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恋は盲目 2
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だが、ダメもとで俺は、何度かチャレンジをしてみた。
「一応、お前の部屋を確認してもいいか?」
そんなこと出来ないんだろうなあとは思いつつも、一応聞いてみる。
「最低」
うっ、
「しつこい」
ううっ
「この変態」
うううっ
「あなた、しつこく私の部屋に入りたがるなんて、本物の変態なの?」
ううっ、何故だろう・・・思ってたよりダメージが強いな。
これはなるべく言いたくなかったが、
「正直言って、本当に部屋があるのか疑っている。よくあるパターンで扉しかなかったなんてことザラにあるからな。まあ、俺がお前の体を借りているから・・・心配なんだよ」
まず、イザベラの言ってる部屋がなかったとしたら、思ったよりやばいと思っている。
いかにも立派な部屋のドアだけで、本当はイザベラが俺の体の中に居場所がなかったら?魂があるという概念で言うと、本当はそこら辺で浮遊してたとしたら、肉体のない状態は危ないのでは?
だが、正直に言っても、イザベラに脅すだけになりそうだから、俺はため息をつきながら、
「俺だって、体を借りている身として、さすがに悪いと思って、毎回、目をつぶって、着替え中は素数数えたり、お風呂は円周率を唱えたりして、色々努力しているんだぞ」
まあ、最近はイザベラの身体にも慣れたのか、何とも思わなくなったしな。
特にトイレの時。
美人でもトイレって行くんだなって感じ。
微妙な表情でイザベラは、
「何を言ってるのか、さっぱりわからないけれど、一応、努力しているのは伝わったわ」
ツンツンしながら言うイザベラは、結構大人ぶっている。
「偉そうだな」
つい、口が滑る。
「余計なお世話よ。でもそういうことなら安心して、部屋はちゃんとあるけど、正直言ってベットだけ置いてある。だから男の子を入れるわけ行かないでしょ」
なるほど、そうきたか。
「ベットだけか・・・でも、俺は、一応、お前だぞ」
「それはそうだけど・・・男の子と思って、喋ってるんだから、無理よ」
まあ、ご令嬢の教育されていたら、そうなるか。
それに、当然だけど、やっぱり、お互い、別の人格と思っている。
俺が少し考えこんでいると、イザベラがポツリと、
「でも、まさか、私の中に男の子が入ってくるなんてね・・・」
その点については本当に悪いと思っている、だが、
「正直言って、お前に入りたくて、入ったわけじゃないからな、返せと言われたら返したいけど、ごめん、今のところ方法がわからない」
一応、書籍で調べられる限界まで調べてみたんだが、分からなかった。
スマホがあれば、もう少し、詳しくヒント的なものがあって、また違ったかな。
「いいわよ、返さなくても・・・」
イザベラは小さい声で言った。
「一応、お前の部屋を確認してもいいか?」
そんなこと出来ないんだろうなあとは思いつつも、一応聞いてみる。
「最低」
うっ、
「しつこい」
ううっ
「この変態」
うううっ
「あなた、しつこく私の部屋に入りたがるなんて、本物の変態なの?」
ううっ、何故だろう・・・思ってたよりダメージが強いな。
これはなるべく言いたくなかったが、
「正直言って、本当に部屋があるのか疑っている。よくあるパターンで扉しかなかったなんてことザラにあるからな。まあ、俺がお前の体を借りているから・・・心配なんだよ」
まず、イザベラの言ってる部屋がなかったとしたら、思ったよりやばいと思っている。
いかにも立派な部屋のドアだけで、本当はイザベラが俺の体の中に居場所がなかったら?魂があるという概念で言うと、本当はそこら辺で浮遊してたとしたら、肉体のない状態は危ないのでは?
だが、正直に言っても、イザベラに脅すだけになりそうだから、俺はため息をつきながら、
「俺だって、体を借りている身として、さすがに悪いと思って、毎回、目をつぶって、着替え中は素数数えたり、お風呂は円周率を唱えたりして、色々努力しているんだぞ」
まあ、最近はイザベラの身体にも慣れたのか、何とも思わなくなったしな。
特にトイレの時。
美人でもトイレって行くんだなって感じ。
微妙な表情でイザベラは、
「何を言ってるのか、さっぱりわからないけれど、一応、努力しているのは伝わったわ」
ツンツンしながら言うイザベラは、結構大人ぶっている。
「偉そうだな」
つい、口が滑る。
「余計なお世話よ。でもそういうことなら安心して、部屋はちゃんとあるけど、正直言ってベットだけ置いてある。だから男の子を入れるわけ行かないでしょ」
なるほど、そうきたか。
「ベットだけか・・・でも、俺は、一応、お前だぞ」
「それはそうだけど・・・男の子と思って、喋ってるんだから、無理よ」
まあ、ご令嬢の教育されていたら、そうなるか。
それに、当然だけど、やっぱり、お互い、別の人格と思っている。
俺が少し考えこんでいると、イザベラがポツリと、
「でも、まさか、私の中に男の子が入ってくるなんてね・・・」
その点については本当に悪いと思っている、だが、
「正直言って、お前に入りたくて、入ったわけじゃないからな、返せと言われたら返したいけど、ごめん、今のところ方法がわからない」
一応、書籍で調べられる限界まで調べてみたんだが、分からなかった。
スマホがあれば、もう少し、詳しくヒント的なものがあって、また違ったかな。
「いいわよ、返さなくても・・・」
イザベラは小さい声で言った。
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