29 / 361
トウマVSフレイ
しおりを挟む
今日は学校が早く終わったので、早く帰って魔法の研究をしようと思っていたのだが。
校庭のいるフレイとトウマがなにやら不穏な空気を出しているのを見たので近づいてみると...。
「おいフレイ!、いつもお前ばっかり女子にちやほやされていてずるいぞ!!、抜け!今日こそどっちが優秀かを教えてやる」
その言葉を聞いた私は、止めなければと言う使命感にかられ、仲裁に入ろうとするのだが、フレイは片手をこちらに向けて静止してくる。
「大丈夫だよカリンちゃん、いつものことだから」
爽やかなイケメンフェイスをこちらに向けてくるが、トウマが本気で相手をしようとしているのは見ていればわかる。
彼の魔法が武器を生成する危ない物だと、この前の授業で知っているので、やはり危ないと思うのだが、フレイの余裕のある態度は私を安心させた。
「いつもの模擬戦でいいんだよね、トウマ...」
「ああ、先に傷の一つをつけた方の勝ちで、途中で降参もありのルールな!」
トウマがニヤケながら武器を生成して身構えると、フレイも炎を纏始める。
彼の姿が、人というよりも魔人と言った方が当てはまるほどの変貌を見せた時、二人の戦いが始まった。
まず先に動いたのはトウマだった。
授業では手を抜いているのだろうか?、普段見せないような動きでフレイの背後を取る。
私が遠くから見てようやく見える程の速度なので、早くも決まったかに見えたが。
「簡単には、決めさせないよ」
フレイは一歩も動く事なく、炎の尾で剣を受け止める。
「チィ...、それズリィよな...」
舌打ちしながら彼は一度距離を置いた。
「離れると...、こうなるよ!」
フレイが手を伸ばすと、トウマが立つ場所に亀裂が入る。
「げげっ!!、まずい!」
慌てて彼が飛び離れると、次の瞬間に地表から多量の熱が放出された。
子供のお遊びだと思ってはいけない、小学生だといえどこの子達は魔法使いなのだ。
そう思わせるのに充分な程、二人の戦いは凄まじいと感じる。
何とか危機を脱した彼だったが、辺りを見回すとさっきの亀裂がところ狭しと入っている。
それを見た彼は冷や汗をかきながらフレイの方を見た。
「チェックメイト」
フレイがそう言うと、彼はその場に倒れこんだ。
「クッソ~!、また負けた...」
悔しそうな彼を見たフレイが笑みを浮かべた。
「でも、トウマ君の速度も見事なものだったよ、もう少し早ければ初手で勝っていたかもしれないね」
「へっ...、この前もそう言ってたじゃねーか...」
フレイは片手を出してトウマもそれに応じて笑いあっていた。
それを見た私は静かに「いいなぁ...」と声を漏らしていた。
校庭のいるフレイとトウマがなにやら不穏な空気を出しているのを見たので近づいてみると...。
「おいフレイ!、いつもお前ばっかり女子にちやほやされていてずるいぞ!!、抜け!今日こそどっちが優秀かを教えてやる」
その言葉を聞いた私は、止めなければと言う使命感にかられ、仲裁に入ろうとするのだが、フレイは片手をこちらに向けて静止してくる。
「大丈夫だよカリンちゃん、いつものことだから」
爽やかなイケメンフェイスをこちらに向けてくるが、トウマが本気で相手をしようとしているのは見ていればわかる。
彼の魔法が武器を生成する危ない物だと、この前の授業で知っているので、やはり危ないと思うのだが、フレイの余裕のある態度は私を安心させた。
「いつもの模擬戦でいいんだよね、トウマ...」
「ああ、先に傷の一つをつけた方の勝ちで、途中で降参もありのルールな!」
トウマがニヤケながら武器を生成して身構えると、フレイも炎を纏始める。
彼の姿が、人というよりも魔人と言った方が当てはまるほどの変貌を見せた時、二人の戦いが始まった。
まず先に動いたのはトウマだった。
授業では手を抜いているのだろうか?、普段見せないような動きでフレイの背後を取る。
私が遠くから見てようやく見える程の速度なので、早くも決まったかに見えたが。
「簡単には、決めさせないよ」
フレイは一歩も動く事なく、炎の尾で剣を受け止める。
「チィ...、それズリィよな...」
舌打ちしながら彼は一度距離を置いた。
「離れると...、こうなるよ!」
フレイが手を伸ばすと、トウマが立つ場所に亀裂が入る。
「げげっ!!、まずい!」
慌てて彼が飛び離れると、次の瞬間に地表から多量の熱が放出された。
子供のお遊びだと思ってはいけない、小学生だといえどこの子達は魔法使いなのだ。
そう思わせるのに充分な程、二人の戦いは凄まじいと感じる。
何とか危機を脱した彼だったが、辺りを見回すとさっきの亀裂がところ狭しと入っている。
それを見た彼は冷や汗をかきながらフレイの方を見た。
「チェックメイト」
フレイがそう言うと、彼はその場に倒れこんだ。
「クッソ~!、また負けた...」
悔しそうな彼を見たフレイが笑みを浮かべた。
「でも、トウマ君の速度も見事なものだったよ、もう少し早ければ初手で勝っていたかもしれないね」
「へっ...、この前もそう言ってたじゃねーか...」
フレイは片手を出してトウマもそれに応じて笑いあっていた。
それを見た私は静かに「いいなぁ...」と声を漏らしていた。
0
あなたにおすすめの小説
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、生命を懸けて鬩ぎ合い、幾度も涙を流す旅路の中で自分の在り方を探す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※基本週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開中(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
召喚されたら聖女が二人!? 私はお呼びじゃないようなので好きに生きます
かずきりり
ファンタジー
旧題:召喚された二人の聖女~私はお呼びじゃないようなので好きに生きます~
【第14回ファンタジー小説大賞エントリー】
奨励賞受賞
●聖女編●
いきなり召喚された上に、ババァ発言。
挙句、偽聖女だと。
確かに女子高生の方が聖女らしいでしょう、そうでしょう。
だったら好きに生きさせてもらいます。
脱社畜!
ハッピースローライフ!
ご都合主義万歳!
ノリで生きて何が悪い!
●勇者編●
え?勇者?
うん?勇者?
そもそも召喚って何か知ってますか?
またやらかしたのかバカ王子ー!
●魔界編●
いきおくれって分かってるわー!
それよりも、クロを探しに魔界へ!
魔界という場所は……とてつもなかった
そしてクロはクロだった。
魔界でも見事になしてみせようスローライフ!
邪魔するなら排除します!
--------------
恋愛はスローペース
物事を組み立てる、という訓練のため三部作長編を予定しております。
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
婚約破棄された「無能」聖女、拾った子犬が伝説の神獣だったので、辺境で極上もふもふライフを満喫します。~捨てた国が滅びそう?知りません~
ソラ
ファンタジー
「エリアナ、貴様との婚約を破棄し、この国から追放する!」
聖女としての魔力を使い果たし、無能と蔑まれた公爵令嬢エリアナ。
妹に婚約者を奪われ、身一つで北の最果て、凍てつく「死の森」へと捨てられる。
寒さに震え死を覚悟した彼女が出会ったのは、雪に埋もれていた一匹の小さなしっぽ。
「……ひとりぼっちなの? 大丈夫、私が温めてあげるわ」
最後の手向けに、残されたわずかな浄化の力を注いだエリアナ。
だが、その子犬の正体は――数千年の眠りから目覚めた、世界を滅ぼす伝説の神獣『フェンリル』だった!
ヒロインの淹れるお茶に癒やされ、ヒロインのブラッシングにうっとり。
最強の神獣は、彼女を守るためだけに辺境を「極上の聖域」へと作り替えていく。
一方、本物の聖女(結界維持役)を失った王国では、災厄が次々と降り注ぎ、崩壊の危機を迎えていた。
今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくる王子たち。
けれど、エリアナの膝の上には、甘えん坊の神獣様(執着心MAX)が陣取っていて――。
「聖女の仕事? いえ、今は神獣様とのお昼寝の方が忙しいので」
無自覚チートな聖女と、彼女にだけはデレデレな神獣様による、逆転溺愛スローライフが幕を開ける!
(本作品はAIを活用して構成・執筆しています)
捨てられ王女ですが、もふもふ達と力を合わせて最強の農業国家を作ってしまいました
夏見ナイ
ファンタジー
魔力ゼロの『雑草王女』アリシアは、聖女である妹に全てを奪われ、不毛の辺境へ追放された。しかし、彼女を慕う最強の騎士と、傷ついた伝説のもふもふとの出会いが運命を変える。
アリシアの力は魔力ではなく、生命を育む奇跡のスキル『万物育成』だった! もふもふ達の力を借り、不毛の大地は次々と奇跡の作物で溢れる緑豊かな楽園へと変わっていく。
やがて人々が集い、彼女を女王とする最強の農業国家が誕生。その頃、アリシアを捨てた祖国は自滅により深刻な食糧難に陥っていた――。
これは、優しき王女が愛する者たちと幸せを掴む、心温まる逆転建国ファンタジー。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる