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佐藤ちゃん

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「高坂」

「なんだ佐藤?」

 楽しそうな足取りでこちらに向かってくる佐藤。

「学校ってこんなに楽しい所だったんだな! 俺が男の時は寄ってこなかった女子達がどんどん寄ってきてくれてこの姿も悪くないと思ったよ」

 満面の笑顔でそういうのやめろよ。

 マジで可愛いからさ...。

 とは言っても幼い可愛さな事に変わりはないため、性欲が湧くと言うよりは守りたいと言う保護欲の方がそそられているのだと思う。

 俺もそうだしな...。

 このプニッとしそうのほっぺたとか超触りたくなるよな...。

「...さか! 高坂!!」

「...ハッ!?」

「いきなり男友達のほっぺたを触り出すなよ...気持ち悪い...」

「ああ...悪かった」

(やっちまったな...。しかしまあ見事に柔らかいわ。真菜のほっぺたよりも柔らかいんじゃね? アレ)

 その後も彼とは会話を続けたが、やはり彼の口の動きで揺れる柔らかそうなほっぺたに目が言ってしまうのだった。
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