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case3/絶望も突き詰めれば希望である
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昼前に起きた俺は最悪の気分で少し外に出て簡単な食事をした。
あんまり食欲はなかった。
外で働いてる人を見てると俺の今までの職はどうなったのかなって職場のことが頭をよぎった。
急に辞めた俺を周りはどう思ってるんだろう。
まさか女抱いて金もらってるなんて知らないんだろうな。
俺は苦笑することしかできなくて、頼んだ牛丼を半分残した。
その夜から祐也は俺への教育ってやつを始めた。
この店に男しかいないのはそういうことだったのかって思った。
そんなことできるかって思いながらも、やるしかないのはわかってた。
祐也はなんでもないみたいな顔してケツに水入れて洗う話してる。
それを俺がやるんだって言う。
頭がぼんやりするような、ここ数日で慢性化した絶望だった。
祐也は言葉こそ軽かったけど俺の体は丁寧に扱ってくれた。
別に俺を気遣っているわけじゃなくて商品だからなんだろうけど、ありがたかった。
洗浄ってやつは気分最悪で泣き出しそうだったけどなんとか終わった。
何回も入れたり出したりして苦しかったし気持ち悪くて情けなかった。
それからベッドの上に移動して穴をマッサージされた。
そんなとこ触られるのが恥ずかしくて嫌で、力抜けって言われてるのに全然抜けなかった。
ぬるぬる触られまくって祐也の指が熱くて早く終わって欲しいと思った。
祐也はローションでべちゃべちゃの手で前も扱いてきて、気持ちいいはずなのになかなか反応しなかった。
後ろずっといじってる指が説明されたみたいにいつ入ってくるんだろうと思うと怖かった。
それから長い刺激のおかげでなんとか勃ったみたいだけど少しもよくなかった。
マッサージしてる祐也の指が止まって、指先がぐっと押し付けられた。
体の芯が冷たくなる。
息吐いてって言われてなんとか呼吸を止めないようにしたけどぜーぜー言ってるのが自分で分かった。
嫌な汗がいっぱい出てきた。
祐也の指が入ってくる。
体をこじ開けられるような違和感があって、痛くて、気持ち悪くて涙が出た。
すっかり萎えてたと思う。
もう勘弁してくれってくらいゆっくりねじ込まれて、奥の方まで入ってきた時に内臓押し上げられるみたいな感じがして気づいたら吐いてた。
苦しくて気持ち悪くて口ん中苦くて涙はボロボロ出るし痛いしパニックだった。
祐也はいつの間にか指抜いてくれて背中さすってくれてた。
まともに呼吸できない俺をなだめてそれからいろいろ始末してくれた。
別に俺のことが嫌いだからひどいことしてるわけじゃないんだなってなんとなく思った。
でも口ゆすいだり着替えたりした後で謝ったら結構冷たく別にいいって言われたから、嫌われてるのかもしれない。
その日はそれ以上何もできなくて、ずっと体の違和感も消えなくて沈んだまま夜を過ごした。
知らない女を抱いて、祐也にマッサージだけされて、そんな風に数日が経った。
全然先に進めない俺のせいで祐也はオーナーに怒られてるみたいだったから申し訳なくて、でも体は言うことを聞いてくれなかった。
祐也も知られたくないだろうと思って謝ることもできなくて、もやもやばかりが募っていく。
ある日祐也が紙袋下げてふらっと俺のところに来て、ちゃんと食ってるのかって訊いた。
あんまり食欲なかったから最近ほとんど食べてなかった。
祐也は持ってた紙袋押し付けて、無理にでも食っとけって言った。
入ってたのは高そうな寿司だった。
こんなのもらえないって断ったけど、さっき客が買ってくれただけで俺はいらないからって強引に押し付けられた。
祐也が譲らないから俺は少しだけでも食べようと醤油を垂らした。
まぐろだろうなって赤いやつ口に入れたら、俺の知ってる味と全然違って驚いた。筋もなかったし、生臭くない。
柔らかくて舌が溶けそうだった。
シャリもふっくらしておいしくて、思わず二つ目を食べてた。
久々のまともな食事に体が喜ぶみたいに反応して、知らないうまさに手が止まらなかった。
一気に完食してから、祐也ががっつく俺をずっと見てたのに気づいて恥ずかしくなった。
礼を言うと、ああうんってそっけなく返して俺の手からゴミ回収するとさっさとどこかに行ってしまった。
思ったより冷たいやつじゃないのかもって思った。
あんまり食欲はなかった。
外で働いてる人を見てると俺の今までの職はどうなったのかなって職場のことが頭をよぎった。
急に辞めた俺を周りはどう思ってるんだろう。
まさか女抱いて金もらってるなんて知らないんだろうな。
俺は苦笑することしかできなくて、頼んだ牛丼を半分残した。
その夜から祐也は俺への教育ってやつを始めた。
この店に男しかいないのはそういうことだったのかって思った。
そんなことできるかって思いながらも、やるしかないのはわかってた。
祐也はなんでもないみたいな顔してケツに水入れて洗う話してる。
それを俺がやるんだって言う。
頭がぼんやりするような、ここ数日で慢性化した絶望だった。
祐也は言葉こそ軽かったけど俺の体は丁寧に扱ってくれた。
別に俺を気遣っているわけじゃなくて商品だからなんだろうけど、ありがたかった。
洗浄ってやつは気分最悪で泣き出しそうだったけどなんとか終わった。
何回も入れたり出したりして苦しかったし気持ち悪くて情けなかった。
それからベッドの上に移動して穴をマッサージされた。
そんなとこ触られるのが恥ずかしくて嫌で、力抜けって言われてるのに全然抜けなかった。
ぬるぬる触られまくって祐也の指が熱くて早く終わって欲しいと思った。
祐也はローションでべちゃべちゃの手で前も扱いてきて、気持ちいいはずなのになかなか反応しなかった。
後ろずっといじってる指が説明されたみたいにいつ入ってくるんだろうと思うと怖かった。
それから長い刺激のおかげでなんとか勃ったみたいだけど少しもよくなかった。
マッサージしてる祐也の指が止まって、指先がぐっと押し付けられた。
体の芯が冷たくなる。
息吐いてって言われてなんとか呼吸を止めないようにしたけどぜーぜー言ってるのが自分で分かった。
嫌な汗がいっぱい出てきた。
祐也の指が入ってくる。
体をこじ開けられるような違和感があって、痛くて、気持ち悪くて涙が出た。
すっかり萎えてたと思う。
もう勘弁してくれってくらいゆっくりねじ込まれて、奥の方まで入ってきた時に内臓押し上げられるみたいな感じがして気づいたら吐いてた。
苦しくて気持ち悪くて口ん中苦くて涙はボロボロ出るし痛いしパニックだった。
祐也はいつの間にか指抜いてくれて背中さすってくれてた。
まともに呼吸できない俺をなだめてそれからいろいろ始末してくれた。
別に俺のことが嫌いだからひどいことしてるわけじゃないんだなってなんとなく思った。
でも口ゆすいだり着替えたりした後で謝ったら結構冷たく別にいいって言われたから、嫌われてるのかもしれない。
その日はそれ以上何もできなくて、ずっと体の違和感も消えなくて沈んだまま夜を過ごした。
知らない女を抱いて、祐也にマッサージだけされて、そんな風に数日が経った。
全然先に進めない俺のせいで祐也はオーナーに怒られてるみたいだったから申し訳なくて、でも体は言うことを聞いてくれなかった。
祐也も知られたくないだろうと思って謝ることもできなくて、もやもやばかりが募っていく。
ある日祐也が紙袋下げてふらっと俺のところに来て、ちゃんと食ってるのかって訊いた。
あんまり食欲なかったから最近ほとんど食べてなかった。
祐也は持ってた紙袋押し付けて、無理にでも食っとけって言った。
入ってたのは高そうな寿司だった。
こんなのもらえないって断ったけど、さっき客が買ってくれただけで俺はいらないからって強引に押し付けられた。
祐也が譲らないから俺は少しだけでも食べようと醤油を垂らした。
まぐろだろうなって赤いやつ口に入れたら、俺の知ってる味と全然違って驚いた。筋もなかったし、生臭くない。
柔らかくて舌が溶けそうだった。
シャリもふっくらしておいしくて、思わず二つ目を食べてた。
久々のまともな食事に体が喜ぶみたいに反応して、知らないうまさに手が止まらなかった。
一気に完食してから、祐也ががっつく俺をずっと見てたのに気づいて恥ずかしくなった。
礼を言うと、ああうんってそっけなく返して俺の手からゴミ回収するとさっさとどこかに行ってしまった。
思ったより冷たいやつじゃないのかもって思った。
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