30 / 59
余命2年
30.生き様
しおりを挟む
ユーリに向かってそっと右手を差し出した。
「……っ」
ユーリは小さく息を呑みながら、おずおずと顔を寄せていく。
ブルーグレーの手袋に彼の唇が触れる。やわらかくそれでいて温かだった。
「とても綺麗です」
「喜んでいただけたようで何よりよ」
「……嬉しいどころの話じゃないですよ」
「まぁ?」
エレノアは控えめに笑いつつユーリに身を任せた。ゆっくり一歩一歩と階段をおりていく。
ユーリは完璧だった。手を握る力も、誘導するペースも、何もかも全部。
「おはようございます」
階下でビルと顔を合わせる。ユーリの時と同様に挨拶を交わした。
(素敵ね)
ビルはエレノアと同い年。今年で30になる。いい意味で抜け感が出たというか、ゆとりを感じさせるようになった。
(ほっとするわ)
言動から滲み出る温厚な人柄がその所以なのだろうと思う。こうして向かい合っているだけで自然と心が和んでいく。
(そんな貴方だからこそ寄りかかりたい、包まれたいと願う女性が後を絶たないのでしょうね)
「聖女様? 何か気になることでも……?」
――聖女
エレノアは微苦笑を浮かべつつ首を左右に振った。
「王都に戻り次第、聖女の職は辞するつもりです」
「えっ……?」
「なので、今後は名前で呼んでいただけますか?」
ビルは直ぐ様ユーリに目を向けた。ユーリは唇を噛み締めている。言わずもがな自責の念に駆られているのだろう。
(話題は……変えるべきでしょうね)
いくら言葉を尽くしたところでユーリはきっと納得しない。
(優しく責任感のある人だから)
エレノアはほろ苦い感情を胸にビルに問いかける。
「ユーリのマナー、とても仕上がっているわね。教えてくださったのはやはり貴方?」
ビルは何か言いたげではあったが、ぐっと言葉を呑み込んでくれる。
「ええ。基礎はルイスと僕が。仕上げは専門の方にお願いをしました」
「それはそれは隙のない布陣ね」
「ユーリはとても熱心でしたよ。エレノア様にふさわしい男になるんだ~って」
「まぁ!」
「っ!? 先生!」
「ごめん。でも、エレノア様にはどうしても知っておいていただきたくて。本当に、本当に頑張っていたから」
「……ったく……」
自然と目に浮かんでくる。励むユーリの姿が。そんな彼を見守るビルを始めとした仲間達の姿が。
「精進致しますわ。貴方にふさわしい女に。妻となれるように」
ユーリの目が点に。直後、何を言っているんだと言わんばかりに破顔した。
「貴方は追われる側。追うのは俺の役割ですよ」
「ダメよ。そんなことでは貴方に見限られてしまうわ」
「有り得ませんよ。そんなこと」
ユーリは自信たっぷりに一蹴してみせた。途端に興味が湧いてくる。
(貴方はわたくしのどんなところがお好きなの?)
共にいれば自ずと見えてくるのだろうか。問うとすれば否応なしに直接的な物言いになってしまうだろう。
ユーリは変わらず豪胆ではあるものの、年相応にシャイにもなってしまっている。
(教えてくれるかしら? ふふっ、根比べね?)
エレノアは再びユーリと共に歩き出した。エントランスを通り過ぎると馬車が。周囲には総勢五十名にも及ぶ兵士達の姿があった。
いずれも魔王討伐に参加した精鋭中の精鋭。攫われた過去があるとはいえ、10年前とは比べ物にならないほどの好待遇だ。
(恐れ多い。……いえ、わたくしは勇者ユーリの妻になるのよ。これしきのことで怯んでなどいられないわ)
エレノアは自身を鼓舞。縮みかけた背をぐんっと伸ばしてユーリと共に歩いていく。
「エレノア様。ご機嫌麗しゅう」
声をかけてきたのはフォーサイス家の当主ハーヴィー。『勇者の中の勇者』と称されるあの男性だった。
豊かなグレイのオールバック、口と顎に蓄えられた立派な髭が目を惹く。
車椅子に座り、肩と膝に深緑色のブランケットをかけている。
体の凹凸が左右で異なっているのは、右腕と左脚がそれぞれ欠損してしまっているからだ。
にもかかわらず肉体は依然屈強なままだ。あの日から既に10年以上の月日が流れているというのに。
(そう……その心は変わらず武人でいらっしゃるのね)
ハーヴィーの姿勢から学べることは多々ある。
(けど……残念。倣うのは少々難しそうね)
エレノアに残された時間はごく僅かだ。あれこれと手を伸ばすよりは的を絞るべきだろう。
「……っ」
結論付けたのと同時に、胸にぽっかりと穴が開いたような気がした。
(往生際の悪いこと)
エレノアは自嘲気味に笑いながら、ハーヴィーに向かって頭を下げた。
「ハーヴィー様。改めて感謝申し上げます」
エレノアは今回、そしてこれまでの数多ある支援に対し感謝の気持ちを伝えた。ハーヴィーは表情をやわらかに首を左右に振る。
「重ねて恐縮ではございますが、今後とも我が叔父・エルヴェをよろしくお願い致します」
レイの師であるエルヴェはこの地で眠っている。実家であるロベール家とは絶縁状態にあるからだ。
原因は単純明快。婚姻の拒否だ。
『才の継承率は極めて低く、仮に継承出来たとしてもそのレベルは未知数ときている。……ともすれば、手ずから採りに行く方が余程合理的ではありませんか?』
『~~っ、何をバカなことを。お前には我がロベールの再興がかかって――っ!? 待て!! エル!!!』
『ではでは、行って参りま~す♪』
そう言ってエルヴェは家を出た。国内外問わず後継者を探して回り、最終的に西の最果て――砂漠の国・ガシャムでレイと出会ったのだ。
『君は世界一の魔術師になる。私が言うのだから間違いないよ』
エルヴェは拙いガシャム語で自信満々に語り、ボロ雑巾同然の少年・レイに手を差し伸べたのだと言う。
エルヴェの目に狂いはなく、レイは数々の偉業を成し遂げた。そのため再現性はないとされながらも、エルヴェの世間的な評価は高めであるのだ。
けれど、未だ家族は……ロベールは赦していない。故に彼は変わらずこの地にいるのだ。
(それでもレイはめげずに励み続けてくれている。叔父様の選択を肯定し続けるために)
「今度こそ必ずやお守り致します」
ハーヴィーに続くようにして夫人、騎士、従者達が頭を下げた。
「ありがとうございます」
エレノアも続く。感謝の言葉を口にしながら。
「お幸せに」
不意に聞こえてきたその声は優しくとても温かだった。瞳の奥がじんと痺れていく。エレノアは小さく鼻を啜り微笑みで応えた。
「エレノア様」
いつの間にやらユーリはタロップの横に。その手を取るよう促してきていた。
(ユーリ……)
そんな彼の瞳も凪いでいる。言わずもがなエレノアに共感してくれているのだろう。
エレノアは再度皆に向かって一礼。その後、ユーリの手を借りて馬車の中に入っていった。
彼女が一息つきながら腰かけようとしたところ、車体が大きく傾いた。ユーリだ。馬車に乗り込み、エレノアの向かい側に座る。
扉が閉まった。ほどなくして動き出す。蹄の音が何とも心地いい。
「一つお話をさせていただいてもよろしいでしょうか?」
問いかけるユーリの声は硬かった。直感的に理解する。これは雑談ではないのだと。
「何かしら?」
「貴方の今後についてです」
案の定だ。正直なところ予想はしていた。気を引き締めて先を促す。
「職を辞する必要はありません」
「……本当に?」
「ええ。俺は貴方の生き様も含めて愛する覚悟でいますから。だから……遠慮は要りません」
エレノアは微笑みを湛えたまま目を伏せた。
(やはり貴方は優しい。実直で……不器用な人)
色白な顎には力が籠り、栗色の瞳の奥――なめらかな金色は湖面の月のように揺れている。
(報いなければね)
エレノアは穏やかなる決意を胸に口を開いた。
「……っ」
ユーリは小さく息を呑みながら、おずおずと顔を寄せていく。
ブルーグレーの手袋に彼の唇が触れる。やわらかくそれでいて温かだった。
「とても綺麗です」
「喜んでいただけたようで何よりよ」
「……嬉しいどころの話じゃないですよ」
「まぁ?」
エレノアは控えめに笑いつつユーリに身を任せた。ゆっくり一歩一歩と階段をおりていく。
ユーリは完璧だった。手を握る力も、誘導するペースも、何もかも全部。
「おはようございます」
階下でビルと顔を合わせる。ユーリの時と同様に挨拶を交わした。
(素敵ね)
ビルはエレノアと同い年。今年で30になる。いい意味で抜け感が出たというか、ゆとりを感じさせるようになった。
(ほっとするわ)
言動から滲み出る温厚な人柄がその所以なのだろうと思う。こうして向かい合っているだけで自然と心が和んでいく。
(そんな貴方だからこそ寄りかかりたい、包まれたいと願う女性が後を絶たないのでしょうね)
「聖女様? 何か気になることでも……?」
――聖女
エレノアは微苦笑を浮かべつつ首を左右に振った。
「王都に戻り次第、聖女の職は辞するつもりです」
「えっ……?」
「なので、今後は名前で呼んでいただけますか?」
ビルは直ぐ様ユーリに目を向けた。ユーリは唇を噛み締めている。言わずもがな自責の念に駆られているのだろう。
(話題は……変えるべきでしょうね)
いくら言葉を尽くしたところでユーリはきっと納得しない。
(優しく責任感のある人だから)
エレノアはほろ苦い感情を胸にビルに問いかける。
「ユーリのマナー、とても仕上がっているわね。教えてくださったのはやはり貴方?」
ビルは何か言いたげではあったが、ぐっと言葉を呑み込んでくれる。
「ええ。基礎はルイスと僕が。仕上げは専門の方にお願いをしました」
「それはそれは隙のない布陣ね」
「ユーリはとても熱心でしたよ。エレノア様にふさわしい男になるんだ~って」
「まぁ!」
「っ!? 先生!」
「ごめん。でも、エレノア様にはどうしても知っておいていただきたくて。本当に、本当に頑張っていたから」
「……ったく……」
自然と目に浮かんでくる。励むユーリの姿が。そんな彼を見守るビルを始めとした仲間達の姿が。
「精進致しますわ。貴方にふさわしい女に。妻となれるように」
ユーリの目が点に。直後、何を言っているんだと言わんばかりに破顔した。
「貴方は追われる側。追うのは俺の役割ですよ」
「ダメよ。そんなことでは貴方に見限られてしまうわ」
「有り得ませんよ。そんなこと」
ユーリは自信たっぷりに一蹴してみせた。途端に興味が湧いてくる。
(貴方はわたくしのどんなところがお好きなの?)
共にいれば自ずと見えてくるのだろうか。問うとすれば否応なしに直接的な物言いになってしまうだろう。
ユーリは変わらず豪胆ではあるものの、年相応にシャイにもなってしまっている。
(教えてくれるかしら? ふふっ、根比べね?)
エレノアは再びユーリと共に歩き出した。エントランスを通り過ぎると馬車が。周囲には総勢五十名にも及ぶ兵士達の姿があった。
いずれも魔王討伐に参加した精鋭中の精鋭。攫われた過去があるとはいえ、10年前とは比べ物にならないほどの好待遇だ。
(恐れ多い。……いえ、わたくしは勇者ユーリの妻になるのよ。これしきのことで怯んでなどいられないわ)
エレノアは自身を鼓舞。縮みかけた背をぐんっと伸ばしてユーリと共に歩いていく。
「エレノア様。ご機嫌麗しゅう」
声をかけてきたのはフォーサイス家の当主ハーヴィー。『勇者の中の勇者』と称されるあの男性だった。
豊かなグレイのオールバック、口と顎に蓄えられた立派な髭が目を惹く。
車椅子に座り、肩と膝に深緑色のブランケットをかけている。
体の凹凸が左右で異なっているのは、右腕と左脚がそれぞれ欠損してしまっているからだ。
にもかかわらず肉体は依然屈強なままだ。あの日から既に10年以上の月日が流れているというのに。
(そう……その心は変わらず武人でいらっしゃるのね)
ハーヴィーの姿勢から学べることは多々ある。
(けど……残念。倣うのは少々難しそうね)
エレノアに残された時間はごく僅かだ。あれこれと手を伸ばすよりは的を絞るべきだろう。
「……っ」
結論付けたのと同時に、胸にぽっかりと穴が開いたような気がした。
(往生際の悪いこと)
エレノアは自嘲気味に笑いながら、ハーヴィーに向かって頭を下げた。
「ハーヴィー様。改めて感謝申し上げます」
エレノアは今回、そしてこれまでの数多ある支援に対し感謝の気持ちを伝えた。ハーヴィーは表情をやわらかに首を左右に振る。
「重ねて恐縮ではございますが、今後とも我が叔父・エルヴェをよろしくお願い致します」
レイの師であるエルヴェはこの地で眠っている。実家であるロベール家とは絶縁状態にあるからだ。
原因は単純明快。婚姻の拒否だ。
『才の継承率は極めて低く、仮に継承出来たとしてもそのレベルは未知数ときている。……ともすれば、手ずから採りに行く方が余程合理的ではありませんか?』
『~~っ、何をバカなことを。お前には我がロベールの再興がかかって――っ!? 待て!! エル!!!』
『ではでは、行って参りま~す♪』
そう言ってエルヴェは家を出た。国内外問わず後継者を探して回り、最終的に西の最果て――砂漠の国・ガシャムでレイと出会ったのだ。
『君は世界一の魔術師になる。私が言うのだから間違いないよ』
エルヴェは拙いガシャム語で自信満々に語り、ボロ雑巾同然の少年・レイに手を差し伸べたのだと言う。
エルヴェの目に狂いはなく、レイは数々の偉業を成し遂げた。そのため再現性はないとされながらも、エルヴェの世間的な評価は高めであるのだ。
けれど、未だ家族は……ロベールは赦していない。故に彼は変わらずこの地にいるのだ。
(それでもレイはめげずに励み続けてくれている。叔父様の選択を肯定し続けるために)
「今度こそ必ずやお守り致します」
ハーヴィーに続くようにして夫人、騎士、従者達が頭を下げた。
「ありがとうございます」
エレノアも続く。感謝の言葉を口にしながら。
「お幸せに」
不意に聞こえてきたその声は優しくとても温かだった。瞳の奥がじんと痺れていく。エレノアは小さく鼻を啜り微笑みで応えた。
「エレノア様」
いつの間にやらユーリはタロップの横に。その手を取るよう促してきていた。
(ユーリ……)
そんな彼の瞳も凪いでいる。言わずもがなエレノアに共感してくれているのだろう。
エレノアは再度皆に向かって一礼。その後、ユーリの手を借りて馬車の中に入っていった。
彼女が一息つきながら腰かけようとしたところ、車体が大きく傾いた。ユーリだ。馬車に乗り込み、エレノアの向かい側に座る。
扉が閉まった。ほどなくして動き出す。蹄の音が何とも心地いい。
「一つお話をさせていただいてもよろしいでしょうか?」
問いかけるユーリの声は硬かった。直感的に理解する。これは雑談ではないのだと。
「何かしら?」
「貴方の今後についてです」
案の定だ。正直なところ予想はしていた。気を引き締めて先を促す。
「職を辞する必要はありません」
「……本当に?」
「ええ。俺は貴方の生き様も含めて愛する覚悟でいますから。だから……遠慮は要りません」
エレノアは微笑みを湛えたまま目を伏せた。
(やはり貴方は優しい。実直で……不器用な人)
色白な顎には力が籠り、栗色の瞳の奥――なめらかな金色は湖面の月のように揺れている。
(報いなければね)
エレノアは穏やかなる決意を胸に口を開いた。
11
あなたにおすすめの小説
崖っぷち令嬢は冷血皇帝のお世話係〜侍女のはずが皇帝妃になるみたいです〜
束原ミヤコ
恋愛
ティディス・クリスティスは、没落寸前の貧乏な伯爵家の令嬢である。
家のために王宮で働く侍女に仕官したは良いけれど、緊張のせいでまともに話せず、面接で落とされそうになってしまう。
「家族のため、なんでもするからどうか働かせてください」と泣きついて、手に入れた仕事は――冷血皇帝と巷で噂されている、冷酷冷血名前を呼んだだけで子供が泣くと言われているレイシールド・ガルディアス皇帝陛下のお世話係だった。
皇帝レイシールドは気難しく、人を傍に置きたがらない。
今まで何人もの侍女が、レイシールドが恐ろしくて泣きながら辞めていったのだという。
ティディスは決意する。なんとしてでも、お仕事をやりとげて、没落から家を救わなければ……!
心根の優しいお世話係の令嬢と、無口で不器用な皇帝陛下の話です。
追放された薬師は、辺境の地で騎士団長に愛でられる
湊一桜
恋愛
王宮薬師のアンは、国王に毒を盛った罪を着せられて王宮を追放された。幼少期に両親を亡くして王宮に引き取られたアンは、頼れる兄弟や親戚もいなかった。
森を彷徨って数日、倒れている男性を見つける。男性は高熱と怪我で、意識が朦朧としていた。
オオカミの襲撃にも遭いながら、必死で男性を看病すること二日後、とうとう男性が目を覚ました。ジョーという名のこの男性はとても強く、軽々とオオカミを撃退した。そんなジョーの姿に、不覚にもときめいてしまうアン。
行くあてもないアンは、ジョーと彼の故郷オストワル辺境伯領を目指すことになった。
そして辿り着いたオストワル辺境伯領で待っていたのは、ジョーとの甘い甘い時間だった。
※『小説家になろう』様、『ベリーズカフェ』様でも公開中です。
酒飲み聖女は気だるげな騎士団長に秘密を握られています〜完璧じゃなくても愛してるって正気ですか!?〜
鳥花風星
恋愛
太陽の光に当たって透けるような銀髪、紫水晶のような美しい瞳、均整の取れた体つき、女性なら誰もが羨むような見た目でうっとりするほどの完璧な聖女。この国の聖女は、清楚で見た目も中身も美しく、誰もが羨む存在でなければいけない。聖女リリアは、ずっとみんなの理想の「聖女様」でいることに専念してきた。
そんな完璧な聖女であるリリアには誰にも知られてはいけない秘密があった。その秘密は完璧に隠し通され、絶対に誰にも知られないはずだった。だが、そんなある日、騎士団長のセルにその秘密を知られてしまう。
秘密がばれてしまったら、完璧な聖女としての立場が危うく、国民もがっかりさせてしまう。秘密をばらさないようにとセルに懇願するリリアだが、セルは秘密をばらされたくなければ婚約してほしいと言ってきた。
一途な騎士団長といつの間にか逃げられなくなっていた聖女のラブストーリー。
◇氷雨そら様主催「愛が重いヒーロー企画」参加作品です。
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
転生したら地味ダサ令嬢でしたが王子様に助けられて何故か執着されました
古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄され
恋愛
皆様の応援のおかげでHOT女性向けランキング第7位獲得しました。
前世病弱だったニーナは転生したら周りから地味でダサいとバカにされる令嬢(もっとも平民)になっていた。「王女様とか公爵令嬢に転生したかった」と祖母に愚痴ったら叱られた。そんなニーナが祖母が死んで冒険者崩れに襲われた時に助けてくれたのが、ウィルと呼ばれる貴公子だった。
恋に落ちたニーナだが、平民の自分が二度と会うことはないだろうと思ったのも、束の間。魔法が使えることがバレて、晴れて貴族がいっぱいいる王立学園に入ることに!
しかし、そこにはウィルはいなかったけれど、何故か生徒会長ら高位貴族に絡まれて学園生活を送ることに……
見た目は地味ダサ、でも、行動力はピカ一の地味ダサ令嬢の巻き起こす波乱万丈学園恋愛物語の始まりです!?
小説家になろうでも公開しています。
第9回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作品
【完結】『運命』を『気のせい』と答えたら、婚姻となりまして
うり北 うりこ@ざまされ2巻発売中
恋愛
ヴォレッカ・サミレットは、領地の危機をどうにかするために、三年ぶりに社交界へと婚姻相手を探しにやってきた。
第一にお金、次に人柄、後妻ではなく、できれば清潔感のある人と出会いたい。 そう思っていたのだが──。
「これは、運命だろうか……」 誰もが振り返るほどの美丈夫に、囁かれるという事態に。
「気のせいですね」 自身が平凡だと自覚があり、からかって遊ばれていると思って、そう答えたヴォレッカ。
だが、これがすべての始まりであった。 超絶平凡令嬢と、女性が苦手な美丈夫の織りなす、どこかかみ合わない婚姻ラブストーリー。
全43話+番外編です。
公爵令息様を治療したらいつの間にか溺愛されていました
Karamimi
恋愛
マーケッヒ王国は魔法大国。そんなマーケッヒ王国の伯爵令嬢セリーナは、14歳という若さで、治癒師として働いている。それもこれも莫大な借金を返済し、幼い弟妹に十分な教育を受けさせるためだ。
そんなセリーナの元を訪ねて来たのはなんと、貴族界でも3本の指に入る程の大貴族、ファーレソン公爵だ。話を聞けば、15歳になる息子、ルークがずっと難病に苦しんでおり、どんなに優秀な治癒師に診てもらっても、一向に良くならないらしい。
それどころか、どんどん悪化していくとの事。そんな中、セリーナの評判を聞きつけ、藁をもすがる思いでセリーナの元にやって来たとの事。
必死に頼み込む公爵を見て、出来る事はやってみよう、そう思ったセリーナは、早速公爵家で治療を始めるのだが…
正義感が強く努力家のセリーナと、病気のせいで心が歪んでしまった公爵令息ルークの恋のお話です。
お堅い公爵様に求婚されたら、溺愛生活が始まりました
群青みどり
恋愛
国に死ぬまで搾取される聖女になるのが嫌で実力を隠していたアイリスは、周囲から無能だと虐げられてきた。
どれだけ酷い目に遭おうが強い精神力で乗り越えてきたアイリスの安らぎの時間は、若き公爵のセピアが神殿に訪れた時だった。
そんなある日、セピアが敵と対峙した時にたまたま近くにいたアイリスは巻き込まれて怪我を負い、気絶してしまう。目が覚めると、顔に傷痕が残ってしまったということで、セピアと婚約を結ばれていた!
「どうか怪我を負わせた責任をとって君と結婚させてほしい」
こんな怪我、聖女の力ですぐ治せるけれど……本物の聖女だとバレたくない!
このまま正体バレして国に搾取される人生を送るか、他の方法を探して婚約破棄をするか。
婚約破棄に向けて悩むアイリスだったが、罪悪感から求婚してきたはずのセピアの溺愛っぷりがすごくて⁉︎
「ずっと、どうやってこの神殿から君を攫おうかと考えていた」
麗しの公爵様は、今日も聖女にしか見せない笑顔を浮かべる──
※タイトル変更しました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる