戦闘が楽になっている。
一対一ならばまず勝てないが、二体一ならば何とか戦闘になっている気がする。
褒められた事ではないが、そうでもしないと勝ち目がない。
奴に負けたあの日から、奴との実力差は自分が一番よく分かっているつもりだ。
だからこそ、もう負けたくない!。
今回こそは勝つ!、ただそれだけの為に前に進む。
「...少しやるわね...」
アウス自身、少し押されている事に気がついたのだろう、焦りが表情に出ている。
ここで一気に流れをこっちに持ってくる為に、私は龍の逆鱗を使う。
龍の逆鱗とは、一定時間攻撃力と素早さを底上げする龍族専用のスキルだ。
ただし、使用後は頭が割れるように痛くなるような感覚に襲われるデメリットが存在するのだが、一瞬で決めてしまえば問題はない。
スキルを発動した私は、怒涛の攻めを展開する。
このスキルを発動した私であれば、アウスとも互角に渡りあるけている。
もうひと押しで勝てると思うと気分が高揚し、戦法が単調になっていく事に気がついた。
その事にいち早く気がついた奴の手痛い反撃をくらい、その場に座り込む私。
痛い...。
肩を抑えながら動けなくなる。
血が止まらず、痛み始めたかと思うと、頭の頭痛が酷くなる。
スキルのデメリットが来たのだ、吐き気がする...。
(まずい...態勢を立て直さないと...)
そう思うのだが、尋常じゃない痛みが頭を廻り続けるので動けない。
気分が悪くなりながらも炎を噴出し、取り敢えず距離を取らせることに成功したが、次近寄られたら反撃の使用がない。
(あれを使うか...)
私は使った事がないのだが、お姉ちゃんの記憶の中にあった龍族の奥義“龍の進化”。
効力の程がどの程度か分かったものではないが、これくらいしか使えそうなスキルがもう無いと悟り使用する。
「ドラゴンシフト...」
私がそう呟いた時、世界が青く光った気がした。
龍族の身体能力に炎のブーストが加わり、凄まじい破壊力を生んでいるのだが、奴には普通に受け止められてしまう。
だが、確かに奴は防御の態勢をとり、私を警戒しているのが分かる。
初めて敵として見てくれたのかもしれない、今までは対応をされたことも無かったので少し嬉しい。
続けて2撃目を放つが、今度はあっさりと受け止められてしまう。
「少し驚いたけど...、見た目だけね...、中身はあまり変わっていない...」
そう、能力は何も変わらない、ただお姉ちゃんの姿であれば勇気が出るというだけだ。
だが、ただそれだけでも抵抗が出来ただけ進歩である。
「うるさい...!、お姉ちゃんの仇はここで打つ!」
半龍の力を使い、翼を広げ飛び立つ。
狭い建物の中ではあるが、人型の姿で翼を自由に使えるのであれば、天井や壁も地面の様なものとなるので、戦略の幅が広がる。
私自身の姿では半龍の姿になれないので、お姉ちゃんの姿限定の姿ではあるが、機動力に優れたこの形態の方がアウスと戦うのに適していた。
的が小さくなるので攻撃を回避しやすい。
龍の姿だと、的がどうしてもでかくなるので、防御力を活かすしかなくなるのだが、奴の攻撃力の前では焼け石に水なのでこれでいい。
素早さだけならば互角に戦えている気さえする。
白刃による攻撃を避けながら、炎の拳で応戦する。
激しい攻防戦の最中にも来るアウラの援護射撃が的確なお陰で、戦闘が楽になっている。
一対一ならばまず勝てないが、二体一ならば何とか戦闘になっている気がする。
褒められた事ではないが、そうでもしないと勝ち目がない。
奴に負けたあの日から、奴との実力差は自分が一番よく分かっているつもりだ。
だからこそ、もう負けたくない!。
今回こそは勝つ!、ただそれだけの為に前に進む。
「...少しやるわね...」
アウス自身、少し押されている事に気がついたのだろう、焦りが表情に出ている。
ここで一気に流れをこっちに持ってくる為に、私は龍の逆鱗を使う。
龍の逆鱗とは、一定時間攻撃力と素早さを底上げする龍族専用のスキルだ。
ただし、使用後は頭が割れるように痛くなるような感覚に襲われるデメリットが存在するのだが、一瞬で決めてしまえば問題はない。
スキルを発動した私は、怒涛の攻めを展開する。
このスキルを発動した私であれば、アウスとも互角に渡りあるけている。
もうひと押しで勝てると思うと気分が高揚し、戦法が単調になっていく事に気がついた。
その事にいち早く気がついた奴の手痛い反撃をくらい、その場に座り込む私。
痛い...。
肩を抑えながら動けなくなる。
血が止まらず、痛み始めたかと思うと、頭の頭痛が酷くなる。
スキルのデメリットが来たのだ、吐き気がする...。
(まずい...態勢を立て直さないと...)
そう思うのだが、尋常じゃない痛みが頭を廻り続けるので動けない。
気分が悪くなりながらも炎を噴出し、取り敢えず距離を取らせることに成功したが、次近寄られたら反撃の使用がない。
(あれを使うか...)
私は使った事がないのだが、お姉ちゃんの記憶の中にあった龍族の奥義“龍の進化”。
効力の程がどの程度か分かったものではないが、これくらいしか使えそうなスキルがもう無いと悟り使用する。
「ドラゴンシフト...」
私がそう呟いた時、世界が青く光った気がした。
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