27 / 132
第二話-見映
見映-9
しおりを挟む
「探偵ですか?なんで、また」管理官は説明を請う。
「ま、色々とね」
ハルミは麻薬シンジケートの事は、伏せた。何故、伏せるのか。ナオは分からなかった。
「取り敢えず、捜査はそのまま進めて頂戴。ナオちゃん、来て」
ナオを呼び出したハルミは捜査本部を出て、警視庁内の喫茶店へと場所を移した。
席に着きながら、「ナオちゃんに残念な報告があります」と言うハルミ。
「残念な報告ですか?」
「コウキの奴、会社を辞めたんだって」
「え!?どうしてですか!?」
「なんか、本題を切り出したんだって。今回の被害者と前回の被害者に共通点があるんじゃないかって」
「なんで、また?」
「さぁ、あいつの事だから何か考えがあっての事だろうとは思うけど。けどねぇ~」
ナオはハルミが言いたいことを理解していた。
「これからどうするんですか?」
「多分、再潜入は厳しいと思うわ。相手も警戒しているはずだから」
「そうですよね・・・・・・」ナオはそう返事をしながら、良い手はないか思案する。
「ま、次の手は考えるとして。どうして、さっき麻薬シンジケートの話をしなかったと思う?」
「内通者が居るからですか?」ナオは思いつきそうな事を口から出まかせで言ったら「ご名答」と返ってきた。
「そんな、誰が内通者なんですか?」
「それをコウキと調べて欲しいんだけど」
「分かりました」というが、警察内部に居る裏切り者を調べるのは少し嫌だなと思うハルミであった。
「ということが、ありまして」
翌日、ナオはコウキの事務所を訪れて事の顛末を話した。
「内部に裏切り者ねぇ~」
「何か、心当たりでも?」
「ないよ。今、初めて聞いたんだから」
「ですよね」
「ですよね。じゃないから」
「すいません。コウキさんが潜入した感想を聞きたいんですけど・・・・・・」
「聞いて何になるよ」
「聞いたら内通者のヒントが隠れているかもしれません」
「そんな大層なもんじゃないけど」と前置き「内通者らしき人間はみなかったな」と答えた。
「そう言う事じゃなくて、感想を聞きたいんですっ。怪しいとか怪しくないとか」
「怪しい事は、怪しいよ。ただ、会社ではそんな動きは何一つ見せなかったな」
「そうですか。じゃあ、内通者を追うのは難しそうですね」
「内通者どころか、呉井を追うのも難しいと思うぞ」
「そんな事言っていたら、事件は解決しません」
「そだね~」
「そだね~ じゃなくて」
「なぁ、道祖さんと響生さんの事件現場に行きたいんだけど」
「何でですか?」
「気になるから」
「そんな理由では行けません!」
「行くったら、行くの」まるで、子供みたいにぐずりだすコウキ。
「行って何になるんですか?」
「何かにはなるから、ね?」
結局、コウキに言い包められたナオは事件現場に向かった。
「ま、色々とね」
ハルミは麻薬シンジケートの事は、伏せた。何故、伏せるのか。ナオは分からなかった。
「取り敢えず、捜査はそのまま進めて頂戴。ナオちゃん、来て」
ナオを呼び出したハルミは捜査本部を出て、警視庁内の喫茶店へと場所を移した。
席に着きながら、「ナオちゃんに残念な報告があります」と言うハルミ。
「残念な報告ですか?」
「コウキの奴、会社を辞めたんだって」
「え!?どうしてですか!?」
「なんか、本題を切り出したんだって。今回の被害者と前回の被害者に共通点があるんじゃないかって」
「なんで、また?」
「さぁ、あいつの事だから何か考えがあっての事だろうとは思うけど。けどねぇ~」
ナオはハルミが言いたいことを理解していた。
「これからどうするんですか?」
「多分、再潜入は厳しいと思うわ。相手も警戒しているはずだから」
「そうですよね・・・・・・」ナオはそう返事をしながら、良い手はないか思案する。
「ま、次の手は考えるとして。どうして、さっき麻薬シンジケートの話をしなかったと思う?」
「内通者が居るからですか?」ナオは思いつきそうな事を口から出まかせで言ったら「ご名答」と返ってきた。
「そんな、誰が内通者なんですか?」
「それをコウキと調べて欲しいんだけど」
「分かりました」というが、警察内部に居る裏切り者を調べるのは少し嫌だなと思うハルミであった。
「ということが、ありまして」
翌日、ナオはコウキの事務所を訪れて事の顛末を話した。
「内部に裏切り者ねぇ~」
「何か、心当たりでも?」
「ないよ。今、初めて聞いたんだから」
「ですよね」
「ですよね。じゃないから」
「すいません。コウキさんが潜入した感想を聞きたいんですけど・・・・・・」
「聞いて何になるよ」
「聞いたら内通者のヒントが隠れているかもしれません」
「そんな大層なもんじゃないけど」と前置き「内通者らしき人間はみなかったな」と答えた。
「そう言う事じゃなくて、感想を聞きたいんですっ。怪しいとか怪しくないとか」
「怪しい事は、怪しいよ。ただ、会社ではそんな動きは何一つ見せなかったな」
「そうですか。じゃあ、内通者を追うのは難しそうですね」
「内通者どころか、呉井を追うのも難しいと思うぞ」
「そんな事言っていたら、事件は解決しません」
「そだね~」
「そだね~ じゃなくて」
「なぁ、道祖さんと響生さんの事件現場に行きたいんだけど」
「何でですか?」
「気になるから」
「そんな理由では行けません!」
「行くったら、行くの」まるで、子供みたいにぐずりだすコウキ。
「行って何になるんですか?」
「何かにはなるから、ね?」
結局、コウキに言い包められたナオは事件現場に向かった。
0
あなたにおすすめの小説
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
If太平洋戦争 日本が懸命な判断をしていたら
みにみ
歴史・時代
もし、あの戦争で日本が異なる選択をしていたら?
国力の差を直視し、無謀な拡大を避け、戦略と外交で活路を開く。
真珠湾、ミッドウェー、ガダルカナル…分水嶺で下された「if」の決断。
破滅回避し、国家存続をかけたもう一つの終戦を描く架空戦記。
現在1945年中盤まで執筆
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる