34 / 100
第2章 愛を取り戻せ
34話 吉田メリー
しおりを挟む
今日も寝起きのいい朝。昨日品種改良したリンゴの木はどうなっているだろう。マイハウスの庭に出て畑を見ると赤のリンゴと青のリンゴがなっているのを確認。
『フジのリンゴと王林の青リンゴを手に入れました』
「すぐにアイテム変化をしたいところだけど、今はそこまでの時間はないな」
ボクは支度を整えメリーさんが待つクランハウスへ。
「おはようございます」
「おはようございます」
ほぼ同時に挨拶。
「あの、」
「あの、」
ほぼ同時に会話をしようとする。
「メリーさんからどうぞ」
「ハヤトさんからどうぞ」
お互いに譲り合う。
「………」
「………」
そして無言。
「……それじゃあボクから」
「……………」
良かったぁ、今度は被らなかった。一応ボクはここのクランリーダーだからメリーさんがボクの事を立ててくれたんだね。
「メリーさんがボクのクランを第2クランにしたキッカケってなんだろって思ったら、サンダーラムやサンダームートンの時だと思ったんです」
「はい、そうです」
「このゲームでの状態異常攻撃って遠距離攻撃の人ばかりで近距離攻撃の人ってほぼいないですよね。だからメリーさんはそこに着目したのかなって思った時にアイテム変化のレシピで良いモノを見つけたんです」
ボクはアイテム袋からタングステンを取り出しテーブルの上へ。
「これタングステンっていう素材で、今は加工方法がわからないアイテムなんですけど、アイテム変化でタングリスニというアイテムに変化して雷属性が付く素材になるんです」
「へー、そうなんですかー」
あれ?なんかピンときてない感じだ……
「もしかして、これじゃなかった感じ?」
「はい、すみません。でもそういうのも有りかもしれないですね」
有りかもしれないと言ってるが、メリーさんの表情を見る感じだと絶対にメリーさんにはボクの話はハマっていない。
「そ、それじゃあメリーさんの話お願いします」
「私が目をつけたのはお肉の方です。お肉によるステータスアップはそれなりに有能なアイテムですが、採取の手間を考えると割に合わないアイテムだったんですよ」
そう言われるとそうだな。採取スキルがないメリーさんが普通に採取すれば低品質か最低品質でしか採取出来ない。採取スキルを持つ人が採取しようとすると普通品質でしか採取出来ない。でもすごく手間がかかる。
サンダーラムのお肉を採取した時はボクが皮を剥ぎ取りして、メリーさんがそのあと採取して高品質のお肉をゲット出来た。
この採取方法に気づいている人はおそらくいないはず。
「ボクとメリーさんで一緒にお肉を採取すれば、すごく効率よく採取出来るという事ですね」
「はい、そうです。サンダーラムのお肉はスピードアップ出来るバフアイテムで、私の才能を伸ばせるアイテムでもあります」
メリーさんはスピード重視タイプの魔法剣士。スピードがあるため狙ったところにダメージを与える事が出来るタイプ。
「それにサンダーラムの皮は生産3種の神器の1つでもあるため、確実に売れるモノでもあります」
たしかに今後のクラン運営を考えるなら、有りかもしれないな。
「なので、今日はサンダーラムの乱獲したいなと思っています」
「わかりました」
ボクとメリーさんは西の王国の羊の館へ。
「羊の館へ、ようこそ」
「サンダーラムのいるエリアに行きたいのですが」
「かしこまりした。右手側にある扉へお入りになるとサンダーラムのいるエリアに到着いたします」
「ありがとうございます」
ボク達はサンダーラムのいるエリアへ。
「ハヤトさんの手際の良さを考えると、私も全速力でいかないと追いつかれると思いますので、ポーションがぶ飲みでいかせてもらいますね」
「お、お願いします」
「強身スキル・オールアップ・発動」
「魔法スキル・ウォーターアップ・発動」
メリーさんの身体は光り輝き、水のエフェクトが全身を包み込む。
「強身スキル・スピードアップ・発動」
「アイテム使用・サンダーラムのお肉」
メリーさんの足が黄金色に輝き出し、サンダーラムのエフェクトも発現。
「それでは行きます」
最高速度で動くメリーさんのゴールドスリーソードの一撃は首の部分へ。その一撃で動かなくなるサンダーラム。
今回はパーティーを組んでいるので、すぐにサンダーラムから毛皮を採取。
「一点集中スキル・オン」
「剥ぎ取り採取作業・開始」
サンダーラムの身体にアダマンタイトのナイフを入れていき、皮を剥いでいく。
「剥ぎ取り採取作業・終了」
サンダーラムの毛皮、99%の最高品質。
「まずは1匹目」
作業を終えてメリーさんの方を見ると、メリーさんはすでに2匹目を倒していた。
「早っ!でもここからはメリーさんもお肉を採取しながら倒しながらの戦いになる。遅れを取らないように頑張るぞ」
「剥ぎ取り採取作業・開始」
サンダーラムの身体にアダマンタイトのナイフを入れていき、皮を剥いでいく。
「剥ぎ取り採取作業・終了」
サンダーラムの毛皮、99%の最高品質。
「2匹目!」
メリーさんの方を見ると、ちょうどゴールドスリーソードを振り下ろすところだった。
「これがメリーさんの実力なのか……」
~~~
「10匹目」
「11匹メ~」
「12匹メ~」
~~~
「羊が100匹」
「羊が101匹」
「羊が102匹」
~~~
「羊が……羊が167匹」
「羊が……羊が167匹」
「羊が……羊が168匹」
「羊が…………」
バンっ
「ちょっと何寝てるんですか!」
どうやらメリーさんに叩き起こされたようだ。
「す、すみません!!」
「結構倒したから集中力が途切れたみたいですね。そろそろ終わりにしますか?」
「そうですね。あっ、最後の1匹は自分で解体して採取してもいいですか?お肉採取ってほとんどやった事ないんですよ」
「私は別に構いません。どうぞ」
「それでは始めます」
「剥ぎ取り採取作業・開始」
サンダーラムの身体にアダマンタイトのナイフを入れていき、皮を剥いでいく。
サンダーラムの毛皮、99%の最高品質。
「次はお肉の採取だ」
皮を剥がされたサンダーラムの筋肉の部分に輝く点が線となって見える。
「いくら輝く点が見えるといっても解体の順序というモノがある」
まずはサンダーラムの手足を切り離す。そして次は……
「これで終わりだ」
「剥ぎ取り採取作業・終了」
「一点集中スキル・オフ」
サンダーラムのお肉、99%の最高品質。スピードアップ効果(中)、状態異常・麻痺(中)
「あっ、最高品質だと状態異常・麻痺(中)ってなるんですね」
「高品質でも麻痺(中)ですよ」
「えっ、そうなんですか?」
「あれ?私言ってませんでした?」
「聞いてないですよ」
「まぁでも近距離攻撃は状態異常とは縁がないですからね」
ボクの見立てでは近距離攻撃でも状態異常攻撃は有能なはずだ。今まではそれが出来なかっただけ。サンダーラムのお肉で麻痺(中)の効果が付与出来るなら、近距離攻撃での状態異常の認識は変わるはずだ。
そうなるとまずはその武器作りだな。
「メリーさんはこのあとは何か用事ありますか?」
「えっ?私はクランハウスに帰ろうと思ってますけど、ハヤトさんは帰らないんですか?」
「ちょっとやりたい事が出来ましたので、先に帰っててください」
「わかりました。明日にはきっとマリナさん達も帰ってきて、忙しくなると思いますので、ほどほどにしておいた方がいいですよ」
「わかりました」
「それではまた明日お会いしましょう。お疲れ様でした」
「お疲れ様でした」
メリーさんは入ってきた扉から外に出ていなくなった。
「これでメリーの武器も決まったな」
メリーさんに武器をプレゼントした時は、まだボクのクランに入っていなかったので、リュウイチさんに配慮して、メリーさんの武器はゴールドスリーソードにした。
でもメリーさんは今ボクのクランに入ってる。だからボクがどんな武器を持たせようと自由なはずだ。
アイナさんに新しい武器を作るのに、クランメンバーのメリーさんに武器を作ってあげないというのはおかしな話。
これからその武器に使う鉱石採取へ行く。その場所は太陽の塔があるエリア。羊の館の隣にあるエリアだ。
ボクは入ってきた扉を出て、太陽の塔のエリアへ向かった。
『フジのリンゴと王林の青リンゴを手に入れました』
「すぐにアイテム変化をしたいところだけど、今はそこまでの時間はないな」
ボクは支度を整えメリーさんが待つクランハウスへ。
「おはようございます」
「おはようございます」
ほぼ同時に挨拶。
「あの、」
「あの、」
ほぼ同時に会話をしようとする。
「メリーさんからどうぞ」
「ハヤトさんからどうぞ」
お互いに譲り合う。
「………」
「………」
そして無言。
「……それじゃあボクから」
「……………」
良かったぁ、今度は被らなかった。一応ボクはここのクランリーダーだからメリーさんがボクの事を立ててくれたんだね。
「メリーさんがボクのクランを第2クランにしたキッカケってなんだろって思ったら、サンダーラムやサンダームートンの時だと思ったんです」
「はい、そうです」
「このゲームでの状態異常攻撃って遠距離攻撃の人ばかりで近距離攻撃の人ってほぼいないですよね。だからメリーさんはそこに着目したのかなって思った時にアイテム変化のレシピで良いモノを見つけたんです」
ボクはアイテム袋からタングステンを取り出しテーブルの上へ。
「これタングステンっていう素材で、今は加工方法がわからないアイテムなんですけど、アイテム変化でタングリスニというアイテムに変化して雷属性が付く素材になるんです」
「へー、そうなんですかー」
あれ?なんかピンときてない感じだ……
「もしかして、これじゃなかった感じ?」
「はい、すみません。でもそういうのも有りかもしれないですね」
有りかもしれないと言ってるが、メリーさんの表情を見る感じだと絶対にメリーさんにはボクの話はハマっていない。
「そ、それじゃあメリーさんの話お願いします」
「私が目をつけたのはお肉の方です。お肉によるステータスアップはそれなりに有能なアイテムですが、採取の手間を考えると割に合わないアイテムだったんですよ」
そう言われるとそうだな。採取スキルがないメリーさんが普通に採取すれば低品質か最低品質でしか採取出来ない。採取スキルを持つ人が採取しようとすると普通品質でしか採取出来ない。でもすごく手間がかかる。
サンダーラムのお肉を採取した時はボクが皮を剥ぎ取りして、メリーさんがそのあと採取して高品質のお肉をゲット出来た。
この採取方法に気づいている人はおそらくいないはず。
「ボクとメリーさんで一緒にお肉を採取すれば、すごく効率よく採取出来るという事ですね」
「はい、そうです。サンダーラムのお肉はスピードアップ出来るバフアイテムで、私の才能を伸ばせるアイテムでもあります」
メリーさんはスピード重視タイプの魔法剣士。スピードがあるため狙ったところにダメージを与える事が出来るタイプ。
「それにサンダーラムの皮は生産3種の神器の1つでもあるため、確実に売れるモノでもあります」
たしかに今後のクラン運営を考えるなら、有りかもしれないな。
「なので、今日はサンダーラムの乱獲したいなと思っています」
「わかりました」
ボクとメリーさんは西の王国の羊の館へ。
「羊の館へ、ようこそ」
「サンダーラムのいるエリアに行きたいのですが」
「かしこまりした。右手側にある扉へお入りになるとサンダーラムのいるエリアに到着いたします」
「ありがとうございます」
ボク達はサンダーラムのいるエリアへ。
「ハヤトさんの手際の良さを考えると、私も全速力でいかないと追いつかれると思いますので、ポーションがぶ飲みでいかせてもらいますね」
「お、お願いします」
「強身スキル・オールアップ・発動」
「魔法スキル・ウォーターアップ・発動」
メリーさんの身体は光り輝き、水のエフェクトが全身を包み込む。
「強身スキル・スピードアップ・発動」
「アイテム使用・サンダーラムのお肉」
メリーさんの足が黄金色に輝き出し、サンダーラムのエフェクトも発現。
「それでは行きます」
最高速度で動くメリーさんのゴールドスリーソードの一撃は首の部分へ。その一撃で動かなくなるサンダーラム。
今回はパーティーを組んでいるので、すぐにサンダーラムから毛皮を採取。
「一点集中スキル・オン」
「剥ぎ取り採取作業・開始」
サンダーラムの身体にアダマンタイトのナイフを入れていき、皮を剥いでいく。
「剥ぎ取り採取作業・終了」
サンダーラムの毛皮、99%の最高品質。
「まずは1匹目」
作業を終えてメリーさんの方を見ると、メリーさんはすでに2匹目を倒していた。
「早っ!でもここからはメリーさんもお肉を採取しながら倒しながらの戦いになる。遅れを取らないように頑張るぞ」
「剥ぎ取り採取作業・開始」
サンダーラムの身体にアダマンタイトのナイフを入れていき、皮を剥いでいく。
「剥ぎ取り採取作業・終了」
サンダーラムの毛皮、99%の最高品質。
「2匹目!」
メリーさんの方を見ると、ちょうどゴールドスリーソードを振り下ろすところだった。
「これがメリーさんの実力なのか……」
~~~
「10匹目」
「11匹メ~」
「12匹メ~」
~~~
「羊が100匹」
「羊が101匹」
「羊が102匹」
~~~
「羊が……羊が167匹」
「羊が……羊が167匹」
「羊が……羊が168匹」
「羊が…………」
バンっ
「ちょっと何寝てるんですか!」
どうやらメリーさんに叩き起こされたようだ。
「す、すみません!!」
「結構倒したから集中力が途切れたみたいですね。そろそろ終わりにしますか?」
「そうですね。あっ、最後の1匹は自分で解体して採取してもいいですか?お肉採取ってほとんどやった事ないんですよ」
「私は別に構いません。どうぞ」
「それでは始めます」
「剥ぎ取り採取作業・開始」
サンダーラムの身体にアダマンタイトのナイフを入れていき、皮を剥いでいく。
サンダーラムの毛皮、99%の最高品質。
「次はお肉の採取だ」
皮を剥がされたサンダーラムの筋肉の部分に輝く点が線となって見える。
「いくら輝く点が見えるといっても解体の順序というモノがある」
まずはサンダーラムの手足を切り離す。そして次は……
「これで終わりだ」
「剥ぎ取り採取作業・終了」
「一点集中スキル・オフ」
サンダーラムのお肉、99%の最高品質。スピードアップ効果(中)、状態異常・麻痺(中)
「あっ、最高品質だと状態異常・麻痺(中)ってなるんですね」
「高品質でも麻痺(中)ですよ」
「えっ、そうなんですか?」
「あれ?私言ってませんでした?」
「聞いてないですよ」
「まぁでも近距離攻撃は状態異常とは縁がないですからね」
ボクの見立てでは近距離攻撃でも状態異常攻撃は有能なはずだ。今まではそれが出来なかっただけ。サンダーラムのお肉で麻痺(中)の効果が付与出来るなら、近距離攻撃での状態異常の認識は変わるはずだ。
そうなるとまずはその武器作りだな。
「メリーさんはこのあとは何か用事ありますか?」
「えっ?私はクランハウスに帰ろうと思ってますけど、ハヤトさんは帰らないんですか?」
「ちょっとやりたい事が出来ましたので、先に帰っててください」
「わかりました。明日にはきっとマリナさん達も帰ってきて、忙しくなると思いますので、ほどほどにしておいた方がいいですよ」
「わかりました」
「それではまた明日お会いしましょう。お疲れ様でした」
「お疲れ様でした」
メリーさんは入ってきた扉から外に出ていなくなった。
「これでメリーの武器も決まったな」
メリーさんに武器をプレゼントした時は、まだボクのクランに入っていなかったので、リュウイチさんに配慮して、メリーさんの武器はゴールドスリーソードにした。
でもメリーさんは今ボクのクランに入ってる。だからボクがどんな武器を持たせようと自由なはずだ。
アイナさんに新しい武器を作るのに、クランメンバーのメリーさんに武器を作ってあげないというのはおかしな話。
これからその武器に使う鉱石採取へ行く。その場所は太陽の塔があるエリア。羊の館の隣にあるエリアだ。
ボクは入ってきた扉を出て、太陽の塔のエリアへ向かった。
55
あなたにおすすめの小説
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
出来損ないと虐げられた公爵令嬢、前世の記憶で古代魔法を再現し最強になる~私を捨てた国が助けを求めてきても、もう隣で守ってくれる人がいますので
夏見ナイ
ファンタジー
ヴァインベルク公爵家のエリアーナは、魔力ゼロの『出来損ない』として家族に虐げられる日々を送っていた。16歳の誕生日、兄に突き落とされた衝撃で、彼女は前世の記憶――物理学を学ぶ日本の女子大生だったことを思い出す。
「この世界の魔法は、物理法則で再現できる!」
前世の知識を武器に、虐げられた運命を覆すことを決意したエリアーナ。そんな彼女の類稀なる才能に唯一気づいたのは、『氷の悪魔』と畏れられる冷徹な辺境伯カイドだった。
彼に守られ、その頭脳で自身を蔑んだ者たちを見返していく痛快逆転ストーリー!
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる