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第1章 アテナ復活
21話 高級ホテルへ
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現実世界に戻ったボクはホテルの受付の近くにある端末を操作。1億リンをリアルマネートレードで1000万円へ。そしてボクはそのお金を持って、黒崎不動産へ。
「いらっしゃいませ。本日はどういったご用件でしょうか」
対応してくれる人はビシッとした黒服のスーツ。サングラスをかけたら借金取りにも見える。
「ゲームホテルの移動を考えていて今日は来ました。ゲームはスペードのクイーンです。」
「ゲームホテルの移動で、ゲームはスペードのクイーンですね」
仮想世界に行ける専用カプセルを置いているホテルはゲームホテルと呼ばれている。スペードのクイーンをやるには最新鋭の専用カプセルが必要なので、環境が整っているホテルはそんなに多くはない。
「そのゲームであれば対応できるホテルは5つになりますね。ご希望のホテルはありますか?」
「黒崎ホテルでお願いします」
「かしこまりました。少々お待ちください」
黒スーツの男性はパソコンをカタカタとやり始め、空き状況を確認。
「申し訳ありません。現在、黒崎ホテルは満室となっております」
「そうですか……じゃあ、」
「失礼ですが、現在はどちらのホテルに住んでおりますか?」
客商売なんだから人が話そうとした時に遮って喋ってるなよ……
「…今は白鳥ホテルです」
「黒崎ホテルが無理となると移動先は亀白ホテルか蛇白ホテルがオススメになります。どちらかご希望はありますか?」
「あっ、あの、赤井ホテルは空いてますか?」
「えっ、」
赤井ホテルは高級ホテル。ボクの口からその名前が出るとは思っていなかったんだろう。黒スーツの男性は露骨に面倒くさそうな顔になる。
「えっーとですね、赤井ホテルは高級ホテルとなっております。お客様は現在白鳥ホテルにご住まいなんですよね?」
「はい、そうです」
黒スーツの目線はボクの服装や身なりなどを舐め回すように見てくる。
今まで最安値のホテルに泊まっているようなボクだ。もちろん服装も安いジャージ姿。
「えーと、赤井ホテルは現在満室で空きはないですね」
黒スーツはパソコンを操作する事なく話し出す。あっ、これ絶対見てないやつだ。
「わかりました。それじゃあ移動は諦めます」
「亀白ホテルや蛇白ホテルには移動はしないんですか?」
そこに移動したくないから、赤井ホテルって言ってるのがわからないのかよ。
「じゃあこれで失礼いたします」
ボクは席を立ち、ぼそっと一言。
「リュウイチさんから紹介されてきたのにここの不動産屋はひどい対応だな」
「えっ、」
黒スーツの人はリュウイチという言葉に過敏に反応を示す。それだけじゃない。不動産屋の奥にいた偉そうな人まで反応を示した。
ボクは後ろを振り返り店を出ると、奥にいた偉そうな人がかけ足で近寄ってきた。
「お客様、どうかされましたか?」
「あっ、なんでもないです。ただ希望のホテルが満室だっただけです」
「あっ、いえ、その…リュウイチ様の名前が聞こえたのですが……もしよろしければ、先程の者ではなく、私が対応してもよろしいでしょうか」
対応が段々いい感じになってきたかも。
「よろしくお願いします」
再び店内に戻ると、さっきの黒スーツの顔は青ざめていた。そして今度は何故か奥にある応接室まで通される。
席に着くと同時に出されるコーヒー。香りだけで高級なコーヒーだという事はすぐにわかる。
「先程は大変失礼があったみたいで大変申し訳ありませんでした」
深々と頭を下げて謝る偉い人。出来ない部下を持つと上司も大変だよね。
「あっ、いえ、大丈夫です。それでですね、赤井ホテルに移動したいと思っているんですが、空きはありますか?」
「少々お待ちください」
パソコンをカタカタとやり始めて、空き状況を確認。
「赤井ホテルに空きはあるのですが、ちょっと値段が高いところしかありませんね。ご予算の上限はお有りですか?」
こういう時って何て言ったらいいんだろ。でもボクの格好見たら金持ってないように見えるから変にウソをつく必要もないかな。
「予算は1000万しかないですね。リュウイチさんから今後はお金の心配はする必要ないって言われたんですけど、今まで安いホテルに住んでた事もあるので……ちなみにですが値段はどのくらいですか?」
「1泊100万円のホテルです。お客様のご予算だと10日間の滞在になりますが、いかがいたしましょう?」
どうしよう。でもリュウイチさんはもうお金の心配はないって言ったんだ。ボクが10日間の間に1億リンを稼げばいい。ただそれだけなんだ。
「そ、そこで、お、お願いします」
ボクの声は震えていた。今までいたホテルの1000倍の値段のホテル。こんなホテルに住み始めたらきっと前のホテルに戻る事は出来ないだろう。
「かしこまりました。少々お待ちください」
偉い黒スーツの男性はパソコンをカタカタとやり始め、契約書を作成。
「お待たせしました。現在住んでいるホテルの方はこちらの方でチェックアウトいたしました。荷物の方は赤井ホテルの方に届くように手配もしております。それでは赤井ホテルまでご案内いたします」
~~~
赤井ホテルに到着。ロビーに到着すると手続きは全て偉い黒スーツの人がやってくれた。
ちなみにだが仮想世界メインで生活してるボクには白鳥ホテルに置いてきた荷物など存在しない。
部屋に到着。高級ホテルだけあって部屋は2LDK。専用のカプセル部屋もあるし、トイレもお風呂も広々としている。専用カプセルを見ると排泄機能付きの高級タイプ。
「ここはいい部屋ですね。それにカプセルのグレードも最高です」
「満足いただけたのなら幸いでございます。それでは私はこれで失礼させてもらいます。あっ、そうだ、1つ伝えておく事がございます」
なんだろ
「白鳥ホテルの栄養ゼリーですが、大変質の悪いモノを使用しております。ここのホテルではお腹を壊すような事はございませんのでご安心してお過ごしください。それでは失礼いたします」
偉い黒スーツの男性は部屋を出て、帰っていった。
「そうか、相性が悪いんじゃなくて栄養ゼリーの質が悪かったんだな。でもそうなると今度は便意で起きるという事は出来なくなるな」
お腹は壊すけど、あれはあれで役に立っていた。今後はどうしようかな。普通のアラームだけで起きれるとは思えないんだよな。どうしようかな。
「まぁ、なんとかなるさ。そろそろゲームに戻るとするか」
ボクは高級カプセルの中に入り、食事用の管と排泄用の管を装着し、ゲームを起動。
「ゲーム起動・スペードのクイーン」
「いらっしゃいませ。本日はどういったご用件でしょうか」
対応してくれる人はビシッとした黒服のスーツ。サングラスをかけたら借金取りにも見える。
「ゲームホテルの移動を考えていて今日は来ました。ゲームはスペードのクイーンです。」
「ゲームホテルの移動で、ゲームはスペードのクイーンですね」
仮想世界に行ける専用カプセルを置いているホテルはゲームホテルと呼ばれている。スペードのクイーンをやるには最新鋭の専用カプセルが必要なので、環境が整っているホテルはそんなに多くはない。
「そのゲームであれば対応できるホテルは5つになりますね。ご希望のホテルはありますか?」
「黒崎ホテルでお願いします」
「かしこまりました。少々お待ちください」
黒スーツの男性はパソコンをカタカタとやり始め、空き状況を確認。
「申し訳ありません。現在、黒崎ホテルは満室となっております」
「そうですか……じゃあ、」
「失礼ですが、現在はどちらのホテルに住んでおりますか?」
客商売なんだから人が話そうとした時に遮って喋ってるなよ……
「…今は白鳥ホテルです」
「黒崎ホテルが無理となると移動先は亀白ホテルか蛇白ホテルがオススメになります。どちらかご希望はありますか?」
「あっ、あの、赤井ホテルは空いてますか?」
「えっ、」
赤井ホテルは高級ホテル。ボクの口からその名前が出るとは思っていなかったんだろう。黒スーツの男性は露骨に面倒くさそうな顔になる。
「えっーとですね、赤井ホテルは高級ホテルとなっております。お客様は現在白鳥ホテルにご住まいなんですよね?」
「はい、そうです」
黒スーツの目線はボクの服装や身なりなどを舐め回すように見てくる。
今まで最安値のホテルに泊まっているようなボクだ。もちろん服装も安いジャージ姿。
「えーと、赤井ホテルは現在満室で空きはないですね」
黒スーツはパソコンを操作する事なく話し出す。あっ、これ絶対見てないやつだ。
「わかりました。それじゃあ移動は諦めます」
「亀白ホテルや蛇白ホテルには移動はしないんですか?」
そこに移動したくないから、赤井ホテルって言ってるのがわからないのかよ。
「じゃあこれで失礼いたします」
ボクは席を立ち、ぼそっと一言。
「リュウイチさんから紹介されてきたのにここの不動産屋はひどい対応だな」
「えっ、」
黒スーツの人はリュウイチという言葉に過敏に反応を示す。それだけじゃない。不動産屋の奥にいた偉そうな人まで反応を示した。
ボクは後ろを振り返り店を出ると、奥にいた偉そうな人がかけ足で近寄ってきた。
「お客様、どうかされましたか?」
「あっ、なんでもないです。ただ希望のホテルが満室だっただけです」
「あっ、いえ、その…リュウイチ様の名前が聞こえたのですが……もしよろしければ、先程の者ではなく、私が対応してもよろしいでしょうか」
対応が段々いい感じになってきたかも。
「よろしくお願いします」
再び店内に戻ると、さっきの黒スーツの顔は青ざめていた。そして今度は何故か奥にある応接室まで通される。
席に着くと同時に出されるコーヒー。香りだけで高級なコーヒーだという事はすぐにわかる。
「先程は大変失礼があったみたいで大変申し訳ありませんでした」
深々と頭を下げて謝る偉い人。出来ない部下を持つと上司も大変だよね。
「あっ、いえ、大丈夫です。それでですね、赤井ホテルに移動したいと思っているんですが、空きはありますか?」
「少々お待ちください」
パソコンをカタカタとやり始めて、空き状況を確認。
「赤井ホテルに空きはあるのですが、ちょっと値段が高いところしかありませんね。ご予算の上限はお有りですか?」
こういう時って何て言ったらいいんだろ。でもボクの格好見たら金持ってないように見えるから変にウソをつく必要もないかな。
「予算は1000万しかないですね。リュウイチさんから今後はお金の心配はする必要ないって言われたんですけど、今まで安いホテルに住んでた事もあるので……ちなみにですが値段はどのくらいですか?」
「1泊100万円のホテルです。お客様のご予算だと10日間の滞在になりますが、いかがいたしましょう?」
どうしよう。でもリュウイチさんはもうお金の心配はないって言ったんだ。ボクが10日間の間に1億リンを稼げばいい。ただそれだけなんだ。
「そ、そこで、お、お願いします」
ボクの声は震えていた。今までいたホテルの1000倍の値段のホテル。こんなホテルに住み始めたらきっと前のホテルに戻る事は出来ないだろう。
「かしこまりました。少々お待ちください」
偉い黒スーツの男性はパソコンをカタカタとやり始め、契約書を作成。
「お待たせしました。現在住んでいるホテルの方はこちらの方でチェックアウトいたしました。荷物の方は赤井ホテルの方に届くように手配もしております。それでは赤井ホテルまでご案内いたします」
~~~
赤井ホテルに到着。ロビーに到着すると手続きは全て偉い黒スーツの人がやってくれた。
ちなみにだが仮想世界メインで生活してるボクには白鳥ホテルに置いてきた荷物など存在しない。
部屋に到着。高級ホテルだけあって部屋は2LDK。専用のカプセル部屋もあるし、トイレもお風呂も広々としている。専用カプセルを見ると排泄機能付きの高級タイプ。
「ここはいい部屋ですね。それにカプセルのグレードも最高です」
「満足いただけたのなら幸いでございます。それでは私はこれで失礼させてもらいます。あっ、そうだ、1つ伝えておく事がございます」
なんだろ
「白鳥ホテルの栄養ゼリーですが、大変質の悪いモノを使用しております。ここのホテルではお腹を壊すような事はございませんのでご安心してお過ごしください。それでは失礼いたします」
偉い黒スーツの男性は部屋を出て、帰っていった。
「そうか、相性が悪いんじゃなくて栄養ゼリーの質が悪かったんだな。でもそうなると今度は便意で起きるという事は出来なくなるな」
お腹は壊すけど、あれはあれで役に立っていた。今後はどうしようかな。普通のアラームだけで起きれるとは思えないんだよな。どうしようかな。
「まぁ、なんとかなるさ。そろそろゲームに戻るとするか」
ボクは高級カプセルの中に入り、食事用の管と排泄用の管を装着し、ゲームを起動。
「ゲーム起動・スペードのクイーン」
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