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魔王と多重人格者、相対ス
戦争準備が天才の腕の見せ所です
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よう!オレだ!グリーンだ
某天才軍師は、「戦争は準備が8割」だの、「戦わずして勝つのが上策」なんて言ってるが、敵さんは一人残らずやる気満々だし、糧食などの問題もないし...戦わずして勝つのは難しそうだ。
仕方がないから、しっかり準備の方をさせて頂きましょうかね。
取り敢えずベリアス王子に任され...押し付けられた軍隊はこんな感じだ
魔獣(意思疎通ほぼ不可能)
・クリーチャー
・ヘドロかスライム的ななにか
・ワイバーン
「ワガメガミザマノタメニ!」
忠実ではあるものの、動きが読みづらく、制御しづらい。しかしその個々の力は圧倒的。
合計824体
魔族(意思疎通ができる知能の高い上位者)
・リザードマン
勇猛で、こちらの話をよく聞いてくれる。主戦力になりそうだ。
・ドラゴン
ファフニール、ヒュドラ、ナーガ、ニーズヘッグなどに似た形。西洋のドラゴンが多いな、東洋のドラゴンはいないのだろうか...?
・その他魔獣
合計96体
人間(出自不明、強い...のか?)
・魔王城の宝物を狙った自称怪盗
・強い者を求めて、神龍に挑んだ豪傑
・200年ぐらい前に有名だった(らしい)冒険者
77名
・ムサシ
侍、おっさん侍
・エルザ
天使の羽(ランドセルじゃないぞ!)をつけた自称自動人形。私は戦えないわ!と胸を張って言われたため、下がってて、どうぞ。
おっ、オレも入れたらちょーど1000名(体)じゃねぇか、キリがいいな。
ともかくこのメンバーで魔王軍と戦っていかなくてはならないらしい。
ま、そういう戦略とか、わかるやつ...ていう話をしたら、ムサシがめっちゃアピってきた...まぁ、戦争の時にオレの番になる確率って、順番的にめちゃ低いし、色々と教えておこうか。戦争の時に役に立つかも知れないし...
魔王軍の追撃も、緩やかになってきてるな。いよいよここで決着をつける気はなさそうだな。そもそも撤退してる時に地理に通じているネロ皇帝が選んだ道は小道だ。魔王軍の大軍を生かすことができない。ここで下手に消耗しちまうよりは、まとめて広いところで潰した方がいい、とでも思ったのかな。
『なぁ、それはいいんだけどよ、ちょっといいか』
あぁ、ムサシと話をしていたんだった。なんだ、と返事をする。
『いや、戦略的なこともどんどん言ってくれて勿論いいんだけどよ...コレはお前が自分でやれよ。俺いらねぇだろ』
いいや?これは確実に必要だぞ?
これは...「俺以外」の時の大事な要素になる。
全部覚えてもらうぞ。ムサシ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『お前、俺の上に乗ることを許可してやっても良いぞ!』
『なんで俺が馬なんか乗らないといけねぇんだ、俺は後ろで快適戦争ライフだ!』
『馬じゃない!お前私の体をよく見てから言え!というかさては眼中にないな?!私は由緒正しきドラゴンだぞ!神器を持った勇者達が、私の父に乗って魔王のところまで行ったと言われているんだ!』
『いやそれお前がすげぇんじゃねーじゃん、すげぇのお前のオヤジじゃねーか!オヤジ連れてこい!』
『な!言いおったな、絶対許さん!燃やしてくれるわ!』
『ハーーッ言ってろ、ムサシ、やっておしまい』
『お前たち良い加減にしろよ...』
ため息をついているのはムサシだ。
撤退中、歩きながらムサシと作戦を話し合っていた最中、急に小さい龍が話しかけて来た。
それは、ほかのドラゴン達に対して見ても異質ではあった。他のドラゴン達は、みんな巨体であったが、このドラゴンだけ、ワイバーンと同等程度の大きさしかなく、意思疎通の取れるドラゴンの中では最小であった。
紫色の肌、頭にある2本角、背中には2枚の大きな翼と、小さな翼が取り付けられており、彼の雄大さを見せしめるに相応しい。尻尾は針のごとく尖っており、薙ぎ払えばそれなりの脅威になりそうだ。
しかし、いかんせん小さい。しかし、小さいと言ってもその大きさは馬よりも高く、弓などで当たる可能性は低そうだ。
『お前は英雄になれると私の勘がそう言っている、だから大人しく契約しろ』
だぁぁわかったよ!なんにせよ乗り物は必要になっていたところだ。地下に転げてしまった時に、馬は2軍の方においてきてしまったのだ。このまま徒歩で王国軍と合流するのは少しキツイ。楽をするために仕方なく組む、これは仕方のないことだろう。
右腕を出せというドラゴンの指示に従い、腕を出すと、ドラゴンはそれに合わせて右腕を突き出し合わせて何やら呪文を唱え始める。
『我この者を主人と認め、我が叡智、我が力、我が総力を挙げてこの者と戦うことを誓わん。我が願うのは最強の座のみ、その座をこの者と叶えん』
そう言い終わったが早いか赤い呪文が出てきて、グリーンの右腕に入り込む。それは発光しながらグリーンの腕に吸い込まれ、赤い紋章が刻まれた。
『赤き契約だ、他にも選択肢はあったが...お前とはこれで良いと思った。これからよろしく頼む』
そう言うとドラゴンは、ひょいと自分の背中に乗せてくれた。
おっ?中々の乗り心地...いやっ硬いわ、おい、なんか背中の棘みたいなの刺さるし。痛い痛い!
そう言ってすぐさま降りてグリーンは痛みに耐えかね、飛び跳ね始めた。これは早急に鞍が必要だな......
俺は不器用だから作へん。他の人格頼んだぞ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
かくて、帝国+王国軍の生き残りは、多大なる犠牲を払いながらも、2軍、3軍の王国軍と合流することができた。
魔王軍がボードウィンに全軍完全に到着するのに2日。
ここで両軍は激突することになる。
某天才軍師は、「戦争は準備が8割」だの、「戦わずして勝つのが上策」なんて言ってるが、敵さんは一人残らずやる気満々だし、糧食などの問題もないし...戦わずして勝つのは難しそうだ。
仕方がないから、しっかり準備の方をさせて頂きましょうかね。
取り敢えずベリアス王子に任され...押し付けられた軍隊はこんな感じだ
魔獣(意思疎通ほぼ不可能)
・クリーチャー
・ヘドロかスライム的ななにか
・ワイバーン
「ワガメガミザマノタメニ!」
忠実ではあるものの、動きが読みづらく、制御しづらい。しかしその個々の力は圧倒的。
合計824体
魔族(意思疎通ができる知能の高い上位者)
・リザードマン
勇猛で、こちらの話をよく聞いてくれる。主戦力になりそうだ。
・ドラゴン
ファフニール、ヒュドラ、ナーガ、ニーズヘッグなどに似た形。西洋のドラゴンが多いな、東洋のドラゴンはいないのだろうか...?
・その他魔獣
合計96体
人間(出自不明、強い...のか?)
・魔王城の宝物を狙った自称怪盗
・強い者を求めて、神龍に挑んだ豪傑
・200年ぐらい前に有名だった(らしい)冒険者
77名
・ムサシ
侍、おっさん侍
・エルザ
天使の羽(ランドセルじゃないぞ!)をつけた自称自動人形。私は戦えないわ!と胸を張って言われたため、下がってて、どうぞ。
おっ、オレも入れたらちょーど1000名(体)じゃねぇか、キリがいいな。
ともかくこのメンバーで魔王軍と戦っていかなくてはならないらしい。
ま、そういう戦略とか、わかるやつ...ていう話をしたら、ムサシがめっちゃアピってきた...まぁ、戦争の時にオレの番になる確率って、順番的にめちゃ低いし、色々と教えておこうか。戦争の時に役に立つかも知れないし...
魔王軍の追撃も、緩やかになってきてるな。いよいよここで決着をつける気はなさそうだな。そもそも撤退してる時に地理に通じているネロ皇帝が選んだ道は小道だ。魔王軍の大軍を生かすことができない。ここで下手に消耗しちまうよりは、まとめて広いところで潰した方がいい、とでも思ったのかな。
『なぁ、それはいいんだけどよ、ちょっといいか』
あぁ、ムサシと話をしていたんだった。なんだ、と返事をする。
『いや、戦略的なこともどんどん言ってくれて勿論いいんだけどよ...コレはお前が自分でやれよ。俺いらねぇだろ』
いいや?これは確実に必要だぞ?
これは...「俺以外」の時の大事な要素になる。
全部覚えてもらうぞ。ムサシ
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『お前、俺の上に乗ることを許可してやっても良いぞ!』
『なんで俺が馬なんか乗らないといけねぇんだ、俺は後ろで快適戦争ライフだ!』
『馬じゃない!お前私の体をよく見てから言え!というかさては眼中にないな?!私は由緒正しきドラゴンだぞ!神器を持った勇者達が、私の父に乗って魔王のところまで行ったと言われているんだ!』
『いやそれお前がすげぇんじゃねーじゃん、すげぇのお前のオヤジじゃねーか!オヤジ連れてこい!』
『な!言いおったな、絶対許さん!燃やしてくれるわ!』
『ハーーッ言ってろ、ムサシ、やっておしまい』
『お前たち良い加減にしろよ...』
ため息をついているのはムサシだ。
撤退中、歩きながらムサシと作戦を話し合っていた最中、急に小さい龍が話しかけて来た。
それは、ほかのドラゴン達に対して見ても異質ではあった。他のドラゴン達は、みんな巨体であったが、このドラゴンだけ、ワイバーンと同等程度の大きさしかなく、意思疎通の取れるドラゴンの中では最小であった。
紫色の肌、頭にある2本角、背中には2枚の大きな翼と、小さな翼が取り付けられており、彼の雄大さを見せしめるに相応しい。尻尾は針のごとく尖っており、薙ぎ払えばそれなりの脅威になりそうだ。
しかし、いかんせん小さい。しかし、小さいと言ってもその大きさは馬よりも高く、弓などで当たる可能性は低そうだ。
『お前は英雄になれると私の勘がそう言っている、だから大人しく契約しろ』
だぁぁわかったよ!なんにせよ乗り物は必要になっていたところだ。地下に転げてしまった時に、馬は2軍の方においてきてしまったのだ。このまま徒歩で王国軍と合流するのは少しキツイ。楽をするために仕方なく組む、これは仕方のないことだろう。
右腕を出せというドラゴンの指示に従い、腕を出すと、ドラゴンはそれに合わせて右腕を突き出し合わせて何やら呪文を唱え始める。
『我この者を主人と認め、我が叡智、我が力、我が総力を挙げてこの者と戦うことを誓わん。我が願うのは最強の座のみ、その座をこの者と叶えん』
そう言い終わったが早いか赤い呪文が出てきて、グリーンの右腕に入り込む。それは発光しながらグリーンの腕に吸い込まれ、赤い紋章が刻まれた。
『赤き契約だ、他にも選択肢はあったが...お前とはこれで良いと思った。これからよろしく頼む』
そう言うとドラゴンは、ひょいと自分の背中に乗せてくれた。
おっ?中々の乗り心地...いやっ硬いわ、おい、なんか背中の棘みたいなの刺さるし。痛い痛い!
そう言ってすぐさま降りてグリーンは痛みに耐えかね、飛び跳ね始めた。これは早急に鞍が必要だな......
俺は不器用だから作へん。他の人格頼んだぞ!
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かくて、帝国+王国軍の生き残りは、多大なる犠牲を払いながらも、2軍、3軍の王国軍と合流することができた。
魔王軍がボードウィンに全軍完全に到着するのに2日。
ここで両軍は激突することになる。
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