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第六章 公爵夫妻の蜜月
7 城館での夜 -閨にての続き-
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じりじりと蝋燭の芯が焦げる音がかすかに響く。
窓の外では、梟が啼いている。
繰り返される濃密な口づけに混じる荒い息遣いと衣擦れの音がやたら大きく耳に流れ込んでくる。
「できれば貴女を弄びたいのだけれど、こうやって肌に触れるだけで貴女の中に入るのが我慢できなくなってしまうんだ。貴女は僕をそうやって蠱惑的に見つめるだけで、僕を弄んでいるんだよ」
「そんなふしだらなことはしていませんわ!」
「しているよ。だってほら、ここをこんなに濡らして僕を誘っているじゃないか」
そう言うと、オリヴィエールはベルティーユの下着を勢い良く脱がし、足の間に指を差し入れた。
その刺激にぶるっとベルティーユは身体を震わせる。
身体が熱くなり、自然と腰が浮く。
ベルティーユのその無意識の反応に、オリヴィエールは満足げに目を細めた。
「あぁ、とても素敵だ。貴女の中から次々と蜜があふれてきているよ。ほら、こんなに――」
オリヴィエールが差し込んだ指を動かすと、中がいっそう刺激され、とろりとした蜜が花芯から流れ出て肌を濡らす。
恥ずかしさのあまりベルティーユが足を閉じようとするが、それに気付いたオリヴィエールが即座に足の間に片膝を差し込んできた。
さらに指先をすこしだけ強く中を擦り挙げたため、ベルティーユは強い痺れが全身に走るのを感じ、身体を弓なりに反らせる。
「んっ……んんっ! あんっ!」
快感に震えるその身体を押さえるように、オリヴィエールは妻を組み敷いた。
中に挿入していた指を抜くと、その濡れた指をゆっくりと味わうように舐める。
ぴちゃぴちゃと卑猥な音が薄明かりの中に響く。
「ベル。貴女の準備が整ったなら入れるから、入れて欲しくなったら教えてくれるかな」
「え――?」
妻の上でシャツとズボン、それに下穿きを脱ぎながら、オリヴィエールはベルティーユの大きく膨らんだ胸に顔を寄せ、舌で刺激する。
蝋燭の灯りで影になっているオリヴィエールの熱い屹立したものは、大きく押し広げられたベルティーユの臀部を撫でている。いまにもはち切れそうなそれは、ベルティーユのなめらかな肌に触れるたび、さらに膨張していた。
これ以上大きく膨らむと、中に入らないのではないかとベルティーユは急に不安になった。
かといって、自分から「入れて欲しい」など、言えるわけがない。
「んっ! あ……はぁっ……」
ベルティーユは両方の乳房を揉まれているだけで身体が熱くなり、汗が噴き出す。
オリヴィエールの身体からも熱が発せられ、額からは汗が流れている。次第に顔を顰め、苦行に堪えるように歯を食い縛っていた。
「ベル……お願いだから、焦らさないで欲しい……」
首筋や背中からも汗を滴らせながら、オリヴィエールは懇願する。
「これ以上焦らされると……貴女を滅茶苦茶に壊してしまいそう……だ」
焦らしているわけではないが、快楽の波に飲み込まれかけているベルティーユには相手が望むような言葉を口にすることができなかった。
ようやく声を絞りだし、ベルティーユは相手の名を呼ぶ。
「オリヴィエール……」
潤んだ瞳で言葉にならない気持ちを訴えると、オリヴィエールは大きく息を吐きながら覆い被さってきた。
灼熱の塊が濡れそぼった陰部の割れ目に押し付けられ、急くように中に挿入される。
「ん――――――あ……ふっ……んっ」
それまで指で中を撫でられていたときとはまったく異なる重量感に、ベルティーユは息が詰まりそうになった。
両膝を掴まれて足を大きく広げられているが、下腹部では中に挿入された異物を喜んで迎え入れるように収縮している。
目の前がちかちかするだけではなく、どくどくと心臓が早鐘を打つ音まで聞こえてくる。それは自分のものなのか、それとも肌を重ねている相手のものなのか、聞き分ける術はない。
「あぁ……っ」
中に入れたものをきつく締め上げられて苦しいのか、額から汗を流しながら顔を顰めたオリヴィエールが呻く。
短く荒い呼吸を繰り返し、なんとか堪えている様子だ。
ゆっくりと燃えていた蝋燭の一本の蝋が尽き、ふっと炎がひとつ消えた。
暗さが増した寝室だが、肌が感じる温度は上がったようにベルティーユは感じた。
挿入されて身体が繋がるたび、全身が火照る。
相手が身じろぎするだけで、敏感になった部分が刺激を受けて彼女に愉悦を与える。
花陰からは蜜が次々と零れ落ち、相手の肌を濡らす。
「なんど入れても、貴女の中はきつい……な。どうやら、そう簡単には僕のものに慣れてくれないらしい」
苦しげに喘ぎながらも、オリヴィエールは嬉しそうに声を弾ませる。
愛妻の細い腰を掴むと、ゆっくりと自らの腰を振り出した。
「あんっ……あ……あっ」
緩慢な動きで奥を突かれるたび、ベルティーユは快感を堪えるように唇を噛み締めるが、すぐに声が漏れてしまう。
肌と肌がぶつかる音に合わせて、嬌声は大きく高くなって部屋に響く。
「や……んっ、あっ……そこは……あぁんっ」
「気持ち良いなら我慢しないで声を出して。貴女のその声を聞いているだけで、僕はもう達しそうだ」
挿入された固いものが内側をこすりあげる感覚に、ベルティーユは視界が霞むのを感じた。
それまでのふわふわした状態から、激しい波のようなものが全身を巡り、彼女を翻弄する。
「く…………っ」
オリヴィエールが歯を食い縛りながらベルティーユの髪に顔を埋める。
彼が獣めいた叫び声をかすかに上げた途端、ベルティーユは中でびくびくと蠢くものが吐精したことを感じた。
「はぁ……」
ベルティーユの髪に顔を埋めたまま、オリヴィエールは呼吸を整えようと肩で息を繰り返す。
けれど、中に挿入したものは抜こうとしない。
最初よりもいくらか固さは和らいだが、まだ大きく重く、ベルティーユの中に留まっている。
「すこしだけ、待ってくれるかな。すぐ、貴女が気持ち良く達せるようにするから」
ベルティーユが達していないことに気付いたオリヴィエールは、詫びるように告げる。
「ゆっくり休憩してくださいな。夜は長いのですから」
胸を大きく上下させながら息を吐いていたベルティーユは、か細い声で夫をなだめる。
「そう、だね。夜は長いね」
妻の言葉尻を捉えるように、オリヴィエールは頭を上げて楽しげに告げる。
同時に、ベルティーユの中に留まっていたものが固く膨らんだ。
「オ、オリヴィエール!?」
すこしいつもより復活するのが早くないか、とベルティーユは焦ったが、オリヴィエールは嬉々として愛妻に口づける。
「貴女の期待に応えて、この秋の夜長を愉しむことにしよう」
「明日は遊山ですから、ほどほどにしませんか!?」
「もう、無理」
きっぱりと断言すると、オリヴィエールは愛妻の唇の端から首筋、胸の膨らみに舌を這わせながら腰を動かし始めた。
ベルティーユの下肢から溢れる蜜がじゅぷじゅぷと音を立てる。
「あ……あぁ……っ! オリ……んっ!」
再び全身が激しい快感に包まれ、ベルティーユはなにも考えることができなくなった。
窓の外では、梟が啼いている。
繰り返される濃密な口づけに混じる荒い息遣いと衣擦れの音がやたら大きく耳に流れ込んでくる。
「できれば貴女を弄びたいのだけれど、こうやって肌に触れるだけで貴女の中に入るのが我慢できなくなってしまうんだ。貴女は僕をそうやって蠱惑的に見つめるだけで、僕を弄んでいるんだよ」
「そんなふしだらなことはしていませんわ!」
「しているよ。だってほら、ここをこんなに濡らして僕を誘っているじゃないか」
そう言うと、オリヴィエールはベルティーユの下着を勢い良く脱がし、足の間に指を差し入れた。
その刺激にぶるっとベルティーユは身体を震わせる。
身体が熱くなり、自然と腰が浮く。
ベルティーユのその無意識の反応に、オリヴィエールは満足げに目を細めた。
「あぁ、とても素敵だ。貴女の中から次々と蜜があふれてきているよ。ほら、こんなに――」
オリヴィエールが差し込んだ指を動かすと、中がいっそう刺激され、とろりとした蜜が花芯から流れ出て肌を濡らす。
恥ずかしさのあまりベルティーユが足を閉じようとするが、それに気付いたオリヴィエールが即座に足の間に片膝を差し込んできた。
さらに指先をすこしだけ強く中を擦り挙げたため、ベルティーユは強い痺れが全身に走るのを感じ、身体を弓なりに反らせる。
「んっ……んんっ! あんっ!」
快感に震えるその身体を押さえるように、オリヴィエールは妻を組み敷いた。
中に挿入していた指を抜くと、その濡れた指をゆっくりと味わうように舐める。
ぴちゃぴちゃと卑猥な音が薄明かりの中に響く。
「ベル。貴女の準備が整ったなら入れるから、入れて欲しくなったら教えてくれるかな」
「え――?」
妻の上でシャツとズボン、それに下穿きを脱ぎながら、オリヴィエールはベルティーユの大きく膨らんだ胸に顔を寄せ、舌で刺激する。
蝋燭の灯りで影になっているオリヴィエールの熱い屹立したものは、大きく押し広げられたベルティーユの臀部を撫でている。いまにもはち切れそうなそれは、ベルティーユのなめらかな肌に触れるたび、さらに膨張していた。
これ以上大きく膨らむと、中に入らないのではないかとベルティーユは急に不安になった。
かといって、自分から「入れて欲しい」など、言えるわけがない。
「んっ! あ……はぁっ……」
ベルティーユは両方の乳房を揉まれているだけで身体が熱くなり、汗が噴き出す。
オリヴィエールの身体からも熱が発せられ、額からは汗が流れている。次第に顔を顰め、苦行に堪えるように歯を食い縛っていた。
「ベル……お願いだから、焦らさないで欲しい……」
首筋や背中からも汗を滴らせながら、オリヴィエールは懇願する。
「これ以上焦らされると……貴女を滅茶苦茶に壊してしまいそう……だ」
焦らしているわけではないが、快楽の波に飲み込まれかけているベルティーユには相手が望むような言葉を口にすることができなかった。
ようやく声を絞りだし、ベルティーユは相手の名を呼ぶ。
「オリヴィエール……」
潤んだ瞳で言葉にならない気持ちを訴えると、オリヴィエールは大きく息を吐きながら覆い被さってきた。
灼熱の塊が濡れそぼった陰部の割れ目に押し付けられ、急くように中に挿入される。
「ん――――――あ……ふっ……んっ」
それまで指で中を撫でられていたときとはまったく異なる重量感に、ベルティーユは息が詰まりそうになった。
両膝を掴まれて足を大きく広げられているが、下腹部では中に挿入された異物を喜んで迎え入れるように収縮している。
目の前がちかちかするだけではなく、どくどくと心臓が早鐘を打つ音まで聞こえてくる。それは自分のものなのか、それとも肌を重ねている相手のものなのか、聞き分ける術はない。
「あぁ……っ」
中に入れたものをきつく締め上げられて苦しいのか、額から汗を流しながら顔を顰めたオリヴィエールが呻く。
短く荒い呼吸を繰り返し、なんとか堪えている様子だ。
ゆっくりと燃えていた蝋燭の一本の蝋が尽き、ふっと炎がひとつ消えた。
暗さが増した寝室だが、肌が感じる温度は上がったようにベルティーユは感じた。
挿入されて身体が繋がるたび、全身が火照る。
相手が身じろぎするだけで、敏感になった部分が刺激を受けて彼女に愉悦を与える。
花陰からは蜜が次々と零れ落ち、相手の肌を濡らす。
「なんど入れても、貴女の中はきつい……な。どうやら、そう簡単には僕のものに慣れてくれないらしい」
苦しげに喘ぎながらも、オリヴィエールは嬉しそうに声を弾ませる。
愛妻の細い腰を掴むと、ゆっくりと自らの腰を振り出した。
「あんっ……あ……あっ」
緩慢な動きで奥を突かれるたび、ベルティーユは快感を堪えるように唇を噛み締めるが、すぐに声が漏れてしまう。
肌と肌がぶつかる音に合わせて、嬌声は大きく高くなって部屋に響く。
「や……んっ、あっ……そこは……あぁんっ」
「気持ち良いなら我慢しないで声を出して。貴女のその声を聞いているだけで、僕はもう達しそうだ」
挿入された固いものが内側をこすりあげる感覚に、ベルティーユは視界が霞むのを感じた。
それまでのふわふわした状態から、激しい波のようなものが全身を巡り、彼女を翻弄する。
「く…………っ」
オリヴィエールが歯を食い縛りながらベルティーユの髪に顔を埋める。
彼が獣めいた叫び声をかすかに上げた途端、ベルティーユは中でびくびくと蠢くものが吐精したことを感じた。
「はぁ……」
ベルティーユの髪に顔を埋めたまま、オリヴィエールは呼吸を整えようと肩で息を繰り返す。
けれど、中に挿入したものは抜こうとしない。
最初よりもいくらか固さは和らいだが、まだ大きく重く、ベルティーユの中に留まっている。
「すこしだけ、待ってくれるかな。すぐ、貴女が気持ち良く達せるようにするから」
ベルティーユが達していないことに気付いたオリヴィエールは、詫びるように告げる。
「ゆっくり休憩してくださいな。夜は長いのですから」
胸を大きく上下させながら息を吐いていたベルティーユは、か細い声で夫をなだめる。
「そう、だね。夜は長いね」
妻の言葉尻を捉えるように、オリヴィエールは頭を上げて楽しげに告げる。
同時に、ベルティーユの中に留まっていたものが固く膨らんだ。
「オ、オリヴィエール!?」
すこしいつもより復活するのが早くないか、とベルティーユは焦ったが、オリヴィエールは嬉々として愛妻に口づける。
「貴女の期待に応えて、この秋の夜長を愉しむことにしよう」
「明日は遊山ですから、ほどほどにしませんか!?」
「もう、無理」
きっぱりと断言すると、オリヴィエールは愛妻の唇の端から首筋、胸の膨らみに舌を這わせながら腰を動かし始めた。
ベルティーユの下肢から溢れる蜜がじゅぷじゅぷと音を立てる。
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