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余命2年
43.舞踏会のその前に
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舞踏会を目前に控えた夕暮時。
メイドのアンナが、同僚のメイド達と共にせっせとエレノアの身支度を整えていた。
清廉潔白な聖女から、華やかな貴婦人へと。
その途上で夕日が差し込んできた。
壁に施された金の装飾――苺や百合、薔薇の装飾達が飴色に輝いて、エレノアの目を一層愉しませてくれる。
「パレードからろくにお休みも出来ませんでしたね。お辛くありませんか……?」
「ふふっ、ありがとう。大丈夫よ」
実のところ、背には重たい疲労が圧し掛かっていた。けれど、自然と体は動く。休むという選択肢はほんの僅かも浮かんではこなかった。
今のエレノアを突き動かしているのは、ユーリの妻としての使命感、それと私的な期待感だ。
(ふふっ、まさか風魔法にあんな使い方があったなんてね)
ユーリは舞踏会に向けてとある秘策を用意していた。
それはずばり風魔法を駆使したサポートだ。
ユーリが魔法で生み出した風に乗り、彼に身を任せることで鈍さをカバーする。
高度な魔力コントロールが求められる手法だが、ユーリは物の見事にやってのけた。
エレノアのドレスの裾が徒に捲れることも、エレノアが風に乗り切れず転倒するようなこともなかったのだ。
(流石は大賢者・レイモンドのお弟子様ね)
言ってしまえばズルではあるのだが、お陰で純粋にダンスを愉しむことが出来る。
(神よ、どうか怠惰なわたくしをお赦しください)
叶うなら自力で踊れるようになりたかった。けれどもう、エレノアには時間がないから。
エレノアは唇を固く引き結んで、サイドテーブルに目を向けた。そこには白磁の植木鉢が乗っている。
あそこに蒔かれているのはハルジオンの種。ユーリから貰ったあの花の種だ。
(あの花は枯れてしまった。今は種となり、土の中で静かに芽吹きの時を待っている。……こうして巡っていくのだわ。何年、何十年先もずっと)
願わくば自分もユーリの元へ。
(いやね……わたくしったら……)
細やかなようでいて途方もなく贅沢な願いだ。
(面の皮の厚いこと)
エレノアは小さく肩を竦めて首を左右に振った。
「……うん。今晩も素敵です。ドレスも、手袋も、とっても喜んでる」
支度が済んだようだ。メイド達が一人二人と去って行き、最終的にアンナだけが残る形となった。
「ありがとう、アンナ。貴方やみんなのお陰よ」
エレノアは感謝の言葉を述べつつ、改めて鏡の中の自分に目を向けた。
ミルキーブロンドの髪は編み込んでアップスタイルに。
フェイスラインにそって流れる後れ毛は、軽やかでいて美しいウェーブを描いている。
ドレスはライトブルーのハイネックタイプのものを選んだ。首元から胸元にかけて白い花の刺繍が施されている。
露出は控えめではあるものの、明るい色味も相まってとても華やかな印象を抱かせた。
救国の勇者・ユーリの妻として表舞台に立つのに不足はないように思う。
「ふふふっ、ユーリはどういった格好でいらっしゃるのかしら?」
「えへへっ、燕尾服ですかね? それともタキシードかな?」
「色は白かしら? 黒も似合いそうではあるけれど」
「やっぱり白ですかね♪」
アンナと共に胸を躍らせながら玄関ホールに向かう。すると――。
「エラ! とても綺麗です。思わず見惚れてしまいました」
「あら~……」
ユーリは軍服姿だった。
魔王アイザックと戦った時と同じ、エレノアの家族と対面した時と同じ、昼間の凱旋パレードに参加した時と同じ格好で……。
「? 何か?」
「おっ、恐れ入ります、勇者様。その……何故軍服を? 今から着替える……とかじゃないですよね?」
アンナは酷く不満げな顔をしていた。
衣服に対して並々ならぬ愛情を持っている彼女のことだ。大方、日目を見れずにいるユーリの礼服達のことを不憫に思っているのだろう。
「ああ……」
ユーリは自身の軍服を一瞥した後で、ぽりぽりと頭を掻いた。
言葉の整理をしているのだろう。少々間を開けてから徐に語り出す。
「自分で言うのもなんですが、俺は立場が物凄く微妙でして。服装選びが面……難しいんですよ」
「むっ……今、面倒と――」
「俺は生まれのこともあって『庶民派勇者』で通っています。……が、今ではありがたいことに、侯爵家の『入婿』の立場にもあって」
「なるほど。庶民的な服装をすると、侯爵家の入婿としては不適切な形に。反対に、侯爵家の入婿らしい服装をすると、『庶民派勇者』のイメージを保てなくなってしまうというわけね?」
「おっしゃる通りです」
「……代わりばんこにすればいいじゃないですか」
「生憎とそう単純な話でもないんですよ」
「確かに。今晩の舞踏会を例にとってみても、どちらの服装で臨むべきか……何とも悩ましいところね」
「ええ。招待された方々の中には、魔王討伐作戦に協力くださった平民の方々も数多くいらっしゃるので」
「難儀なこと」
エレノアはユーリの話に耳を傾けながら、それとなくアンナの方に目を向ける。彼女は顔を俯かせて、緩く頬を膨らませていた。
(理解は出来ても納得がいかない。そんなところかしら?)
微笑ましくもあるが、彼女のこの衣服に対する愛情は、前職に対する未練とも取れる。
(やはり、わたくしと貴方は似ている)
そう。そんな認識であるからこそ、つい肩入れをしてしまうのだ。
エレノアは微苦笑を浮かべて、ユーリの方に目を向けた。
「でも……結婚式の時は別よね?」
「っ!!!」
瞬時にアンナが顔を上げた。そんな彼女に相反するようにして、ユーリがさっと目を逸らす。
「それは……まぁ……」
「燕尾服!? それともタキシード!? ……ですか!?」
「っ! えっ……」
アンナの勢いに気圧されてか、ユーリは思わずといった具合に後退った。
「俺はどちらでも――」
「色は黒? それとも白ですか???」
「……っ、エラのドレスに合うものを、その……選んでいただけたらと思います」
ユーリは答えた。白旗を振るようにあわあわとした調子で。
(ふふっ、意外と押しに弱いのよね)
エレノアは、戸惑うユーリの姿を一頻り愛でた後で、ふふんと控えめに鼻を鳴らした。
「まぁ? それはそれは腕が鳴るわね」
「はい! ドキドキわくわくです……!」
アンナの表情が時を経るごとに華やいでいく。
(あら……?)
ユーリの表情も呼応するように和んでいく。
おそらくは、アンナの猛追が止んだことで冷静に。
彼女の情熱と真摯に向き合うことが出来たのだろう。
(今ならばきっとユーリも味方してくれるはず。アンナもきっと……)
手ごたえを得たエレノアは慎重に、一呼吸置いてから言葉を続ける。
「アンナ。貴方に『ブライダルハンカチ』の制作をお願いしたら……貴方のことを困らせてしまうかしら?」
「っ!!?」
アンナの表情が驚きから喜びに変わっていく。
エレノアが内心でガッツポーズをしたのと同時に、アンナがピョンっと跳ねた。
「嬉しい! とっても光栄です。あっ……でも……きっ、綺麗に出来ないかも」
「出来栄えの問題じゃないわ。わたくしは貴方がいいの」
「俺もアンナさんがいいです。お願いできますか?」
(っ! ユーリ!! ああ……貴方のあたたかな支援に心からの感謝を……)
「うぅ゛……!」
アンナの薄緑色の猫目がじんわりと歪む。彼女は自身の服の袖で強引に涙を拭うと、再び勢いよく顔を上げた。
「ありがとうございます! 一生懸命作らせていただきます!」
こうしてブライダルハンカチの制作はアンナに任せることになった。
エレノアはユーリと目を合わせて穏やかに微笑み合う。
(きっと宝物になるわ。わたくしにとってもユーリにとっても)
棺桶の中で、そのハンカチを抱いて眠る自身の姿を想像しかけて――止めた。
今はただ楽しいことだけを。目の前にある舞踏会のことだけを考えようと……そう切り替えて。
メイドのアンナが、同僚のメイド達と共にせっせとエレノアの身支度を整えていた。
清廉潔白な聖女から、華やかな貴婦人へと。
その途上で夕日が差し込んできた。
壁に施された金の装飾――苺や百合、薔薇の装飾達が飴色に輝いて、エレノアの目を一層愉しませてくれる。
「パレードからろくにお休みも出来ませんでしたね。お辛くありませんか……?」
「ふふっ、ありがとう。大丈夫よ」
実のところ、背には重たい疲労が圧し掛かっていた。けれど、自然と体は動く。休むという選択肢はほんの僅かも浮かんではこなかった。
今のエレノアを突き動かしているのは、ユーリの妻としての使命感、それと私的な期待感だ。
(ふふっ、まさか風魔法にあんな使い方があったなんてね)
ユーリは舞踏会に向けてとある秘策を用意していた。
それはずばり風魔法を駆使したサポートだ。
ユーリが魔法で生み出した風に乗り、彼に身を任せることで鈍さをカバーする。
高度な魔力コントロールが求められる手法だが、ユーリは物の見事にやってのけた。
エレノアのドレスの裾が徒に捲れることも、エレノアが風に乗り切れず転倒するようなこともなかったのだ。
(流石は大賢者・レイモンドのお弟子様ね)
言ってしまえばズルではあるのだが、お陰で純粋にダンスを愉しむことが出来る。
(神よ、どうか怠惰なわたくしをお赦しください)
叶うなら自力で踊れるようになりたかった。けれどもう、エレノアには時間がないから。
エレノアは唇を固く引き結んで、サイドテーブルに目を向けた。そこには白磁の植木鉢が乗っている。
あそこに蒔かれているのはハルジオンの種。ユーリから貰ったあの花の種だ。
(あの花は枯れてしまった。今は種となり、土の中で静かに芽吹きの時を待っている。……こうして巡っていくのだわ。何年、何十年先もずっと)
願わくば自分もユーリの元へ。
(いやね……わたくしったら……)
細やかなようでいて途方もなく贅沢な願いだ。
(面の皮の厚いこと)
エレノアは小さく肩を竦めて首を左右に振った。
「……うん。今晩も素敵です。ドレスも、手袋も、とっても喜んでる」
支度が済んだようだ。メイド達が一人二人と去って行き、最終的にアンナだけが残る形となった。
「ありがとう、アンナ。貴方やみんなのお陰よ」
エレノアは感謝の言葉を述べつつ、改めて鏡の中の自分に目を向けた。
ミルキーブロンドの髪は編み込んでアップスタイルに。
フェイスラインにそって流れる後れ毛は、軽やかでいて美しいウェーブを描いている。
ドレスはライトブルーのハイネックタイプのものを選んだ。首元から胸元にかけて白い花の刺繍が施されている。
露出は控えめではあるものの、明るい色味も相まってとても華やかな印象を抱かせた。
救国の勇者・ユーリの妻として表舞台に立つのに不足はないように思う。
「ふふふっ、ユーリはどういった格好でいらっしゃるのかしら?」
「えへへっ、燕尾服ですかね? それともタキシードかな?」
「色は白かしら? 黒も似合いそうではあるけれど」
「やっぱり白ですかね♪」
アンナと共に胸を躍らせながら玄関ホールに向かう。すると――。
「エラ! とても綺麗です。思わず見惚れてしまいました」
「あら~……」
ユーリは軍服姿だった。
魔王アイザックと戦った時と同じ、エレノアの家族と対面した時と同じ、昼間の凱旋パレードに参加した時と同じ格好で……。
「? 何か?」
「おっ、恐れ入ります、勇者様。その……何故軍服を? 今から着替える……とかじゃないですよね?」
アンナは酷く不満げな顔をしていた。
衣服に対して並々ならぬ愛情を持っている彼女のことだ。大方、日目を見れずにいるユーリの礼服達のことを不憫に思っているのだろう。
「ああ……」
ユーリは自身の軍服を一瞥した後で、ぽりぽりと頭を掻いた。
言葉の整理をしているのだろう。少々間を開けてから徐に語り出す。
「自分で言うのもなんですが、俺は立場が物凄く微妙でして。服装選びが面……難しいんですよ」
「むっ……今、面倒と――」
「俺は生まれのこともあって『庶民派勇者』で通っています。……が、今ではありがたいことに、侯爵家の『入婿』の立場にもあって」
「なるほど。庶民的な服装をすると、侯爵家の入婿としては不適切な形に。反対に、侯爵家の入婿らしい服装をすると、『庶民派勇者』のイメージを保てなくなってしまうというわけね?」
「おっしゃる通りです」
「……代わりばんこにすればいいじゃないですか」
「生憎とそう単純な話でもないんですよ」
「確かに。今晩の舞踏会を例にとってみても、どちらの服装で臨むべきか……何とも悩ましいところね」
「ええ。招待された方々の中には、魔王討伐作戦に協力くださった平民の方々も数多くいらっしゃるので」
「難儀なこと」
エレノアはユーリの話に耳を傾けながら、それとなくアンナの方に目を向ける。彼女は顔を俯かせて、緩く頬を膨らませていた。
(理解は出来ても納得がいかない。そんなところかしら?)
微笑ましくもあるが、彼女のこの衣服に対する愛情は、前職に対する未練とも取れる。
(やはり、わたくしと貴方は似ている)
そう。そんな認識であるからこそ、つい肩入れをしてしまうのだ。
エレノアは微苦笑を浮かべて、ユーリの方に目を向けた。
「でも……結婚式の時は別よね?」
「っ!!!」
瞬時にアンナが顔を上げた。そんな彼女に相反するようにして、ユーリがさっと目を逸らす。
「それは……まぁ……」
「燕尾服!? それともタキシード!? ……ですか!?」
「っ! えっ……」
アンナの勢いに気圧されてか、ユーリは思わずといった具合に後退った。
「俺はどちらでも――」
「色は黒? それとも白ですか???」
「……っ、エラのドレスに合うものを、その……選んでいただけたらと思います」
ユーリは答えた。白旗を振るようにあわあわとした調子で。
(ふふっ、意外と押しに弱いのよね)
エレノアは、戸惑うユーリの姿を一頻り愛でた後で、ふふんと控えめに鼻を鳴らした。
「まぁ? それはそれは腕が鳴るわね」
「はい! ドキドキわくわくです……!」
アンナの表情が時を経るごとに華やいでいく。
(あら……?)
ユーリの表情も呼応するように和んでいく。
おそらくは、アンナの猛追が止んだことで冷静に。
彼女の情熱と真摯に向き合うことが出来たのだろう。
(今ならばきっとユーリも味方してくれるはず。アンナもきっと……)
手ごたえを得たエレノアは慎重に、一呼吸置いてから言葉を続ける。
「アンナ。貴方に『ブライダルハンカチ』の制作をお願いしたら……貴方のことを困らせてしまうかしら?」
「っ!!?」
アンナの表情が驚きから喜びに変わっていく。
エレノアが内心でガッツポーズをしたのと同時に、アンナがピョンっと跳ねた。
「嬉しい! とっても光栄です。あっ……でも……きっ、綺麗に出来ないかも」
「出来栄えの問題じゃないわ。わたくしは貴方がいいの」
「俺もアンナさんがいいです。お願いできますか?」
(っ! ユーリ!! ああ……貴方のあたたかな支援に心からの感謝を……)
「うぅ゛……!」
アンナの薄緑色の猫目がじんわりと歪む。彼女は自身の服の袖で強引に涙を拭うと、再び勢いよく顔を上げた。
「ありがとうございます! 一生懸命作らせていただきます!」
こうしてブライダルハンカチの制作はアンナに任せることになった。
エレノアはユーリと目を合わせて穏やかに微笑み合う。
(きっと宝物になるわ。わたくしにとってもユーリにとっても)
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