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NUMBER’S CONSCIOUSNESS
【#高野由利亜】3
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マク・・・なんだっけ名前? まぁいいや、ライオン丸曰く、この宇宙人達は月人っていう宇宙人の下僕だって言ってた。つまり、その主人が何処かにいるってことよね。
「ライオン丸」
「はい」
名前、呼ばなくてもライオン丸でよくなぁい?
「由利亜達、何処目指してるの?」
ずっととことん校内歩き回って、出会った宇宙人をぼっこぼこにしてるんだけど。
「とりあえず校内探索中かな。由利亜みたいに宝石になってない生徒がいるかもしれないし」
「え?」
今、何て言った?
「宝石?」
行く先々に落ちているこの宝石達。
「おーまいが。この宝石って生徒だったのか」
「あ、あぁ、言うの忘れてたね。色々考えてるから、質問してくれたら答えるから」
なるほど? 由利亜のこと、いきなし呼び捨て、だし? 説明すんの、面倒くさいから? 聞いてくれたら答えてやってもいい? ってことね。
さすがはライオンじゃん。度胸あんじゃん。この由利亜に向かって、そんなこと言ってくる男は初めてだな。あ、宇宙人だからか。
そっか。ここでの由利亜の立場こと、知らないもんね。由利亜を怖がらない奴って、京子以外あんまりいないもん。かなり新鮮かも。
「そういえば」
「うん」
「由利亜は武術か何かやってるんだ?」
ここでいっちょどんな反応するか、言ってみるか。
「由利亜の家、極道、カタギ、893なの。高野組って言うんだ。だから嫌でも覚えるよ」
「・・・・・・」
少し間が出た。
「そうか。『高野』って聞いた時、まさかなって思ったけど。やっぱりか」
あれ? 予想外、なんだけど。というか知っててあの反応なわけ?
「え? 驚かないん?」
「実は、地球の漫画『男は拳で語れ』シリーズに出てくる主人公がヤクザで、それぞれの信念の為に血と涙で戦う彼らがかっこよくて。主人公の幼馴染として出てくるヒロインも男気あってのやはり乙女な部分があってそそられるというか。地球の漫画っていいよなぁ。そういう文化は無くしてはいけないと思うんだ。アニメ化希望なんだが、これよりも前に」
「分かったあい分かった」
もう長くなりそうだ。結構、地球が好き?
「めっちゃ語るやん。もはや専門じゃん。そんなに地球が好きなんだ」
にへらっと。
ライオン丸が無防備に微笑んだ。
「大好きだ。だから俺の惑星代表として、亜人地球防衛軍に入隊したんだよ」
ふ、ふぅん? ライオンのくせに可愛いところ、あるじゃん?
「助けて!」
第二校舎三階、職員室から女子生徒が出てきた。
その後を宇宙人が追いかけてくる。
女子生徒が由利亜を見た。
「だずげ・・・ゲボッ!」
ーガシャァァン!
思い切り回し蹴りをしたから、窓ガラスを割って飛んで行った。
「・・・ほぅ、見事な蹴りだ」
と言いながら、ライオン丸ももう一体の宇宙人を殴り倒した。
ふぅむ。
「何で彼女蹴ったか、聞かないの?」
まぁるいもふもふの耳がピコピコした。
「そうだな。俺はこの鼻で擬態かどうか判別できるが、確かに。どうしてあれが宇宙人だと分かった?」
「瞬き」
「瞬き?」
「そ。地球人が瞬きを『横』でしないもん」
「その一瞬を見てのあの蹴りか」
「うん。あと日本語が汚い。『助けて』って言ったんだよねきっと。なんかノイズがかかった言い方でキモかった」
「・・・なるほど」
「あ、ライオン丸の発音は綺麗だよ」
え、何よ。ぽっと頬を赤らめたんだけど。
「・・・えへへ。ありがと」
不意打ち。可愛いんだけど。何このライオン。
「日本語は難しいけど、大好きな漫画やアニメで覚えれたから大丈夫だよ」
変な言葉、覚えてないといいんだけど。
「うん。由利亜の『絶対領域』、凄く素晴らしいよ」
ほらね。言わんこっちゃない。
「ライオン丸」
「はい」
名前、呼ばなくてもライオン丸でよくなぁい?
「由利亜達、何処目指してるの?」
ずっととことん校内歩き回って、出会った宇宙人をぼっこぼこにしてるんだけど。
「とりあえず校内探索中かな。由利亜みたいに宝石になってない生徒がいるかもしれないし」
「え?」
今、何て言った?
「宝石?」
行く先々に落ちているこの宝石達。
「おーまいが。この宝石って生徒だったのか」
「あ、あぁ、言うの忘れてたね。色々考えてるから、質問してくれたら答えるから」
なるほど? 由利亜のこと、いきなし呼び捨て、だし? 説明すんの、面倒くさいから? 聞いてくれたら答えてやってもいい? ってことね。
さすがはライオンじゃん。度胸あんじゃん。この由利亜に向かって、そんなこと言ってくる男は初めてだな。あ、宇宙人だからか。
そっか。ここでの由利亜の立場こと、知らないもんね。由利亜を怖がらない奴って、京子以外あんまりいないもん。かなり新鮮かも。
「そういえば」
「うん」
「由利亜は武術か何かやってるんだ?」
ここでいっちょどんな反応するか、言ってみるか。
「由利亜の家、極道、カタギ、893なの。高野組って言うんだ。だから嫌でも覚えるよ」
「・・・・・・」
少し間が出た。
「そうか。『高野』って聞いた時、まさかなって思ったけど。やっぱりか」
あれ? 予想外、なんだけど。というか知っててあの反応なわけ?
「え? 驚かないん?」
「実は、地球の漫画『男は拳で語れ』シリーズに出てくる主人公がヤクザで、それぞれの信念の為に血と涙で戦う彼らがかっこよくて。主人公の幼馴染として出てくるヒロインも男気あってのやはり乙女な部分があってそそられるというか。地球の漫画っていいよなぁ。そういう文化は無くしてはいけないと思うんだ。アニメ化希望なんだが、これよりも前に」
「分かったあい分かった」
もう長くなりそうだ。結構、地球が好き?
「めっちゃ語るやん。もはや専門じゃん。そんなに地球が好きなんだ」
にへらっと。
ライオン丸が無防備に微笑んだ。
「大好きだ。だから俺の惑星代表として、亜人地球防衛軍に入隊したんだよ」
ふ、ふぅん? ライオンのくせに可愛いところ、あるじゃん?
「助けて!」
第二校舎三階、職員室から女子生徒が出てきた。
その後を宇宙人が追いかけてくる。
女子生徒が由利亜を見た。
「だずげ・・・ゲボッ!」
ーガシャァァン!
思い切り回し蹴りをしたから、窓ガラスを割って飛んで行った。
「・・・ほぅ、見事な蹴りだ」
と言いながら、ライオン丸ももう一体の宇宙人を殴り倒した。
ふぅむ。
「何で彼女蹴ったか、聞かないの?」
まぁるいもふもふの耳がピコピコした。
「そうだな。俺はこの鼻で擬態かどうか判別できるが、確かに。どうしてあれが宇宙人だと分かった?」
「瞬き」
「瞬き?」
「そ。地球人が瞬きを『横』でしないもん」
「その一瞬を見てのあの蹴りか」
「うん。あと日本語が汚い。『助けて』って言ったんだよねきっと。なんかノイズがかかった言い方でキモかった」
「・・・なるほど」
「あ、ライオン丸の発音は綺麗だよ」
え、何よ。ぽっと頬を赤らめたんだけど。
「・・・えへへ。ありがと」
不意打ち。可愛いんだけど。何このライオン。
「日本語は難しいけど、大好きな漫画やアニメで覚えれたから大丈夫だよ」
変な言葉、覚えてないといいんだけど。
「うん。由利亜の『絶対領域』、凄く素晴らしいよ」
ほらね。言わんこっちゃない。
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