転生したようです?

紗砂

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転生しました

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「奥様、生まれました!」

「おめでとうございます!」


ぼんやりとする意識の中、周りからそんな声が聞こえてくる。


「はぁ、はぁ……せ、性別は……?」

「女の子にございます」

「そう……」


多分、私の事だろうが残念そうに言われると精神的にキツいものがあるわけで……。


「アンナ! 生まれたのか!?」

「あ、あなた……ごめんなさい…」

「女の子か……。いいじゃないか。
アレンもいるし、何よりアンナに似てこんなに可愛いじゃないか」

「あなた……」


……娘を放って勝手に2人の世界に入らないで欲しい。
というか、私の名前! しかもなんだ。女の子だと悪いのか。

「……旦那様、奥様、お嬢様のお名前を」

「あら、そうだったわ」

「そうだったな……」


誰か知らないけどナイス!
などと心の中でグッと親指を立てた。


「キャロット、はどうだ?」


絶対に嫌。
誰が好き好んで人参なんて名前にしたいのか。
しかも、よりによって私が一番嫌いなものを。
そんな私に気付いたのかまた新しく名前を考え始めた。


「フィオナはどうでしょう?」


フィオナは確か、白や明るいって意味だったはず……!
キャロットと比べるのもあれだけど、こっちの方が断然いい。
流石は母(多分)!


「この子も気に入ったみたいだな……。
ならば、フィオナ・ランドウルムと名付けよう」

「えぇ。ふふっ、可愛い。フィオナ……フィー」


ツンツンと私の頬をつつくお母さんの温かさで私はスースーと規則正しい寝息を立てた。


……赤ちゃんだから仕方ないのだ。




それから数ヶ月がたち、私は色々な事ができるようになっていた。

まず一つは、短な単語くらいならば話せるようになった。
これにより意思疎通が出来るようになった。

二つめは歩けるようになった事だ。
自由に歩けるようになったので書斎へ忍び込み知識を得られるようになった。
ちなみに書斎には魔法書とかもありそれはもう興味をそそられた。

三つめは簡単な魔法が使えるようになったこと。
とはいえ本当に簡単なもので、適正もるのらしい。
ちなみに、この数週間で分かった事があった。
そのうちの一つがこの家について、だ。
この家はどうやら伯爵家らしい。
私の上には兄1人のようで今は学園に通っているため不在らしい。


「あら? フィオナ様、またこんなところへ。もうっ、ダメですよー。
さぁ、戻りましょうね~」


とは、私についているらしいメイドのリナだ。
リナは私を抱き抱えるといつもの部屋まで連れて行って私を寝かせたのだった。
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