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なんで麗美姉様が...

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 私は麗美姉様がお風呂から出てくるまでに食事を作っておく。

(なんで麗美姉様が...)

 そう思いながらも油断させるために美味しいご飯を作りあげる。

(姉様が好きなのは高級品でそれをプロのシェフが用意したような味付け...)

 流石にプロほどの味は出せないと思いますが、かなり近しい味ならば研究していたので出せると思います。

 私が軽い夜食を用意していると...。

「ふ~! 狭かったけど良いお湯だったよ! 結美ちゃん! 良くこんな小さな部屋に寝泊まりできるね~」

「...一応姉様用に料理を作ってみましたのでどうぞ」

「おほ~! 結美ちゃんの手料理? いただきま~す!」

 そう言いながら上品な手つきでディナーを食べ始める姉様。

「うんうん! なかなかいけるわよこれ」

「そうですか...。ありがとうございます」

 一応お礼を言いながら私もお風呂に入ります。

「あれっ? 結美ちゃんは食べないの?」

「はい、もうディナーは食べ終わっていますので」

「う~ん? 私はまだ食べられるけど...。ああ言う場所のディナーって量は少ないからね。ああっ! ダイエット中か!」

「まあそんなところです」

「分かったわ。お風呂に入ってらっしゃい」

「はい...」

 私は内心では嫌がりながらもお風呂に入るのでした。
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