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私とリアンが戯れていると隣から咳払いが聞こえてきた。
レオニード様だった。
だが、報告の最中だったことを忘れてしまっていたため冒険者として駄目だという事を見せつけられた気がした。
「で…ドラゴンの方はどうだったんだ?」
「一体は討伐した。
これが討伐部位だ。
もう一体はアメリアの膝の上にいる」
「……そうか。
まぁいい……依頼達成と見倣す」
私はマスターの言葉を聞きホッとした。
私の勝手な行動で依頼未達成となったらレオニード様にも迷惑がかかるしお母様の信頼が落ちてしまうからだ。
だが、達成と見なしてくれるのならばよかった。
「で…アメリア、体は大丈夫か?」
「ふぇ……?」
「ったく……バレてねぇとでも思ってたのか…?
1年、意識がなかったんだ。
体が鈍ってたりはするだろう?」
「あ…はい。
大丈夫です。
強化を施しているのであまり気になりませんし…。
これくらいならばお母様との訓練よりも軽いですから」
そう。
お母様との訓練をやった次の日はこれ所じゃない。
筋肉痛やら疲労やらで1日は動けなくなる。
その時よりも断然楽だった。
「……そうか。
まぁ、なんだ……程々にしろよ?」
「手加減はしているだろう。
なぁ、アメリア?」
「はい、私がまだまだ未熟なだけですから。
お母様は十分手加減してくださっています」
いつか、お母様が手加減しなくてもいいくらいに強くなりたい。
それが今の私の目標だった。
最強と言われているお母様に勝てるくらいに……。
「手加減…?
スカーレット様が?」
「……スカーレット…成長したな……」
2人の視線に込められた意味は別だったものの2人共お母様が手加減する様子に驚いているようだった。
「ほぅ?
その身で試してみるか?」
お母様はいつもとは似つかない程、低い声だった。
ずっと一緒にいる私ですら怖いと感じてしまう程だ。
だが、まぁ…声で分かる。
きっとお母様は本気ではやらないだろうと。
「お母様、私も手合わせをお願いしたいです」
「ふっ…分かった。
マスター、訓練場を少し借りるぞ。
アメリア、大丈夫だな?」
「はい!」
すぐに手合わせをしてくれるらしいお母様の優しさに私は返事を返すとそのままマスターの部屋を出て、同じくギルドの中にある訓練場へと向かい歩き出す。
訓練場につくと私達に気付いた冒険者が手を止めて上の観覧席へ行く。
今の私の状態でどこまで戦えるのか……それは分からないがお母様に一撃いれるだけでもやってみせる。
そんな心意気で私はお母様と相対する。
「マスター、開始の合図を頼む」
「あぁ。
双方、準備はいいか?
………いいようだな?
初め!!」
マスターの合図と共に私は後ろに下がりお母様は迫ってきた。
『防御魔法-範囲指定-発動』
咄嗟に魔法を発動させお母様を防ぐと私は防御魔法で作り上げた壁を使いそのまま上空へと駆けた。
「…ほぅ?
ふっ……面白い!!」
それでもお母様は勢いを失うどころか心に火が付いた様で笑みを見せたかと思えば私と同じ高さまで跳び上がった。
『強化魔法-身体能力向上-指定無し-全体-発動』
魔力が気になるところではあるがお母様との手合わせでそんな事を気にしてはいられない。
そのため私は魔力を惜しみなく使用しお母様の猛攻を防ぐ。
『付与-属性指定-火-剣-待機』
私はお母様にバレないように心がけながら魔法を使用すると待機させ、お母様の隙を狙う。
だがそこはやはりお母様。
隙なんてものは無く、私の攻撃を軽々と防いでいる。
「ふむ……面白い。
もう少し早く行くぞ?」
「っ…はい!」
お母様が認めてくれたような発言に私は思わず返事を返してしまった。
折角の機会だったのに……と。
お母様は少しと言いつつも先程とは比べ物にならない速さで私に襲いかかる。
そしてそれが何度か続いた時、私はトリガーを口に出した。
『発動』
と。
レオニード様だった。
だが、報告の最中だったことを忘れてしまっていたため冒険者として駄目だという事を見せつけられた気がした。
「で…ドラゴンの方はどうだったんだ?」
「一体は討伐した。
これが討伐部位だ。
もう一体はアメリアの膝の上にいる」
「……そうか。
まぁいい……依頼達成と見倣す」
私はマスターの言葉を聞きホッとした。
私の勝手な行動で依頼未達成となったらレオニード様にも迷惑がかかるしお母様の信頼が落ちてしまうからだ。
だが、達成と見なしてくれるのならばよかった。
「で…アメリア、体は大丈夫か?」
「ふぇ……?」
「ったく……バレてねぇとでも思ってたのか…?
1年、意識がなかったんだ。
体が鈍ってたりはするだろう?」
「あ…はい。
大丈夫です。
強化を施しているのであまり気になりませんし…。
これくらいならばお母様との訓練よりも軽いですから」
そう。
お母様との訓練をやった次の日はこれ所じゃない。
筋肉痛やら疲労やらで1日は動けなくなる。
その時よりも断然楽だった。
「……そうか。
まぁ、なんだ……程々にしろよ?」
「手加減はしているだろう。
なぁ、アメリア?」
「はい、私がまだまだ未熟なだけですから。
お母様は十分手加減してくださっています」
いつか、お母様が手加減しなくてもいいくらいに強くなりたい。
それが今の私の目標だった。
最強と言われているお母様に勝てるくらいに……。
「手加減…?
スカーレット様が?」
「……スカーレット…成長したな……」
2人の視線に込められた意味は別だったものの2人共お母様が手加減する様子に驚いているようだった。
「ほぅ?
その身で試してみるか?」
お母様はいつもとは似つかない程、低い声だった。
ずっと一緒にいる私ですら怖いと感じてしまう程だ。
だが、まぁ…声で分かる。
きっとお母様は本気ではやらないだろうと。
「お母様、私も手合わせをお願いしたいです」
「ふっ…分かった。
マスター、訓練場を少し借りるぞ。
アメリア、大丈夫だな?」
「はい!」
すぐに手合わせをしてくれるらしいお母様の優しさに私は返事を返すとそのままマスターの部屋を出て、同じくギルドの中にある訓練場へと向かい歩き出す。
訓練場につくと私達に気付いた冒険者が手を止めて上の観覧席へ行く。
今の私の状態でどこまで戦えるのか……それは分からないがお母様に一撃いれるだけでもやってみせる。
そんな心意気で私はお母様と相対する。
「マスター、開始の合図を頼む」
「あぁ。
双方、準備はいいか?
………いいようだな?
初め!!」
マスターの合図と共に私は後ろに下がりお母様は迫ってきた。
『防御魔法-範囲指定-発動』
咄嗟に魔法を発動させお母様を防ぐと私は防御魔法で作り上げた壁を使いそのまま上空へと駆けた。
「…ほぅ?
ふっ……面白い!!」
それでもお母様は勢いを失うどころか心に火が付いた様で笑みを見せたかと思えば私と同じ高さまで跳び上がった。
『強化魔法-身体能力向上-指定無し-全体-発動』
魔力が気になるところではあるがお母様との手合わせでそんな事を気にしてはいられない。
そのため私は魔力を惜しみなく使用しお母様の猛攻を防ぐ。
『付与-属性指定-火-剣-待機』
私はお母様にバレないように心がけながら魔法を使用すると待機させ、お母様の隙を狙う。
だがそこはやはりお母様。
隙なんてものは無く、私の攻撃を軽々と防いでいる。
「ふむ……面白い。
もう少し早く行くぞ?」
「っ…はい!」
お母様が認めてくれたような発言に私は思わず返事を返してしまった。
折角の機会だったのに……と。
お母様は少しと言いつつも先程とは比べ物にならない速さで私に襲いかかる。
そしてそれが何度か続いた時、私はトリガーを口に出した。
『発動』
と。
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