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ゼタニア王国開戦

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 俺の言葉を無視して再度攻め入ってきたので今回ばかりは許さない。

 多少の痛みは伴ってもらう事にしよう。

 そう思っていると早速敵軍の悲鳴が聞こえてきた。

「うわあああ!!! 亡霊だ!!!」

「こいつら剣も魔法も効かないぞ!!!」

 なんて言う声が聞こえてくるが、それはお前らのレベルが足りてないだけだと言いたい。

「背中から襲うなんて卑怯だぞ!」

 なんて言いながら奇襲を受けている奴もいれば「正々堂々一対一で戦え!」なんて言うアホもいる。

(...これが本当に正規の軍隊なのか? 弱すぎだろ)

 思わずそう苦笑してしまうほどの弱さだったので思わず苦笑してしまったのだ。

「...もういい。遊んでいるほど俺は暇じゃないからな。こんな奴らと戦っていても何にも得る事はない。お前ら勝手に戦って撃退してろ。ゼタニア王国から攻めてきた奴らはお前らドレイク騎士団が好きにしていいぞ」

 そう呟いた瞬間にドレイク騎士団の瞳が紅く染まった事に俺は気がつかないのだった。
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