忘れはしない

真田周市

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プロローグ

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このときはまだ


私たちは幸せだった。




いや、私は幸せになっちゃいけなかったんだよ。


公がそんなわけないって言ってもまた不幸になった。



本当に...私、幸せになれないんだね。


ありがとう。

さようなら。
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