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私がカインに全てのことを打ち明けると、カインは受け入れてくれた。
「うーん、どうしようか。
父上には僕から言っておいた方がいいかな?
勿論、ルナが隠したいのなら報告はしないから安心してほしい」
「いえ、後日正式に報告するつもりです。
ようやくまともに使えるようになってきましたから」
「魔法の中でも特に扱いが難しいと言われている月魔法を?
よく、使いこなせるようになったね」
カインは、そう言って私の頭を撫でた。
「私は、この力のせいで誰かを傷付けたくはありませんでしたから」
少し、照れくさく感じながらも、私は俯いて、そう口にした。
そして、この時間が昔に戻ったかのように感じた。
私とお兄様、カイン、ルイス様の4人がまだ仲が良かった頃に。
「ルナ?」
「あっ……すいません。
昔のことを思い出してしまって」
「……あの頃は、まだルイスもまともだったんだけどね」
「ルイス様は、いつも、カインを支えられるくらいになるんだ、って言ってました。
それなのに、学園に入ってから変わってしまいました。
その変わりようが、私はまだ信じられないのです」
まるで、洗脳されたかのように人が変わってしまったから。
それまでのルイス様は明るく、誰かを傷つけるなんてできない程に優しく、カインのような人になれるようにと言って決して努力を怠ることは無かった。
それこそ、見ている方が心配する程に。
だから私もそんなルイス様を支えたいと思ったのだから。
にも関わらず、ルイス様は学園に入学して一ヶ月経った頃にはその目標も口にしなくなり、努力すらしなくなっていた。
「……確かに、ルイスは学園に入学してから変わった気がするね。
それまでは私と共にいることが多かったけど、入学してからは全く近寄って来なくなった。
……てっきり、友人が出来たからだと思っていたけど、どうやら違うみたいだ。
これは、調べてみた方が良さそうだね」
「私も協力致します」
「いや、いいよ。
教会が関わっている可能性がある以上、ルナをこの件に関わらせたくはないからね」
やはり、この件には教会が関わっているのだろうか?
だとするのなら、とても許せたものでは無い。
私はルイス様のことが嫌いだ。
だがそれは今のルイス様であって昔のルイス様ではない。
昔の、まだカインを慕い、努力をしていた頃のルイス様には確かに好感を持っていったから。
「……カインは、変わられませんよね?」
私は、ただ不安だった。
カインまでルイス様のように変わってしまったらと思うと怖いのだ。
私の知るカインではなくなってしまい、自分の手の届かないところに行ってしまうような気がしてならないから。
「大丈夫。
私は変わらないよ。
変わったりなんかしたら、ヴォルに何されるか分かったものじゃないしね。
だから、ルナが不安に思うようなことはない。
ルナを傷つける者は絶対に許さない」
そこでお兄様の名を出したのはきっと、私を安心させるためなのだろう。
「私を信じて、ルナ」
カインはズルい。
そう言えば私が何も言えなくなることを知っていてそんなことを言うのだから。
「……はい」
「うーん、どうしようか。
父上には僕から言っておいた方がいいかな?
勿論、ルナが隠したいのなら報告はしないから安心してほしい」
「いえ、後日正式に報告するつもりです。
ようやくまともに使えるようになってきましたから」
「魔法の中でも特に扱いが難しいと言われている月魔法を?
よく、使いこなせるようになったね」
カインは、そう言って私の頭を撫でた。
「私は、この力のせいで誰かを傷付けたくはありませんでしたから」
少し、照れくさく感じながらも、私は俯いて、そう口にした。
そして、この時間が昔に戻ったかのように感じた。
私とお兄様、カイン、ルイス様の4人がまだ仲が良かった頃に。
「ルナ?」
「あっ……すいません。
昔のことを思い出してしまって」
「……あの頃は、まだルイスもまともだったんだけどね」
「ルイス様は、いつも、カインを支えられるくらいになるんだ、って言ってました。
それなのに、学園に入ってから変わってしまいました。
その変わりようが、私はまだ信じられないのです」
まるで、洗脳されたかのように人が変わってしまったから。
それまでのルイス様は明るく、誰かを傷つけるなんてできない程に優しく、カインのような人になれるようにと言って決して努力を怠ることは無かった。
それこそ、見ている方が心配する程に。
だから私もそんなルイス様を支えたいと思ったのだから。
にも関わらず、ルイス様は学園に入学して一ヶ月経った頃にはその目標も口にしなくなり、努力すらしなくなっていた。
「……確かに、ルイスは学園に入学してから変わった気がするね。
それまでは私と共にいることが多かったけど、入学してからは全く近寄って来なくなった。
……てっきり、友人が出来たからだと思っていたけど、どうやら違うみたいだ。
これは、調べてみた方が良さそうだね」
「私も協力致します」
「いや、いいよ。
教会が関わっている可能性がある以上、ルナをこの件に関わらせたくはないからね」
やはり、この件には教会が関わっているのだろうか?
だとするのなら、とても許せたものでは無い。
私はルイス様のことが嫌いだ。
だがそれは今のルイス様であって昔のルイス様ではない。
昔の、まだカインを慕い、努力をしていた頃のルイス様には確かに好感を持っていったから。
「……カインは、変わられませんよね?」
私は、ただ不安だった。
カインまでルイス様のように変わってしまったらと思うと怖いのだ。
私の知るカインではなくなってしまい、自分の手の届かないところに行ってしまうような気がしてならないから。
「大丈夫。
私は変わらないよ。
変わったりなんかしたら、ヴォルに何されるか分かったものじゃないしね。
だから、ルナが不安に思うようなことはない。
ルナを傷つける者は絶対に許さない」
そこでお兄様の名を出したのはきっと、私を安心させるためなのだろう。
「私を信じて、ルナ」
カインはズルい。
そう言えば私が何も言えなくなることを知っていてそんなことを言うのだから。
「……はい」
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